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【た・の・う・ら】010823
今日の午前中は中学生のみ執行部と委員長による研修で、各委員会でできるいじめをなくす取組について検討しました。私は、豊かな発想を持つこと、さまざまな情報をもとに思考を整理すること、田浦中の良さをアピールできるようになることについての演習を行いました。と、難しく書きましたがゲームをしました。
午後からは小学生8人、中学生5人が参加して、生徒会・児童会リーダー研修を行いました。こちらは「子どもたちによるいじめ防止推進事業」の取組の一つとして、今年度から実施するものです。田浦小・中の実態についての確認(いじめに関するアンケート結果の分析)、そこから見える課題の把握、課題解決の方法検討、2学期からの具体的取組の確認の順で話し合い活動を行いました。
私は、人の話を傾聴すること、仲間と対話を重ねること、ゴールに行きつくための様々なルートを検討することについての演習を行いました。と、難しく書きましたがゲームをしました。
直接、子どもたちと関わるとダイレクトな反応が嬉しいですね。毎回呼んでください。
話し合いでは、「た」「の」「う」「ら」で始まる取組のスローガンをつくることになりました。生徒会・児童会案をもとに両校で仕上げを行います。(H)
【恕(じょ)】010822
夏休み期間の平日は25日間のうち出張が11回と、学校を空けることが多い夏休みでした。全国的には水難事故のニュースも聞こえてきました。陸上練習の生徒や宿題忘れの生徒には時々雷が落ちていたようですが、事故なく夏休みを過ごしてくれた子どもたちに感謝しています。また、後を守っていただいた教頭先生をはじめとする田浦中の先生方に感謝しています。後4日です。
20日は全日本同和会熊本県連合会研修大会に参加しました。熊日にも記事が載っていましたが、各自治体、学校、企業の担当者など700人が参加しての大会でした。
中川有紀熊本県教育庁統括コーディネーターは、基調講演の中で「~は~だ。という決めつけを自己点検し、取り除いていくことの大切さ」、「知的理解と人権感覚が交わることで人に寄り添うことができること」、「感動する感性、自尊感情、共感する力が大切なこと、それには心を揺り動かされる体験が大事であること。」などの話の後、最後は論語の日頃から「恕」の心を持ちましょうという言葉で締めくくられました。(H)
※「恕(じょ)」論語 衛霊公第十五 412
他人の立場や心情を察すること。また、その気持ち。思いやり。
人の身の上や心情についての察し。同情すること。また、その気持。思いやり。
【研修、研修】010821
今日は2学期を前に、職員会議と研修を行いました。会議では郡市陸上、駅伝、文化祭、職場体験、福祉体験などの主要な行事、研修では教育評価研究所から講師を招き、QUアンケートの分析と活用について学びました。行事を通してどんな力をつけさせたいかを大切にしたいと思います。
QUアンケートについては、講師のお話によると、「いろいろな学校の結果を見てみると、人と関わるスキルが身についていない子どもが多いように感じる。ソーシャルスキルを身に付けさせるのに一番良いのは学校だと思う。保育園から中学校まで同じ集団で過ごす場合もあるが、不適応感がある子どもは9年間つらさを感じている。また、高校になると多くの中学校から生徒が集まるため、人間関係づくりのスキルが身についていないと苦労することが多いようだ。」とのこと。田浦中にも当てはまる話が随分ありました。学級づくりの参考になりました。
午後からは、田浦小学校と合同で「子どもたちによるいじめ防止推進事業」の研修を行いました。今年度と来年度の2年間の指定ですが、「子どもたちによる」というところを大切にして、これを契機に3年、4年と継続、そして伝統となるような活動にしていきたいと思います。(H)
【安木節】010820
来客があったときは、必ず職員玄関まで見送ることにしています。校長室から階段を下りて玄関までの短い時間ですが、階段に掲示した写真などを使って、田浦中の紹介をしながら見送ることができます。
昨日も特別活動研究会が終わった後、参加の先生方を職員玄関まで見送りましたが、メダカの水槽で一休み。立ったまま、命を大切にすること、死と向かい合うこと、食物連鎖など生き物を飼うことで学べるいろいろなことについて一談義。湯浦中H先生は今まで一度も生き物を飼ったことがないとのこと。飼ってみればと勧めておきました。
袋中N先生は、教室でいろいろな生き物(どんかっちょ等)を飼ってきたそうで、前任校の水俣二中でも担任の生徒が休み時間には花壇に餌のミミズを掘り出しに行っていたとのことでした。
その後、N先生と田浦中M先生は、赤松館横の溝にドジョウがいるということで獲りに行きました。残念ながら泥の中に潜られ収穫無しだったとのことです。クールエコスタイルがいけません。「豆絞り、一文銭、魚籠(びく)、ざる」を装備して再チャレンジだ。(H)
【郡市教科等研特活部会】010819
今日は田浦中学校で郡市教科等研究会の中学校特別活動部会を開きました。各学校の実践発表では、袋中N先生からは「学級会」と「対話トレーニング」。緑東中K先生からは「GOODポイントカード」、「いいとこメガネ」、「ボランティア・サービス」。湯浦中H先生からは「公約の実現から始めよう」という生徒会活動の取組。佐敷中U先生からはソーシャルスキルトレーニングとして学校全体で取り組んだ「本当の自信をつける方法を学ぼう」、「上手に話を聞く方法を学ぼう」という活動。津奈木中E先生からは生徒会の「縦割り班活動」、「委員会活動」。田浦中M先生からは生徒会の「いいこと流星群」、「スマイル集会」、「小中合同歓迎遠足」が紹介されました。
午後は袋中N先生による「QUアンケートの活用」の研修。アンケート分析はどの学校もかなりやっているが、それをもとにした実践が不十分であることから、どのように活用するかの演習を行いました。続いて湯浦中H先生の研究授業指導案検討会。終日、充実した研修ができました。
「〇〇中の環境があってできること、アレンジすればどの学校でもできること、どの学校でもすぐにできること。」実践の内容は様々ですが、特別活動でどんな力をつけさせるかという目標と思いを共有して、2学期(何と!来週の月曜)からの実践に生かしたいと思います。(H)
【学校保健研究協議大会】010818
今日は熊本県学校保健研究協議大会が開かれ、養護教諭の先生を中心に県内各地から多くの参加がありました。葦北・水俣、八代の先生方は役員として大会の運営に携わりました。私も朝からは受付係、午後は「歯・口の健康づくり」部会に運営委員として参加しました。内牧小学校と河浦小学校の研究発表を聞かせていただきましたが、様々な取り組みはとても参考になりました。歯磨き、フッ化物洗口に関しても各校・各地域でかなり違いがありました。
別の部会では緑東中学校の山田校長先生が発表されましたが、鹿受診率は100%だそうです。「緑東中校区に歯科医院がない状況で100%達成は、保護者の理解と協力があってこそ。」と話されていました。田浦中の校区には3つの歯科医院があります。芦北町では子どもたちの医療無償化もされています。ぜひ100%を達成したいですね。
開会式には私が中1の時担任をしていただいた、氷川町教育長の太田先生も来賓として出席されていました。「田浦中でお世話になりました畑口です。」とあいさつをしたところ、下の名前で呼んでいただきました。ありがたいことです。また頑張ります。(H)
【ナイター陸上】010817
今月は2人のY先生が誕生日を迎えました。おめでとうございます。
今日は土曜でしたが、明日の学校保健研究協議大会の準備のため、午後からは千丁に出張でした。昼ご飯を何にしようと考えていると、テレビから「○○○ッ○―にしない?」というCMが流れてきました。そうしました。
出張を終えた後、夕方からエコパークで開催されている水俣市ナイター陸上競技記録会の応援に行きました。田浦中からは1年生5名、2年生16名、3年生10名が参加しました。夕方7時頃になると、ずいぶん涼しさを感じるようになってきました。日が落ちるのも早くなりました。秋が近づいています。夕暮れの競技場に水俣高校の蛍光オレンジのユニフォームが映えていました。田浦中も、先日フクマツ建設様・肥後銀行様から寄贈いただいたユニフォームの初披露の場になりました。
津奈木中、袋中、緑東中からも多数参加、水俣二中のI先生、佐敷中のM先生も保護者として会場に来ていました。会場まで引率していただいた保護者の皆様、ありがとうございました。引率のY先生、M先生ご苦労様でした。
今回は久しぶりにY先生が登場しましたがオチはなしです。(H)
【精霊流し】010816
今日、水俣市の「精霊流し」が行われました。これは昭和40年代初めに水俣市の行事として始まったもので、現在は香典返し等の寄付によって、社会福祉協議会が主催しているそうです。今年は90家族近くが参加され、義父は56番目でした。会場で知り合いの方にもずいぶんお会いしました。
午後7時半過ぎ、市長のあいさつの後、水俣大橋近くに作られた場所から紙製の灯篭を順番に川に浮かべました。紙製の精霊船を浮かべるご家族もありました。
帰り道「明日があると思って人に接したらいかんよね。」という話を妻としながら土手を歩きました。水俣川に光の道がつながっていました。お盆の行事もこれで終わりです。(H)
【メートル】010815
台風10号が通過しました。超大型、速度も遅いということでしたので心配していましたが、今度も葦北・水俣地域には雨風の影響は少なく、生徒・職員からも被害の報告はありませんでした。中国・四国・近畿・東海などにはまだ警報が出ています。被害がないことを祈ります。
平成27年の台風では中学校のプール横の木が倒れ、私の車もリアガラスが飛んできた木により割れました。直撃しそうなコースの時は田浦に待機するようにしています。
明日から仕事ということで、次男を熊本市へ送っていきました。車の中で台風情報を聞きながら、「降水量がmm(ミリメートル)で発表されるけど、m(メートル)が良くないかな。2日間の降水量が1200mmと言われても「ミリ」が残って、多いような感じがしない。ばあちゃんたちはミリをメートルにすぐ変換できるかな。1メートル20センチと言われた方が逃げないといけないと思うんじゃないかな。」ということを言っていました。なるほどね。全員ではなく、特定の誰か(自分のばあちゃん)が頭に浮かんだようです。目線が個に当たるのは良いことです。同意します。(H)
【しゅっ】010814
台風10号が接近しています。湯の児の海も波が出てきました。朝から家の周りの片づけをして、網戸の張替えをして、メダカやネコは非難させ、午後1時からの熊本工業と関東一高の試合に備えました。久しぶりに高校野球をプレイボールからゲームセットまで「あーっ」、「おーっ」を繰り返しながら観戦しました。台風接近のため明日の試合は中止、1日ずつ順延になるようですが、県代表が敗退し、盆休みも終わり、あとはスポーツニュースで九州勢の結果を気にするくらいです。今年の夏も終わりました。
夕方に南福寺のディスカウントストアに行ったところ、高校の同級生Iくんに会いました。田浦水害の時に泊めてもらった友達です。私は7月12日が来るたびに思い出していましたが、会うのは高校卒業以来です。声をかけると、間をおいてIくんもかろうじてわかったようです。最近聞きなれたセリフ「昔はしゅっとしとったけんわからんやった。」痛恨の一撃を食らいました。明日から走ろうかと思いましたが、台風接近、盆休みも終わり。あと10回ほど明日から走ろうと言うと今年の夏も終わります。(H)
【初盆】010813
朝から凪でした。息子たちは海で釣りをした後、さらに1時間くらい泳いだようです。大人になっても夏休みに変化なし。2人とも子供のころから水泳をしていたのですが、「久しぶりに海に入るときつい、波で流されるはずだ。」と言っていました。次男は顔をクラゲに刺されるというおまけ付きでした。
昼前からは 2月に亡くなった義父の初盆の法要でした。親戚中が集まった機会に、甥の結婚報告もありました。叔父さんの一人は、息子たちに「結婚式ばしてくれ、楽しい席で集まりたい。」という話をしていました。今年に入り、妻の父と叔母、私の叔母が亡くなりさみしいお盆を迎えています。
テレビではお墓参りでしてはいけないことがクイズになっています。「お墓はご先祖様そのものなので上から水をかけてはいけない。」「墓はきれいに研磨をしてあるのでタワシでは磨かない。」「亡くなった方は香りを楽しむのでビールやお酒などのふたは開ける。」「お供えの花はバラでもよい。」など、いろいろな番組で情報が重なっています。
きゅうりとなすに割りばしなどを刺して作った馬と牛を模したお供え物「精霊馬(しょうりょうま)」も紹介されていました。先祖の霊に早く帰ってきてほしいので行きは「馬」、ゆっくりあの世へ戻ってほしいので帰りは「牛」だそうですが、関西から九州にかけては作らないので馴染みがありません。
夜中、息子たちは裏の山にカブトムシ・クワガタを採りに行きました。雨の後は、結構いるそうです。キャッチ&リリースで手に乗せた写真だけ撮ってきました。今日23歳と、もうすぐ26歳です。(H)
【高校野球】010812
明日は義父の初盆のため、息子たちを熊本市に迎えに行ってきました。お参りのため、田浦の実家に立ち寄りましたが、ホテイアオイがものすごく大きくなっていました。学校・自宅・実家、すべて昨年グラウンド横の水路で採った同じものなのですが、日当たりの違いか、栄養なのか、ものすごく成長しています。
夕方、テレビをつけると神村学園(鹿児島県)と高岡商業(富山県)の対戦中でした。お兄ちゃんだった高校球児が同学年になり、年下になり、30代の監督を見て「若いなぁ。」とつぶやき。高校野球は自分が年を重ねていくことを如実に感じさせます。
神村学園の攻撃は9回表2アウト。キャプテン松尾君の打球がセカンド後方にあがったとき、息子二人は「風!風!」と声を出して念じていました。神村学園を応援していた人たち全員が同じことを祈ったのでしょう。一旦、グラブに入ったボールは、グラウンドへ落ち2アウト1・3塁へ。結果は3-4で敗れましたが。息子たちは「どんな時も笑顔の松尾君が良かった。」とのこと。最後は、小さいころ「ウルトラマンガイア」を見ていた時のように、立って応援していました。明後日は熊本工業を全力で応援します。
余談ですが、神村学園の打順は「田中、松尾、田中、松尾、田中」と続いていました。高校1年時の体育の鹿本先生の氏名点呼。「I、I田、I水、I村、U杉、U田津、U上、O本、田中!、田中!、田中!、T富、N園、H上、畑口」3連続「田中!」の強調した言い方を思い出しました。(H)
【切符】010811
先日の九州特活研で筑波大藤田教授が、中・高の勉強について「列車の切符のようになっている。」という話をされました。高校・大学といった「目的地」に到着すると、切符は捨てて(回収されて)いるという意味です。
私は教師の道を選択したので、授業、特別活動、部活動、先生方の話、人間関係の悩みや解決方法など学校での学びがそのまま仕事に生かされ、「勉強」はさらにお金(小・中・高・大の学び)が追加できるICカードのようになっていますが、このような職業はごく少数です。
講演の中で私たちに「立方体を2つ重ねたような形の体積を求めなさい、但し3つ以上の方法で考えなさいという指示をしたとします。ある子どもが、『2つ考えたけど、両方とも答えが同じだったので、これ以外の方法を考えても無駄だと思います。』と言ってきました。先生はその子どもに何と返されますか。」という問いかけがありました。
「またいらんこつば言う。」、「だけん、でけんとたい。」、「お前は何でん、すーぐあきらめて。」、「入試に出っとぞ。」でしょうか。私たちが「切符」にするような指導をしてしまっているかもしれません。では、どんな話をすればよいのでしょう。
世の中には正解は一つでも、時間、効率、予算など複雑な要素が絡みA案がだめなら、B案。それでもだめならC案、さらにD案というような場面が多くありますね。(H)
【本日休業】010810
先日、テレビを見ていると薩摩川内市にある某ドライブインが紹介されました。ちゃんぽん入りホルモン定食が有名だと言うことで、国道3号線から水引ICへ入るところにも大きな看板が立っています。
妻はお盆も法事以外は仕事が続くので、休みの今日は鹿児島方面に行き、その帰りに寄ってみようということになりました。水俣と鹿児島間も阿久根ICから薩摩川内市水引ICを除けば高速道路が開通しているため、2時間強あれば到着します。
鹿児島中央駅は複合商業駅ビルになっていますが、妻の仕事と同業種のため、お店を見て回り、昼過ぎまでそこで過ごし、かき氷の有名店で「白熊」を食べてという一日でした。
駅近くの駐車場から電車通りに出て、高速道路まで向かおうとしましたが、電車通りを横切る大きな道路に時差式信号がなく、右折に戸惑いました。
帰途につき、ドライブインの前を通ると「本日休業」の掛札が。土曜日なのにと思いましたが、妻によると「お盆休みは運輸関係が休みに入ることが多いからでは。」とのこと。そういえば行きも帰りも大型トラックの台数が少なかったなとように思います。
帰宅して、ネットを見ていると「本日はホルモンが完売しましたので、夜の営業を休みます」とのこと。テレビの影響が大きかったのかもしれません。(H)
【チョムリアップ・スオ】010809
執行部の5人と、カンボジアに学校を造るための募金を竹﨑一成芦北町国際交流協会会長(芦北町長)へお渡ししてきました。平成9年頃、内戦で疲弊したカンボジアに学校を造ろうという募金活動が佐敷小学校で始まったと聞いています。佐敷小では児童がコメやタマネギを作ったり、バザーを開いて得た益金を学校を造る活動に寄付をしています。田浦中でも、体育大会や文化祭の時などに募金活動を行っています。
平成13年に、最初の学校が南部のシアヌークビル市に造られてから現在5校。最初は300万円台だった建設費も、現在は1000万円を超えるそうです。来年か再来年には目標金額が集まり、6校目を造ることができるのではないかというお話でした。
町長・副町長・教育長他たくさんの方が入られての贈呈式に、生徒会長のKさんも挨拶ではさすがに手がプルプル。「入学式や卒業式の式辞とは比べられないくらいの緊張でした。」そうです。
生徒会スローガン「田浦中PRIDE」の「E」は「笑顔」。町長のお話を聞き、カンボジアの子どもたちに笑顔になって欲しいという願いがさらに強くなった贈呈式でした。(H)
【全九州特別活動研究大会】010808
この会場に来るのも先週から3回目です。今日は、熊本森都心プラザで全九州特別活動研究大会熊本大会が開催されました。私は生徒会活動分科会の助言者でした。
雲仙市の中学校からは、「自転車並べ日本一、美しい学校にしようという生徒会の重点目標をもとにした国見中学校の自転車駐輪場の整頓」、「生活部の取組が、生徒の自発的な取組に発展した愛野中学校の靴置き場の整頓」、「観光地である自分たちの町を、自分たちできれいにするという生徒からの発信による小浜中学校のボランティア活動」、「研究指定を受けたこと契機とする南串中学校の交流活動」等が紹介されました。始まりはそれぞれですが、現在は生徒会が運営に関わる取組へと昇華されていることに感心しました。
宮崎市の中学校からは、生徒会活動で育てたい「望ましい人間関係」、「自主的・実践的態度」を共通理解した上での実践が紹介されました。特に、喫緊の課題である「スマホ」についての市内5中学校の取組については興味深く聞かせていただきました。「スマホサミット」の取組の中で子どもたちが当事者意識を持ち、一所懸命考えている姿が目に浮かびました。
実践報告を聞き、雲仙市、宮崎市のどの学校の取組もねらいが明確で、生徒の変容に確実につながっていました。育てたい資質・能力をそれぞれの学校の先生方が理解して取り組まれていることがポイントでした。
19日に葦北水俣の特別活動担当の先生方で、今日の研究発表の内容を共有します。2学期からの取組に反映させたいと思います。負けとられんばい。(H)
【 小・中学校生徒指導研究発表大会】010807
今日は小川町で開かれた熊本県小・中学校生徒指導研究発表大会に、生徒指導主事のS先生と参加してきました。分科会は「特別活動との関わりを重視した生徒指導の充実〜気づき・考え・実行する学校生活を通して〜」という主題の牛深東中学校の発表に参加しました。今週はいろいろな研究会で特別活動について考える機会を得ています。特別活動の充実は子どもたちを、学校を変えるということに確信を持っています。
講演は「凡事徹底 〜24時間をデザインする」と題した、宇城市教育長・大津高校サッカー部総監督の平岡和徳先生のお話でした。S先生は、「研究会に参加できて良かったです。勉強になりました。」と気持ちが高まっていました。S先生が感じたことを近々ブログに載せたいと思います。
夜は、明日開かれる全九州特別活動研究大会の講師である、筑波大学の藤田晃之教授を囲んでの歓迎レセプションに参加しました。教授が高校時代に感じた勉強の目的についての疑問には同感でした。私も授業をするようになり、高校時代の思いもあって、最初の時間には「なぜ社会科を学ぶのか」について語るようにしていました。藤田教授には明日は「キャリア教育の要としての特別活動の在り方」と題しての講演をお願いしています。九州各県の代表の校長先生方とも特別活動について話しができ、とても有意義な会でした。(H)
【台風8号】010806
台風8号(フランシスコ)が葦北・水俣を通過しました。今日予定されていた多くの研修会などは事前に中止・延期が決まり、部活動も中止としていたため静かな一日でした。雨風の影響も少なく、生徒・職員からも被害の報告はありませんでした。一安心です。芦北町の防災無線で、昼から温泉などの施設を営業するという放送が流れました。私も午後からは。「千丁へ出張」です。語呂が良いなと話していると。国語科のH先生が「校長、県庁、出張」はどうですかとの一言。さすが、全学調で好結果を残させるだけのことはあります。
昨日は出張の帰りに心配で実家に寄りましたが、母は「大丈夫やろ。」の一言。正常性バイアスがかかっています。次の台風も発生しています。油断しないように話しています。
昨日の研究協議大会で、ある校長先生から「生徒には凧のようになって欲しい。」というお話がありました。これから世界に羽ばたく子どもたちだが、糸の根元は故郷につながっておいてほしい。という意味だそうです。学校の役割の大きさを痛感します。
私自身、糸の根元は田浦にあると感じます。引っ張っているのは確実に母ですね。台風くらいでは吹き飛んで行きません。(H)
【ゴールは自立】010805
今日は熊本市で、熊本県校長会研究協議大会が開かれ、その分科会で「自己理解を促し、将来にわたって人としての生き方を深める生徒指導とキャリア教育の充実」と題して発表しました。
学校の教育活動はややもすれば、前年踏襲となりがちです。そこで地域・学校の実態を踏まえて計画を精査し、キャリア教育の目標と基本方針に沿って進路指導の充実を図ることとしました。進路指導、学力充実、総合的な学習の時間、小中・中高連携、啓発活動、生活基盤の改善の6点から田浦中の取組を整理し、報告しました。
毎年、入学式の式辞とPTA総会挨拶では、「中学校は義務教育最後の学校です。充実した人生を切り拓いていくための最低限の知識や技能、課題対応する能力、人や社会との関わり方を身に付けさせ、卒業後の自立につなげることが私たちと保護者の役割です。田浦中学校の一つ一つの取組は自立をゴールにしています。」という話をしており、生徒・職員にも機会あるごとに訴えています。
中学・高校卒業後は、ほぼすべての生徒が他の地域へ進学・就職していきます。みんなを支えるのは、田浦小・中の9年間で培った仲間との絆。どんな困難を目の前にしても諦めず、仲間と力を合わせ、もがきながらでも乗り越えていく力です。(H)
【じゃっとです】010804
夏休みと言えども研究大会や研修会が続き、宿題に追われる毎日です。今は、九州特別活動研究大会の分科会のまとめを考えています。生徒からは「先生たちも宿題があっとですか!」と言われます。「大人の宿題の方が大変だけん、中学生のうちに宿題ばちゃぁんと出す練習ばしとかんば。」と返しています。
大学生の時、熊本市周辺出身の同級生から指摘されたのが、上記の「ば」で打ち切る表現です。芦北方面では、「子どもは早よ寝らんば(いかんたい)」、「きつかばってん走らんば(強ならんぞ)」のように、()の中を言わず「ば」で打ち切ることが多いのですが、友達には違和感があったようです。
初任校は菊池郡の西合志南中でしたが、生徒の言う「えじい(怖い)」がまったく何のことやら。人吉二中に転勤した時は、生徒から相づちの表現の「じゃ」について、中学生は「友達には“じゃ”、先輩には“じゃっです”、先生には“じゃっとです”」と使い分けていることを教えてもらいました。
田浦中に赴任して5年、支援員のM先生のご指導のお陰で、流ちょうな田浦弁が戻ってきました。(H)