【1年7組2】010511
『水俣二中1年1組学級通信、平成20年3月7日号より』
初任校の西合志南中学校で担任をした生徒(010506のYくん夫婦)の結婚式に出席しまし。担任したのは17年前。翌年異動のため、たった1年間のつきあいでした。
昨年、彼らは数名でプチ同窓会を始めたそうです。その中で私に会いたいという話になり、手を尽くして探し出してくれました。担任冥利に尽きます。
今回、その中の2人が結婚することになりました。新郎から「友だちへのサプライズ」で密かに招待されることになりました。電話があった日から再会を指折り数えました。
4次会でやっと彼らとゆっくり話をする時間がとれました。わたしが忘れてしまっているようなことを、本当によく覚えてくれていました。17年前のできごとが、つい昨日のことのように甦ってきました。
私は入学式後の学活で「みんなの写真を手に入れて、全員の名前を覚えて入学式を迎えた。昨年担任した3年生はとても良いクラスだったが、1年7組はもっと良いクラスにする。中学3年間の中で、今年を最も心に残る1年間にしよう。」と話したようです。忘れていましたが、今年の4月に1年1組のみんなに話したこととほとんど同じです。
お世辞も入っているでしょうが「首都名をたくさん覚えさせられたけど、先生が好きだったから頑張って覚えました。」「叱られても嫌いになったことはなかった。」「とにかく一所懸命に頑張っているという印象でした。」「自分たちにとっての担任はH先生。」という言葉には感激しました。担任の姿、言葉の重さを感じました。
彼らと話しながら頭に浮かんだのは1年1組のこと。自分はあのときと同じくらい一所懸命か、心に何かを刻み込んできたか。残りの10日間がどれだけ大切か。
私を原点に返らせてくれた彼らに、心から感謝しています。(H)