保小中連携・地域連携
小中合同リレー練習
5月15日(火)放課後、小学6年生と中学1年生が合同でリレーのバトンパスの練習をしました。まずは、今自分たちがやっているバトンパスを行い、そこでの気づきを見つめ修正していきます。
【気づき】
〇 中学生と小学生の違いは、バトンを受け取る人が、渡す人を見ながら走っている。
〇 小学生はバトンをもらう体勢のまま走っている。
〇 中学生は、前を向いて走り出し、渡す人が「はい」と言ってからバトンを受け取る手を出す。
修正点を体育の先生がていねいに説明し、修正点を意識しながらもう一度練習をしたところ、バトンパスが上手にできるようになりました。
わずかな時間でしたが、よい学びの時間となったことと思います。
今後も、小中合同で計画的に体育的活動をすることは良いことだと思いました。
鹿北小・中学校「提案授業」
5月2日(水)13時30分より、鹿北小・中学校合同学校運営協議会を行いました。運営委員の皆さまには、お忙しい中ご出席いただきありがとうございました。小・中学校の校長より、今年度の学校経営方針いついて説明させていただき、ご質問やご意見をいただきました。そして、今年度も地域の方々と共に、学校教育を創っていくことを確認させていただきました。
14時25分より、鹿北版学習過程スタンダードの提案授業(中学2年英語)を体育館にて実施いたしました。学校運営協議会の皆さまをはじめ、保護者、地域の皆さま、小学4年生から6年生、中学1年生・3年生の児童・生徒、まほろば保育園の先生方、鹿北小・中学校の教職員みんなで参観しました。
授業終了後には、小学校の浅野先生から、鹿北版学習過程スタンダードの目的と効果について、さらに今年度、小・中学校が実践の柱と考えているなかまづくり、話し合い活動等を中心とした特別活動についての説明がありました。
まとめとして、小中連携・一貫教育コーディネーターの作守先生より、すべての教育活動の土台となるインクルーシブ教育や合理的配慮について話をしていただきました。
保小中の教職員だけでなく、児童・生徒、保護者・地域の皆さまと鹿北の教育実践について共有することができました。
本日は、ありがとうございました。
先進校視察研修報告会
4月5日(木)、先進校視察に行った先生方の報告会を行いました。
最初に1月下旬に行われた「小中一貫教育全国サミットin京都」に参加した内山先生の報告です。5・4制の教育課程、読解力育成を基盤にした9年間の連続した学び、京都市小中一貫支援プログラムなどについて話してくれました。
次に、2月19日に山口県柳井市立柳井中学校に視察に行った今本先生からの報告です。地区生徒会の活動がとても活発であり、地区生徒会を中心に地域との連携・交流を推進していること、コミュニティーの部屋を設置しいつでも地域の方々が利用でき、交流ができるという点が特に印象に残りました。
最後は、2月23日に長崎県野母崎市立野母崎中学校(青潮学園)を訪問した橋本先生からの報告です。野母崎中学校は小中一貫校で地域の方々からは、青潮学園として親しまれているということです。そして、小中学校でそろえるところと、あえて違えるところを明確にし、小中学校文化の良さを大切にしているところが私たちの学びとなりました。
鹿北小・中学校が目指す「鹿北の教育」づくりに、とても参考になる報告となりました。全国のいろいろな学校で教育課程を工夫し、児童・生徒の自立に向けて教育実践を行っていることが伝わり、たくさんの刺激を受けました。新年度、しっかり頑張っていきたいと思います。
鹿北小・中学校合同校内研修会
4月4日(水)13時45分より、鹿北小・中学校合同校内研修を行いました。第一部は、初めに、今本先生より鹿北小・中学校が今まできたインクルーシブ教育システム構築についての説明があり、引き続き、スクールカウンセラーの塚原先生をお招きして、「カウンセリングマインド」について、ワークショップ形式で研修を行いました。どのような言葉がけをすると、相手の心の扉を開くことができるのかを3人グループで実際にやってみて実感としてとらえることができました。塚原先生、ありがとうございました。
第二部は、今年度の鹿北小・中学校の研究の方向性や組織について、小学校の浅野先生から説明があり、みんなで意見交換を行い、共通理解を図りました。昨年度までの研究概要の説明があり、成果と課題をもとに、今年度の重点実践事項を確認することができました。昨年度以上にスピード感をもって研究進めていきたいと考えています。
山鹿市「小中一貫教育」モデル校指定書交付式
4月4日(水)13時30分より、中学校ランチルームにて、山鹿市「小中一貫教育」モデル校の指定書の交付式が行われ、堀田教育長から鹿北小・中学校のそれぞれの校長に指定書が交付されました。昨年度まで2年間、国の指定を受けて「校種間連携」の研究に取り組んできましたが、今年度は山鹿市のモデル校として、さらに研究を進めていきます。鹿北のすべての子どもの社会的自立に向けて教育を創造していきたいと考えています。
鹿北小中学校合同校内研修会
3月14日(水)の放課後、鹿北小・中合同校内研修会を実施しました。今回の研修会は、始めに、小学校の浅野先生から、次年度の研究の方向性について説明がありました。インクルーシブ教育システムを土台として、基礎学力向上と特別活動を大きな柱として研究実践を重ねていくことの提案があり、みんなで共有しました。
次に、中学校の橋本先生から、総合的な学習の時間の全体計画を小中別々ではなく、9年間の連続した学びとして作り替えたものを提案してもらい、小学1年生から4年生のグループ、小学5年生から中学1年生のグループ、中学2・3年生のグループに分かれて意見交換を行いました。
総合的な学習の時間の全体計画同様、他の教育分野でも9年間の連続した学びとなるように1年間かけて、計画の再編を行っていきます。そして、鹿北版の教育課程を完成させ、31年度から実施していきたいと考えています。
まとめとして、作守先生から、鹿北のインクルーシブ教育システムの根幹を再度確認し、研究の成果が確実に出てきているので、さらに小中が連携して研究を推進し、子どもたちの自立を支えていきましょうとのお話をしていただきました。
保小中なかよし駅伝大会練習
12月12日(火)午後、保小中なかよし駅伝大会の練習を行いました。今まで活動してきた縦割り班を1つのチームとして全体で9チームが参加します。小学生の班長、中学生の班長が整列などでリーダーシップを発揮していました。中学校の体育委員会や生徒会執行部が説明や進行を担当し、各班ごとに走る順番の最終調整などを行いました。昨年は雨で体育館での交流会でしたが、今年は晴天のもと駅伝大会が行われることを楽しみにしています。
保護者の皆さま、地域の皆さま、19日は鹿北町グラウンドで園児、児童、生徒の頑張りを応援していただければと思います。よろしくお願いします。
「校種間連携」鹿北小・中学校研究発表会開催
11月21日(火)、国立教育政策研究所研究指定校事業「校種間連携」山鹿市立鹿北小学校・鹿北中学校研究発表会を開催しました。この研究発表会は2年間の研究実践を振り返り、成果と課題を明らかにし、出席された皆さまから様々なご意見、ご助言をいただき、児童・生徒の社会的自立に向けて新たな実践をスタートさせるためのものです。また、鹿北小・中学校の取組を広く発信させていただくための発表会です。
午前中の全体会では、研究の概要について説明を行い、その後、授業を参観していただきました。参観授業Ⅰは、ランチルームでの数学の授業。TT授業とともに、生徒一人一人の理解に合わせた学びと合理的配慮について参観していただきました。小学校では、4年生の算数の授業。こどもたちの関心・意欲を引き出し、主体的に学習に取り組む姿を見ていただきました。
授業Ⅱでは、乗り入れ授業の実際を参観していただきました。中学校の音楽教諭が中学校の音楽室で小学5年生の授業を行いました。専門性を生かし生徒の学びを段階的に高めるとともに、音楽の楽しさを実感できる授業、子どもたちの一生懸命な学習態度と意欲を参観していただきました。小学校教室では、中学校社会科教諭が6年生の授業を行いました。日中戦争や太平洋戦争当時の状況を、ある人物に焦点を当てて想像し、疑問点やこれから何を調べたいかなどを理由とともに考え、学び合いにつなげていきました。
参観していただいたすべての授業は、「鹿北版学習過程スタンダード」、「合理的配慮」に留意し、インクルーシブ教育システムを基盤とした授業です。鹿北小・中学校では上記の2つはすべての授業で共通実践を行っています。
昼食時間は、中学校体育館にて、まほろば保育園児による太鼓、小中学生による「しあわせ運べるように」の合唱と手話を見ていただきました。本年度より、鹿北小・中学校の近くにまほろば保育園が開園し、小中9年間のみならず、保小中15年間の連続した学びが可能となり、教育実践の幅がさらに広がってきています。
午後1時00分からは、ブースセッションを行いました。本研究は、①小中連携・地域連携部会、②学力向上・外国語活動部会、③自治力育成・なかまづくり部会、④体力向上部会、⑤支援教育部会の5つの部会を中心に研究を重ねてきました。それぞれの部会ごとにブースをつくり、研究の実際、成果と課題について説明及び意見交換を行いました。
出席された皆さまには、興味・関心に応じて2つの部会に参加していただけるよう配慮しました。たくさんのご意見、ご助言をいただきましたことに感謝いたします。また、今後の研究実践に生かして参る所存です。
研究発表会の最後は、文部科学省初等中等教育局教育課程教科調査官、国立教育政策研究所教育課程調査官の安部恭子先生のご講演です。「9年間の学びの連続性を生かした教育活動の推進」との演題で教育関係の最新情報を踏まえての貴重なご講話をいただきました。また、鹿北小・中学校の研究実践について様々な角度から評価をしていただき、さらに、多くのご助言をいただきました。その際、特別活動の重要性について資料をもとに、示唆に富んだお話をしていただき、私たちの今後の研究の方向性を明確にすることができました。
そして、準備から当日の活動、終了後の片付けまで、本研究をサポートして下さった保護者の皆さま、本日は誠にありがとうござました。本日の研究発表会は、私たち教職員だけでなく、園児、児童、生徒、保護者の皆さま、地域の皆さまとともに創りあげた研究発表会です。そのことをご出席いただいたすべての皆さまにも実感していただけたものと確信しています。このこと自体が鹿北の力、鹿北の教育力のすばらしさだと思っております。
私たちは、研究発表会を終着点とはとらえておらず、新たな出発点ととらえております、鹿北の子どもたちの社会的自立のために、教育実践をさらに深めて参ります。
本日は、ありがとうございました。
明日21日は鹿北小・中学校研究発表会です
いよいよ明日21日(火)、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程研究指定校事業「校種間連携」鹿北小・中学校研究発表会の日を迎えます。2年間の研究の成果と課題を明らかにし、さらに研究を深めていくための研究会と位置づけております。
たくさんの皆様のご来校をお待ちしております。また、ご指導・ご助言よろしくお願いいたします。
鹿北小中学校合同ボランティア活動
11月20日(月)今日は朝から鹿北小中学校の児童・生徒がまつりのあとのゴミ拾いなどのボランティア活動を行いました。縦割り班ごとに割り振られた九つの場所を中心に協力して活動することができました。2日間のまつりの熱気のあとなので、何となくさびしい感じがしました。