学校生活(ブログ)

興奮・ヤッター! 熊日新聞の取材(新聞コンクールの入賞)

 ビッグなニュースが飛び込んできました。2年生の総合的な学習の時間で、壁新聞グループが取り組んだ作品を2021熊日新聞コンクール中学新聞の部に出品していましたが、なんとその結果は、熊日賞・最優秀賞・優秀賞(第1~3席)を受賞するという快挙でした(トップページのトピックにも掲載しています)。
 それを受けて、熊日新聞合志支局の深川記者が、熊日賞を受賞した「楓の誇り」(2年1組作品)について、作成した7人の生徒への取材に来られていました。
 このことが新聞に載るのは数日後になるとのことです。私(校長)も指導した光永教諭とともに取材に立ち会いましたが、どのようなことを聞かれたかは、新聞記事を見てのお楽しみということにしておきましょう。この取材を受けた時の生徒たちの受け答えも新聞に負けないぐらい立派で、そういう生徒たちの姿こそ「楓の誇り」だと私は感じました。また、2年2組と2年3組の作品も最優秀賞・優秀賞で、甲乙付け難い立派な作品だったことはもちろんですし、作成にかけた情熱や努力は全く引けを取らなかったと思います。
 なお、表彰式は12月4日(土)に熊日新聞本社で行われ、作品はしばらく本社に展示されるとのことでした。

【11/26追記】新聞記事のテキストは以下のとおりです。

新聞コンクール・中学の部 熊日賞に合志楓の森中 2021熊日新聞コンクール中学新聞の部
(2021.11.25 熊本日日新聞 朝刊 5面)  

 「2021熊日新聞コンクール中学新聞の部」の審査が18日、熊本市中央区世安町の熊本日日新聞社であり、グランプリの熊日賞に、今春開校した合志市立合志楓[かえで]の森中2年1組の「楓の誇り」を選んだ。次点の最優秀賞は、同中2年2組の「楓の未来」だった。
 「壁新聞の部」に県内6校から計26点の応募があった。県立大の半藤英明学長、県教委義務教育課の永松由紀子指導主事、熊本市立出水南中の今井克彦教頭、熊日の高本文明読者・新聞学習センター長が、企画力やレイアウトなど5項目を審査した。
 「楓の誇り」は、4月に開校した同中と、楓[かえで]の森小が同じ校舎に入り小中一貫教育を進める背景などを丁寧に取材。全国唯一のハンセン病患者専用刑務所、旧菊池医療刑務支所の跡地を活用した点にも触れ、「差別や偏見を助長する事態は二度と引き起こしてはならない」との願いも伝えた。紙面上に作った扉を開くと、校舎の見取り図が見られる仕掛けも。審査員からは「レイアウトや見出しが目を引き、読み応えがある」「わかりやすさとともに学校に対する誇りが伝わる」などと高く評価された。
 熊日賞など入賞作17点は26~12月4日、熊日本社1階ロビーに展示する。最終日の4日は表彰式がある。(藤山裕作)

●入賞作品
熊日賞】楓の誇り(合志楓の森2年1組)
【最優秀賞】楓の未来(同2年2組)
◇壁新聞の部
秀賞】楓の軌跡(同2年3組)共存共栄(西合志南3年壁新聞チームC)前程万里(同3年同A)来者可追(同3年同B)霞草(宇土鶴城2年5組)
【審査員特別賞】 水郷(小川3年壁新聞A)
▽優良賞 改革(同3年同B)我武者羅(宇土鶴城2年1組)仏蘭西(同3年エッフェル組)秋桜(同2年2組)胡蝶蘭(同2年6組)紅(同2年7組)雪月花(同3年)想結(泗水3年)唯一無二(合志2年4組)
【佳作】 紫蘭(宇土鶴城2年3組)絆(同1年1・2・3組)勿忘草(同2年4組)秋風(同1年7・8組)威風(同1年4・5・6組)咲(泗水3年)幸(同3年)雲外蒼天(合志2年3組)獅子奮迅(同2年1組)

努力の結晶、作品は誇り
 開校して初めての挑戦で、2年1組の7人が頂点を勝ち取った。リーダーの三村誉さんは「何度も集まり、内容を練り直して作り上げた努力の結晶。作品は私たちの誇り」と胸を張った。
 新型コロナウイルスの影響で制作を中断した時期もあり、昼休みや放課後を使って期限の2日前に完成させた。国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園や合志市教育委員会などに取材。同級生にはハンセン病に関する認識を尋ねた。石阪珊來さんは「開校の歴史は新聞やインターネットで調べた。難しかったけど勉強になった」と振り返る。
 見出しにもこだわった。トップ記事は「ツタが絡むように小中学校が連携し、学校の歴史が続いてほしい」とツタ模様を描いた。多彩な色のパズルのピースを描いた見出しは「一人一人の個性を団結させる」という思いを込めた。
 後輩に向けて「新聞を通して学校を誇りに思ってほしい」と7人。指導した光永万美教諭(56)は「テーマを明確にし、ストーリー性を持たせた。気になることはすぐ調べるという主体性が素晴らしかった」とねぎらった。(深川杏樹)