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【耐雪梅花麗】301217
昨夜、『西郷どん』の最終回でした。久し振りに1年を通して観ました。
平成2年の『飛ぶが如く』放映の時は菊池にいましたが、社会科の先生たちと田原坂や熊本城を巡りました。その後異動した人吉でも1か月余りの戦いの跡を巡りました。ある生徒の家は、西南戦争の時の官軍の宿舎だったそうで、衣類などが残されていました。林鹿寺境内にある両軍戦死者を供養するための慰霊碑の筆は勝海舟です。
西郷隆盛は明治5年、アメリカへ留学する甥の市来政直(妹「琴」の三男)にこのような漢詩(五言律詩)をおくっています。
一貫唯唯諾 従来鉄石肝 貧居生傑士 勲業顕多難
耐雪梅花麗 経霜紅葉丹 如能識天意 豈敢自謀安
一度、引き受けたと心に誓ったことは、ただひたむきに貫き通さなければならない
鉄や石のように守ってきた胆力(事にあたって、恐れたり、尻ごみしたりしない精神力)は、いつまでも変えてはならない。
豪傑の士は貧しい生活をしてきた人の中から現れ、高く評価される事業は多くの困難を経て成し遂げられる。
厳しい冬の寒さや雪に耐えて梅の花は麗しく咲き、冷たい霜を経て楓の葉は真っ赤に紅葉する。
もしこれらの天意を理解できたのなら、人は安楽な生き方を選ぶことなどどうしてできるだろうか。
カープの黒田投手は高校生の時に授業で習ったこの漢詩の一節『耐雪梅花麗』を座右の銘にしているそうです。(H)
【ヒョウを飼っていますか?】301216
多分、にやけていたんだと思います。お店で猫のカレンダーを眺めていたら、隣にいた方が話しかけてこられました。「ネコを飼っていますか?」「昨日、正露丸を触ったら、指をネコが嗅ぎに来て、マタタビをやった時のような興奮した様子だったんです。」「お宅のネコは正露丸の匂いに寄ってきますか?」
それは興味深い。家に帰って試そうと思いましたが、その前に「ネコ 正露丸」でネット検索。すると、「正露丸の主成分は消毒薬と同じで、正露丸を飲ませると細菌は死ぬが、猫の粘膜細胞も死んでしまうので危険。」という記述が。
匂いだけでは中毒はないようですが、やめておきたいと思います。早速、隣の方に画面を見せながら説明しました。
その後、「だってネコだもの」という週めくりカレンダーを買いました。ここ数年、身の回りがネコグッズだらけになっています。
『おじさまと猫(桜井 海)』の2巻に同じような話が載っていました。「ふくまると暮らすようになってから 私の好みに変化が表れた どうしても猫柄に目が行く」
あるあるです。
ヒョウ柄のおばちゃんたちは、家にヒョウを飼っているに違いない。(H)
【猫はこたつで】301215
童謡「雪」の2番は「雪やこんこ あられやこんこ 降っても降っても まだ降りやまぬ 犬は喜び 庭かけまわり 猫はこたつで丸くなる」と歌われています。
寒くなり、毎朝、おはぎ対ふわりによるファンヒーター天板争奪戦が勃発します。長毛のふわりが勝利した時は、しばらくすると「ガチャン!」ふわふわのしっぽが空気取り入れ口を塞ぎます。幾度と繰り返されるヒーターの緊急停止が悩みです。
暗くて、狭くて、暖かい、こたつの中は最高の基地と化していますが、熱中症、低温やけど、脱水、コード噛みによる感電等、注意しないといけないことが結構あります。
我が家では、こたつの隅を開けておくこと、水分の多いご飯をあげることを意識しています。おはぎは「何でこんなにちゅ~るもらえるにゃあ。」と思っているはずです。
ところで、1番は「雪やこんこ あられやこんこ 降っては降っては ずんずん積もる 山も野原も わたぼうしかぶり 枯木残らず 花が咲く」でした。歌えましたか?(H)
【何と!】301214
修学旅行団の皆さんは、今頃は帰りのバスの中だと思います。起きていますか?そろそろ田浦に到着しますよ。帰ったらたくさん土産話を聞かせてください。
ところで、思い出してください。
〇竜安寺の水戸光圀から贈られたつくばいには「吾唯足知」と刻まれていましたね。
〇清水寺の下り道には坂上田村麻呂と戦った「阿弖流為(アテルイ)」の慰霊碑がありましたね。今年の漢字『災』も見ましたね。
〇「京都府景観条例」に従って、セブンイレブンやマクドナルドの看板も茶系統になっていましたね。
〇みりんだけで甘く煮付けてたニシンの切り身をそばの上に乗せた「ニシンそば」は、京都を代表する名物です。おいしかったですね。
〇東大寺の大仏殿の中にある、江戸時代の東大寺の模型の中に入っている大仏はオードリーの若林さんそっくりでしたね。
〇京都駅は東経135度、田浦中は東経130度、時差を計算すると(135-130)÷15=0.34 田浦より約20分日の出が早かったですよね。
何と! 見てない? 食べてない? 実感できていない?
しょうがない。大人になったら、もう一回行きますか。(H)
【班別自主行動】301213
田浦の在方面をまわると、庭石とマツやツツジの配置が似た庭を見かけることがあります。父が元気な頃に造った庭です。
小さい頃に仕事場について行っていたこともあり、日本庭園にとても興味があります。洋風のガーデニングもきれいだとは思いますが、日本庭園により心惹かれます。
日本庭園は花の季節を過ぎ、葉が枯れ落ちた姿さえも美しくあります。また、蝶などの華やかな生き物ばかりでなく、蛙や蜥蜴(トカゲ)の地味さも似合います。花が咲き誇り、一番美しく見える瞬間が完成された瞬間ではないところも良いですね。
自身の修学旅行では、慈照寺銀閣と竜安寺が印象に残りました。慈照寺の緑一色に見える庭も、苔の種類により微妙な変化が楽しめます。
教科書にも登場する竜安寺の石庭の岩は島を表現し、白砂は水の流れを表現しています。「見立て」といいますが、極端な言い方をすると子どもの頃やった「ごっこ遊び」です。着ぐるみのゴジラを本物として見るのも日本人の感性がなせる技、時代劇で切られても血が出ないことに違和感を覚えないのもそう。本物そっくりはあくまでもそっくりの域を出ません。
今日の班別自主行動では本物に触れ、貴重な時間をじっくり味わってほしいと思います。(H)
※「本物に触れ」は触っちゅう意味じゃなかけん、触らんごつしてね。引率の先生が青ならすばい。
【今日から俺たちは!!】301212
先ほど、修学旅行団は「肥後うらら」を出発しました。私は会議のため留守番です。
修学旅行では推古天皇の時代(607年)に創建された法隆寺から、1995年の阪神・淡路大震災に至る、約1400年間の歴史を3日間で学びます。歴史を巡る旅には年表と地図が必需品です。
私は法隆寺に立つとき、金閣に立つとき、聖徳太子の姿を、足利義満の姿をイメージするようにしています。すると、次に教科書を読むとき、歴史上の人物が背景付きで動き出すようになります。
人吉では、西郷隆盛が西南戦争の時に本陣とした永国寺の近くに住んでいましたが、西郷隆盛と同じ道を歩いていることに感慨を覚えました。(ただ、いくら教科書の画像に戻ろうとしても、大河ドラマ「飛ぶが如く」の西田敏行さんに上書きされました。)
教科書に登場する人物と自分の足跡がぴったり重なっているかもしれない。そう考えるとワクワクします。(H)
【明日から俺たちは!!】301211
明日からいよいよ修学旅行です。旅の様子は引率の先生がホームページやフェイスブック、メール等で随時発信します。
未来日記によると、新幹線さくら544号は新八代を8:51に出発し、車内でデラックスな弁当を食べて、新大阪に着くのが12:24です。「新幹線の中で騒ぐのはかんしんせんな。」という定番の指導が入ります。その後「法隆寺」(14:00~15:00)、「奈良公園」(15:40~16:40)を見学しますが、妙に鹿に好かれる生徒が出ます。ホテル到着は17:50頃の予定です。夕食ではご飯を何杯お替りするかが競われます。
2日目は京都市内班別自主行動(8:00~17:00)です。鹿苑寺金閣、清水寺などが人気の見学地です。時間が不足し、お昼ご飯をコンビニおにぎりで済ませるグループもいます。自分だけで電車やバスなどの公共交通機関に乗ったことがない生徒は13/22人。その時は冷や汗が出ますが、悪戦苦闘したことが数年後の笑い話になります。夜になるとお腹が空き、家族に買ったお土産を食べてしまおうかと悩みます。良くない行いは大概露見します。
3日目は「人と防災未来センター」(9:30~11:50)で震災学習を行い、新神戸駅を14:22に出発、新八代駅到着は18:07。「肥後うらら」に18:45到着予定です。
あれっ?もう修学旅行が終わった気になってしまいました。(H)
【感動した!!】301210
先月下旬、2025年の国際博覧会の開催地が大阪に決まりました。ちょうど退職の年、記念に行きたいところです。
万博の話題で真っ先に浮かんだのは『クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』でした。大人の心に沁みる良い話です。
決定のお祝いに『コップのフチの太陽の塔』を展示しました。ツリーの下に岡本太郎、太陽の塔が並んでいます。先生方からは「何でこんなの持っているんですか?」と不思議がられています。社会科担当の性分です。
葛飾北斎の『赤富士』をデザインした記念100円硬貨も発見しました。割と持っている方が多いのではないでしょうか。
これまで日本では大阪万博(1970)、沖縄海洋博(1975)、つくば万博(1985)、花の万博(1990)、愛・地球博(2005)が開かれていますが、太陽の塔の印象は強烈ですね。芸術は爆発です。
龍ヶ岳中の2年生だったU先生は、修学旅行で大阪万博に行かれたそうです。「月の石」は並ぶ人のあまりの多さに見なかったそうですが、各国のパビリオンを廻り、すばらしさに感動したということです。「中学2年生と言う多感な時期だったので、コンパニオンのお姉さんたちの美しさにはもっと感動した。」とのことでした。(H)
【9時間】301209
熊本市に行く用があったので、映画『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』を観ました。ネタバレになるので、感想は「とても面白かった。」にとどめておきたいと思います。
平成11年の冬に、シリーズ第1作『賢者の石』が書店に並びました。長男が6歳、次男が3歳でしたが、せがまれて、寝る前に1章ずつ読み聞かせをしました。大変疲れました。小学校高学年になると自分で読むようになり助かりました。
当時は『ダレンシャン』や『デルトラクエスト』、『ナルニア国物語』、『ロードオブザリング』等のファンタジー作品が次々と上映され、小説も随分読みました。
ある日曜日の夕方。部活から帰ると、小学校低学年だった長男が朝と同じ体勢でテレビの前に座っていました。画面には『ロードオブザリング』のエンディング。「朝からも見てたよね。」と聞くと「あーおもしろかった。3回観た。」との返事。
3時間の映画を1日に繰り返し3回観たようです。(H)
【飲酒酒気帯び根絶】301208
昨夜は八代で忘年会があったため、列車で移動し、田浦の実家に泊まりました。平均身長より随分大きいので「だいぶ飲みなっとでしょう。」と良く聞かれますが、地球からアルコールがなくなっても全く問題のないタイプです。
酒席が早く終わった場合でも、翌日は午前中の運転をしない。翌日運転する必要がある場合は、間違って本物を注がれるリスクを回避するため、ノンアルコールビールでも飲まないことにしています。
今日は、実家から歩いて学校に行き、バドミントン部の練習をみています。どの部も朝から清掃活動をした後、練習を始める習慣がついています。三太郎駅伝大会の選手候補は試走に出発しました。子どもたちと先生方の頑張りに感謝します。
仕事に詰まると息抜きにブログを書いています。過去の読書がかなり役に立っていますが、うろ覚えのまま発信してしまうといけないので、いろいろ調べます。新たな知識を得る作業が息抜きになっています。
しかし、大掃除で卒業アルバムを見つけた時と同じです。掃除と息抜きとどっちが主か分からなくなります。(H)