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学校生活(ブログ)
委員長選任のための面接
昨日(17日)の放課後、3年4組(3階西の端)の教室をのぞくと、新生徒会の各委員長候補者の面接が行われていました。
先日、新生徒会の執行部役員の任命が終わりましたが、今後は各員長・副委員長を選出し任命していきます。今回の2年生枠の委員長・副委員長の面接では、2年部の教職員だけでなく3人の生徒会役員(3年の会長・副会長・書記)も面接官になっています。どの委員会にも複数名が候補者として名乗りを上げてくれており、いわば「嬉しい悲鳴」状態です。
面接の様子をしばらく見ていると、生徒の面接官にも面接を受ける候補者にも緊張感が漂っています。おそらく近い将来、ほとんどの生徒がこのような面接を受けることになると思いますが、「両者ともにいい経験をしているな。」と感じました。
なお、1年生枠の副委員長の面接も今週行われる予定です。
放課後の消毒作業
スクールサポートスタッフによる消毒作業の記事を前に掲載しましたが、それとは別に本校教職員による消毒作業を放課後に行っています。
本日(17日)は、生徒会の各常任委員長候補者の面接も同時に実施しているので、2年部のスタッフの数が不足していました。その状況を察した第1学年主任の町田教諭の指示で、1年教室の消毒作業を終えた1年部職員が2年生教室の作業を手伝ってくれていました。このように学年部を越えた協力体制・協力意識があることは、本校の自慢できるところだと校長は思っています。
火山灰の観察(1年理科)
1年の理科では現在、火山についての学習しています。本日(17日)の2校時、1年1組はちょうど火山灰の観察をしていました。
吉留教諭が以前、阿蘇山で採集していた火山灰を皿に分け、それを水でしっかり洗った後、火山灰を構成している鉱物の様子を顕微鏡で観察しました。吉留教諭の話では、阿蘇山の火山灰は桜島のような黒っぽい火山と雲仙岳のような白っぽい火山の中間の構成で、無色鉱物(石英・長石)と有色鉱物(黒雲母、カンラン石等)が両方が見られるそうです。
奇しくも15日午後1時すぎ(日本時間)、南太平洋のトンガ諸島で海底火山の噴火が発生しました。津波の被害はもちろん、長期的には大量の火山灰による天候不順や引いては食料生産への懸念もあるそうです。実は阿蘇山も9万年前に「Aso4」と呼ばれる火砕流が九州の半分を覆う程の大規模な噴火があり、私たちはその火砕流堆積物の上で生活しています。仮に今、阿蘇山で同規模の巨大噴火があれば、700万人もの人が瞬時に命を落とすだろうという恐ろしい試算もあります。
火山列島に生きる日本人として、このような学習を通じ、火山活動やそれに伴う影響(災害等)について関心を高めてくれたらいいなと思いました。
【速報】男子バスケット部 県ベスト8
写真はありあせんが、嬉しいお知らせなので掲載します。
本校体育館も女子の会場の1つとして実施された、令和3年度第57回熊本県中学生バスケットボール選手権大会で本校男子バスケットボール部がベスト8まで勝ち上がりました
試合結果は、1回戦不戦勝、2回戦:合志楓の森100-34湖東、3回戦:合志楓の森62-33TFOD、4回戦:合志楓の森63-50嘉島(22-19,14-8,11-6,16-17)でした。
なお、準々決勝は、1月22日(土)に大津町総合体育館で行われます。
オンラインでの合同帰学活
本日(14日)の帰学活は、zoom(オンライン)を使い合同で行いました。通常は生徒指導主事の後藤教諭が行うのですが、本日休みのため、生徒指導部の上林講師が行いました。
テーマは「放課後や土日の過ごし方」で、大きく2点で指導を行いました。その1つは新型コロナウイルスが感染拡大局面であること、もう1つは昨日、本校生徒が交通事故に遭ったことを受けたものです。なお、事故に遭った生徒は命に別状はありませんが、入院が必要な重症でした。また、同生徒の保護者の方から、今回の事故を他の生徒の教訓にしてほしいとの有り難いお言葉をいただいています。指導の概要は次のとおりです。
1 感染拡大局面であるということ
・不要不急の外出を控える(感染の可能性を下げる)。
・月曜日の朝、ちょっとでも体調が優れないときは無理をせずオンライン授業を受ける。
2 交通事故に注意
・実際に自転車とトラックによる交通事故が本校生徒に発生。生徒は交通マナーを守っていた。それでも事故が起きてしまう。車が突っ込んでくるかもという予想も大事。今回は、左側通行で自伝車に乗って一旦停止していたのに、トラックが右折した際、自転車を巻き込んだ事故になっている。十分気をつけてほしい。
・自転車のスピードの出し過ぎ、一旦停止違反、前方不注意は、重大事故になりやすい。
・塾などで夜間に自転車を利用する場合は、反射材を必ず使用すること(ヘルメットや反射材の着用を格好悪いと考える「その思考が一番格好悪い」ということに気づける人になってほしい。)
校内の消毒の様子
スクールサポートスタッフ(SSS:非常勤職員)の豊田先生に校内の消毒をしていただいていることは、以前の「楓の森の舎窓から」に載せていたと思いますが、本日(13日)、私(校長)は業務に少し余裕があったので、どのように消毒作業をされているのか、しばらく豊田先生について回ってみました。
一言で言えば、「子供たちが触っている(触りそうな)箇所は全てアルコールで拭き上げる」という作業をされています。小学校籍のもう1人のSSSの先生と分担されていますが、担当範囲をすべて消毒し終わるのには、およそ2時間半かかるとのことです。本日時点で、合志楓の森中では陽性者が確認されていませんが、このような地道な作業がその背景にあるのではと頭の下がる思いです。
ただし、学校外から持ち込まれるウイルスの阻止には、正直限界があるとも感じています。昨日、県教育委員会から通知があった内容、特に「(本人に)発熱、風邪症状、倦怠感、息苦しさ、味覚・嗅覚障がい等の症状がある場合等には、症状がなくなるまで登校せず、自宅で休養する」や「同居の家族に発熱等の風邪症状が見られる場合も登校せずに自宅等で待機する」等の徹底をお願いするしか方法はありません。
なお、オミクロン株の流行拡大を受け、教職員による放課後の教室の消毒も再開しています。
校長もローテーション授業(1年道徳)
以前、1年部は道徳のローテーション授業を行っているという記事を書いていましたが、本日(12日)の4校時、ご家族に新型コロナウイルス感染の疑いがあり用心のためお休みいただいた1年部職員に代わり、1年1組の道徳の授業に私(校長)が入りました。
本時の主題(道徳的価値項目)は「感謝の気持ち」で、使った教材(資料)は、熊本地震関連教材「つなぐ~熊本の未来へ~」の中から「いつか伝えたい」を用いて実施しました。「感謝の気持ち」というものは、その思いを持っていてもなかなか素直に伝えられないことがあるもので、それが家族のような身近な存在であればなおさらです。しかし、感謝の気持ちを伝えることができれば、人と人の心の絆はさらにつながり、温かい人間関係をつくることができると思います。
校長が授業者ということで、1年1組の生徒たちにははじめは若干堅さもありあしたが、途中からは自分の思いや考えをたくさん出してくれて、少しは今日の主題に迫る授業になったかなと思います。久しぶりの道徳の授業でしたが、徐々に勘が戻ってきたようにも感じて、とても楽しい時間を過ごすことができました。1年1組の生徒たち及び担任の吉留先生に「ありとがとう」と、私自身も感謝の気持ちを伝えたいと思いました。
後期の実力テスト
本日(11日)と明日(12日)は、後期の実力テストを実施しています。教科は5教科で、1年生が本日は社・英・数、明日は国・理、2年生が本日は国・理・英、明日は社・数(2年生は高校入試と同日程)の順番になります。
今回は県の各教科研究会が作成した「県版テスト」を使用し、テストの出題形式や雰囲気は共通テストに似た感じがあります。私(校長)は、1校時の様子を見て回りましたが、ほとんどの生徒たちは、いつものように真剣に問題に向かっていました。ただし、空席がいつもより若干多かったようにも感じました。新型コロナウイルする感染症への対応ということであれば仕方ないですが‥‥。
お隣の韓国ほど極端ではありませんが、日本もこれまで学歴社会と言われて久しく、どうしても高校入試や大学入試の結果がその後のキャリアに影響を与えるという側面は残っています。しかし、「いい高校」・「いい大学」にいくことだけが学習の目的ならば、とても残念なことです。そのマイネスの影響として、進学後の「燃え尽き症候群」や「ドロップアウト(留年や退学)」、就職後のメンタルの低下やコミュニケーションの不足等の問題なども話題になることがありますね。
大事なことは自分の将来の姿(夢)を思い描くこと。その実現のために必要であるから高校へ行くし、さらに高等な教育を求めて大学への進学することもあるでしでしょう。そして、それらの進学のために一定以上の成績が必要ならば、当然学力を高める努力もしなければなりません。そういった意味から、本校の生徒たちの学習動機がどの部分に由来しているかは、校長としてとても気になるところです。
冬休み明け集会
本日(7日)の1校時、生徒会役員認証式の後、冬休み明け集会を行いました。
まず、1,2年生及び生徒会執行部の代表生徒から後期後半への抱負についての発表がありました。発表した3人ともに、ノー原稿(自分の言葉)である程度長い時間でも話ができていることに感心し、これが合志楓の森中のスタンダードになりつつあることを嬉しく思いました。また内容的にも、具体的な目標とする姿やそこに至るまでの見通しも述べられており、他の生徒たちのロールモデルになってくれていると思います。
私(校長)からは、冬休み前集会の話の続編(その2)として講話をさせていただきました。そのスライドは下に添付しておきます。ご覧いただければ、講話の内容がご理解いただけるものと思います(著作権に配慮して一部修正をしています)。
その後、生徒指導主事の後藤教諭からの指導がありました。とにかく冬休み中、誰1人大きな事故や事件に巻き込まれることもなく、無事に後期後半を迎えられたことをとてもうれしく思っていることろです。
なお、集会終了後の大掃除の時間、掃除を頑張っている生徒の姿を数多く目にしました。特に1年生の様子に変化があるようにも‥‥。私の講話を受け止めてのことか、あるいは代表生徒の発表に触発されてのことか分かりませんが、そこに「もうすぐ2年生(先輩)になる」という自覚の芽生えを感じるのは私だけでしょうか。
生徒会執行部役員の認証式
本日(7日)の1校時、冬休み明け集会の前に、生徒会執行部役員(会長・副会長・書記)の任命式を行いました。
まず始めに、任命書を渡す形で各役員の任命を校長が認証しました。つまり、選挙という民主的な手続きを通じ役員を任命するのは、合志楓の森中学校の生徒会(その会員の生徒全員)であり、私(校長)はそれを承認したということになります。
次に役員を代表して副会長の佐藤君が「服務の宣誓」をしてくれました。宣誓書の文面は
「私は、合志市立合志楓の森中学校の学校教育目標のもと、夢と誇りを持てる生徒を目指し、合志市立合志楓の森中学校の生徒会規約に従って、楓独自の伝統の基盤を作っていくことを誓います。」
となっており、これは今回当選した5人が自分たちで考え作成したものです。
その後、校長からの話では、「要人警護を行うSP(Security Police)の人たちは、なぜ命をかけて岸田首相を守るのか(アメリカのシークレットサービスがバイデン大統領を護衛するのも然り)。それは 岸田 文雄 という『個人』ではなく、内閣総理大臣という『存在』だからである。生徒会長・副会長・書記という『存在』に対しては、合志楓の森中生徒会の全員ができる限りの協力をしてほしい」という旨の話をしました。
最後に、役員を代表して会長の三村さんが、公約で掲げた内容にも触れながら、この合志楓の森中をよりよい学校にしていくための決意を述べてくれました。校長として頼もしい限りです。
門松作り
本日(26日)、合志楓の森中学校と小学校のPTAは、「門松作り」を行いました。中学校の方は東門に飾る門松を担当し、こちらは黒石原自治会の皆様にPTAが全面的にお世話になり実施しました。また、日曜日なので部活等のため2人だけでしたが、新生徒会執行部の生徒も参加しました。
門松と言っても、その作り方は各地域で若干の違いがあるみたいです。ここで作っていたものは、竹を節のところで切り、切り口が笑顔のように見えるやり方でした。事前に切ってきていただいていましたので、作業全体は1時間程で終わりました。周囲には松・梅ののほか、葉ボタンや千両なども飾っていただき、とても豪華な門松になりました。おかげてとても良い新年(令和4年)を迎えられそうです。
なお、小学校PTAには、「みんなの玄関」の北側入り口を担当していただきました。竹を切る作業から行っていただき、こちらも豪華な門松となりました。
冬休み前集会
後期前半の最終日の本日(24日)、第1校時に体育館で冬休み前集会を行いました。
まず、校長の話では、例によってプレゼンを用い、今回は「国際的視野を広げる」というテーマでお話をさせていただきました。そのプレゼンは下に添付しておきますので、ご覧頂ければ概要をお分かりいただけると思います(著作権に配慮し一部除いています)。また、体育館は寒いので時間が長くなりすぎないよう、2回に分けて話すことにしました。2回目は冬休み明け集会で行い、その際私(校長)から冬休みの宿題として出した「『国際的視野を広げる』とはどういうことでしょう?」について聞くと予告しておきました。漠然とした質問かもしれませんが、各ご家庭での話題にしただければ幸いです。
次に、生徒指導主事の 後藤 教諭から冬休みの生活について話がありました。ここでもやはり個人のスマホ等の使い方が中心となりました。
その後、橋爪 養護教諭からは、冬休み中の健康管理に併せ、未成年の飲酒の弊害についての話がありました。
最後に、校歌を初めて全員で斉唱しました(1番だけ)。
集会終了後には、環境美化委員長から、美化コンクールの結果報告がありました。結果は第1位が1年3組、第2位が2年2組でした。
第2学年の「メリー・クラスマッチ ! ! 」
以前、第1学年のクラスマッチがあったことは記事でお伝えしましたが、本日(22日)の5校時、第2学年の「メリー・クラスマッチ」を行いました。本校ではコロナ禍の影響、特にデルタ株が猛威を振るっていた時期と延期した時期が重なったため、やむなく体育大会を中止していました。その代わりとまではいきませんが、第2学年もようやく実施できました。
内容は、「ドッチボビー」。途中まではドッヂビー(スポンジフリスビー)で、途中からボール(柔らかいボール)も投入されるというものでした。男女別の総当たり戦で、順位を競いました。たかがドッチボールのような競技とお思いでしょうが、中学生ともなるとかなり迫力があります。それは男子だけでなく、女子も結構すごいですよ!! この学年には負けん気が強い女子が多いような‥‥。
また、後半には「水ボトル挙げ」をしました。これは体育大会で予定していた「俵挙げ」に代わる競技で、各クラス代表の力持ちが各クラスの期待を背負って競い合いました。結果は見かけ(体格)によらないものですね。これも相当盛り上がりました。
もちろんクラスマッチなので、勝敗はありましたが、みんなが楽しめるひと時で、各クラスの絆も強まったのではないででしょうか。ちなみに優勝は1組でした。またMVPは寺崎君でした。
小学校の「第3回 Let's楓スポーツタイム」
本日(22日)の昼休み。運動場がやたらと賑やかなので、何事かと見に行くと、小学校の「第3回 Let's楓スポーツタイム」が行われていました。今回は先生方の鬼バーションで行われたそうで、角田校長サンタ、米澤教頭トナカイをはじめ、先生方はいろんな変装をして追いかけ回っていました。子供たちは先生と遊ぶのがいかに大好きなのかよく分かりますね。3階のテラスから羨ましそうに眺めている中学生もいました。
情報モラルの指導
本日(22日)の朝の会のおいて、短時間ではありますが全学級で情報モラルの指導を行いました。
使ったテキストは、公益財団法人「日本公衆電話会」から、生徒全員分いただいた「スマホ時代のキミたちへ ネット安全Guide book(60.52MB データ量にご注意ください)」で、本日は「ネットいじめ/同調圧力」の内容を学習しました。このテキストの良いところは、見開きの左側に解説、右側に「中学生事件簿」という若干脅し気味で、しかしどの生徒にも起こり得る具体的事例が掲載されていることです。
本校でも、すでにいくつかのネット上でのトラブルや問題が発生し、その都度指導を行ってきています。その際、生徒に貸与したタブレットは、その使用状況を学校や教育委員会がモニタしていますので、仮に問題等が発生してもその場で指導できます。この程度の、言い換えるなら「教師の手のひらの上で起きた」問題は、むしろ実感の伴う貴重な情報モラルの指導場面と言えるかもしれません。「小さなケガをして危険予知・危険予防の力を身に付けた子供は、命に関わるような大きなケガをしにくい」これと同じです。
一方心配なのは、生徒が各自所有しているスマホの方です。生徒が話さない限り、そこで何が起きているのか学校は知る余地もありません。その部分に対しては、各家庭で行うフィルタリングや使用制限、スマホの家庭ルール等にお任せすることになります。せめて、学校でできる「生徒たちの一人一人の意識を少しでも高めておくこと」、これだけはやっておきたいということで、今回の情報モラルの指導を行った次第です。また今後は、このような指導を定例化、日常化することも検討していきます。
メッセージカードの作成(1年英語)
本日(21日)の3校時、1年2組の教室をのぞくと、生徒たちは英文でのメッセージカードの作成をしていました。Dear my ・・・, Merry Christmas ‥‥. から始まるカードです。
これは、「家族に心を込めてカードを書こう」という内容で、基本的な英語の手紙の書き方を身に付けるとともにこれまで学習した英語を使って自分の思いを英語の文章にする学習で、クリスマスや年末・年始前でもあり、これまでの学習の節目ということもあって実施したそうです。
生徒たちは自分の思いを英語で伝えるため、工夫しながら取り組んでいましたが、メッセージカードのなので、英文より文字の色やデザインの方に一生懸命な生徒もいました。みんな楽しそうにやっていたのでは、それはそれでいいかとも思いました。
UDの研究授業
本日(20日)の5校時、2年2組の技術科で井上教諭が研究授業を行いました。
今回の研究授業は、通常と趣旨を変え、UD(ユニバーサルデザイン)の視点に基づく授業をどのように工夫改善していくかといことを研究のねらいとしました。ご承知のとおり、「ユニバーサルデザイン」とは、あらかじめ障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする考え方(文部科学省HPから)のことを言います。
題材は「回転運動を伝える仕組み」で、生徒たちは歯車を組み合わせるキットを使って学習しました。授業の中で工夫や配慮をされていたUDの視点としては、
○ スライド(動きがある図式等)を見せることで理解を促進する。
○ シラバス(授業の流れ)を提示し、学習の見通しを持たせる。
○ ワークシートとスライドの文言を統一して、どの部分を学習しているか分かりやすくする。
○ スライドをタブレットにも配信し、生徒が見やすいよう視覚的な支援を行う。
○ タイマーを使った考える時間の確保
など、物理的・システム的なアプローチに加え、
○ 生徒同士の教え合いやそれを支える雰囲気作り
など、学級経営や仲間作りにも通じる視点からのアプローチもありました。
私(校長)は学校警連等連絡協議会の会長を務めており、その会議への出席のため、授業研究会には参加できませんでしたが、授業だけを見た個人の感想としては、支援や配慮はもちろん必要ですが、生徒たちが自分で「工夫する力」や「乗り越える力」まで奪ってしまうことはないよう、UDの一方で生徒一人一人への対応する見極めも重要であると感じました。
生徒会選挙の討論会及び投票
本日(17日)の5・6校時、体育館で生徒会選挙の討論会及び投票が行われました。
討論会では、3つのテーマ、グループ①「安心安全な学校をどう作るか」、グループ②「現在の学校の課題は何か、また、それにどう取り組むか」、グループ③「誇・楓・守のスローガンに近づくためにどんな取組を行うか」での討論を行いました。
選挙戦が盛り上がっていたので、校長としてはバキバキの討論になり過ぎることを心配していましたが、互いをリスペクトし合うような意見や質問がほとんどでした。そのような中でも、立候補者は、自分の意見や主張を伝えようと一生懸命でした。
討論会の終了後、生徒会担当の森教諭から、今回の選挙を支えた選挙管理委員会の取組の紹介もありました。民主主義の根本を支える公正な選挙は、このような見えない所での支えがあることも実感できたと思います。
なお、投票箱や記載台は合志市の選挙管理委員会からお借りした本物です。
また、討論会(5時間目)では、小学6年生も参観しました。今回は今更なので諦めましたが、来年度は6年生にも選挙権を与えることができないか、今後検討していきます。
親の学びプログラム(次世代編)
本日(17日)の4校時、2年生は「親の学び」プログラム(次世代編)を行いました。講師は、菊池教育事務所の水上 社会教育主事で、県教育庁社会教育課の松永 課長補佐、米良 社会教育主事もご参観されました。
「親の学び」プログラム(次世代編)とは、県教育庁社会教育課が推奨する「間もなく大人になる高校生や中学生が、大人になったときや親になったときに必要な『自立』と『コミ ュニケーション』をメインテーマにしたプログラム」です。
最初は生徒たちにも若干堅さが見られましたが、水上社会教育主事の乗せ方が上手いので、いくつかのアイスブレーキングの後、だんだん雰囲気が盛り上がってきました。本日の主テーマである「社会で求められる人になるために必要な力をさぐる」活動になった頃には、各グループで活発な意見交換が行われていました。
なお、企業の社長さん方が「新卒採用の選考にあたって特に重視した点」は、3位:チャレンジ精神、2位:主体性、1位:コミュニケーション能力だそうです。途中、生徒たちからたくさんの「へー!」が聞かれたことからも、このプログラムから多くの学びがあったことが見てとれました。
以前の記事で、「本校の2年生は考え方が大人の生徒が多い」と書いていましたが、この活動でさらにしっかりとした考えができる生徒が増えるのではと期待を持ちました。また、水上 社会教育主事の多様な意見を認めるというスタンスでのプログラムの流れは、本校教職員にとっても大変参考になるものであったと思います。
なかよしフェスタ(特別支援教育小中合同レクレーション)
本日(17日)の2・3校時、体育館で特別支援学級小中合同レクレーション「なかよしフェスタ」を開催しました。このような行事は、どの中学校区でもやっていますが、校舎一体型の本小・中学校の場合は、移動などの労力もなくありがたいです。
フェスタでは、開会行事の後、まずは体を温めることも兼ねてみんなで「パプリカ」を踊り、次に各グループ毎の自己紹介で、自分の好きなこと・得意なことを紹介し合いました。その後、クリスマスツリーの絵の飾り作りや飾り付けを行い、最後におたのしみタイムとしてくじ引きも行いました。
もみじ学級(中学校)の生徒たちは、各グループのリーダーとしてわかば学級(小学校)のお友達のお世話を頑張っていました。このようなお世話を通して、コミュケーションの力を高めたり、自身の存在感や有用感を味わったりできるのは、もみじ学級の生徒にとって、とても大事な学習の機会であると思っています。
なお来年度、わかば学級から進学してくる予定のお子さんについては、すでに小学校・中学校の間で情報共有を始めています。個別に行うべき支援や合理的配慮について、早い段階から準備や計画が進めやすいことも、合志楓の森小学校・中学校の大きなメリットだと思います。
また、この行事の様子は、小学校のHPにも掲載されています(こちらをクリック)。
選挙戦も佳境に!!
17日(金)に投開票が行われる本校初の生徒会選挙。その選挙戦も佳境に入ってきました。
各立候補者からの公約が出そろいましたので、ここに令和3年度生徒会選挙 立候補者公約集(ここをクリック)を掲載しておきます。これらの公約には、全立候補者に共通する「本校を発展させたい。より良い学校にしたい。」という熱い思いに加え、学校・社会の実態を踏まえた客観的な状況分析や公約実現のための具体的方策等も述べられています。公約を読んで感動した私(校長)としては、全員を当選させてあげたいところですが、仮に当選できなくても、立候補者の皆さんには各委員長等のポストを通して、本校の発展に貢献してもらいたいと思っています。
なお、投票前に行う討論会では、3つのテーマ、グループ①「安心安全な学校をどう作るか」、グループ②「現在の学校の課題は何か、また、それにどう取り組むか」、グループ③「誇・楓・守のスローガンに近づくためにどんな取組を行うか」での討論を予定しています。また、投票は行いませんが、討論会(5時間目)には小学6年生も参観することになっています。
ローテーション道徳(第1学年)
1組 上林 講師
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2組 町田 教諭
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3組 川内 教諭
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4組 坂本 教諭
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現在、第1学年では「ローテーション道徳」を行っています。
通常、道徳の時間は、学級担任が担当するものですが、このように副担任や他学級の担任が授業をすることにより、生徒たちは単に道徳の題材(資料)から学ぶだけでなく、いろんな大人の考え方や価値観に触れることにもなります。
また、中学校の場合は学年部というチームで動くので、小学校ほどはないかもしれませんが、それでも学級担任は、学級経営や生徒指導で生徒たちに第一義的に関わることが多く、毎日の生活ノート等の点検や通知表等の作成等の負担もあります。そのような負担の調整の意味からも効果があると思います。
それならいっそのこと、校長が道徳の授業をしてもいいですよね。法律上「校長」は「教員」ではないので、教員とティームティーチングと言う形にはなりますが、次回のローテーション道徳では、私も道徳の授業をさせてもらえないかと思っています。
理科のオンライン授業の状況(2年)
すでにお知らせしておりますように、2年理科担当教諭が育児休業となったことに伴い、代替の教員(臨時的任用教職員)が見つかるまで、吉留教諭(1年理科担当)が3クラス一斉のオンライン授業を行うことで、授業の進度を確保することにしています。
私(校長)は先週(12/8)、GIGAスクール構想の公開授業研究会で、菊陽町立武蔵ヶ丘中学校の2年理科の授業を参観しましたが、同じ内容(「熱量と電力の関係」ここをクリック)の授業を、本校ではすでに2週間前(11/25)に実施していましたので、今のところ進度上は大丈夫です。
しかし、課題は「学力」の方です。幸い本校の2年生は学習規律がしっかりしており、学力の平均も高いので、学習に対する意識の高い生徒にとっては、ペーパー(受験)学力上は大きな問題になりません。しかし、オンラインで配信するクラス(中央・右写真)は、どうしても学習塾的な受け身の授業にならざるを得ないため、学習に気持ちが向きにくい生徒の学びが深まらない状況は懸念されます。この点については、学力の格差が大きくならないよう、何らかの手立てを打ちたいと考えています。
とにかく代替教員の確保には、今後も手を尽くします。次年度に向けた異動ヒアリングでも、中島教育長に本校の窮状を訴えてきました。もし何かの情報をお持ちの方がおられましたら、本校管理職までご提供をお願い申し上げます。(お願いのページへジャンプ)
漢詩の学習(2年)
現在、2年の国語では漢詩の学習をしています。取り扱っている題材は「春望(しゅんぼう)」。唐の詩人・杜甫が安史の乱のさなかの757年に、都の長安で詠んだ「五言律詩」の漢詩です。 冒頭の「国破れて山河在り」は特に有名で、杜甫の代表作であると同時に、日本で最もよく知られた漢詩の一つと言えます。皆さんも学生時代に学んだ記憶があるのではないでしょうか。
私(校長)が2年3組に行った時、生徒たちはちょうど書き下し文を音読している最中でした。その生徒たちの声を聞いて、私は合志楓の森中に「文化の香り」が漂っているような雰囲気がしました。私は、もともと社会科の教員で、学生時代は歴史とりわけ東洋史に興味があって、唐の時代の西域(中央アジア)との交流や興亡などには特にロマンを感じていたことを思い出します。西田敏行さん主演の「敦煌」という映画もありましたよね。もう話が長くなるので止めますが、世界三大美女と言われる楊貴妃が生きた時代でもあります。生徒たちはそのような「春望」の時代背景を知ってか知らずか、私をいい気分にしてくれたのでした。
「絶句(ぜっく)」や「律詩(りっし)」、「押韻(おういん)」、「対句(ついく)」などの知識は、もちろんテストに出るのでとても大事です。ただ、生徒たちには漢詩自体が持つ音の味わいやその歴史的・文化的価値なども分かる文化人になってくれたらいいなと思います。
「なみぬい」に挑戦!!
本日(13日)の3・4校時、1年1組は家庭科室(被服室)で「手ぬいに慣れよう」という単元の学習(実習)をしていました。私(校長)が見に行った時は、ちょうどまち針を使った「しつけ」が終わり、まさに「なみぬい」を始めることでした。担当の小山先生は、ホワイトボードの高い所で、演示用の模型を使って説明や実演をしています。かなり気合いが入っています。生徒たちはそれを見ながら、自分の布に印を付け、針と糸で縫っていきます。手先が器用で易々と縫っていく生徒もいるかと思えば、なかなか苦戦している生徒もいます。そういう生徒にはもみじ学級の平野先生や教育活動支援員の川﨑先生が個別に支援に入っていました。
少し話は逸れますが、ご承知のとおり現在、合志市歴史資料館では「原田茂特別展」が開催されています(外部リンク)。先日逝去された世界に誇るファッションブランド「KENZO」の創始者、高田賢三 氏が服飾を学んだのは、原田茂 女史が学院長を務めた文化服装学院なのだそうですね。同展のチラシで知りました。
「今日の授業をきっかけにアパレル関係に目覚め、有名デザイナーを目指す生徒が出てこないかな。」などと期待をしながら授業を見ていた校長です。
性に関する指導(保健分野)
現在、第1学年の保健体育は、保健分野で「生殖に関わる機能の成熟」について学習しています。
以前は「性教育」という言葉を使っていましたが、現在は「性に関する指導」と言い、保健の授業だけでなく、関連する教科や総合的な学習の時間、特別活動等において、生徒の発達の段階を踏まえ行っています。その際、知識を身に付けるだけでなく、生命の尊重や自己及び他者の個性を尊重するとともに、相手を思いやり、望ましい人間関係を構築することなどを重視して、相互に関連付けながら総合的に指導することが重要であると言われています。
以前の記事に掲載しましたが、第1学年は先月、「性に関する指導」講演会(こちらをクリック)で、助産師の 大山 由香 先生(慈恵病院)のお話を聴き、「命の大切さ」について考えたところです。私自身の中学生時代を思い出す時、このような内容の授業では、ニヤニヤしている生徒がいたりしたものですが、生徒たちにそのような様子が見られないのは、そのような教育活動の関連づけ、すわなち「カリキュラムマネジメント」の効果かもしれません。授業をしている上林先生、授業を受けている生徒たちの双方に、若干堅さがあるような気はしましたが、むしろそれが正常なのかもしれないと感じました。
生徒会選挙のポスター掲示板
見てください!! この生徒会選挙用のポスター掲示板。本物の国政選挙や地方選挙の掲示板と変わらないぐらい良くできていると思いませんか?
これは、生徒会担当の 森 教諭や 内田 教諭の指導の下、選挙管理委員会のメンバがー作ってくれたものです。その下地の板は今回も「F’s Factory」が自作したものですが(ちょっと自慢)、レイアウトや注意事項等の作成は、選管の生徒たち自身で頑張ってやってくれました。もう見えませんが、ポスターの後ろには受付順の番号もちゃんと書かれています。また、そこに掲示してあるポスターは、候補者が自分をアピールするため、各自工夫して作ってくれたものです。これらも一人一台のタブレットが有効活用されています。
このように選挙戦の雰囲気が盛り上がることは、とても好ましいことだ思っています。立候補者や応援者だけでなく、合志楓の森中の生徒全員が生徒会に関心を持って、会員及び有権者の一人として積極的に参加・活動をしてほしいと思っています。
※ 生徒についてのHPへの掲載は、原則、顔と名前の同時掲載をしないこと(必要に応じモザイク処理)としていますが、顔と名前をアピールするのが選挙活動ですので、本人たちの同意を得た上で、あえてモザイク等をかけず掲載しています(画質は再配布に耐えられない程度まで落としています)。
「かえでのもりあきまつり」に参加しました
本日(8日)の3校時、私(中学校長)は、小学校1年生の生活科でおこなった「かえでのもりあきまつり」に参加しました。
どんぐりごま、マラカス、ボーリング、魚つりなど、自然のものを使った遊びを工夫して各コーナーを作り、2年生や先生方を招待して行っていました。幼少期、野山を駆け回って育った私は、はっきり言ってこのような遊びは得意です。賞品として、どんぐりの殻斗(皿のような部分)で作った指輪やどんぐり(バイキンマン?)の人形、釣った魚、落ち葉のカードなど6つもゲットしました。実は、以前に我が家のくぬぎの木から落ちたどんぐりを集めておいて、箱いっぱい小学校に差し入れしておいたのですが、そのどんぐりもちゃんと遊び道具や賞品に1年生のみんなが加工してくれていて、とても嬉しくなりました。
参加中、私はずっと頬が緩んでいたように思います。中学校長でありながら、勤務中にこんな癒やしの時間が味わえるのは、合志楓の森中学校長の特権です。
開校記念行事(ドローンによる空中撮影)
本日(8日)の2校時、合志楓の森小学校・中学校の合同の開校記念行事としてドローンによる空中(人文字)撮影を行いました。 撮影及び機材の提供をいただいたのは、(株)山本建設の技術顧問、那須 正秀 様(井上教務主任の義叔父)です。
昨日のうちに引いておいた線に沿って、小学校1年生から中学校2年生及び職員が整列し、「楓の森」を形取りました。「楓」は小3~小5、「の」は小1・2。「森」は、小6~中2が担当しました。
ドローンは整列の時間から空中に待機しで児童生徒の様子を撮っていました。小学校の角田校長先生の挨拶の後、本番の撮影では、まず各文字の前を平行移動しながらみんなの表情が写るように撮影していき、その後一気に100mの高度まで上がり、人文字全体や人文字を入れた校地の撮影まで行いました。
ドローンの飛行の安定性には目を見張るものがあり、技術の進歩に驚かされるばかりです。撮影した写真は、大きく印刷して校内に掲示したり、小中学校のホームページに掲載したりする予定です。また各ご家庭へも何らかの物にしてお渡しできるよう、PTA役員の役員さん方(小学校も)とも相談して決めたいと思います。
白熱の選挙戦スタート
本日(8日)より、新たな合志楓の森中学校の執行部役員を選出する生徒会選挙の運動期間がスタートしました。
早速、早朝から東門付近では、立候補者や応援者が立ち、アピールを行っていました。考えてみれば、今回の選挙は、歴史に残る合志楓の森中学校の「初代生徒会長」を選出する選挙となります。特に2年生の立候補者とっては、熱が入るのは当選のことかもしれません。国政選挙や地方選挙に負けないくらいの白熱した選挙戦になるのではないかと、私(校長)としてはとても楽しみであり、少しドキドキ感も持っています。
なお、討論会及び投開票は12月17日(金)で、翌週の職員会議での承認を経て、新たな役員誕生の流れになります。
※ 生徒についてのHPへの掲載は、原則、顔と名前の同時掲載をしないこと(必要に応じモザイク処理)としていますが、何せ顔と名前をアピールするのが選挙活動ですので、本人たちの同意を得た上で、あえてモザイク等をかけず掲載しています。
熊本県教育委員会の視察
本日(7日)、熊本県教育委員会の教育政策課 教育情報化推進室の 源 敏秀 主幹と 城井 順一 指導主事(兼市町村教育局 義務教育課 指導主事)のお二人が、「GIGAスクール構想」に係る本校のICTの活用状況について視察に来られました。同推進室とは、本県のICT活用推進の司令塔として活躍しておられる部署です。
まず1校時後半と2校時前半に、各教室を参観して回っていただき、本校でICTを授業にどのように活用できているか見ていただきました。本校の先生方には、「特別なことをする必要はなく、タブレットや電子黒板をいつものように使ってください」と指示をしていましたが、ほとんどの授業で何らかの活用場面が見られていました。また併せて、小学校でタブレット等を使っている授業も見ていただきました。
その後、本校が開校以来、どのようにICTの活用を進めてきたか、主に 井上 教務主任から説明を行い、それを受けて質疑応答や意見交換を行いました。本校からは私(校長)、髙橋教頭、井上教務主任の他、ICT支援員を委託している(株)クラウド-IAの 松岡 代表取締役及び 板東 支援員にもご参加いただき、かなり専門的な内容も含めつつ、学校現場に即した話し合いができたのではないかと思います。
ご承知のとおり、本年度「GIGAスクール構想」の前倒しにより、日本全国の小中学生にタブレットが貸与されましたが、その活用状況については、学校間、自治体間、地域間でかなり大きな格差が生じているのも事実です。意見交換の時間には、そのような課題(ICT活用が進まない学校や自治体が抱える壁等)について、どのようにすれば解決・改善するのか、率直な意見交換ができたと思います。私からは、「最終的には『ハード』ではなく『意識』ですよ。」と強調しておきました。
本校では今後、さらに一歩先を見据えたICT教育を進めていく予定です。その取組状況等については、積極的に本HP等で公開し、他校・他自治体の参考にもなるよう努めていきたいと思っています。
かわいいお客さん
本日(6日)の4校時、校長室で執務をしていると、かわいいお客さんがやってきました。小学校の1年3組のお友達5人が、8日(水)に体育館で行われる「かえでのもりあきまつり」の招待状を持ってきてくれたのです。
おそらく生活科の学習成果の発表会としての位置づけで行われるものと思いますが、私(中学校長)もぜひ出席させていただき、楽しませていただこうと思います。
新聞コンクールの表彰式
本日(4日)、熊本日日新聞本社で、熊日新聞コンクール中学生の部の表彰式が行われ、深水学年主任に引率いただき、2年生3クラスの壁新聞コースのメンバーが出席しました。
まず、主催者の挨拶で、「レイアウト、構成、内容もさることながら、自分たちの学校に対する誇りが感じられた。今をリアルに描いたのがよかった。」とのお話がありました。
また、熊日賞(1組)、最優秀賞(2組)、優秀賞(3組)の表彰の後、審査委員長(熊本県立大 半藤学長)の講評では、「相手を知る、研究することが大事。楓の森が上位3つを独占するなど、前代未聞。3つの新聞で学校を紹介し、甲乙つけ難い。最終的にできばえで判断した。」との最高の賞賛をいただきました。
さらに「人と接することの大切さ、絆にも気付いてほしい。」と、合志楓の森中が目指している教育と重なる言葉もいただき、まさしくそのことを生徒たちが実践してくれていることに、校長としてとても誇らしさを感じました。
【12/7追記】新聞記事のテキストは以下のとおりです。
2021熊日新聞コンクール中学新聞の部 合志楓の森など表彰(2021.12.05 朝刊 ) 「2021熊日新聞コンクール中学新聞の部」の表彰式が4日、熊本市中央区の熊本日日新聞社であり、グランプリの熊日賞に選ばれた合志市立合志楓[かえで]の森中2年1組の「楓の誇り」など入賞17点の代表者に、熊日の本田清悟事業局長が表彰状を贈った。 |
1年のクラスマッチ
11月29日(月)は2年生の修学旅行で、私(校長)は学校を不在でしたので、遅ればせながらですが同日、第1学年で行ったクラスマッチの様子を掲載します。
種目は「ガガ」「ペタンク」「シャッフルボード」「ドッヂビー」で、これらは「ニュースポーツ」と呼ばれ、老若男女、障がいの有る無しにかかわらず、みんなで楽しむことができるスポーツです。当日は、菊池少年の家から講師の先生をお招きし、各種目の方法のご指導をいただきました。
コロナ禍の影響で体育大会や集団宿泊教室が中止になり、クラスのみんなが一緒に何かに取り組んで楽しい思い出をつくるようなことがなかなかできない状況でしたが、今回はみんなが全力でプレーを行い、笑顔いっぱいの楽しい時間を過ごすことができたと、1年部の先生から聞きしました。
一応クラスマッチですから。総合優勝は3組だったと聞いています。校長としては、今回の取組で友達との心の絆がさらに強まり、学級の支持的な雰囲気が一層よくなってくれればいいなと思っています。
熊本県学力・学習状況調査
昨日(2日)、合志楓の森小学校・中学校では熊本県学力・学習状況調査を行いました(小学校は3~6年)。これは、県内(熊本市を除く)の全小・中学校で行っている調査で、小学校は国語・算数と質問紙調査、中学校は国語・数学・英語と質問紙調査を行います。
中学校では、1校時に国語、2校時に数学、3校時に英語、4校時に質問紙調査を行いました。国語、数学、英語は、これまで学習してきた内容に基づく問題ですが、国際学力調査(PISA、TIMSS)や全国力・学習状況調査と傾向性を同じくし、知識の記憶量のみならず、知識を活用する力(思考力・判断力・表現力等)も評価する問題形式となっています。また、質問紙調査では生活習慣や学校生活、学習状況等の100問ほどの質問項目に答えることになります。
「調査」という名称でもやっていること自体は「テスト」ですから、その結果(平均点等)について気にならないといったら嘘になるでしょう。しかし、本校の場合は、また開校後1年もたたない新設校ですから、その平均点等が良くても悪くても、その全てが本校教育の成果(結果)とは言えません。たまたまそういう状況の児童生徒たちが本校に転籍したという言い方もできるでしょう(次年度からは同一集団の経年変化が評価できます)。大事なことは、その結果(学力学習状況)を踏まえ、今後の教育課程のマネジメントや授業の工夫・改善に生かすことだと考えています。そういった意味から、質問紙調査の結果の方が、むしろ私(校長)は気になっています。
なお、本調査の個人の結果につきましては、2月頃ご家庭にもお渡しすることになります。
修学旅行速報(2日目)
◎車内での解散式
1号車(1組) | 2号車(2組) | 3号車(3組) |
学校への到着時は日が暮れてるいので、修学旅行の解散式は各車内で行いました。
各車で微妙に違うからかもしれませんが、各班長・実行委員からの感想発表、先生方からの話、添乗員さん、バスガイドさん、運転手さんへのお礼の言葉、担任からの書連絡の流れで行いました。2号車、3号車の解散式に校長は参加できないので、次のメッセージをLINEで送っておきました。
2年生の皆さん、修学旅行は楽しかったですか? 私(校長)も皆さんとともに1泊2日の旅行をして、とても楽しかったです。 私はこの2日間で、合志楓の森中の2年生の素晴らしさを、また改めて感じることができました。 何と言っても、日程の全てが、予定の時刻前に集合し、出発できたことには感心しました。お陰で、2泊3日の旅行に負けないぐらい充実した旅行内容を、余裕持って実施することができました。 これは、班長さん、部屋長さんのリーダーシップとともに、生徒全員の自覚があったからこそだできたことだと思います。 また、各旅行地の目的に応じたメリハリのある皆さんの態度も立派でした。やはり本校の2年生は、「考え方が大人」の生徒が多いなとも感じました。 さらに、今回の楽しかった修学旅行は、先生方のご指導や旅行のお金を出していただいたお家の人のお陰であるという感謝の気持ちも大事してください。 最後に、今回の旅行が皆さんの中学生時代の大切な思い出になるとともに、一緒に旅をした仲間との友情が、より一層深まることを願って止みません。 2日間、大変お疲れ様でした。 校長より |
なお、学校到着は17:50頃になる予定です。
これをもちまして、修学旅行にかかるHPの更新を終了します。ご閲覧いただいた皆様、誠にありがとうございました。
◎集合・帰熊へ
14:40、バスが来たので、早めに戻ってきていた生徒がバスに乗り始めました。バスに乗る時は、検温と消毒を行っています。
14:47、最後のグループが走って戻ってきました。全員、時間内に集合です。心配だった雨もとうとう降らず、「みんなの日頃の行いが良いから」とバスガイドさんがおっしゃっていました。
これから約2時間半かけて帰熊します。途中、山江SAでトイレ休憩をする予定です。
◎班別自主行動
鹿児島市内に戻ってきました。生徒たちが待ちに待った自主行動の時間です。天文館近くの中央公園でバスを降り、あっという間に街へ散って行きました(上段)。
街中では、なかなか生徒に遭遇しません。買い物や食事をしているのでしょう。ようやく出会った班の写真を井上先生に送ってもらいました(中段)
集合時間はこの公園に14:50となっています。14:10、もう戻ってきている班もありました(下段)。
◎いおワールド(鹿児島水族館)
いおワールド(かごしま水族館) に到着しました。
水色のトンネルを抜けると、大水槽があってジンベイザメのお出迎え。生徒たちは班行動で思い思い興味ある魚などを見学していました。
その後、イルカプールに移動し、イルカショーを見ました。よく訓練されたイルカたちの様々な芸に生徒たちは大喜びでした。
◎桜島(有村溶岩展望所)
桜島の有村溶岩展望所に着きました。まず、桜島を背景に記念写真。心配していた天気も今のところ問題なく、その上風向きも良くてバッチリ記念写真が撮れました。
周辺ではかすかに硫黄のにおいがして、大小の溶岩がゴロゴロしている風景は、阿蘇山とも少し違った様相でした。
旅行団は、再びフェリーに乗って鹿児島市に戻り、「いおワールド(水族館)」へ向かいます。生徒たちの指示への反応が良いので、1本早いフェリーに乗れて20分の貯金ができました。午後の自由行動時の天気の崩れが心配なので、とても助かります。
◎フェリーで桜島へ
フェリーで桜島へ渡りました。朝の気持ちの良い海風を受け、生徒たちは大喜び。桜島の姿が雄大です。お決まりのタイタニックごっこをしている生徒もいました。
◎朝食・出発
おはようございます。 修学旅行の2日目となりました。
朝の検温は、生徒90人全員平熱。体調不良者はいません。6:50、夕食と同様、朝食をクラスごとにとりました。
本旅行団が宿泊した「ホテル吹上荘」は、幕末の名藩主、島津斉彬 公を祀った照国神社の大鳥居の側にあり、周囲には西郷隆盛 像をはじめ、薩摩藩縁の旧称・文化財が点在しています。
生徒たち全員の協力で、今日は予定より15分も早く出発できました。
本日はまず、フェリーで桜島に渡ります。
修学旅行速報(1日目)
◎ホテル到着・夕食等
予定より少し早くホテルに到着しました。特に体調を崩す生徒もおらず、全員元気です。
17:40からホテルのロビーで、部屋長・班長会をしました。本日は本校が貸し切りなので、一般のお客様や他の団体に迷惑をかけることははありません。しかし、当然の宿泊マナーや感染防止対策はきちんとするよう先生方から話があっていました。
夕食は18:30から、各学級毎に会場を分けて行われました。ここでも感染防止のため無言で、全員一方向を向いて食事をしました。
この後は自由時間で、各部屋でのシャワーや荷物の整理、しおりのまとめなどを行い、もう一度班長・部屋長会議をして、10:30消灯となります。
本日のHP更新はここまでとします。明日も生徒たちが全員元気で、有意義な修学旅行2日目を過ごしてくれることを期待しています。
◎体験活動(ハンバーガー・ピザグループ)
ハンバーガー・ピザは黒豚の粗びき肉ハンバーグ等、鹿児島県産の食材を使って思い思いに作っています。成形した後、焼き上がるまでしばしバトミントンで暇つぶし。後方の開聞岳が絶景です。焼き上がった作品には、焼け過ぎて「黒糖ドーナツ棒」みたいなものもありましたが、自然の中で美味しくて楽しい時間が過ごせました。
◎体験活動(カツオのたたきグループ)
まず、講師の方のデモンストレーションを見ました。今朝獲れたばかりの丸々に太ったカツオを目の前でさばいていただきました。 その後、さばいた「さく」をコンロの上で焼いてたたきにしました。私(校長)も試食させて頂きましたが、「こんな旨いカツオのたたきは初めて」と思うぐらい美味しかったです。
講師の方から包丁の使い方が上手と褒められる生徒もいて、生徒たちの意外な側面も垣間見えました。
◎体験活動(さつま揚げグループ)
まさかの鰯の手開きからで、みんな恐る恐るですが、頑張ってます。豆腐、みそ、卵、地酒、しょう油、生姜、砂糖を入れて、ミキサーでかき混ぜます。油で程良く揚げるのですが、2組は男子の方が綺麗に揚げていたそうです。写真は1組の作品。顔を作ったら「ムンクの叫び」みたいになりました。
◎昼食
特攻平和会館近くの食堂で、昼食となりました。
メニューは、奄美大島名物の「鶏飯」と黒豚シャブサラダ、さつま揚げ、うどんでした。食事中はマスクを外しているので、少し可哀想ですが無言です。
なお、知覧はお茶の産地としても有名です。お茶もひと味違って美味しかったと思います。
午後は、3つのグループに分かれ、体験活動(さつま揚げ、カツオのタタキ、ビザ・ハンバーガー)を行うことになります。
こちらは、熊本より2、3℃気温が高いのではないのでしょうか? 池田湖周辺には、もう菜の花が咲き始めていました。
◎平和講和及び見学(知覧特攻平和会館)
知覧特攻平和会館に到着しました。まず、明日の天気が心配なので、クラスごとの記念写真を撮りました(1段目)。
その後、ミュージアムに移動し(2段目)、語り部の方の平和講話を聞きました。生徒たちは真剣な態度で聞き、話の内容をしっかり受け止めてくれているようでした(3段目)。
講話の後に平和集会を行い、講話へのお礼の言葉とともに千羽鶴を捧げ、生徒全員で平和宣言を行いました(4段目)。
なお、平和会館内は撮影禁止ですが、許可をもらって撮影しています。生徒たちは、班ごとに様々な資料や展示物を見学して回り、平和のありがたみ・大切さ等について思いや考えを深めていました(5段目)。
◎桜島SA
桜島SAに到着し、2回目のトイレ休憩です。早速、西郷(せご)どんのお出迎えで、「鹿児島県に来た‼︎」という感じです。これからあと40分程走り、知覧特攻平和会館で平和学習を行う予定です。
◎バスの中など
九州自動車をひたすら南下中です。バスの中では バスガイドさんの案内があっていますが、バスガイドさん次第で催し内容は違うようです(2号車:上段中央・右、3号車:下段左・中央)。ちなみに、私(校長)は1号車に乗っているので、1組の写真だけにならないよう、LINEで写真を送ってもらっています。
宮原SAでトイレ休憩をしました。次は桜島SAで休憩する予定です。
1号車では小山先生が準備したCDがBGMで流れています。人吉まではトンネルだらけで、電波が届きにくいので、HPの更新に時間がかかっています。
◎出発しました
集合が早かったので、予定より15分早く出発できました。体調不良者もなく、生徒90人及び引率職員9人,1人も欠けることなく参加できました。
1日目の体験活動で、さつま揚げ班とカツオのたたき班でバスを乗り換えるので、大きな荷物はそちらで乗るバスに積み込みました。ちょっと面倒くさい処置と思いましたが、本校の賢い2年生にとっては何でもないことでした。
バスの乗車時には必ずアルコール消毒をすることにしています。これは全旅程で行います。また、バスの前と後の後には空気清浄機が設置してありますが、時々換気もすることとにしています。
出発時には、髙橋教頭先生や1年部の先生方、小学校も角田校長先生、米澤教頭先生他、数名の先生方がお見送りをしていただきました。
それでは、元気に行ってきます!!
「性に関する指導」講演会(1年生)
本日(26日)の5、6校時、第1学年は体育館で「性に関する指導」講演会を行いました。
講師には、慈恵病院でお産の手伝いやお母さんと赤ちゃんの健康のケアをされている助産師の 大山 由香 先生をお招きしました。
ニュース等で話題になるのでご承知かと思いますが、慈恵病院には「赤ちゃんポスト」と呼ばれている「こうのとりのゆりかご」が設置されていることもあり、大山先生は「命の大切さ」を訴えるために小学校・中学校・高校等で数多くの講演活動を行っていらっしゃいます。
今日は「未来ある君たちに伝えたいこと」という演題で、性に関する正しい知識とともに助産師だからこそ言える命の尊さを伝えていただきました。生徒たちはその話を受け止め、「命の大切さ」について自分の頭でしっかり考えてくれたのではないかと思います。
修学旅行の結団式(2年生)
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本日(26日)の6校時、第2学年は武道場で、来週の29日(月)~30日(火)の修学旅行の結団式を行いました。
団長(校長)の話の後、実行委員会からの話や平和宣言の練習等があり、生徒たちの心の準備も整ったのではないでしょうか。
ご承知のとおり、本年度は新型コロナウイルス感染症の拡大状況が厳しい場合でも修学旅行が実現できるよう、鹿児島方面へ変更した修学旅行になりました。このことについては、保護者の皆様はもちろん、生徒たちからも全くと言ってよいほど苦情等はなく、学校の判断にこれほどにまでご理解ご協力をいただいているのかと、改めて心から感謝申し上げたいと思っています。
現在の2年生は、入学時から臨時休校でスタートし、集団宿泊教室にも行けず、体育大会も縮小(1年時)又は中止(2年時)と、思いのままにならないことが多すぎる学年です。それなのに生徒たちは、健気に毎日に学校生活を頑張り、数々の成果を残してきています。こんな素晴らしい2年生です。この修学旅行においても、たくさんの思い出とともに文字どおり「学びを修める」有意義な旅行にしてくれるものと信じています。
しみ抜きに挑戦(1年家庭)
本日(25日)の3校時、家庭科室では1年1組が実習をしていました。内容はというと、「適切な衣服の手入れに挑戦しよう」ということで、アイロンがけやブラシかけ、しみ抜きの方法などを実習を通して学んでいました。
私(校長)が見に行った時は、ちょうど「しみ抜き」に挑戦していた時で、しょう油(しみ)をたらした布に当て布をし、水にぬらした歯ブラシでたたいてしみを抜いていました。しみ抜きにもテクニックがあって、しみの真ん中に水を垂らすとしみはさらに広がりますが、しみの縁の外側に円状に水を垂らすとそれ以上広がることはありません。小山教諭の説明を聞いて「なるほど納得!!」です。班対抗のタイムレースで行いましたが、早い班はたった1分ちょっとでしみを抜ききっていました。
熱量と電力の関係(2年理科)
本日(25日)の2校時、理科室では2年2組が理科の授業で実験をしていました。
内容は「電流によって発生する熱量と電力の関係」を実験によって調べるというもので、実験で得たデータをグラフ化し、考察するというものでした。実験には当然「誤差」というものあり、それをどう解釈し法則性を見つけるかということがポイントですが、教師からのその問いかけにもすぐに反応していました。このように2年2組は2年生の中でも特に元気の良いクラスで、雰囲気にのってくれるので授業はやりやすいクラスだと思います。ただし、そういう反応のよい生徒のペースで授業がポンポン進んでいくと、じっくり考えたい生徒や理解に時間がかかる生徒は、学びのチャンスを減らすことになる心配はあります。これは教師が発問を工夫することでずいぶん解消するものではありますが、生徒たち自身も2年2組の良さを大事にしつつ、手際よくさっさと進めるところ、じっくり深く考えるところのメリハリをつけてくれたら、さらに良いクラスになりそうな気がしています。
第1学年の人権学習(部落差別問題学習)
本日(25日)の1校時、1年生は体育館に全クラス集合し、合同の人権学習を行っていました。
後期後半(従前の2学期)の人権学習は、「部落差別問題学習」を中心に進めることになっています。本校では「ハンセン病問題」を一つの柱として人権学習をおこなっていくことは、様々な場面でアナウンスしていますが、「部落差別問題学習」は、言わずもがなのもう一つの柱であり、これまで合志市立小中学校が積み重ねてきた知見や成果を踏まえ、本校でもしっかり取り組んでいきたいと考えています。
本日はその学習の第1時間目として、部落差別問題の歴史を正しく認識するため、第1学年主任で社会科担当の町田教諭が一斉に学習指導を行いました。これには、小学校でも部落差別問題は学習しているものの、複数の小学校から集まってきているため、学習のスタート地点を揃える意味合いもあります。
歴史は「ただ学ぶ」だけではなく、「正しく学ぶ」ことがとても重要であると私(校長)は考えています。なぜなら歴史というものは、時の為政者等によって割と簡単に歪曲やねつ造ができるものであり、それゆえに時には「歴史認識」という言葉で国際問題になったりすることさえあるからです。本校では、文部科学省や熊本県教育委員会の見解を踏まえ、最新の歴史研究に基づいて中立かつ公正に人権学習を進めていきたいと考えています。そういった意味でも、同じ社会科の教師として校長が最も信頼している町田教諭が、今回の人権学習をスタートさせてくれたことにとても安心と頼りがいを感じているところです。
なおこの学習場面でも、理由あって学校に来れていない生徒や新型コロナウイルス係る用心等のため休んでいる生徒へ向け、オンラインでの授業配信を行っています。
道徳(1の3)の大研
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本日(24日)の5校時、1年3組で道徳の研究授業(大研)を行いました。「大研」とは、学校の全教職員が授業を参観し、その後の授業研究会に参観する研究授業のことを言います。ちなみに、それが学年部単位であれば「中研」、それより小規模であれば「小研」となります。
本日の授業は、担任の矢野教諭が挑戦しました。これは初任者研修の一環でもあるのですが、授業そのものは初任者とは思えないほどなかなかのもの。特にいいなと思った点は、授業のテンポが良いこと、教師の口調や表情が豊かで授業にメリハリがあること、生徒の意見の拾い上げやその意見への反応(共感や支持)がうまいこと、等が挙げられます。また、1の3の生徒たちを見ていて感心したことは、生徒が発表する時、多くの生徒が発表するその生徒の方を見て聞いていることでした。
もちろん道徳の授業として見た場合は、まだまだ課題はあるのかもしれません。とりわけ新しい教育課程における特別な教科「道徳」の授業(考え議論する道徳)をいかに充実させるかは、教職員全員の課題で、このことについては、授業研究会で協議を深めたところです。矢野教諭自身も、先輩教師のアドバイス等を参考にしながら、さらに授業の力量を高めてくれるものと思っています。
書道の授業
本日(24日)の3校時に3階行くと、1年2組と2年3組で書道の授業があっていました。
これは合志市の文化祭に出品する作品を書いているそうで、ここ1週間の国語は「書道週間」になるとのことです。題材は1年生が「月光」、2年生が「豊かな心」です。書道もピアノと同じように習い事をしている人はそうでない人との間にアドバンテージがあるようですし、やはり美しい字を書く人は姿勢がよく、肘が上がっていて、体全体で書いているかのように見えます。
茶道・華道、柔道・剣道のように、「書」も「道」がつく日本の伝統文化であり、書道作品 = 芸術作品です。本校で、書の達人と言えば 橋爪 養護教諭で、いろんな掲示物を「書」で作っていただいています。文字をパソコンで作成し、プリンターで印刷してしまいがちな時代ですが、同じ掲示物でも、やはり「真筆」には味わいと価値がありますね。生徒たちにもこのような機会を通じて日本文化の良さを感じて欲しいと思っています。
熊日新聞の取材(新聞コンクールの入賞)
ビッグなニュースが飛び込んできました。2年生の総合的な学習の時間で、壁新聞グループが取り組んだ作品を2021熊日新聞コンクール中学新聞の部に出品していましたが、なんとその結果は、熊日賞・最優秀賞・優秀賞(第1~3席)を受賞するという快挙でした(トップページのトピックにも掲載しています)。
それを受けて、熊日新聞合志支局の深川記者が、熊日賞を受賞した「楓の誇り」(2年1組作品)について、作成した7人の生徒への取材に来られていました。
このことが新聞に載るのは数日後になるとのことです。私(校長)も指導した光永教諭とともに取材に立ち会いましたが、どのようなことを聞かれたかは、新聞記事を見てのお楽しみということにしておきましょう。この取材を受けた時の生徒たちの受け答えも新聞に負けないぐらい立派で、そういう生徒たちの姿こそ「楓の誇り」だと私は感じました。また、2年2組と2年3組の作品も最優秀賞・優秀賞で、甲乙付け難い立派な作品だったことはもちろんですし、作成にかけた情熱や努力は全く引けを取らなかったと思います。
なお、表彰式は12月4日(土)に熊日新聞本社で行われ、作品はしばらく本社に展示されるとのことでした。
【11/26追記】新聞記事のテキストは以下のとおりです。
新聞コンクール・中学の部 熊日賞に合志楓の森中 2021熊日新聞コンクール中学新聞の部 「2021熊日新聞コンクール中学新聞の部」の審査が18日、熊本市中央区世安町の熊本日日新聞社であり、グランプリの熊日賞に、今春開校した合志市立合志楓[かえで]の森中2年1組の「楓の誇り」を選んだ。次点の最優秀賞は、同中2年2組の「楓の未来」だった。 ●入賞作品 努力の結晶、作品は誇り |
修学旅行に向けて(1週間前)
2年生の修学旅行(11月29日~30日)まで1週間となりました。本日(22日)の4校時、2年生の各クラスでは、その事前学習として貸し切りバスの座席決めや班別自主行動の計画などをおこなっていました。
2年生の様子を見ていると、修学旅行を楽しみにしているとは分かりますが、無駄にはしゃいだり、興奮したりするような様子はなく、粛々と準備を進めているという感じがします。「この学年はほんと大人だな‥‥。」これがたまたまの偶然なのか、それとも新設校だからなのか検証できてはいませんが、学校は安全安心で学びに集中できる場であるべきですから、何よりの雰囲気だと思っています。
ご家族も含め生徒の皆さんにお願いしたいことは「健康管理」です。新型コロナウイルスが小康状態だからといって油断は大敵。2年生全員が元気に修学旅行に参加できることをとにかく祈っています。
小学校の学校訪問(総合訪問)
本日(18日)、合志楓の森小学校では、菊池教育事務所の「総合訪問」が行われています。1校時は概要説明、2校時・3校時は授業参観、4・5校時は各授業・各部会(保健・給食等)への指導・助言、6校時は全体会(学校経営全体への指導・助言)の流れで、合間には諸表簿点検なども行われます。「総合訪問」は、義務制の小中学校にとって一大イベントであり、先週から角田校長先生はじめ小学校の先生方に少しピリピリ感があったのはそのためかもしれません。
本日は、菊池教育事務所から所長・指導課長・管理主事・指導主事6名・社会教育主事、合志市教育委員会から教育長・教育委員4名・教育部長・教育審議員・学校教育課長・指導主事2名、その他にも参観授業の協力者として他校の先生方14名と、たくさんのお客様が来校されています。
本日は中学校に直接は関係のない行事ですが、おのずと中学生の様子も目にされることになります。中学生に特別な期待をすることはありませんが、挨拶だけはいつも通りやってほしいと思っています。
なお、合志楓の森中学校の「総合訪問」は、3学年揃った来年度(令和4年度)に実施される予定です。中学校としては本日の小学校の対応をしっかり参考にさせていただき、来年度へ向けて準備を進めたいと思っています。
後期中間テスト
本日(18日)と明日(19日)は、後期の中間テストを実施しています。教科は5教科で、1年生が本日は国・社・理、明日は英・数、2年生が本日は社・英・国、明日が理・数の順番になります。
1校時の様子を見て回りましたが、テスト問題が共通テスト、引いては公立高校入試問題の出題形式を強く意識した問題になっていることに一目で気が付きます。たまたま1校時の問題作成者が、内田教諭(1年国語担当)と町田教諭(2年社会担当)で、これまで生徒たちを幾度となく高校へ送り出してきた百戦錬磨の強者(つわもの)だったからかもしれませんが、こういう問題で鍛えられていたら、間違いなく入試問題に強くなるだろうと推測しました。
なお、こういう話を聞くと、ペーパー学力を高めようとする学習塾的な発想と受け取られるかもしれませんが、問題内容そのものは、普段の「主体的で対話邸な深い学び」の実現を目指した授業とのリンク(指導と評価の一体化)を意識したものであることは言うまでもありません。
掃除の様子
今日(17日)は午前中、私(校長)は合志市の社会教育委員会議に出席しており、授業の様子からHP掲載のネタを探すことができなかったので、掃除の様子を見て回りました。
全体的に言えば、本校の生徒たちはよく掃除をしていると思います。しかし、よく見てみると私語をしている生徒(無言掃除では?)やボーッと突っ立っている生徒が全くいないわけではありません。また、広さに対する配当人数が少ない場所の生徒の方が、配当人数が多い場所より頑張っている感じがします。人数が多ければ「自分一人ぐらい‥‥」という甘え心が出てしまい、前述のような一部の生徒の様子になるかもしれません。人は役割の大きさに比例して責任感や使命感も大きくなるのかもしれません。そう考えれば、生徒指導の三原則の一つ「自己有用感を与える」は、とても大事な考え方ですね。
身内を褒めることになりますが、本校の先生方は、とにかくよく掃除を頑張ります。「師弟同業」と「率先垂範」。教育指導の定石です。
学級担任がいなくても(朝の会)
本日(16日)の朝の会の様子を見て回ると、1の3(左写真)と1の4(中央写真)には学級担任がいません。2人は本日、人間ドックと研修で不在です。もちろん副担任が代理で教室に入って指導をしていますが、両クラスとも日直が前に立ち、自分たちで朝の会を進行しています。
感心したのは、その際私語をしたり、別のことをしたりする生徒もおらず、ほとんどの生徒が顔を上げてしっかり朝の会に参加していることです。私(校長)がかつて学級担任をしていた頃、学級担任が不在の日、学級経営が不十分な(支持的風土ができていない、規範意識が育っていない)クラスは、朝の会が「ガタガタ」の状態だったことを思い出します。つまり、学級担任が不在の日に「生徒たちは本性を現す」のかもしれません。それでも学級担任がいて「ガタガタ」(つまり「学級崩壊」の状態)ではなかったので、ずっとマシだったとは思いますが、当時の私の経験と比較して、本校の1年生のレベルは相当高いと言ってよいと思います。
と言っても、学級の中にはいろんな個性を持った生徒がいますので、可能な限り個別に「合理的配慮」を行なっていく必要があります。同時間に3階の西展示スペースでは、本校の特別支援教育のスタッフ(もみじ学級担任、教育活動指導員、教育介護補助員)の打合せが行われてました(右写真)。これは毎日のルーティーンです。
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(~ 2027年3月31日)
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