湯浦中ブログ

亀城ヶ丘だより

【卒業おめでとうございます】040313

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本日、湯浦中の28名の生徒が巣立ちました。卒業おめでとうございます。

 振り返れば、感染症拡大防止のために三年間で二度の休校。会話が楽しい給食は一方向を向いての黙食、リモートによる全校集会や部活動の中止など、三密を避け、学校生活は大きく制限されました。

 修学旅行に全員で行けることが決定したのも、出発前日の午後三時でした。

  そのような日々でしたが、皆さんは『自立心にあふれ、夢を実現する生徒』になるという学校教育目標の具現化に向けて、『現状打破』の生徒会スローガンのもと、湯浦中の伝統と校風をより輝かせてくれました。

 幼稚園へ自作の遊具を、校区の介護施設へフラワーアレンジメントを贈り喜ばれたことがありました。入所者の方が嬉しくて涙を流されたという話を聞いて、涙した人もいました。感受性の高い三年生でした。

 例年、部活を引退しているからという言い訳が多いロードレース大会も、今年は男女ともに上位は三年生が占めました。  

 合唱コンクールでも圧倒的な歌声を披露し、最優秀賞に輝きました。

 生徒会活動にも創意工夫がありました。

 開発途上国へワクチンを寄贈するために、地域の事業所に協力を依頼したり、手拭い祭りでブースを設置したりするなど、地域を巻き込んだエコキャップ活動に取り組みました。

 授業中の先生への質問をしやすくするためにヘルプカードを作成した生徒会役員がいました。

 どれも個々の選挙公約が出発点、実行力のある生徒会執行部でした。

  一人一人に目を向けると

 二年生の頃から毎朝、長距離の自主練習の後に花の水遣りを続けた人がいました。

 掃除の時間、校長室のソファーを一人で抱えて移動させ床を拭き上げる人がいました。

 ある人は、入試が終わった後は、祖父のミカン山の手伝いを続けていると聞きました。

  「何もできない」と嘆くのではなく、「何ができるか」を考え、最上級生として「何かを成し遂げよう」とする集団でした。

 後輩を自らの行動で導いてきた、エネルギッシュで最高な三年生の皆さんに称賛の拍手を送ります。