校長ブログ「秘密の部屋」

【サポート終了】020116

 新任教師として初めて西合志南中学校にあいさつに行った日、定年退職される校長先生が、「先生たちも大変ね、これからは昔のごつはいかんでね。パソコンちゅうやつも入ってくる。自分は今年退職で良かった、しきらんとやった。」と言う話をされました。昭和63年(1988年)のことです。

 当時、学校にパソコンは1台。印刷用紙も両脇に紙送りの穴の空いたものでした。パソコンが得意な技術のT先生が、通知表の所見をワープロで打ち、切って貼って渡したときは、ベテランのみならず少し上の先輩の先生からも「何ねこれは、手書きじゃないと愛がなか。」と言われたものでした。当時は入試の調査書も40人分×一人平均3校を手書きでしたので大変でした。今は筆記具を使って文字を書くことがほとんどなく、たまに手書きをすると腕が上がらなくなります。

 14日に「Windows7」のサポートが終わりました。学校にはこれまでワープロソフト「一太郎」で作られた文書が大量に蓄積されています。2学期に校務用パソコンも交換が済んで、「一太郎」はビューアのみ。新たな文書はすべて「Word」か「Excel」で作ることになりましたが、ベテランの先生を中心に恨み節も聞こえます。今日もどこからか「何で勝手に文字サイズのふと(大きく)なっと!」と言う声が聞こえてきました。

 「一太郎」は文字がきれいに揃うという美しさがあったのに…。「Word」は、ぴしゃ~っと揃いません。文字により微妙にずれます。それが許せない性格です。「どぎゃんかならんや。」と独り言を言いながらブログを書いています。(H)