校長ブログ「秘密の部屋」

【転入生】010508

 連休明けに1年1組の教室に行くと、友達が一人増えていました。正体は「アホロートル(メキシコサラマンダー)」。アステカの人々が、その姿と驚異的な再生能力から、死と雷をつかさどる神の化身と崇めて「アクソロトル」と呼んだことに由来するそうです。

 幼生の形態を残したまま成熟した個体は、日本に持ち込まれた時に「ウーパールーパー」と名付けられ、80年代半ばに「わくわく動物ランド」で紹介されて人気に火がつきました。教室にいるのも、テレビで有名な体が薄いピンクが透けた白で、目が赤い「アルビノ」の品種。当時はエリマキトカゲなども流行しました。

 現在は、ワシントン条約によって保護され輸出が禁じられた絶滅寸前の希少種となってしまい、教室にいるのも保護対象となる前に日本で繁殖させたものだそうです。

 今は全長約5cmですが、半年ほどで20cm近くまで成長して、平均が25cm程度にはなるようです。教室でメダカや金魚を飼うことはよくありますが、マニアックな選択をしたものです。係だけではなく、学級の全員がこの小さな命に責任をもって、大切に育てていくことでしょう。

 名前は「ゴンザレス」にしようという提案があったようですが、担任のH先生が即刻却下!したそうです。(H)