校長ブログ「秘密の部屋」

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【アイス指数】010515

 ずいぶん暑くなってきました。体育担当のY先生は、連日、職員に『アイスクリーム友の会』をつくろうと呼びかけています。

 日本アイスクリーム協会のHPによると、20代~40代の男女人300人を対象の調査で、アイスクリームがおいしく感じられる気温は、53.0%が「25℃ぐらい」、25.0%が「20℃ぐらい」と回答、平均で24.1℃という結果でした。また、男性25.0℃、女性23.2℃と、女性の方がアイスクリームの食べごろ温度が低めだそうです。

 気温が22~23℃を超えるとアイスクリームが、30℃を超えると氷菓やかき氷が売れるようになると言われていますが、日本気象協会のHPには『アイスクリーム指数』のページがあり、「アイスが食べたくなる」度合いを、天気や気温などのデータから計算しています。数字が大きいほど「アイスが食べたい!」と感じる気象条件で、今日の熊本県芦北・天草地方は80です。Y先生は、冬以外は大体90~100のようです。

 他にも、『洗濯』、『服装』、『体感温度』、『お出かけ』、『のど飴』、『洗車』、『蚊ケア』、『ビール』指数などなど、いろいろな指数が載っています。ちなみに、今日の芦北・天草地方『シミ・リバウンド指数』は5段階のリスク4でした。

 書いている最中に、廊下からY先生の「“トウモロコシ友の会”をつくりましょう。」という声が聞こえてきました。(H)

 

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【予行演習】010514

 今日は雨が心配されましたが、予定通り予行演習を行うことができました。10連休を挟み、例年より練習期間が少なくなっていますが、団長を中心にとてもよく頑張っています。「先生、1年生が言うことを聞きません!」毎年、3年生の応援リーダーから聞くセリフ、3年生になってわかる先輩の苦労です。

 始業前は、学年対抗競技の長縄跳びの練習に取り組んでいます。『田浦甘夏音頭』は、動きが『甘夏体操』の様相、筋肉が付きそうな固い動きです。応援演舞は、なかなか様になってきました。私が中1の頃は『三三七拍子』などが主流。私は赤団でしたが、3年生の先輩が考えた『三拍子』のフレーズは、忘れもしない「赤は太陽、ピッピッピ。白は鼻くそ、ピッピッピ。」でした。ひどいもんです。今はレベルが高いですね。

 校歌は、午前中はまだお聞かせできるレベルではありませんでした。制定は昭和37年(1962年)度、同窓会を開く先輩たちが必ず学校に問い合わせるのが「歌詞と音源はありませんか?」ということ。田浦中卒業生にとって、所属感・一体感を生む大切な歌です。午後の練習はなかなかのものでした。本番は、自分の限界を超えた大きな声で歌いましょう。その時初めて、体育大会のスローガンが達成できたと言えるでしょう。校歌を歌い終わるまでが体育大会です。(H)

 

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【テレビっ子】010513

 老人会の皆様、保護者の皆様。夕方の除草作業は大変お世話になりました。お陰様で整った環境で体育大会を迎えることができます。職員数・生徒数も少なくなり、グラウンドの整備にも苦労しています。大変助かりました。

 昨夜はテレビのはしごでした。番組の中では地名は紹介されませんが、『ポツンと一軒家』では水上村が2度目の登場でした。番組に登場した親切な元村長さんは、昨年まで芦北教育事務所にいらっしゃった、球磨郡の某小学校の現校長先生のお父さん。今回の放送も楽しみにしていました。桜を見に、つり橋の近くまで行ったことはあるのですが、ぜひ行ってみたいと思います。

 『情熱大陸』では、保護猫カフェ店主の梅田達也さんが登場しました。保健所等に収容されて、一定期間を過ぎた後に殺処分される犬や猫は年間約5万匹もいるそうです。心が苦しくなります。

 『バックステージ』では東京ディズニーリゾートの閉館後の遊具等の保守点検、清掃の舞台裏が紹介されました。全校集会でS先生が例として話をしていましたが、予想以上の取組でした。今は見逃した番組をネットで見ることができるので便利ですね。もう一度見たいと思います。

 母の日でしたので、夕ご飯、風呂の準備、片付け、洗濯に進んで取り組みました。『プロフェッショナル』の取材を受けても良いくらいです。(H)

 

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【水俣高校体育大会】010512

 昨日、水俣高校の体育大会を参観してきました。一つ一つの競技に取り組む姿勢は真剣そのもの、中学生にも見て欲しい大会でした。

 郡市の中学校の校長・教頭の半数は水俣高校のOBで、私もその一人です。校名こそ同じですが、平成24年度の再編で校舎は旧水俣工業高校の場所に移転し、校歌も新しくなったため、新鮮な感じで参観しています。

 私の高校時代は、地域ごとに東・西・南・北の4団で構成され、芦北と以北出身者は北部団でした。応援リーダーの団席は木で2階建ての櫓(やぐら)を組んでいました。昔のことですから、応援リーダーからの指導は今より随分厳しかったと思います。

 私も1年生の時に、応援団に選ばれそうになりました。団長から連れていかれるところを、バレー部キャプテンのIさんから「こいつはレギュラーだけん。」と、体育服を引っ張って引き戻されました。    

 3年生の頃は、前年にリー・リンチェイ(ジェット・リー)の映画「少林寺」が流行したので、ある団の演武には、映画の有名なシーン「は~ぁ、はっ、はっ、はっは!」が入っていたことを思い出します。(H)

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【1年7組2】010511

『水俣二中1年1組学級通信、平成20年3月7日号より』

 初任校の西合志南中学校で担任をした生徒(010506のYくん夫婦)の結婚式に出席しまし。担任したのは17年前。翌年異動のため、たった1年間のつきあいでした。

 昨年、彼らは数名でプチ同窓会を始めたそうです。その中で私に会いたいという話になり、手を尽くして探し出してくれました。担任冥利に尽きます。

 今回、その中の2人が結婚することになりました。新郎から「友だちへのサプライズ」で密かに招待されることになりました。電話があった日から再会を指折り数えました。

 4次会でやっと彼らとゆっくり話をする時間がとれました。わたしが忘れてしまっているようなことを、本当によく覚えてくれていました。17年前のできごとが、つい昨日のことのように甦ってきました。

 私は入学式後の学活で「みんなの写真を手に入れて、全員の名前を覚えて入学式を迎えた。昨年担任した3年生はとても良いクラスだったが、1年7組はもっと良いクラスにする。中学3年間の中で、今年を最も心に残る1年間にしよう。」と話したようです。忘れていましたが、今年の4月に1年1組のみんなに話したこととほとんど同じです。

 お世辞も入っているでしょうが「首都名をたくさん覚えさせられたけど、先生が好きだったから頑張って覚えました。」「叱られても嫌いになったことはなかった。」「とにかく一所懸命に頑張っているという印象でした。」「自分たちにとっての担任はH先生。」という言葉には感激しました。担任の姿、言葉の重さを感じました。 

彼らと話しながら頭に浮かんだのは1年1組のこと。自分はあのときと同じくらい一所懸命か、心に何かを刻み込んできたか。残りの10日間がどれだけ大切か。

 私を原点に返らせてくれた彼らに、心から感謝しています。(H)

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【なかよし遠足】010510

 今日は葦北郡の特別支援学級の遠足で「あしきた青少年の家」に行ってきました。昨日の午前中は雨が降りましたが、午後には上がり、今日はとても良い天気でした。

 会場までスクールバスで移動し、到着後は学校ごとに自己紹介、海岸沿いの散策、お弁当、ビンゴゲーム、レクリェーションで楽しく過ごし、みんなと仲良くなることができました。本校のMくんは帰校後、体育大会の練習に参加しました。さすが中学生。私を含め本校から参加した職員3人はかなりヘタっています。エナジードリンクも効きません。

 人吉三中に勤務していた20年ほど前、「あしきた青少年の家」が完成しました。移動距離が短く活動時間が長く取れると言うことで、集団宿泊の施設を「大隅青少年の家」から変更することになりました。人吉三中は大畑梅園の近くの学校ですが、私がいた頃は、「海に行ったことがない」という生徒も少なくありませんでした。施設に到着し、テラスに出たとたんに広がる海に「うぉー!」大きな歓声が上がったことを思い出します。

 海浜活動で、カッター船を漕ぎ、三ツ島へ上陸することになりました。

「島に着いたら、船を降りて引っ張るから、オールが海底に届いたら教えてくれ。」

「分かりました!」

 三ツ島の海岸が近くなり「先生、オールが届きました!」

「よし、まかせろ!」船を降りた瞬間、私の体は海に沈んでいきました。

教訓:「海は急に深くなっているところがあるから気を付けよう。」あしきた青少年の家に行くたびに思い出します。(H)

 

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【ささみ】010509

 1年1組のウーパールーパーは「本田ささみ」と命名されました。確かに、色と形が鶏ささみっぽい。うちの「おはぎ」と同じネーミングセンスです。聞き慣れた音だと思ったら、「さぁ・さぁ・みぃ」は担任H先生と母音が同じでした。

 みんな、教室に入ると一番に「ささみ」の様子を観察しています。「泳いだ!」が教室の大ニュースでした。生き物係のNくんは、休み時間に椅子を水槽の近くに移動させ眺めていたそうです。大事に育てると、成人式で再会できます。「サラダちくわ」サイズになってもみんなで可愛がってください。

 私も昨夜はネットで調べ続け、ウーパールーパーにずいぶん詳しくなりました。校長室前のホワイトボードに、イラスト入りで紹介したところ、上級生からは「いいなぁ。」「自分のクラスでも何か飼いたい。」の声が聞こえてきます。1年生の限界突破で金魚やメダカ、ドジョウでは満足できないようです。

「(教室で)犬を飼いたい。」「(校長先生なら)ネコならいいんじゃ。」それは勘弁してください。仕事どころではなくなります。(H)

 

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【転入生】010508

 連休明けに1年1組の教室に行くと、友達が一人増えていました。正体は「アホロートル(メキシコサラマンダー)」。アステカの人々が、その姿と驚異的な再生能力から、死と雷をつかさどる神の化身と崇めて「アクソロトル」と呼んだことに由来するそうです。

 幼生の形態を残したまま成熟した個体は、日本に持ち込まれた時に「ウーパールーパー」と名付けられ、80年代半ばに「わくわく動物ランド」で紹介されて人気に火がつきました。教室にいるのも、テレビで有名な体が薄いピンクが透けた白で、目が赤い「アルビノ」の品種。当時はエリマキトカゲなども流行しました。

 現在は、ワシントン条約によって保護され輸出が禁じられた絶滅寸前の希少種となってしまい、教室にいるのも保護対象となる前に日本で繁殖させたものだそうです。

 今は全長約5cmですが、半年ほどで20cm近くまで成長して、平均が25cm程度にはなるようです。教室でメダカや金魚を飼うことはよくありますが、マニアックな選択をしたものです。係だけではなく、学級の全員がこの小さな命に責任をもって、大切に育てていくことでしょう。

 名前は「ゴンザレス」にしようという提案があったようですが、担任のH先生が即刻却下!したそうです。(H)

 

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【1.3学期の始業式】010507

 10連休が終わりました。新学期の始まりのような雰囲気です。連休中に生徒の大きな事故がなかったのが一番です。ブログも休まず書けました。先日会った昔の生徒Oくんが、「毎日読んでます。真面目な話の時は飛ばしてますけど…。」

 連休中とはいえ、特別なことは妻と義母と霧島まで日帰りで行ったことと、昔の生徒に会ったことくらい。後は大会を見て回ったり、仕事をしたりと普段の土日のように過ごしました。休みが長くなると子どもたちに何かが起こるリスクは高まるので、普段より緊張感がありますね。眠る前になり「今日も生徒の事故の報告がなかった。」と一安心、校長独特の感覚かもしれません。

 休みの後半になって、学校に忘れた宿題を取りに来た生徒と話をしました。

「大変ね、頑張れよ。私も宿題がまだ終わっとらんとたいね。」

「校長先生も宿題があるんですか?」

「もちろん。」「レポートを3本と、ブログを10本、あいさつを2本、学校の草刈り、花の水遣り、家の片付け、ネコのブラッシング…。」「今日は奥さんから“帰りにバナナを買ってきて。”のラインが入っとる。」

 連休中のわが家の収穫。おはぎ:トカゲ2匹、ふわり:モグラ1匹。いらないと言っているのに。(H)

 

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【1年7組1】010506

 連休中に、初任校の西合志南中で1年生の時に担任をしたYくん夫婦、Oくんの3人と会いました。早いもので現在41歳です。Oくんは2年弱の期間、仕事(コース料理の中にラーメンがある店)でイタリアのミラノにいました。帰ってきたら会いましょうと言うことでしたがやっと実現しました。今回は、びっくりした話のみを紹介します。

 生徒指導用語で言うところの「元気のよい人」が多い町のアパートに3人で住んでいたそうですが、Oくんは強盗に1回、スリに1回遭遇。警察に行くと「ボーッと生きてんじゃねえよ!」とまでは言いませんが、盗られる方が悪いというような話をされたそうです。「電車で隣に座ったいかにもな感じの男を警戒して、バッグのファスナーを閉め、抱きしめていたのにすられてしまった」と、その技に感心していました。友達の一人も強盗に襲われて「これが身ぐるみ剥がれると言うことか。」というような格好で帰ってきたこともあったそうです。

 突然、大勢の人が涙を流しながら走ってきたので、「何だ!」と思ったら、暴動が起こっていて「催涙弾」が投げられていた。アーノルド・シュワルツネッガー氏が自分の店の前にある高級店に来た。など、話題は尽きませんでした。

 日本の甘いお菓子が恋しくて、お土産で羊羹をもらうととても嬉しかったとのことでした。(H)

 

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