学校生活(ブログ)

2021年11月の記事一覧

バス 修学旅行速報(2日目)

◎車内での解散式

1号車(1組) 2号車(2組) 3号車(3組)

 学校への到着時は日が暮れてるいので、修学旅行の解散式は各車内で行いました。
 各車で微妙に違うからかもしれませんが、各班長・実行委員からの感想発表、先生方からの話、添乗員さん、バスガイドさん、運転手さんへのお礼の言葉、担任からの書連絡の流れで行いました。2号車、3号車の解散式に校長は参加できないので、次のメッセージをLINEで送っておきました。

 2年生の皆さん、修学旅行は楽しかったですか? 私(校長)も皆さんとともに1泊2日の旅行をして、とても楽しかったです。
 私はこの2日間で、合志楓の森中の2年生の素晴らしさを、また改めて感じることができました。
 何と言っても、日程の全てが、予定の時刻前に集合し、出発できたことには感心しました。お陰で、2泊3日の旅行に負けないぐらい充実した旅行内容を、余裕持って実施することができました。
 これは、班長さん、部屋長さんのリーダーシップとともに、生徒全員の自覚があったからこそだできたことだと思います。
 また、各旅行地の目的に応じたメリハリのある皆さんの態度も立派でした。やはり本校の2年生は、「考え方が大人」の生徒が多いなとも感じました。
 さらに、今回の楽しかった修学旅行は、先生方のご指導や旅行のお金を出していただいたお家の人のお陰であるという感謝の気持ちも大事してください。
 最後に、今回の旅行が皆さんの中学生時代の大切な思い出になるとともに、一緒に旅をした仲間との友情が、より一層深まることを願って止みません。
 2日間、大変お疲れ様でした。  校長より

 なお、学校到着は17:50頃になる予定です。
 これをもちまして、修学旅行にかかるHPの更新を終了します。ご閲覧いただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

◎集合・帰熊へ

 14:40、バスが来たので、早めに戻ってきていた生徒がバスに乗り始めました。バスに乗る時は、検温と消毒を行っています。
 14:47、最後のグループが走って戻ってきました。全員、時間内に集合です。心配だった雨もとうとう降らず、「みんなの日頃の行いが良いから」とバスガイドさんがおっしゃっていました。
 これから約2時間半かけて帰熊します。途中、山江SAでトイレ休憩をする予定です。

 

◎班別自主行動

 鹿児島市内に戻ってきました。生徒たちが待ちに待った自主行動の時間です。天文館近くの中央公園でバスを降り、あっという間に街へ散って行きました(上段)。
 街中では、なかなか生徒に遭遇しません。買い物や食事をしているのでしょう。ようやく出会った班の写真を井上先生に送ってもらいました(中段)
 集合時間はこの公園に14:50となっています。14:10、もう戻ってきている班もありました(下段)。

 

◎いおワールド(鹿児島水族館)

 いおワールド(かごしま水族館) に到着しました。
 水色のトンネルを抜けると、大水槽があってジンベイザメのお出迎え。生徒たちは班行動で思い思い興味ある魚などを見学していました。
 その後、イルカプールに移動し、イルカショーを見ました。よく訓練されたイルカたちの様々な芸に生徒たちは大喜びでした。

 

◎桜島(有村溶岩展望所)

 桜島の有村溶岩展望所に着きました。まず、桜島を背景に記念写真。心配していた天気も今のところ問題なく、その上風向きも良くてバッチリ記念写真が撮れました。
 周辺ではかすかに硫黄のにおいがして、大小の溶岩がゴロゴロしている風景は、阿蘇山とも少し違った様相でした。
 旅行団は、再びフェリーに乗って鹿児島市に戻り、「いおワールド(水族館)」へ向かいます。生徒たちの指示への反応が良いので、1本早いフェリーに乗れて20分の貯金ができました。午後の自由行動時の天気の崩れが心配なので、とても助かります。


◎フェリーで桜島へ

 フェリーで桜島へ渡りました。朝の気持ちの良い海風を受け、生徒たちは大喜び。桜島の姿が雄大です。お決まりのタイタニックごっこをしている生徒もいました。

 

◎朝食・出発

 おはようございます。 修学旅行の2日目となりました。
 朝の検温は、生徒90人全員平熱。体調不良者はいません。6:50、夕食と同様、朝食をクラスごとにとりました。
 本旅行団が宿泊した「ホテル吹上荘」は、幕末の名藩主、
島津斉彬 公を祀った照国神社の大鳥居の側にあり、周囲には西郷隆盛 像をはじめ、薩摩藩縁の旧称・文化財が点在しています。
 生徒たち全員の協力で、今日は予定より15分も早く出発できました。
 本日はまず、フェリーで桜島に渡ります。

 

 

バス 修学旅行速報(1日目)

◎ホテル到着・夕食等

   予定より少し早くホテルに到着しました。特に体調を崩す生徒もおらず、全員元気です。
 17:40からホテルのロビーで、部屋長・班長会をしました。本日は本校が貸し切りなので、一般のお客様や他の団体に迷惑をかけることははありません。しかし、当然の宿泊マナーや感染防止対策はきちんとするよう先生方から話があっていました。
 夕食は18:30から、各学級毎に会場を分けて行われました。ここでも感染防止のため無言で、全員一方向を向いて食事をしました。
 この後は自由時間で、各部屋でのシャワーや荷物の整理、しおりのまとめなどを行い、もう一度班長・部屋長会議をして、10:30消灯となります。
 本日のHP更新はここまでとします。明日も生徒たちが全員元気で、有意義な修学旅行2日目を過ごしてくれることを期待しています。

 

◎体験活動(ハンバーガー・ピザグループ)

 ハンバーガー・ピザは黒豚の粗びき肉ハンバーグ等、鹿児島県産の食材を使って思い思いに作っています。成形した後、焼き上がるまでしばしバトミントンで暇つぶし。後方の開聞岳が絶景です。焼き上がった作品には、焼け過ぎて「黒糖ドーナツ棒」みたいなものもありましたが、自然の中で美味しくて楽しい時間が過ごせました。

 

◎体験活動(カツオのたたきグループ) 

 まず、講師の方のデモンストレーションを見ました。今朝獲れたばかりの丸々に太ったカツオを目の前でさばいていただきました。 その後、さばいた「さく」をコンロの上で焼いてたたきにしました。私(校長)も試食させて頂きましたが、「こんな旨いカツオのたたきは初めて」と思うぐらい美味しかったです。
 講師の方から包丁の使い方が上手と褒められる生徒もいて、生徒たちの意外な側面も垣間見えました。

 

◎体験活動(さつま揚げグループ)

 まさかの鰯の手開きからで、みんな恐る恐るですが、頑張ってます。豆腐、みそ、卵、地酒、しょう油、生姜、砂糖を入れて、ミキサーでかき混ぜます。油で程良く揚げるのですが、2組は男子の方が綺麗に揚げていたそうです。写真は1組の作品。顔を作ったら「ムンクの叫び」みたいになりました。

 

◎昼食

 特攻平和会館近くの食堂で、昼食となりました。
 メニューは、奄美大島名物の「鶏飯」と黒豚シャブサラダ、さつま揚げ、うどんでした。食事中はマスクを外しているので、少し可哀想ですが無言です。
 なお、知覧はお茶の産地としても有名です。お茶もひと味違って美味しかったと思います。
 午後は、3つのグループに分かれ、体験活動(さつま揚げ、カツオのタタキ、ビザ・ハンバーガー)を行うことになります。
 こちらは、熊本より2、3℃気温が高いのではないのでしょうか? 池田湖周辺には、もう菜の花が咲き始めていました。 

◎平和講和及び見学(知覧特攻平和会館)

 知覧特攻平和会館に到着しました。まず、明日の天気が心配なので、クラスごとの記念写真を撮りました(1段目)。
 その後、ミュージアムに移動し(2段目)、語り部の方の平和講話を聞きました。生徒たちは真剣な態度で聞き、話の内容をしっかり受け止めてくれているようでした(3段目)。
 講話の後に平和集会を行い、講話へのお礼の言葉とともに千羽鶴を捧げ、生徒全員で平和宣言を行いました(4段目)。
 なお、平和会館内は撮影禁止ですが、許可をもらって撮影しています。生徒たちは、班ごとに様々な資料や展示物を見学して回り、平和のありがたみ・大切さ等について思いや考えを深めていました(5段目)。

 

◎桜島SA

 桜島SAに到着し、2回目のトイレ休憩です。早速、西郷(せご)どんのお出迎えで、「鹿児島県に来た‼︎」という感じです。これからあと40分程走り、知覧特攻平和会館で平和学習を行う予定です。

 

◎バスの中など

 九州自動車をひたすら南下中です。バスの中では バスガイドさんの案内があっていますが、バスガイドさん次第で催し内容は違うようです(2号車:上段中央・右、3号車:下段左・中央)。ちなみに、私(校長)は1号車に乗っているので、1組の写真だけにならないよう、LINEで写真を送ってもらっています。
 宮原SAでトイレ休憩をしました。次は桜島SAで休憩する予定です。
 1号車では小山先生が準備したCDがBGMで流れています。人吉まではトンネルだらけで、電波が届きにくいので、HPの更新に時間がかかっています。

 

◎出発しました

 集合が早かったので、予定より15分早く出発できました。体調不良者もなく、生徒90人及び引率職員9人,1人も欠けることなく参加できました。
 1日目の体験活動で、さつま揚げ班とカツオのたたき班でバスを乗り換えるので、大きな荷物はそちらで乗るバスに積み込みました。ちょっと面倒くさい処置と思いましたが、本校の賢い2年生にとっては何でもないことでした。
 バスの乗車時には必ずアルコール消毒をすることにしています。これは全旅程で行います。また、バスの前と後の後には空気清浄機が設置してありますが、時々換気もすることとにしています。
 出発時には、髙橋教頭先生や1年部の先生方、小学校も角田校長先生、米澤教頭先生他、数名の先生方がお見送りをしていただきました。
 それでは、元気に行ってきます!!

期待・ワクワク 「性に関する指導」講演会(1年生)

 本日(26日)の5、6校時、第1学年は体育館で「性に関する指導」講演会を行いました。
 講師には、慈恵病院でお産の手伝いやお母さんと赤ちゃんの健康のケアをされている助産師の 大山 由香 先生をお招きしました。
 ニュース等で話題になるのでご承知かと思いますが、慈恵病院には「赤ちゃんポスト」と呼ばれている「こうのとりのゆりかご」が設置されていることもあり、大山先生は「命の大切さ」を訴えるために小学校・中学校・高校等で数多くの講演活動を行っていらっしゃいます。
 今日は「未来ある君たちに伝えたいこと」という演題で、性に関する正しい知識とともに助産師だからこそ言える命の尊さを伝えていただきました。生徒たちはその話を受け止め、「命の大切さ」について自分の頭でしっかり考えてくれたのではないかと思います。

笑う 修学旅行の結団式(2年生)

     

 本日(26日)の6校時、第2学年は武道場で、来週の29日(月)~30日(火)の修学旅行の結団式を行いました。
 団長(校長)の話の後、実行委員会からの話や平和宣言の練習等があり、生徒たちの心の準備も整ったのではないでしょうか。
 ご承知のとおり、本年度は新型コロナウイルス感染症の拡大状況が厳しい場合でも修学旅行が実現できるよう、鹿児島方面へ変更した修学旅行になりました。このことについては、保護者の皆様はもちろん、生徒たちからも全くと言ってよいほど苦情等はなく、学校の判断にこれほどにまでご理解ご協力をいただいているのかと、改めて心から感謝申し上げたいと思っています。
 現在の2年生は、入学時から臨時休校でスタートし、集団宿泊教室にも行けず、体育大会も縮小(1年時)又は中止(2年時)と、思いのままにならないことが多すぎる学年です。それなのに生徒たちは、健気に毎日に学校生活を頑張り、数々の成果を残してきています。こんな素晴らしい2年生です。この修学旅行においても、たくさんの思い出とともに文字どおり「学びを修める」有意義な旅行にしてくれるものと信じています。

ニヒヒ しみ抜きに挑戦(1年家庭)

 本日(25日)の3校時、家庭科室では1年1組が実習をしていました。内容はというと、「適切な衣服の手入れに挑戦しよう」ということで、アイロンがけやブラシかけ、しみ抜きの方法などを実習を通して学んでいました。
 私(校長)が見に行った時は、ちょうど「しみ抜き」に挑戦していた時で、しょう油(しみ)をたらした布に当て布をし、水にぬらした歯ブラシでたたいてしみを抜いていました。しみ抜きにもテクニックがあって、しみの真ん中に水を垂らすとしみはさらに広がりますが、しみの縁の外側に円状に水を垂らすとそれ以上広がることはありません。小山教諭の説明を聞いて「なるほど納得!!」です。班対抗のタイムレースで行いましたが、早い班はたった1分ちょっとでしみを抜ききっていました。

理科・実験 熱量と電力の関係(2年理科)

 本日(25日)の2校時、理科室では2年2組が理科の授業で実験をしていました。
 内容は「電流によって発生する熱量と電力の関係」を実験によって調べるというもので、実験で得たデータをグラフ化し、考察するというものでした。実験には当然「誤差」というものあり、それをどう解釈し法則性を見つけるかということがポイントですが、教師からのその問いかけにもすぐに反応していました。このように2年2組は2年生の中でも特に元気の良いクラスで、雰囲気にのってくれるので授業はやりやすいクラスだと思います。ただし、そういう反応のよい生徒のペースで授業がポンポン進んでいくと、じっくり考えたい生徒や理解に時間がかかる生徒は、学びのチャンスを減らすことになる心配はあります。これは教師が発問を工夫することでずいぶん解消するものではありますが、生徒たち自身も2年2組の良さを大事にしつつ、手際よくさっさと進めるところ、じっくり深く考えるところのメリハリをつけてくれたら、さらに良いクラスになりそうな気がしています。

にっこり 第1学年の人権学習(部落差別問題学習)

 本日(25日)の1校時、1年生は体育館に全クラス集合し、合同の人権学習を行っていました。
 後期後半(従前の2学期)の人権学習は、「部落差別問題学習」を中心に進めることになっています。本校では「ハンセン病問題」を一つの柱として人権学習をおこなっていくことは、様々な場面でアナウンスしていますが、「部落差別問題学習」は、言わずもがなのもう一つの柱であり、これまで合志市立小中学校が積み重ねてきた知見や成果を踏まえ、本校でもしっかり取り組んでいきたいと考えています。
 本日はその学習の第1時間目として、部落差別問題の歴史を正しく認識するため、第1学年主任で社会科担当の町田教諭が一斉に学習指導を行いました。これには、小学校でも部落差別問題は学習しているものの、複数の小学校から集まってきているため、学習のスタート地点を揃える意味合いもあります。
 歴史は「ただ学ぶ」だけではなく、「正しく学ぶ」ことがとても重要であると私(校長)は考えています。なぜなら歴史というものは、時の為政者等によって割と簡単に歪曲やねつ造ができるものであり、それゆえに時には「歴史認識」という言葉で国際問題になったりすることさえあるからです。本校では、文部科学省や熊本県教育委員会の見解を踏まえ、最新の歴史研究に基づいて中立かつ公正に人権学習を進めていきたいと考えています。そういった意味でも、同じ社会科の教師として校長が最も信頼している町田教諭が、今回の人権学習をスタートさせてくれたことにとても安心と頼りがいを感じているところです。
 なおこの学習場面でも、理由あって学校に来れていない生徒や新型コロナウイルス係る用心等のため休んでいる生徒へ向け、オンラインでの授業配信を行っています。
 

笑う 道徳(1の3)の大研

 本日(24日)の5校時、1年3組で道徳の研究授業(大研)を行いました。「大研」とは、学校の全教職員が授業を参観し、その後の授業研究会に参観する研究授業のことを言います。ちなみに、それが学年部単位であれば「中研」、それより小規模であれば「小研」となります。
 本日の授業は、担任の矢野教諭が挑戦しました。これは初任者研修の一環でもあるのですが、授業そのものは初任者とは思えないほどなかなかのもの。特にいいなと思った点は、授業のテンポが良いこと、教師の口調や表情が豊かで授業にメリハリがあること、生徒の意見の拾い上げやその意見への反応(共感や支持)がうまいこと、等が挙げられます。また、1の3の生徒たちを見ていて感心したことは、生徒が発表する時、多くの生徒が発表するその生徒の方を見て聞いていることでした。
 もちろん道徳の授業として見た場合は、まだまだ課題はあるのかもしれません。とりわけ新しい教育課程における特別な教科「道徳」の授業(考え議論する道徳)をいかに充実させるかは、教職員全員の課題で、このことについては、授業研究会で協議を深めたところです。矢野教諭自身も、先輩教師のアドバイス等を参考にしながら、さらに授業の力量を高めてくれるものと思っています。

期待・ワクワク 書道の授業

     

 本日(24日)の3校時に3階行くと、1年2組と2年3組で書道の授業があっていました。
 これは合志市の文化祭に出品する作品を書いているそうで、ここ1週間の国語は「書道週間」になるとのことです。題材は1年生が「月光」、2年生が「豊かな心」です。書道もピアノと同じように習い事をしている人はそうでない人との間にアドバンテージがあるようですし、やはり美しい字を書く人は姿勢がよく、肘が上がっていて、体全体で書いているかのように見えます。
 茶道・華道、柔道・剣道のように、「書」も「道」がつく日本の伝統文化であり、書道作品 = 芸術作品です。本校で、書の達人と言えば 橋爪 養護教諭で、いろんな掲示物を「書」で作っていただいています。文字をパソコンで作成し、プリンターで印刷してしまいがちな時代ですが、同じ掲示物でも、やはり「真筆」には味わいと価値がありますね。生徒たちにもこのような機会を通じて日本文化の良さを感じて欲しいと思っています。

興奮・ヤッター! 熊日新聞の取材(新聞コンクールの入賞)

 ビッグなニュースが飛び込んできました。2年生の総合的な学習の時間で、壁新聞グループが取り組んだ作品を2021熊日新聞コンクール中学新聞の部に出品していましたが、なんとその結果は、熊日賞・最優秀賞・優秀賞(第1~3席)を受賞するという快挙でした(トップページのトピックにも掲載しています)。
 それを受けて、熊日新聞合志支局の深川記者が、熊日賞を受賞した「楓の誇り」(2年1組作品)について、作成した7人の生徒への取材に来られていました。
 このことが新聞に載るのは数日後になるとのことです。私(校長)も指導した光永教諭とともに取材に立ち会いましたが、どのようなことを聞かれたかは、新聞記事を見てのお楽しみということにしておきましょう。この取材を受けた時の生徒たちの受け答えも新聞に負けないぐらい立派で、そういう生徒たちの姿こそ「楓の誇り」だと私は感じました。また、2年2組と2年3組の作品も最優秀賞・優秀賞で、甲乙付け難い立派な作品だったことはもちろんですし、作成にかけた情熱や努力は全く引けを取らなかったと思います。
 なお、表彰式は12月4日(土)に熊日新聞本社で行われ、作品はしばらく本社に展示されるとのことでした。

【11/26追記】新聞記事のテキストは以下のとおりです。

新聞コンクール・中学の部 熊日賞に合志楓の森中 2021熊日新聞コンクール中学新聞の部
(2021.11.25 熊本日日新聞 朝刊 5面)  

 「2021熊日新聞コンクール中学新聞の部」の審査が18日、熊本市中央区世安町の熊本日日新聞社であり、グランプリの熊日賞に、今春開校した合志市立合志楓[かえで]の森中2年1組の「楓の誇り」を選んだ。次点の最優秀賞は、同中2年2組の「楓の未来」だった。
 「壁新聞の部」に県内6校から計26点の応募があった。県立大の半藤英明学長、県教委義務教育課の永松由紀子指導主事、熊本市立出水南中の今井克彦教頭、熊日の高本文明読者・新聞学習センター長が、企画力やレイアウトなど5項目を審査した。
 「楓の誇り」は、4月に開校した同中と、楓[かえで]の森小が同じ校舎に入り小中一貫教育を進める背景などを丁寧に取材。全国唯一のハンセン病患者専用刑務所、旧菊池医療刑務支所の跡地を活用した点にも触れ、「差別や偏見を助長する事態は二度と引き起こしてはならない」との願いも伝えた。紙面上に作った扉を開くと、校舎の見取り図が見られる仕掛けも。審査員からは「レイアウトや見出しが目を引き、読み応えがある」「わかりやすさとともに学校に対する誇りが伝わる」などと高く評価された。
 熊日賞など入賞作17点は26~12月4日、熊日本社1階ロビーに展示する。最終日の4日は表彰式がある。(藤山裕作)

●入賞作品
熊日賞】楓の誇り(合志楓の森2年1組)
【最優秀賞】楓の未来(同2年2組)
◇壁新聞の部
秀賞】楓の軌跡(同2年3組)共存共栄(西合志南3年壁新聞チームC)前程万里(同3年同A)来者可追(同3年同B)霞草(宇土鶴城2年5組)
【審査員特別賞】 水郷(小川3年壁新聞A)
▽優良賞 改革(同3年同B)我武者羅(宇土鶴城2年1組)仏蘭西(同3年エッフェル組)秋桜(同2年2組)胡蝶蘭(同2年6組)紅(同2年7組)雪月花(同3年)想結(泗水3年)唯一無二(合志2年4組)
【佳作】 紫蘭(宇土鶴城2年3組)絆(同1年1・2・3組)勿忘草(同2年4組)秋風(同1年7・8組)威風(同1年4・5・6組)咲(泗水3年)幸(同3年)雲外蒼天(合志2年3組)獅子奮迅(同2年1組)

努力の結晶、作品は誇り
 開校して初めての挑戦で、2年1組の7人が頂点を勝ち取った。リーダーの三村誉さんは「何度も集まり、内容を練り直して作り上げた努力の結晶。作品は私たちの誇り」と胸を張った。
 新型コロナウイルスの影響で制作を中断した時期もあり、昼休みや放課後を使って期限の2日前に完成させた。国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園や合志市教育委員会などに取材。同級生にはハンセン病に関する認識を尋ねた。石阪珊來さんは「開校の歴史は新聞やインターネットで調べた。難しかったけど勉強になった」と振り返る。
 見出しにもこだわった。トップ記事は「ツタが絡むように小中学校が連携し、学校の歴史が続いてほしい」とツタ模様を描いた。多彩な色のパズルのピースを描いた見出しは「一人一人の個性を団結させる」という思いを込めた。
 後輩に向けて「新聞を通して学校を誇りに思ってほしい」と7人。指導した光永万美教諭(56)は「テーマを明確にし、ストーリー性を持たせた。気になることはすぐ調べるという主体性が素晴らしかった」とねぎらった。(深川杏樹)