校長ブログ「秘密の部屋」

【読書】020126

 読書量の増加が田浦中の課題の一つです。田浦小の毎月の一人あたり読書数は2.1冊、田浦中は1.4冊。年間で9冊の差があります。中学生になって勉強や部活動で読書の時間がなかなかとれないと言いますが、情報機器やゲーム機器を使う時間を読書にどう振り向けるかが肝要です。

 灰谷健次郎氏の『太陽の子』の中に、「本は買って読め。家は借りて住め。」という一節があります。小学6年生の頃は学校と旧役場の図書館にあった推理小説を中心に毎日3冊は読むのが習慣で、教室の後方に貼られたグラフが伸びていくのが楽しみでした。ただ、推理ドラマの犯人が早く予想できてしまうのが残念です。

 高校生の頃は日本史と世界史の教科書に登場する本は一通り読みましたが、高校3年の通知表の所見には、「すごい読書量だが、入試を前に本を読んでいる場合ではない。」文系なので、もっと英語に時間を使えというありがたいアドバイスだということは分かります。しかし、その時の貯金が今の仕事に効いています。大学生の頃は「岩波文庫」をかなり集めていました。カビが生え、最近大量に処分しました。しくじりました。加えて今は、情報誌やネットニュース、HPもかなり読みます。

 ふと気づくと、商品パッケージ裏の成分表示やテレビに次々と表示される文字も隅々まで読んでいます。間違いなく文字中毒です。(H)