湯浦中ブログ

亀城ヶ丘だより

【令和4年4月4日】040404

 今日は4並びの日でした。

 午前中、令和4年度最初の職員会議を行いました。各先生方の役割や学年、担任、部活動顧問、生徒会担当などの学校の組織と、年間の行事についての打ち合わせが終わりました。始業式で発表します、お楽しみに。

 玉名中学校に赴任した東先生から連絡がありました。玉名市の新規採用職員を代表して、原稿用紙4枚ほどのあいさつをしたそうです。

 

 

【退任式】040329

この度の定期異動で4名の先生が湯浦中学校を離れることとなりました。新天地でのご活躍をお祈りします。

内場真由美教頭先生、副校長として八代市立泉小学校へ

西田佳代先生、芦北町立佐敷中学校へ

宮石絹子先生、津奈木町立津奈木中学校へ

東幹太先生、新規採用教員として玉名市立玉名中学校へ

【立志式3/3】040319

 

 アウトドア用品の総合メーカー、株式会社モンベルの代表取締役会長 辰野勇さんは皆さんより少し上の16歳の時に、1938年にアイガー北壁(最後は1800mの垂直の岩盤が待っている、芦北の大関山は標高900m)に初登頂したハインリッヒ・ハラーの体験記『白い蜘蛛』を国語の教科書で読み、感動して、

・10年後の26歳でアイガー北壁に登ること

・28歳で山にかかわるビジネスを始めること 

という目標を立てました。まさに志を立てた瞬間です。

そして、何を始めたと思いますか。

筋トレ、ランニング、登山の訓練に取り組むと言うのが普通の発想だと思いますが、辰野さんは「アイガー北壁」と書いた貯金箱を作りました。夢に終わらせない、具体的な取組を始めたのです。

辰野さんは予定よりも早い5年後に、最年少記録の21歳でアイガー北壁登攀に成功しました。登山中はあまりの過酷さに、二度と山には登らないと思ったそうですが、山頂からマッターホルンが見えた瞬間に、次はあの山だと決意したそうです。

 

今日を決意の日、具体的な目標、期限を決め動き出す日にしましょう。熊本県で一番の学級を目指している2年生の皆さんの挑戦に期待し、応援しています。

【立志式2/3】040318

 

 西郷隆盛が尊敬した幕末の志士『橋本左内』は、皆さんと同じ年齢の頃、『啓発録』という書物に、「自分は何をしてもおろそかで、注意が行き届かず、弱々しくてぬるい性格であるため、いくら勉強しても進歩がない。これではとても父母の思いに応え、藩や主君のお役に立ち、祖先の名を輝かすような人間になれるはずもない。一体自分はどうしてこんなに駄目なんだろう。そう思うと情けなくてたまらず、毎晩涙で布団を濡らした・・・」

自分には覚悟があるか。そして

〇稚心を去る(幼稚かこつは言わん)

〇気を振う(負けん気をもつ、気合を入れる)

〇志を立てる(将来こぎゃんなろごたるていう目標をもつ)

〇学問に勉める(たいぎゃな勉強する)

〇交友を択ぶ(自分を成長させる友達を選ぶ、ライバルをもつ)ことが大切だということを記しています。

(明日につづく)

【立志式1/3】040317

  立志式は、もともとは奈良時代に男子が成人を示す儀式として行ったもので、氏神の社前で服や髪型を大人のものに改め、冠を付けてもらう「元服式」でした。元は頭(首)、服は着用するを表しており、この日を境に、髪型、衣服を大人のものに替えて、社会から一人前の大人として認められました。

こうした儀式は室町時代以降に民間にも普及しましたが、元服年齢には決まりがなく、5〜6歳から20歳程度までと幅広かったそうです。また江戸時代からは女子の場合も男子同様に元服と称し、18〜20歳位の年齢で、または結婚と同時に行なわれるようになりました。
   当時は大人になると言うことは、戦に行くことができると言うことであり、忠臣蔵で有名な大石内蔵助の息子、主税は12月に元服し、メンバーに加わり、16歳で大人に混じって切腹しています。まさに、元服式は覚悟を決める式であったと言えます。

「あふ時は かたりつくすとおもへども 別れとなれば のこる言の葉」

毎日顔を合わせていた時には、十分に語り尽くしたと思っていたけれど、いざ別れてもう二度と会うことがないと思うと、まだまだ話したいことがたくさんあったのにと、とても心残りな気持ちになる。という、辞世の句(切腹する前に詠む俳句)を残して切腹しています。
 現代においても、法的には13歳までは刑事責任年齢に達していないため、刑罰(保護処分までです。)は受けませんが、14歳からは刑事処分(長期で15年の懲役刑もありえます。)が可能な年齢となり、社会的責任は一層重くなります。

(明日につづく)

【卒業おめでとうございます】040313

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本日、湯浦中の28名の生徒が巣立ちました。卒業おめでとうございます。

 振り返れば、感染症拡大防止のために三年間で二度の休校。会話が楽しい給食は一方向を向いての黙食、リモートによる全校集会や部活動の中止など、三密を避け、学校生活は大きく制限されました。

 修学旅行に全員で行けることが決定したのも、出発前日の午後三時でした。

  そのような日々でしたが、皆さんは『自立心にあふれ、夢を実現する生徒』になるという学校教育目標の具現化に向けて、『現状打破』の生徒会スローガンのもと、湯浦中の伝統と校風をより輝かせてくれました。

 幼稚園へ自作の遊具を、校区の介護施設へフラワーアレンジメントを贈り喜ばれたことがありました。入所者の方が嬉しくて涙を流されたという話を聞いて、涙した人もいました。感受性の高い三年生でした。

 例年、部活を引退しているからという言い訳が多いロードレース大会も、今年は男女ともに上位は三年生が占めました。  

 合唱コンクールでも圧倒的な歌声を披露し、最優秀賞に輝きました。

 生徒会活動にも創意工夫がありました。

 開発途上国へワクチンを寄贈するために、地域の事業所に協力を依頼したり、手拭い祭りでブースを設置したりするなど、地域を巻き込んだエコキャップ活動に取り組みました。

 授業中の先生への質問をしやすくするためにヘルプカードを作成した生徒会役員がいました。

 どれも個々の選挙公約が出発点、実行力のある生徒会執行部でした。

  一人一人に目を向けると

 二年生の頃から毎朝、長距離の自主練習の後に花の水遣りを続けた人がいました。

 掃除の時間、校長室のソファーを一人で抱えて移動させ床を拭き上げる人がいました。

 ある人は、入試が終わった後は、祖父のミカン山の手伝いを続けていると聞きました。

  「何もできない」と嘆くのではなく、「何ができるか」を考え、最上級生として「何かを成し遂げよう」とする集団でした。

 後輩を自らの行動で導いてきた、エネルギッシュで最高な三年生の皆さんに称賛の拍手を送ります。

 

【ネコの日】20220222

 今日、2月22日は「ニャンニャンニャン」でネコの日です。特に今年は2022年2月22日で「ニャオーニャンニャンニャンニャンニャン」ちなみに、9月29日は「来る福」で招き猫の日だそうです。

 ネコの日は世界各国で制定されており、ロシアが3月1日、イタリアが2月17日、アメリカが10月29日、国際動物福祉基金(通称IFAW)が定めた『世界ネコの日(International Cat Day、World Cat Day)』は8月8日。その日にした理由は不明ですが、イエネコから野生のヤマネコまで、ネコの保護について考える日とされています。

 アメリカが8月17日、イギリスが10月27日、イタリアが11月17日など色々な国に「黒猫の日」がありますが、黒猫は不吉と考えられ虐待された歴史があるため、理解を図ろうという理由で制定されたようです。あまりうれしい起源ではありません。

今でも、保護施設にいるネコの多くは黒猫。写真写りが悪い、インスタ映えしないなどと言う身勝手な理由で捨てられることが多いと聞きます。許せないことです。

私の母は「黒猫は宝猫」と言う話をします。調べると、昔の日本はそういう捉え方をしていたようです。

 黒は自然界では目立たず隠れやすい色なので、外敵に襲われることが比較的少なく、穏やかで甘えん坊が多いそうです。うちの「おはぎ」も甘えるのが仕事です。身の回りが黒猫グッズだらけになっていきます。やはり黒猫は魔法使いです。

 我が家にはもう一匹いました。湯浦小学校5年生の皆さん。食いしん坊の「マール」は、寄生虫の駆除が昨日やっと終わり、良く食べ、良く寝て、良く遊び、元気に成長しています。「おはぎ」にちょっかいを出し続け、かなりめんどうくさがられています。

【オリンピック】040218

 冬季オリンピック開催中。南国熊本からは縁遠いウィンタースポーツの魅力にふれる良い機会です。

 私がテレビ観戦した夏・冬のオリンピックで、最も印象に残っているのは、昭和63年(1988年)のソウルオリンピックのあの場面です。

 9月24日、土曜(当時は午前中授業)の午後のこと、家に帰っていたら間に合いません、帰りの会を終えた生徒たちが続々に職員室に集まってきました。男子100m決勝、アメリカのカール・ルイスが勝つか、カナダのベン・ジョンソンが勝つか。世界中が注目していました。前年の世界選手権ではスーパースター、カール・ルイスを破り、ベン・ジョンソンが9秒83の世界新記録を作っています。

 しかし、テレビの前の職員も生徒も、きっとカール・ルイスが決勝に合わせて仕上げてくるだろうという雰囲気でした。

 午後1時30分、「ベン・ジョンソン、筋肉のかたまり」というアナウンサーの解説。直後に号砲、ロケットスタートで他を圧倒、自分がナンバーワンだと指を突き上げゴールするベン・ジョンソン。記録は9秒79、人類が初めて9秒8の壁を破った瞬間でした。ゴール前のカール・ルイスの信じられないといった表情が印象的でした。どよめきが起こった後、生徒がさーっと職員室から引いていきました。

 決勝の後の記者会見は更に衝撃的でした。

【耐雪梅花麗】040215

 明治10年2月15日、60年ぶりとも言われる大雪の中、薩摩軍が鹿児島から熊本方面へ出発。西南戦争が始まりました。そして17日、西郷隆盛が桐野利秋と共に加治木から人吉を経て熊本に出発しました。

 人吉二中で担任をした生徒の家は、西南戦争の時の官軍の宿舎だったそうで、衣類などが残されていました。林鹿寺境内にある両軍戦死者を供養するための慰霊碑の筆は勝海舟です。

 西郷隆盛は明治5年、アメリカへ留学する甥の市来政直(妹「琴」の三男)にこのような漢詩(五言律詩)をおくっています。

一貫唯唯諾 従来鉄石肝 貧居生傑士 勲業顕多難

耐雪梅花麗 経霜紅葉丹 如能識天意 豈敢自謀安

一度、引き受けたと心に誓ったことは、ただひたむきに貫き通さなければならない

鉄や石のように守ってきた胆力(事にあたって、恐れたり、尻ごみしたりしない精神力)は、いつまでも変えてはならない。

豪傑の士は貧しい生活をしてきた人の中から現れ、高く評価される事業は多くの困難を経て成し遂げられる。

厳しい冬の寒さや雪に耐えて梅の花は麗しく咲き、冷たい霜を経て楓の葉は真っ赤に紅葉する。

もしこれらの天意を理解できたのなら、人は安楽な生き方を選ぶことなどどうしてできるだろうか。

 元広島カープの黒田投手は高校生の時に授業で習ったこの漢詩の『耐雪梅花麗』を座右の銘にしているそうです。

 

【聞いたことのある声が】040210

 2年生の国語「走れメロス」の授業を覗きました。デジタル教科書の朗読の声にどうも聞き覚えがあります。調べてみるとやはり声優の池田秀一さんでした。毎年「名探偵コナンの赤井秀一の声じゃないですか?」と聞いてくる生徒がいるそうです。正解です。

 私たちの世代には機動戦士ガンダムのシャア・アズナブルの声と言った方が馴染みがあります。ちなみに「赤井秀一」は「赤い彗星のシャア」と「池田秀一」を組み合わせてつけたとのこと。

 また「安室透(あむろとおる)」はガンダムのパイロット「アムロ・レイ」+その声優の「古谷徹(ふるやとおる)」、安室透の本名「降谷零(ふるやれい)」も同じくです。

 追伸:昨日のブログの写真は2年生の「あっくん、いっちゃん」でした。気づいたかな?

【生徒会オリエンテーション】040209

 新執行部、新委員長による次年度の活動の説明と、各委員会への勧誘のためのオリエンテーションを行いました。さすが今どきの子供たち、ICT機器を活用し、アイデアあふれる活動をユーモアを交えて紹介していました。新入生には入学してからオリエンテーションを行います。

【節分】040203

 今日は節分です。節分はもともと、立春・立夏・立秋・立冬という4つの季節の始まりの前日ですが、江戸時代以降に節分と言えば立春の前日を指すようになったようです。

 今日は鬼がやってくる日です。鬼がいるのは鬼門とされる丑寅(うしとら)の方角。鬼が「牛の角」と「虎のパンツ」を履いているのはそんな理由です。また、鬼を倒せるのは、逆方向(裏鬼門)にあたる未申(ひつじさる)の方角の「サル!トリ!イヌ!」コンボが最強。桃太郎の仲間には必然性があるということです。私が鬼と戦うときは、できれば「孫悟空!ラドン!(モンスターハンターの雷狼龍)ジンオウガ!」にしたいところです。

 鬼を追い払うには魔の芽が出ないように炒った『摩滅(豆・まめ)』を鬼に投げつけます。息子たちが小さかった頃は「鬼は外、福は内」の豆まきをしていましたが、もう20年近くやっていません。今は、小さいお子さんがいる先生の話を聞かせてもらうのが楽しみです。

 豆をまくのはその家の主人の役割。年女・年男・厄年の人がまくのも縁起が良いそうです。私の母は寅年生まれなので、豆をまいてもらおうと思います。サザエさんでは、波平さんかマスオさんが鬼の役をしているかと思っていたら、両方ともそこにいて、鬼は泥棒だったというのが定番ですね。

 過去には昼休みに教室を豆だらけにしたクラスもありました。この時期給食に出る節分の豆を先生にばれないように食べたふりをして袋だけ食缶に捨て、豆はティッシュに包んで隠し持っておく。なかなか創意工夫が働きます。参考にはしないでください。

 

 

【県内部活動原則中止】040128

 県内の新型コロナウイルス感染症リスクレベルが3に引き上げられました。このことにより、熊本県教育委員会より部活動の原則中止(~2/13)の通知が届きましたのでお知らせします。

 なお原則中止とありますが、これは公式大会に出場する部活動に限り、事故やけがを防ぐ観点から条件付きで練習を認めるもので、湯浦中の部活動は該当する大会がありませんので活動中止です。

【3学期授業参観について】040124

220124 3学期授業参観案内(0225).pdf

3学期の授業参観を下記の日程で開催致します。

なお、公立高等学校後期選抜の2日目となることから、3年生の授業参観及び学年懇談会は実施しないこととします。また、PTA総会については、対面総会で計画しておりましたが、コロナ感染者数増大に伴い、今回も書面決議とさせていただきます。詳細は本日配付の案内文またはPDFファイルをご覧ください。

1 期日    令和4年2月25日(金)

2 日程(1・2年生のみ)

(1)授業参観   14:05~14:55

(2)学年・学級懇談会 15:05~15:55

 詳細は、後日連絡メール等でお知らせします。なお、今後の感染状況によっては授業参観・学級懇談会の中止もあり得ます。

【前期選抜】040122

 来週24日(月)は熊本県立高校の前期(特色)選抜です。新型コロナウイルスも爆発的に感染が広がっている状況下、受検生は、この土・日は自宅で落ち着いて過ごしていることと思います。

 受験票、上履き、カイロ、マスク、時計、筆記用具(金色の合格鉛筆も連れて行ってください)、防寒着、学校によっては弁当などなど、各高校ごとの選抜要綱をしっかり読んで今日のうちに準備を済ませましょう。

 湯浦中のみんなで応援しています。

【3年生の皆さんへ】040121

(通知)04入学者選抜前期(特色)選抜に係る無症状の濃厚接触者の緊急対応.pdf 

前期選抜を受検する生徒及び保護者の皆様へ
先日、新型コロナウイルスに係る無症状の濃厚接触者に認定された場合の対応についてお知らせしておりましたが、その後、改訂された内容がありましたのでお知らせします。
【改訂点】一般の医療機関(自治体からの指定の有無は問わない)が実施するPCR検査等の結果が陰性の場合も受検を認める。

【学校情報化優良校認定】040112

教育の情報化に総合的に取り組み、情報化によって教育の質の向上を実現している学校であるとされる「学校情報化優良校」に湯浦中が認定されました。

これは、日本教育工学協会(JAET)が、2014年に始めた、教育の情報化の推進を支援するために、学校情報化診断システムを活用して、情報化の状況を自己評価し、総合的に情報化を進めた学校(小学校,中学校、高等学校)を認定する制度です。