亀城ヶ丘だより
【立志式2/3】040318
西郷隆盛が尊敬した幕末の志士『橋本左内』は、皆さんと同じ年齢の頃、『啓発録』という書物に、「自分は何をしてもおろそかで、注意が行き届かず、弱々しくてぬるい性格であるため、いくら勉強しても進歩がない。これではとても父母の思いに応え、藩や主君のお役に立ち、祖先の名を輝かすような人間になれるはずもない。一体自分はどうしてこんなに駄目なんだろう。そう思うと情けなくてたまらず、毎晩涙で布団を濡らした・・・」
自分には覚悟があるか。そして
〇稚心を去る(幼稚かこつは言わん)
〇気を振う(負けん気をもつ、気合を入れる)
〇志を立てる(将来こぎゃんなろごたるていう目標をもつ)
〇学問に勉める(たいぎゃな勉強する)
〇交友を択ぶ(自分を成長させる友達を選ぶ、ライバルをもつ)ことが大切だということを記しています。
(明日につづく)
【立志式1/3】040317
立志式は、もともとは奈良時代に男子が成人を示す儀式として行ったもので、氏神の社前で服や髪型を大人のものに改め、冠を付けてもらう「元服式」でした。元は頭(首)、服は着用するを表しており、この日を境に、髪型、衣服を大人のものに替えて、社会から一人前の大人として認められました。
こうした儀式は室町時代以降に民間にも普及しましたが、元服年齢には決まりがなく、5〜6歳から20歳程度までと幅広かったそうです。また江戸時代からは女子の場合も男子同様に元服と称し、18〜20歳位の年齢で、または結婚と同時に行なわれるようになりました。
当時は大人になると言うことは、戦に行くことができると言うことであり、忠臣蔵で有名な大石内蔵助の息子、主税は12月に元服し、メンバーに加わり、16歳で大人に混じって切腹しています。まさに、元服式は覚悟を決める式であったと言えます。
「あふ時は かたりつくすとおもへども 別れとなれば のこる言の葉」
毎日顔を合わせていた時には、十分に語り尽くしたと思っていたけれど、いざ別れてもう二度と会うことがないと思うと、まだまだ話したいことがたくさんあったのにと、とても心残りな気持ちになる。という、辞世の句(切腹する前に詠む俳句)を残して切腹しています。
現代においても、法的には13歳までは刑事責任年齢に達していないため、刑罰(保護処分までです。)は受けませんが、14歳からは刑事処分(長期で15年の懲役刑もありえます。)が可能な年齢となり、社会的責任は一層重くなります。
(明日につづく)
【卒業おめでとうございます】040313
本日、湯浦中の28名の生徒が巣立ちました。卒業おめでとうございます。
振り返れば、感染症拡大防止のために三年間で二度の休校。会話が楽しい給食は一方向を向いての黙食、リモートによる全校集会や部活動の中止など、三密を避け、学校生活は大きく制限されました。
修学旅行に全員で行けることが決定したのも、出発前日の午後三時でした。
そのような日々でしたが、皆さんは『自立心にあふれ、夢を実現する生徒』になるという学校教育目標の具現化に向けて、『現状打破』の生徒会スローガンのもと、湯浦中の伝統と校風をより輝かせてくれました。
幼稚園へ自作の遊具を、校区の介護施設へフラワーアレンジメントを贈り喜ばれたことがありました。入所者の方が嬉しくて涙を流されたという話を聞いて、涙した人もいました。感受性の高い三年生でした。
例年、部活を引退しているからという言い訳が多いロードレース大会も、今年は男女ともに上位は三年生が占めました。
合唱コンクールでも圧倒的な歌声を披露し、最優秀賞に輝きました。
生徒会活動にも創意工夫がありました。
開発途上国へワクチンを寄贈するために、地域の事業所に協力を依頼したり、手拭い祭りでブースを設置したりするなど、地域を巻き込んだエコキャップ活動に取り組みました。
授業中の先生への質問をしやすくするためにヘルプカードを作成した生徒会役員がいました。
どれも個々の選挙公約が出発点、実行力のある生徒会執行部でした。
一人一人に目を向けると
二年生の頃から毎朝、長距離の自主練習の後に花の水遣りを続けた人がいました。
掃除の時間、校長室のソファーを一人で抱えて移動させ床を拭き上げる人がいました。
ある人は、入試が終わった後は、祖父のミカン山の手伝いを続けていると聞きました。
「何もできない」と嘆くのではなく、「何ができるか」を考え、最上級生として「何かを成し遂げよう」とする集団でした。
後輩を自らの行動で導いてきた、エネルギッシュで最高な三年生の皆さんに称賛の拍手を送ります。
【ネコの日】20220222
今日、2月22日は「ニャンニャンニャン」でネコの日です。特に今年は2022年2月22日で「ニャオーニャンニャンニャンニャンニャン」ちなみに、9月29日は「来る福」で招き猫の日だそうです。
ネコの日は世界各国で制定されており、ロシアが3月1日、イタリアが2月17日、アメリカが10月29日、国際動物福祉基金(通称IFAW)が定めた『世界ネコの日(International Cat Day、World Cat Day)』は8月8日。その日にした理由は不明ですが、イエネコから野生のヤマネコまで、ネコの保護について考える日とされています。
アメリカが8月17日、イギリスが10月27日、イタリアが11月17日など色々な国に「黒猫の日」がありますが、黒猫は不吉と考えられ虐待された歴史があるため、理解を図ろうという理由で制定されたようです。あまりうれしい起源ではありません。
今でも、保護施設にいるネコの多くは黒猫。写真写りが悪い、インスタ映えしないなどと言う身勝手な理由で捨てられることが多いと聞きます。許せないことです。
私の母は「黒猫は宝猫」と言う話をします。調べると、昔の日本はそういう捉え方をしていたようです。
黒は自然界では目立たず隠れやすい色なので、外敵に襲われることが比較的少なく、穏やかで甘えん坊が多いそうです。うちの「おはぎ」も甘えるのが仕事です。身の回りが黒猫グッズだらけになっていきます。やはり黒猫は魔法使いです。
我が家にはもう一匹いました。湯浦小学校5年生の皆さん。食いしん坊の「マール」は、寄生虫の駆除が昨日やっと終わり、良く食べ、良く寝て、良く遊び、元気に成長しています。「おはぎ」にちょっかいを出し続け、かなりめんどうくさがられています。
【オリンピック】040218
冬季オリンピック開催中。南国熊本からは縁遠いウィンタースポーツの魅力にふれる良い機会です。
私がテレビ観戦した夏・冬のオリンピックで、最も印象に残っているのは、昭和63年(1988年)のソウルオリンピックのあの場面です。
9月24日、土曜(当時は午前中授業)の午後のこと、家に帰っていたら間に合いません、帰りの会を終えた生徒たちが続々に職員室に集まってきました。男子100m決勝、アメリカのカール・ルイスが勝つか、カナダのベン・ジョンソンが勝つか。世界中が注目していました。前年の世界選手権ではスーパースター、カール・ルイスを破り、ベン・ジョンソンが9秒83の世界新記録を作っています。
しかし、テレビの前の職員も生徒も、きっとカール・ルイスが決勝に合わせて仕上げてくるだろうという雰囲気でした。
午後1時30分、「ベン・ジョンソン、筋肉のかたまり」というアナウンサーの解説。直後に号砲、ロケットスタートで他を圧倒、自分がナンバーワンだと指を突き上げゴールするベン・ジョンソン。記録は9秒79、人類が初めて9秒8の壁を破った瞬間でした。ゴール前のカール・ルイスの信じられないといった表情が印象的でした。どよめきが起こった後、生徒がさーっと職員室から引いていきました。
決勝の後の記者会見は更に衝撃的でした。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 漆島未央
運用担当者 教諭 伊高久美子
☆時間割と下校時刻、月行事についてはこちらでご確認ください。
R7 12週.pdf(6/23~6/27)
☆令和7年度の行事予定
6/21(土)・22(日)・28(土) 郡市中体連大会
6/25(水)4時間授業(家庭学習推進日)
7/2・3(水・木)第1回定期テスト
7/4(金)熊本の心公開授業・高校説明会
7/7(月)~ 学校開放週間
7/18(金)終業式
7/22(火)~ 三者面談及び1・2年家庭訪問・三者面談
☆R7年度年間行事予定(4/21の時点での計画ですので、変更する場合があります)
防災教育研究についてのデータは以下のフォルダにあります。
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研究会で未回答となっていたアンケートの回答は以下にあります。
<防災教育関係リンク>
総合防災マップ(ハザードマップ作成に使用)