湯浦中ブログ

亀城ヶ丘だより

【今日からジャニーズファンです!】020806

 担任が1年生に、「みんなジャニーズファンなの?」と聞いたところ、「今日からファンになります。」との声が返ってきたそうです。正直でよろしい。もちろん、もともとファンだった生徒は、ますます好きになったようです。

 私が人吉三中に勤務していた時、修学旅行で福岡ドームの「巨人・広島戦」を観戦しました。学年主任のY先生は大の広島ファン。巨人の主催ゲームだったため、スクリーンに映されるのは巨人の選手の活躍だけ。巨人側の応援席がお気に召さなかったようです。

 試合後に、宿泊施設のホテルシーホークの中を散策していた生徒たちが巨人の選手たちを見かけました。試合後の食事会場に集まっていたようです。生徒たちは驚いて選手を見ていましたが、ほとんどの選手は足早に会場に入っていきました。

 するとそこに桑田真澄投手が通りかかりました。桑田投手は立ち止まり、「中学生だろ、おいで。」と声をかけ、一緒に写真を撮らせてくれました。ファンを大事にする姿はさすがでした。当時の人吉三中2年生は全員が桑田投手のファンになりました。今はみんな大人になっていますが、テレビで桑田さんを見ると、自分の子どもにその時のことを話しているようです。

 Y先生も「巨人は好かんけど、桑田だけは好き。」に変わっていました。(H)

 

【スマホ・携帯情報安全教室】020805

 葦北教育事務所の塩根社会教育主事に来校いただき、1年生の教室から2・3年生にリモート授業でPTA主催の「スマホ・携帯情報安全教室」と「親の学びプログラム」を行いました。クイズのあとは、親と子の役割演技でSNSの安全な利用について考えました。

スマホ・携帯等の情報機器については「家庭内のルールをつくりましょう。」とか、「食事中に使わないのがマナーです。」とか、「情報モラルを磨きましょう。」ということがよく言われます。「ダメなものはダメ。」という感覚、「ルール」ではなく「モラル」で自分を律する湯浦中にしていきたいですね。

 

 

【ありがとうございます!】020804

 ジャニーズ事務所様より支援物資(トートバッグ、ブランケット、タオル、絆創膏)をいただきました。ありがとうございました。朝から職員で仕訳を行いましたが、コンサート会場のスタッフになった気分でした。

 帰りの会で生徒一人一人に配付しました。

 

 

【しらっぺ】020803

 大学生の時、熊本市周辺出身の友達から指摘されたのが、「ば」で打ち切る表現です。芦北方面では、「勉強せんば(いかんたい)」、「きつかばってん走らんば(強ならんぞ)」、のように、()の中まで言わず「ば」で打ち切ることが多いのですが、友達には違和感があったようです。よく「狸がおってさ。」と続けられました。

 初任校は菊池郡の西合志南中でしたが、生徒の言う「えじい(怖い)」がまったく何のことやら。人吉二中に転勤した時は、生徒から相づちの表現の「じゃ」について、「友達には“じゃ”、先輩には“じゃっです”、先生には“じゃっとです”」と使い分けていることを教えてもらいました。

 高校卒業以来、18年ぶりに水俣に帰ってきました。赴任した水俣二中には理科のM先生(現湯浦中1年主任)がいました。職員会議の資料が配付されたとき、M先生から出たのは「こら“しらっぺ”やった。」数十年ぶりに聞きました。津奈木でもこのような言い方をしていたようです。

 田浦中、湯浦中と芦北町に勤務して6年、時々聞こえる懐かしい表現を嬉しく聞いています。(H)

 

 

【アラクノフォビア】020802

 昨日、薬物乱用防止のパンフレットが届いた。クモの体が「薬物」という文字でデザインされている。養護教諭のK先生はクモが苦手、「よくできているけど、嫌だ。」という声が漏れた。

 私もクモが苦手だ。姿、形、ワサワサと移動する格好、死んで裏返った時の足の付け根が特に嫌だ。書きながらも気分が悪くなる。子どもの時、天井から体のすぐそばに大きなクモが落ちてきて…。腰が抜けた。

 生徒と保育園のボランティアに行って、窓掃除の時に隠れていたクモを直接触ってしまった…。腹部の柔らかい感触がいつまでもとれなかった。

 クモより足が多いゲジゲジも、ムカデも平気、ゴキブリも平気、海岸で見かけるフナムシの集団も平気。ヘビもトカゲも平気。クモだけが弱点。「人間がまだ人間ではなかった昔、昔、クモは命を奪う敵だった。その頃の記憶が残っている。」という話を読んだことがある。トンでも科学だが、私には説得力がある。

 夜のクモ(コブ)は夜コブ(喜ぶ)といって縁起が良いと聞かされても、それはそれ、友達になろうとは思わない。

 それでもなぜかクモの本を数冊持っている。テレビで特集があると録画してしまう。クモの映画のDVDも持っている。子どもの頃に数匹のクモを虫かごで飼ったこともある。子どものすることは矛盾だらけだが怖いもの見たさは人の習性。 

 『クモのはなし』という本の中に、クモの食べ方という話があった。国によっては動きの遅いクモは重要なタンパク源となっている。串に刺して、足をもいで、焼いて…。ジャガイモを生で食べたような味がするそうである。

 昨年度後半に、田浦中から授業に来てもらった理科のM先生、大学・大学院での研究テーマは「ハエトリグモ」である。恐ろしい男だ。あぁ、書きながらめまいが…。(H)     ※アラクノフォビア:クモ恐怖症。