亀城ヶ丘だより
【新入生説明会】020205
新入生の皆さん、保護者の皆様ようこそ湯浦中学校へ。今年度は非常事態宣言の最中と言うこともあり保護者のみの参加という形をとらせていただきました。
さて、私は昭和53年3月23日に田浦小学校を卒業しています。
私たちが小学6年生の頃は、
中学校に行ったら丸刈りにせんばいかん。部活に入らんばいかん。昨日まで〇〇ちゃんと呼んでいたのに「〇〇先輩」て言わんばん。先輩から体育館の裏に呼び出されるらしい。授業ごとに先生が変わらす。体育の先生がたいぎゃな恐ろしか。先生たちは背広(小学校の先生はほとんどジャージでした)ば着とらす。
など、どうでもよいことにもドキドキして中学校入学を迎えました。
入学式では、生徒会役員の先輩方がすごく大人に見えて圧倒されました。
保護者の皆さんの時代はいかがだったでしょうか。
今、中学生に聞くと、入学前は少しドキドキしたけど、先輩は優しいし、先生方もおもしろいと言います。
私たちの中学時代は先生方や先輩、親の本当に厳しい指導の中で、敷かれたレールの上を走らされていた感もありました。今の中学生は、自分で道を切り拓きながら先に進んでいる生徒がとても多くなりました。
新型コロナウイルス感染症対策のため、いろいろな制限がある中ですが、
毎朝のランニングに休まず参加している先輩たちがいます。
部活動の時間になると復活する先輩たちがいます。
生徒会活動に一生懸命頑張っている先輩たちがいます。
進路決定に向けて一所懸命勉強している先輩たちがいます。
今年は34名の3年生が7つの高校に分かれて進学を希望しており、そのうちの11名はすでに合格を決めているところです。そして、いよいよ来週火曜日は県立高校の前期選抜の内定発表です。
中学校は義務教育最後の学校です。子どもたちは中学校の3年間、親から離陸する滑走路を走ります。保護者と学校には、残りの3年間、社会で自立して生き抜くための心と体と頭を鍛えて卒業させる責任が課せられています。
湯浦中学校は自立に向けて自分で自分を鍛える学校です。そのきっかけを与え、励まし、声を掛け、支える先生たちがたくさんいる学校です。手本となる先輩がたくさんいる学校です。新入生の皆さんの入学を生徒・職員一同心待ちにしています。