校長ブログ「秘密の部屋」

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【芦北町文化祭】011102

 息子がドアを開けた隙に、ふわり脱走。今日は8時半から芦北町の文化祭。芦北相撲甚句会とオオルリ・コールの発表には間に合わせないと。

 いつもの草むらで発見、中に入って捕まえようとするが奥に走り去る。家の中では近くに寄ってくるのに、外では必ず逃げる。「イヌならとうに来とるぞ。」と言いながら帰宅する。ズボンは雑草の種だらけ。そこはシロの縄張り、やられるのは目に見えている。

 あきらめて着替えていると、窓の外にネコ影。珍しくすぐに帰ってきた。着替えを済ませ『しろやまスカイドーム』へ。到着すると運良く駐車場も空いている。車から降りようとするがカギがない。もう時間がない。あちこち探してシートの下から発見。

 オープニングセレモニーは田浦祝い唄保存会による「祝いめでた」と芦北町吹奏楽団による演奏。開会行事の後はステージ発表開始、芦北相撲甚句会とオオルリ・コールの発表を見て、いったん学校へ。文化祭と学校訪問の準備をしていると、YY先生と娘みこちゃん登場。「ママがわすれものをした。」とのこと。

 午後は養老孟司氏の講演会、満席で椅子を追加。演題は「ヒトの見方」。人間をノイズととらえる時代に生きる子どもたち。人間の情報化・数値化への違和感について考える。

 終了後はあしきた映画ふるさと上映会「ふたりの空」、本校卒業生のUHさんも大事な役で出演。帰宅して、ブログを書いて文化的な1日終了。(H)

 

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【文化祭まで10日間】011101

 3年生の共通テストが終わり、文化祭まで残り10日となりました。昔は、5・6時間目と放課後は部活も休み、時間が足りなければ日曜もグループごとに登校して文化祭準備などという時代もありましたが、今は決められた時間の中で工夫して取り組んでいます。文化祭準備期間中の放課後も部活動あり。普段の授業での取組をしっかりお見せする。合い言葉は「でけたしこ。」です。

 今日から3年生も文化祭準備の追い込みです。とはいえ、文化祭までの登校日は今日を入れて5日間。県駅伝大会出場のメンバーは、その内の2日間は大会で不在です。1日1日が貴重です。

 美術担当のM先生から、「先生方も出展してみませんか。」という呼びかけがありましたので、段ボールを使って『県駅伝大会男女出場を記念したランニングシューズ』を作ることにしました。ブランド名を何にしようかと思いましたが。『KANYAKURI‘S(かにゃくり’ず)』、シューズ名は「NYANSOKU(にゃん足)」とどこかで聞いた名前です。正面から見るとネコが舌を出した顔、靴底は肉球仕様にしています。ぜひご覧ください。

 今日から11月、文字通り霜が降る「霜月」です。朝夕は随分冷え込むようになりました。学校も今日から衣替えです。帰った今日もまた「扇風機を片付けて。」、「部屋のインテリアたい。」の攻防が待っています。(H)

 

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【合唱コンクール2】011031

 昨日の続きです。学級通信のコラムにこのようなことを書いていました。友達がどんな思いで合唱コンクールに臨んでいるのか、考えるきっかけにしてほしいと思います。(H)

 教室での合唱練習中、課題曲伴奏者のSHさんに、「どのくらい練習した? 」と聞いた。すると笑顔で「平日5時間、休日10時間です。」という答えが返ってきた。正直そんなに練習しているとは誰も思っていなかった。クラス全員が感激した。

 別の日、自由曲伴奏者のSSさんは、練習中のふざけた歌い方を厳しく訴えた。MAさんは指揮がうまくいかず悔し涙を流した。OHくんはクラブチームの練習に行く車の中でも指揮の練習を繰り返した。「友だちの頑張りに応えよう。」それがクラスの目標だった。

 「力山で最初に歌ったクラスが優勝している。」そんなジンクスも担いだ。「授業で一番声が出ているクラス。」普段、音楽担当の先生から聞いていたとおりの力が出せた。何よりも歌うときの笑顔が一番だった。

 

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【合唱コンクール1】011030

 文化祭まで残り10日。朝夕の教室からは合唱コンクールに向けての歌声が聞こえてきます。伴奏者はどんな思いで練習をしているのでしょう。私が最後に担任をしたSHさん(1年生)の作文がありましたので紹介します。(H)

 私が文化祭で頑張ったことは、合唱コンクール課題曲の伴奏です。私は最初「With you smile」を聞いたときに、いい曲だなぁと思ったのですが、まさか自分が伴奏をすることになるとは思ってもいませんでした。伴奏者に決まったときは「文化祭まで間に合うかなぁ~」と思いあせりました。最初は前奏も弾けないし、ピアノの先生に相談してやっと前奏が弾けるようになりました。

 同じ頃、自由曲の伴奏者のSSさんは前奏もうまく弾けていて、メロディーも弾けるようになっていました。私はさらにあせって毎日遅くまでピアノを弾き、親からは「もうやめなさい。」と言われても、聞かずにずっと練習しました。練習のかいもあって、1カ月ほどで半分弾けるようになりました。

 音楽の時間、先生から「弾けるところまででいいから歌と合わせようか。」と言われて弾いてみたのですが、緊張して弾けるところも弾けなくなったりしてボロボロになってしまいました。私は弾けない悔しさと、みんなの足を引っ張っているという申し訳ない気持ちで涙を流してしまいました。

 その日から練習時間を増やして、いつの間にか平日5時間、休日10時間という無茶な時間になってしまいました。でもそのおかげで弾けるようになり、歌に合わせることができるようになりました。

 そして合唱コンクール本番。わたしはあがってしまい、伴奏が速くなり失敗してしまいました。でも、みんなの頑張りで最優秀賞が取れてとてもうれしかったです。練習のかいがあったと思いました。来年も再来年も絶対、最優秀賞を取りたいです。

 

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【口内炎】011029

 昨年の鳥取大会の後は風邪を引いて帰り、数ヶ月咳が止まらなくなりました。誰も信じませんが繊細な私です。今年は群馬大会のレセプションで出された料理と一緒に、上唇の裏側をかじりました。口内炎生活の始まりです。なぜか下唇にも口内炎ができ、右側でしか噛むことができません。口内炎に効くという、ビタミンB2・B6の入った某有名ドリンクと、塗る治療薬で対応しています。

 口内炎はかなり大きく、痛みます。食事は熱いもの、辛いものはだめ、ゼリー飲料やヨーグルトが中心です。右側にそーっと入れて、顔を傾けて食べています。昨夜も「晩ご飯はいらない。」と言いながら、子どもが食べている熱々のチャンポンを眺める悲しさ。

 他県で、民間から校長になられた方が、「一般の企業で、社長が従業員食堂の毒味をするなどあり得ない。」と驚かれたそうですが、学校では校長は給食の1時間ほど前に検食を行うことになっています。家では「学校じゃないからゆっくり食べたら。」と言われる私ですが、今週に入り、薬を塗って準備して冷やしながら少しずつ口に入れ、いただきますから30分でやっと食べ終わりました。今日もおいしい給食でした。(H)

 

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【敬老会】011028

 昨日は田浦1・2地区の敬老会のお祝いの会が開かれました。中学校にも協力のお願いがあり、飾り付けと敬老会の皆さんへのお祝いメッセージをすることになりました。

 メッセージ担当は誰にしようかと思いましたが浮かんだのはNくん。写真に写っている表情がいつも笑顔、中体連選手激励式の司会や英語暗唱大会でも大きな声で発表ができており、敬老会の皆さんにもきっと笑顔を届けることができると思いお願いしたところ、快く引き受けてくれました。こんな内容でした。よか孫ですね。(H)

 今日は敬老会おめでとうございます。ぼくもおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に住んでいますが、毎日楽しく暮らしています。おじいちゃんには送り迎えをしてもらったり、おばあちゃんにはご飯を作ってもらったりしています。

 ぼくのおじいちゃん、おばあちゃんは元気で優しくて、話をしていてとても楽しい人です。近所のおじいちゃん、おばあちゃんたちは、笑顔で元気でとても優しい人たちです。田浦のおじいちゃん、おばあちゃんたちの良いところは、みんな仲が良いところです。

 この前、学校で「すずめ」のおじいちゃん(尾崎吉秀さん)にお話をしていただき、一度しかない人生を大切にすることが大事だと感じました。ぼくも人生を大事にして、おじいちゃん、おばあちゃんたちのように優しく、笑顔の大人になっていきたいと思います。これからも健康に気をつけて長生きしてください。(NT)   

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【お許し】011027

 ふわりが、またもや近所のシロネコに追い詰められていました。前回、あれだけのケガをさせられたのに、家のドアが開くやいなや懲りずに脱走、そしてシロと遭遇、追い詰められ、攻撃されるの繰り返しです。今日も脱走後に争う声が聞こえたので急いで救出に向かうと、溝に落ちてシロから逃げていました。体はびしょ濡れです。

 家に入ろうとするところを捕まえ、そのままお風呂に連れ込みました。猫用シャンプーで洗い、シャワーをかけるととても不満そうな顔。怒りの攻撃を仕掛けてきます。こちらも慣れたもので引っかかれないように服を着たままのシャワー。タオルとドライヤーで乾かしますが抵抗は続きます。シロにはあんなに弱腰なのに。

 耳の後ろにシロから引っかかれた跡を確認、ひどくならないと良いのですが。とりあえず軟膏で治療。自分でなめることができない位置なので大丈夫です。

 乾燥がだいたい終わり、放つと別の部屋に逃げていきました。しばらくたって、ご飯に出てきましたが、私と目が合うとすーっと移動。警戒したままです。危害を加える者と助けてやった者の区別がつきません。目が合うと移動、立ち上がると移動。数時間はこの状態が続きました。

 夕方、いつもよりデラックスなネコ缶を買ってきました。しっかり食べています。夜、ついに「なでろ!」とやって来ました。やっとお許しがもらえました。(H)

 

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【初任校】011026

 群馬大会には発表者として参加しましたので、移動と会場、ホテルでの生活のみで、残念ながら名所旧跡などを見て回る時間はとれませんでした。機会があればゆっくり訪ねたいと思います。

 2日目の夜は、熊本県からの参加者の懇親会でしたが、東部中学校の園田研之校長先生とお話をしていると、田浦中学校が初任校とのことでした。当時中学2年生だった私の弟を覚えていただいており、写真を送ったところ弟も覚えていました。学年担当は違っていたのにありがたいことです。弟に電話をかけ、話をさせてもらいましたが、「昔、園田先生が言っていたことをいろいろ思い出した。」とのことでした。

 奥様は田浦出身、古田校長先生の奥様と同級生ということも分かり驚かれていました。偶然の出会いで縁がつながります。

 校長室で卒業アルバムを見てみると、当時の3年生担任は1組園田研之先生、2組平野英明先生、3組田中誠也先生。集合写真では園田先生は生徒におんぶされピースサイン。学級写真には田浦中の現保護者の皆さんや、教育委員会でお見かけする顔がちらほら。

 学級目標は「前進あるのみ“・協力してがんばる3-1・明るく仲良く楽しい3-1・絶対に正義が勝つ3-1”どんなに苦しくても前向きな気持ちだけは忘れずにいよう。」いよいよ今年度末でご退職だそうでが、初任校での思い出はいつまでも忘れないとのことでした。(H)

 

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【全日中群馬大会3】011025

 この3日間、くまモンのネクタイ、ピンバッジで熊本県の代表だという気合をいれて臨みました。レセプションでは、群馬県のゆるキャラ「ぐんまちゃん」と写真撮影をしてきました。くまモンのような「わるぼうず」な感じのない上品な対応でした。

「新たな時代を切り拓き、よりよい社会を創り出していく日本人を育てる中学校教育」を主題とした研究協議会が終わりました。最終日は作家の横山秀夫氏(「半落ち」、「クライマーズ・ハイ」等)による「自己点検のススメ」と題した記念講演が行われました。

 大会を終え、前橋市を出た時はそんなには降っていませんでしたが、東京駅付近から本降りになってきました。千葉県の大雨のニュースも入りました。

 羽田空港に到着したところ、飛行機は1時間遅れのアナウンスが入りました。成田空港が大雨のため着陸できず、羽田空港に移動した飛行機もあると言うことでした。すべての飛行機が遅れ、空港ロビーは一杯です。繰り返しお詫びの放送が入っています。

 天候が悪く、飛行機もよく揺れました。熊本空港到着は20時前、約45分の遅れでした。熊本空港のロビーにもまだたくさんの人がいます。最終便がずいぶん遅れるようです。家に帰り着くまでが全国大会です。安全運転で帰ります。(H)

 

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【全日中群馬大会2】011024

 群馬大会初日です。午後からは第5分科会で「社会的・職業的自立に向けたキャリア教育と進路指導の充実~教育活動全体を通した組織的・計画的な進路指導の充実~」と題した実践報告を行いました。隣に司会者として湯浦中の古田校長先生が座っていただいているだけで安心でした。

 私は「のど元過ぎている途中で熱さを忘れる」タイプですので、発表が始まってしまえばさほど緊張はしないのですが、流ちょうな熊本弁が伝わったかが心配です。

 田浦中ではすべての年間計画や指導計画を学校・生徒・地域の実態に適合したものか、継続する価値のあるものか、さらに工夫できることはないかといった視点から見直し、学校総体として「潤いと輝きにあふれる学校」の具現化に取り組み、成果が見えるようになってきました。

 今回の研究では、将来ほとんどが地域を離れ生活するようになるという本校生徒の実態に鑑み、組織的・計画的にキャリア教育と進路指導の充実を図ることで、義務教育最後の学校として子どもたちが将来の夢に向かって主体的に進路の選択・計画をしていく能力と、社会の変化に適応して自分の力を発揮し自立していく能力を育成することを目指しました。その取組は学力面、進路希望の実現、高校での活躍といった面の成果となって表れました。

 文字にすると表現が固いですが、いつもの調子でプレゼンはちょっとくだけたものにしてみました。発言が起こされて冊子に載るので心配です。会場では参加された全国の校長先生方から多くのご助言をいただきました。学校に帰ったら田浦中の更なるレベルアップに頑張ります。(H)

 

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【全日中群馬大会1】011023

 朝7時35分の飛行機で熊本空港を出発しました。明日からの2日間、群馬県前橋市のベイシア文化ホールを主会場に全日本中学校長会研究協議会が開催されます。熊本県からは私が報告者、湯浦中の古田校長先生が司会者として協議会に参加します。

 私は水俣市に住んでいるのですが、隣り合う鹿児島県出水市に買い物などに行くこがよくあります。昨年は全日中の鳥取大会に参加、そして今日から群馬大会に参加と、動物の名前が付く4つの県をすべてクリアし、ちょっと嬉しく思っているところです。

 群馬は文字通り「馬が群れる」土地であったという意味だそうです。県名の由来となった群馬郡は、もとは「くるまのこおり」と言い、藤原京木簡では「車」の一字で表記されていましたが、奈良時代の初めに全国の郡や郷の名を二文字の好字で表記することとなり「群馬」と書くようになったそうです。

 熊本はもともとは「隈本」。 加藤清正公が、城ができたときに「隈」には畏(おそれる、かしこまる) が入っているので、勇ましい方が良いと「熊」に変えたというのは熊本県民には有名な話です。文字通り「熊が本当にいる」県ではありません。清正公がいなければ「くまモン」もいないかと思うと。

 群馬県のHPに「ぐんまがいちばん!」という、群馬の魅力を「ぐんまちゃん」が紹介する冊子がありました。ホテルでは予習をしっかりして大会に臨みます。(H)

 

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【即位礼正殿の儀】011022

 朝からテレビを見て過ごしています。毎朝のニュースを見ている局のアナウンサー2人の服装も色使いやチーフなどに今日の日らしさを感じます。どの局でも装束や儀式の流れについて丁寧な説明がなされています。日本の歴史と文化を学ぶ良い機会です。

 テレビ台の上には18日に交換が始まった500円記念貨幣(図柄は、表面が即位礼正殿の儀で使われる「高御座(たかみくら)」、裏面が「菊花紋章と梓とハマナス」)と、先月購入したトミカの「トヨタセンチュリー」を飾ってあるのがポイントです。

 午後になり、いよいよ即位礼正殿の儀が始まりました。殿上人ではなくとも映像を通して体験できる。平安時代の人は何と思うことでしょう。この後、歴史の教科書を開いてみましょう。(H)

【追記】 翌23日は群馬県前橋市へ出張でした。上越新幹線は台風による影響のため、本数を減らして運行していました。指定席は満杯、目視で乗車率は200%。私も東京駅から高崎駅まで約50分間を立ったままでした。いつも利用されている方でしょうか「こんなに混み合ったのは初めて。」だそうです。

 私の近くに座った妙齢の女性5人グループは、昨日の即位礼正殿の儀について話をしていました。皇族の方々の装束から始まり、イギリスやオランダ王室の参列について、出席者のドレスの評価、自分の子育てと皇室の違い、長男と次男の役割の違い、天皇陛下のお人柄等、ワイドショーのコメンテーター顔負けでした。私も解説者として参加しようかと思いましたが、さすがにやめておきました。(H)

 

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【地域理解講話】011021

 1年生は総合的な学習の時間に地域理解学習に取り組んでいます。18日(金)は「漬物工房すずめ」の尾崎吉秀さん、「道の駅たのうら」駅長の山田良介さん、「田舎工房」の濱崎智久さんをお招きし、地域理解講話を行いました。講師の皆さんからは、職業と人生観についてお話しいただきました。「田浦だからできること」は何かという視点を与えていただき、故郷の魅力を再発見して、田浦が益々好きになりました。

 いよいよ今週水曜は赤松館の「百年カレー」の再現。学年主任のYY先生は「芦北牛を手に入れた!」とニコニコしていました。他の職員からは「当時は芦北牛ブランドはなかったろ。」と指摘されましたが、気にしない気にしない。生徒の感想を紹介します。(H)

 尾崎さんの「楽と便利ほど恐ろしいものはない。」というお話が印象に残りました。僕は今まで楽をして生きていきたいと思っていましたが、苦を知ってこそ楽があるのだと強く思いました。きつくなったとき、尾崎さんのお話を思い出したいと思います。

 山田さんのお話を聞いて、田浦に対する強い思いを感じました。田浦の歴史や文化、良いところを聞くことができてとても面白かったです。田浦に住んでいるのに知らないことをたくさん学ぶことができました。

 私は、濱崎さんが黒板に書かれた「無い物ねだりより、ある物探し」という言葉が心に残りました。簡単ではないと思うけど、人の縁が広がって、また新しい発見ができるという話から、社会の中では人との関わりがとても大事だと思いました。

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【芦北町演能会】011020

「佐敷城跡観月会」としてこれまで21回開催されていた会が、今年から「芦北町演能会」と名称を変更し開催されることになりました。これまで、田浦中でも中学生対象の能教室を開いていただきましたが、舞台での狂言と能を観覧するのは初めてです。会場のしろやまスカイドームに向かいました。

 箏演奏の後、演目の解説、火入れ式と続きました。新聞に例えると狂言は4コマ漫画、能は社説のようなもの、どちらも社会風刺だが切り口が異なるという解説がありました。

 まずは狂言「縄綯(なわない)」、主人の博奕の借金のかたとして何某(なにがし)に売られた太郎冠者は、ふてくされて仕事をしない。何某は、太郎冠者は使い物にならないので借金は金で払ってくれと言いに行くと…。

 続いて能「清経(きよつね)」、平家一門が都落ちした後、都でひっそり暮らしていた平清経の妻のもとへ、家臣の淡津三郎が「清経が、豊前国柳が浦の沖合で入水した。」という悲報をもってやって来た。形見の品に、清経の遺髪を手渡された妻は、再会の約束を果たさなかった夫を恨み悲嘆にくれ、悲しみが増すからと、遺髪を宇佐八幡宮に返納してしまう。しかし、夫への想いは募り、せめて夢で会えたらと願う妻の夢枕に、清経の霊が鎧姿で現れた…。

 昨年、能教室の時に「観月会」に行きたいと言っていたKくんもお父さんと2人で来ていました。良い夜になりました。(H)

 

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011019水俣病犠牲者慰霊式

 

 午後から、郡市の校長先生方と「水俣病犠牲者慰霊式」に出席しました。会場は水俣湾を埋め立てた「エコパーク水俣」の親水公園にある慰霊の碑の前です。

 水俣市では昭和31年5月1日の水俣病の公式確認日にちなみ、毎年5月1日に「水俣病犠牲者慰霊式」を開催していますが、今年は新天皇即位日と重なり、慰霊式は二度と公害を起こさないというメッセージを届ける場であり、即位日に無理して行うのではなく、全員が落ち着いて祈りをささげられる日にということから、今日になったそうです。

 慰霊式には患者・遺族の皆さん方をはじめ、小泉環境大臣・蒲島熊本県知事・国や県の関係機関代表・チッソ代表や多くの水俣市民、各小中学校の児童生徒代表などが参加し、犠牲となり亡くなられた方々の慰霊と、環境破壊に対する反省と環境再生への誓いを込めて、全市民で祈りを捧げました。

 式では夫と長女を水俣病で亡くされた、認定患者の上野エイ子さんが「祈りの言葉」を捧げられました。亡くなられた胎児性水俣病患者の娘さんに対し「母ちゃんと呼ばせたかった。」という言葉が心に刺さりました。

 水俣市立水俣病資料館のHPでは、これまでの式辞と祈りの言葉を読むことができます。(H)

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【郡市中学校駅伝競走大会(女子の部)】011018

 女子は平成29年度が優勝、30年度が準優勝。3年連続県大会出場を狙いました。区間賞なしの、チームワークでの準優勝でした。男女揃っての県大会出場は初です。(H)

1区(Kさん):幾度も前と離れそうになったり、後ろから抜かれそうになったりしたけど、沿道の方の声援や仲間の思いがあり、ベストタイムで走ることができました。ラスト1000mはとても苦しかったけど、前から離れずに2位とほぼ同時の3位でたすきをつなぎました。

2区(Tさん):試走の時は1000mから1500mの距離が遅かったけど、今回は一番きついその場所でたくさんの人が応援をしてくださったので、1位でたすきをつなぐことができました。ベストタイムでした。

3区(YHさん):津奈木中に追いつかれ、逃げられ、最後は2位でたすきをつなぎました。でも、周りの人からたくさんの応援をもらい、その応援を力に変えてほとんど同時にたすきをつなぐことができました。県大会ではまた選手に選ばれ、もっと良いタイムを出せるように頑張りたいと思います。

4区(YAさん):試走では1000mの入りと、ラスト500mの切り替えがあまり上手にできていませんでした。今日は応援のおかげで予定通りの走りができましたが、1000m付近から津奈木中と離れてしまい悔しかったです。

5区(Mさん):試走や練習であまり走っていなくて不安がたくさんあったけど、仲間からの応援や沿道の方々からの声援のおかげで楽しく走ることができました。ラスト500mできつくなりペースが落ちたけれども、ひなたさんやおばあちゃん、親の声援のおかげでペースを上げることができました。笑顔でゴールすれば良かったと思いました。

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【郡市中学校駅伝競走大会(男子の部)】011017

 今日、津奈木グラウンド周辺を会場に、郡市中学校駅伝競走大会が開催されました。結果は男子が平成18年度大会以来の優勝、女子は2年連続準優勝という結果でした。2回に分け、レースの様子を選手の声でお伝えします。(H)

1区(Cくん):スタートから3㎞地点まで、互いを牽制し合いスローペースでした。最後の1㎞で一気にペースが上がり、佐敷中と接戦。2位でたすきをつなぎました。

2区(Aくん):1㎞を過ぎてずっと佐敷中と併走していましたが、海岸沿いに入ったら水俣一中がスピードを上げ、追い抜かれました。1つ順位を落とし次につなぎました。

3区(Nくん):スタートから1㎞を3分5秒で入りました。坂のところで佐敷中の選手に足が引っかかり転倒しそうになりました。2㎞地点から水俣一中の選手とだんだん離れていきました。

4区(Sくん):大橋のところで佐敷中を抜き、2位になりました。ラスト500mでスパートをかけ、トータルで14秒ほど詰めて2位で5区につなぎました。(区間賞)

5区(Tくん):大橋のあたりで一度水俣一中を抜きましたが、大橋の下を過ぎたあたりで並ばれ、2位で最終走者にたすきをつなぎました。

6区(Iくん):水俣一中が最初オーバーペースだと感じたので、後半はタイムを落とすと思い、自分のペースを守って走りました。あけぼの橋を渡りきったところでトップに立ち、そのまま優勝することができました。本当に仲間に感謝しています。(区間賞)

 

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【学級会活動】011016

 昨日は湯浦中学校で郡市の特別活動研究会を行いました。授業者は過去に数回ブログに登場したH先生。進んで授業者になってくれました。ちょっとした手順のミスは目力でねじ伏せる。生徒はそれに笑顔で応える。生徒との信頼関係づくりが上手な先生です。

 今回はハイパーQUアンケートの結果をもとに学級の課題を分析し、「わからないことがあるときに友達や先生に聞く」という題材でソーシャルスキルを高める学級活動を行いました。「問いを創る授業」に取り組み、授業はもちろん授業研究会も盛り上がりました。袋中のN先生からは、人間関係づくりに役立つゲームが紹介されました。佐敷中のU先生はすでに取り組み、手応えを感じたようです。

 今日、田浦中では2年1組でK先生、M先生による「お楽しみ活動を計画しよう」という議題での話し合い活動の研究授業を行いました。鬼ごっこ系の遊びがいくつか、ドッヂボール、ハンドボールがお楽しみ会の内容として提案され、活発に話し合いが進みました。途中、ドッヂボールに絞られ、みんなが楽しめるルールについても考えましたが、時間切れで議長団に一任。今回が7回目の話し合い活動。力がついてきています。(H)

 

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【学級通信】011015

 机上に3年1組の学級通信が置いてありました。どれどれ…。(H)

 『その日は給食の準備がいつになく早く終わりました。体感で5分ほどでしょうか、「いただきます」の体勢になっていました。「生徒議会」だと言うことで、「あ~、それほど議題があるのか。」と思って見ていました。

 突然、Hさんが「月の振り返りをします。」と言いました。「今?!」と思いましたが、生徒は当たり前のようにしているので、振り返りムービーを一緒に見ていたところ、途中から私のバースデームービーに…。驚きのあまりその場で号泣する坂本(泣)。それを見る笑顔のみんな(笑)。何かの歌詞にありそうですが、「ありがとうの言葉じゃ伝えきれないぐらい感謝」しています。昼休みには全員笑顔で写真撮影をしました。

 ひと段落かと思ったら帰りの会でまたしてもサプライズ。色紙とアルバムを貰いました。みんなからのあふれんばかりのメッセージにまた号泣(笑)。どんだけ泣くんだよと。今年27歳にもなるのに、この日ばかりは涙腺の調節が全くできませんでした。

 こんなに素敵な1日を演出してくれた3年生のみなさんには本当に感謝してもしきれません。アルバムに「なんにでも一生懸命な坂本先生」と書いてくれていました。まさに私が目指す教師像そのもの。子どもたちに伝わっていることが何よりも嬉しかったです。 

 これほどの準備をするには、相当な時間と労力がかかったはずです。そうまでして、人のことをお祝いできる人はそうそういません。素晴らしいことだし、子どもたちの飛躍的な成長を感じました。その時に、担任として関わることができ「教師になれてよかった」と心の底から思いました。これまでの人生で最高の1日でした。私も、3年生のみなさんが大好きです。』

 

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【大岩小学校校歌】011013

 平成17年の市町村合併により、旧芦北町立の大岩小学校は、同3月に田浦小学校に統合されました。母の実家は大岩なのでなじみの深い土地で、大岩小学校にも何度か行ったことがあります。小学生の頃、夏休みはいとこの家に数日間泊まっていました。

低学年の頃のことです。いとこ宅の隣を流れる川の深いところを石を持って歩くということを近所の中学生がやっていました。真似をしました。溺れました。(H)

 

『大岩小学校校歌』    昭和11年9月1日制定

作詞:金森 宏 作曲:岡本敏明 

1 連山めぐるふるさとの 千春万秋うるわしく 

  瀬鳴りの音もこもらいて 平和の光輝けり

2 遠き昔は文禄の 御代に知られし牧山の

  秀峯天にそそり立つ 高きはわれらの理想なり

3 学びの道をひとすじに 赤き心のまこともて

  いざや進まんむつまじく われらに希望の光あり

 

 

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【海浦小学校校歌】011012

 海浦小学校の跡地は、今は芦北幼稚園になっています。数年前、2年生の立志式の遠歩で久しぶりに行きました。海を前にしたとても景色の良い場所です。私たちが中学生の頃は、鹿児島本線に御立岬公園駅はなかったので、海浦小と井牟田小校区の生徒は、小田浦駅で降りて、後は4㎞近くの徒歩通学でした。ギリギリまで部活動をして、駅まで走って帰る友達も多くいました。足が速くなるはずです。(H)

 

『海浦小学校校歌』    昭和34年4月26日制定

作詞:江原白村 作曲:廻 政純 

1 海は晴れそみ波しずか 峰はみどりによそおえる

  ゆかし野坂の古歌に生く 入江にたてりわが母校

2 仰げこの峰 歌え海 和むわれらの学び舎は

  白砂の浜にいろどられ 幸にめぐまれ映えわたる

3 平和に香る海の浦 伸びゆく郷土の栄光を

  祈りて立たんああわれら 母校よ永遠(とわ)に栄あれ

 

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【臼太鼓(相撲甚句)】011011

 文化祭では地域からの発表として芦北相撲甚句会の皆さんにご披露をお願いしています。宮本達也さん作の「臼太鼓」という甚句を紹介します。会場の皆さんと一緒に声をそろえて甚句を歌いたいとのことです。

 宮ノ後の臼太鼓については熊本県のホームページ「くまもと手しごと研究所」の中に詳しい紹介がありました。知った顔もずいぶん写っています。ぜひ、検索してみてください。(H)

※「二十四節気」と「七十ニ候」のお話 芦北町田浦の郷土芸能 宮の後臼太鼓踊り  くまもと手しごと研究所

 

臼太鼓踊りを 甚句に詠めばヨ~

ア~ ここは田浦宮ん後 代々伝わる臼太鼓

輝き跳ねるは陣羽織 雨ごい踊りにお祭りと

祭りの夜は胸弾み 聞こえる太鼓や鉦(かね)の音

子供にじいちゃんばあちゃんと

笑顔でにぎわう阿蘇神社 今日は子供や大人たち

男や女性やお年寄り すべてにかかわる臼太鼓

伝統行事のお祭りは 神輿に踊りに餅投げよ

商売繁盛豊作と 皆様方の幸せを

願う踊りの華やかさ

上げて臼太鼓ヨ~ホホイ ア~踊りますヨ~

 

 

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【英語暗唱大会】011010

 駅伝の練習をしながら頑張ってきた人も多くいます。今日は郡市英語暗唱大会がつなぎ文化センターで開かれました。田浦中からは1年生5人、2年生5人、3年生3人が参加し、入賞こそ逃しましたが、それぞれが表現力豊かな素晴らしい発表ができました。文化祭でも発表予定です。

 実は私も中学生の時に英語暗唱大会に出場したことがあります。繰り返し練習した、「We have a lot of earthquakes in Japan.(日本はたいぎゃな地震の多か。)」の一文が頭に残っています。日常生活で使う場面がないのが残念です。

 開会式のあいさつで、「英語が話せるようになると、世界の5分の1の人と話ができるようになる。」というお話がありましたが、高校時代は英語の先生に「予習しとらんやつは2階から飛べ。」と言われながら受験勉強に取り組み、何のために学ぶかが抜けた、単なる合格への手段になっていました。40年前は、「外国で暮らしたりはせんけん、英語は勉強しても使わん。」と思っていましたが、ネットでつながる時代になるとは。

 当時ほしかったのはドラえもんの「ほんやくこんにゃく」。食べれば相手の言葉は自分の国の言葉に聞こえ、自分の言葉は相手の国の言葉にほんやくされて伝わるというすごい道具です。今は、スマホの翻訳機能が「ほんやくこんにゃく」の代わりになっています。アプリの精度が上がることを期待するばかりです。

 余談ですが、私たちと言葉が通じるのは歴史上の人物で言うと、織田信長以降くらいからだそうです。源頼朝と話すには「ほんやくこんにゃく」が必要です。(H)

 

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【しょのむ】011009

 朝から、翼が生える飲み物に頼りましたが、うたせ船体験の疲れが抜けません。生徒は昨日の放課後には復活していました。この差が何なのかは分かっているけど言いません。

 月曜日の昼休み、3年生の2人が校長室にやってきました。「S先生の誕生日集合写真を撮ってください。」とのこと。教室に行き、集合写真と「ハッピーバースデー」の歌の動画を撮りました。生徒の依頼の通り迅速にホームページにも載せました。雑用でも「校長先生!」と来てくれるのが嬉しい日々です。自分もこれまでそうしてもらってきたので「担任はよかねぇ。」と、しょのまんごつします。

 今日は道徳のローテーション授業の日です。2年前までは全学年の技術科を担当していましたので、3年生は私を写真撮影に呼びに来るような状況ですが、2年生と1年生は入学の時から校長先生、授業者としての顔を知りません。教室に入ったときの生徒の構えが異なります。ちょっと緊張した様子です。

 導入は「旬の食べ物ビンゴ」と「世界の三大料理」からスタート、まとめは「ラグビー日本代表チーム」と絡めて。それが「『和食』の良さって何だろう」にどうつながっているのか。展開は、ぜひ2年生に聞いてみてください。1年生と3年生の授業も頑張ります。(H)

 

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【うたせ船漁業体験学習】011008

 芦北町農林水産課と芦北町漁協による地域理解の取り組みとして、毎年この時期に田浦中・佐敷中・湯浦中の3年生を対象とした『うたせ船漁業体験学習』を行っています。台風19号の影響も心配されましたが、今朝6時に実施が決定。9時頃にスクールバスで計石漁港に到着しました。

 芦北漁協で、まず「魚の三枚おろし」体験。ビクビクせずに、大胆に、繊細に。Kくん、とても上手でした。担任のS先生も2回チャレンジ、のこぎりのような切り口でしたが3枚には下ろせました。途中、Kくんの手助けが入りました。そしてさばいた魚の「フライ」と「すり身の天ぷら」づくり。今年、八代から赴任したT先生は試食担当。  

 漁協2階で御立岬の温泉水による「天然塩づくり」を終えたら準備完了、3グループに分かれて「うたせ船」に乗り込みました。船の上で食べる昼食は最高。私はこれまでの経験を生かし、タルタルソースを持って行きました。誰がさばいたのでしょう、私のフライには小骨が4本。

 続いて「太刀魚釣り」を行いましたが、私が乗り込んだ船はSさんが大きな太刀魚を釣り上げました。Nくんによると、「欲がない」のがよいとのこと。Nくん本人は欲があったようです。今日の太刀魚の釣果は全員で2匹。底引き網にはアシアカエビ、ミノカサゴ、モンコウイカ、エソなどがかかっていました。生徒みんなで分けて持ち帰りました。料理の手伝いまでできるとよいですね。(H)

 

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【道徳ローテーション授業】011007

 田浦中では年に1度、校長・教頭と全授業者による道徳のローテーション授業を行っています。今週の水曜日は私が2年生で授業をする日です。主題名は「『和食』の良さって何だろう」。ねらいは「和食を通して日本文化の良さについて話し合い、日本の伝統と文化を継承するとともに新しい文化を創造してその発展に努めようとする意欲を高める。」こと。昨日は久しぶりに教材研究をして過ごしました。

 農林水産省のHPによると、「南北に長く、四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、そこで生まれた食文化もまた、これに寄り添うように育まれてきました。このような、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」を、「和食;日本人の伝統的な食文化」と題して、ユネスコ無形文化遺産に登録(平成25年)されました。その特徴は次の4つです。 

(1)多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重

(2)健康的な食生活を支える栄養バランス

(3)自然の美しさや季節の移ろいの表現

(4)正月などの年中行事との密接な関わり

 社会科の授業にならないように展開を練っていますが、授業は給食前の4時間目。プレゼンテーションに用意した写真はおいしそうなものばかりです。(H)

 

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【井牟田小学校校歌】011006

 今日は井牟田小学校の校歌を紹介します。残念ながら、井牟田小学校だけ行ったことがありません。田浦・小田浦・井牟田小の校歌は作詞家が同じ。「山口白陽文学館」というHPにはすごい数の校歌が紹介されています。ぜひ検索して下さい。何と私が以前勤務した人吉二中、再編前の水俣二中も山口白陽さんの作詞でした。(H)

 

『井牟田小学校校歌』    昭和30年1月制定

              作詞:山口白陽 作曲:妻城良夫 

1 黄金が浜は青い風 沖にはかすむ島つづき 

  波もきらめく不知火の 海にかもめの歌がよぶ 

  ここよわれらの井牟田校

2 ゆたかに実る田をこえて 藤原山はうす緑

  晴れて明るい大空に 雲は希望の夢とわく 

  たのしわれらの井牟田校

3 上下井牟田波多島の 三村の人が手をくんで

  一つ心にはげむとき 井牟田の泉いつまでも 

  のびるわれらの井牟田校

 

 

 

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【小田浦小学校校歌】011005

 今日は小田浦小学校の校歌を紹介します。何年生の時だったかは覚えていませんが、遠足の休憩地点として行ったことがありました。田浦小学校は田浦弁、小田浦小学校は標準語。駅や工場もあり、ちょっと都会に感じました。

 小学校の陸上大会で仲良くなった友達もいました。名前も覚えていないのですが、転校していったのだと思います。中学校の入学式では会うことができませんでした。(H)

 

『小田浦小学校校歌』    昭和38年6月15日制定

              作詞:山口白陽 作曲:出田賢二 

1 潮の香送る浜風に 松が枝鳴らす和田の山 

  そびゆる岩は雲を呼び 流るる川は歌を呼ぶ 

  われらの母校 小田浦

2 南の国の青空に 汽笛の響こだまして 

  甘夏香る丘つづき とうとい汗のいとなみを 

  仰いで学ぶ 小田浦

3 若木の生命限りなく のびゆく力鍛えつつ 

  希望は燃ゆる不知火の 海より遠くひらけゆく 

  われらの母校 小田浦

 

 

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【旧田浦小学校校歌】011004

 せっかく母校に赴任したので、学校の歴史を調べようと倉庫をごそごそ捜索していると、「新編 葦北郡教育誌」という冊子を見つけました。中には各学校の歴史と、校歌が載っていました。小学校の統合により、前の校歌が忘れられていくのは寂しいことです。今は田浦小学校に統合された田浦小・小田浦小・海浦小・井牟田小・大岩小の校歌を今週と来週に分けて紹介します。

 田浦小校歌は3番を紹介していなかったので再録です。式などで歌うのは大概2番までなので、私も知りませんでした。「塘(とも)」は「土手」のことです。中学生の頃、船江の土手は「桜土手」と呼ばれていた覚えがあります。(H)

 

旧『田浦小学校校歌』    昭和27年3月13日制定

              作詞:山口白陽  作曲:滝本泰三  

1 太田の浜の白波に 野坂の浦の歌を聞き 

  もかけの松のみやしろに 歴史のあとを仰ぎ見て 

  学ぶよわれら 朝夕に

2 伝えも古き牧山に 見おろす村のいとなみや 

  さざ波寄する殿島の 漁(いさ)りの舟と競いつつ 

  励むよわれら 雨風に

3 海辺の塘(とも)に咲わたる 桜の花をしるしとし 

  藤なみゆるる真清水(ましみず)の 泉と絶えず勉めつつ 

  進むよわれら 日々月に

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【いいこと】011003

 通勤中、高速道路で東海カーボン田ノ浦工場が見えるところに差し掛かると、海側に大きな虹が出ていました。道の駅たのうらに車を止めて写真を撮りました。「いいこと」がありそうです。

 学校につき車を降りようとすると、急に激しい雨。参りましたが、少し汚れていた車が雨できれいになりました。とりあえず、これを今日の「いいこと」にキープします。

 3・4時間目、1年生の家庭科は調理実習。イワシのフライに挑戦しました。今日は佐敷中学校栄養教諭の櫻田先生ににもご協力いただきましたが、「エラのところに指を入れて、グッと!」のアドバイスに、おっかなびっくり格闘しました。いつもの4人が持ってきてくれたフライは「ああっ!うま~い!」。「いいこと」を上書きします。

 今日と明日の2日間、3年生は「野坂の浦荘」と「どんぐりの家」で福祉体験学習を行います。両施設には職場体験もお願いしており、大変お世話になりました。9月に認知症サポーター養成講座で学んだことを生かしながらの体験で、職場体験学習で養護施設を選んだ人もいましたが、その時よりも更に学習が深まりました。生徒はとてもいい顔をして学校に帰って来ました。これが一番の「いいこと」でした。(H)

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【イタリアに勝利!】011002

 給食前、強い雨が急に降ってきました。昼休みに入り、廊下の公衆電話を掛ける声が校長室まで聞こえてきます。「カッパ持って来れる?迎えには来んでいいけん。」廊下に出てみると、2年生のKくんでした。自分で帰る。よかこつです。私の息子たちも湯の児から水俣一中までトントン峠を越えて片道3.7㎞ありましたが、送り迎えはしませんでした。「雨やもん、濡るっとが当たり前たい。」ということです。

 昨夜はワールドカップバレーの日本対イタリア戦に燃えました。私も少しやっていましたが部活動の指導は剣道、サッカー、柔道、バスケットボール、バドミントンと変わり、バレーボールは通算3年程度。今の時代のウィングスパイカー、ミドルブロッカー、ユーティリティーといったポジション名も何のことやら。ただ単純に観戦を楽しみました。

 日本が2セットを連取し、第3セットもあと5点。ワールドカップで38年ぶりにイタリアに勝利する瞬間がやってきます。そこで、監督(妻)から「洗濯をするから、すぐにお風呂に入って。」との非常な指令。何とかかわし、ゲームセットまで見ることができました。バレーボール、ラグビーそして次は。「熊本で世界の頂点が決まる」ハンドボール女子世界選手権。楽しみは続きます。

 毎週水曜日は定時退勤推進日です。早く帰りましたが、妻はヨガ教室です。監督の居ぬ間に私はeスポーツ(H)

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【スケッチ大会】011001

 今日はスケッチ大会でした。行事の精選をと言われる中ですが、故郷の風景をゆっくりと眺め、心に刻む行事はそうはありません。外で弁当を食べ、友達とおしゃべりしながら開放的な1日を味わうことができる大切な行事です。

 百人一首は春の歌が8首、夏が4首、冬が5首。秋の歌は20首あります。歌を詠んだり、絵を描いたり、良い季節ですね。

 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露にぬれつつ  天智天皇

 奥山に もみぢふみわけ なく鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき   猿丸太夫

 ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは  在原業平朝臣

 このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢのにしき 神のまにまに 菅家(菅原道真)

 村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ 寂蓮法師

 きりぎりす 鳴くや霜夜のさむしろに 衣かたしきひとりかも寝む 後京極摂政前太政大臣

などが、校内百人一首大会の人気札です。

 先日、静岡に宿泊したラグビーのアイルランド代表フルバック、ロブ・カーニー選手は「昨日の夜、耳栓をしながら寝た。街中から離れるのはいいことだ。とても禅のような体験だ」と語ったそうです。原因はコオロギでした。(H)

 

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【最優秀賞おめでとう】010930

 昨日は田浦小学校の運動会に来賓として出席しました。早く到着したので、グラウンド側の窓から教室を眺めていると、1年生が気付き、一緒に「エイ!エイ!オー!」で盛り上がりました。開会式では下山PTA会長に合わせ、子どもたちが大きな大きな声であいさつ。元気いっぱいの運動会でした。

 1年生の玉入れでは「チェッチェッコリ チェッコリサ リサンサマンガン サンサマンガン ~。」という不思議な曲に合わせたダンスと玉入れが組み合わさっていました。アフリカのガーナ民謡が元だそうです。息子たちが小学生の頃はピストルか笛と、太鼓の合図だったので新鮮でした。テレビでも使われていたそうですが知りませんでした。

 運動会の席で、元PTA会長の大岩さんから「卒業生が写真コンテストで最優秀賞を受賞した。」という話を聞きました。土曜日の熊本日日新聞を読むと、熊本県高校文化連盟写真専門部2019年度前期写真コンテストにおいて、県内748点の作品の中から、最優秀賞の熊日賞に田浦中卒業生の伊藤愛子さん(八代白百合3年)の「雨の動物園」(4枚組)、優秀賞3点の内の一つに池邉奈央さん(同3年)の「丹精込めて」(3枚組)、優良賞15点の内の1つに植田英愛さん(同2年)の「夏」が選ばれたとの記事がありました。おめでとうございます。田浦中の先輩の活躍、すごいですね。

 作品は10月9日(水)~14日(月)、鶴屋百貨店東館8階ギャラリーで展示されるそうで楽しみです。見に行きます。(H)

 

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【出水兵児修養掟】010929

 全校集会後、ベテランの先生の間では「什の掟」とあわせ、「出水兵児修養掟(いずみへこしゅうようおきて)」が話題に上りました。さすが知識が豊富です。地理的には出水市(薩摩藩)は水俣市(肥後藩)との境に位置し、防衛上の重要な拠点でした。

出水兵児修養掟は、江戸時代の後期に、青少年をたくましく育てるために作られた、武士の心構えを示したもので、かなり厳しいことも書かれていますが、今日でも生きる心構えとして通用するところが多く、今でも多くの人に親しまれているそうです。

 人は正しいことをしないといけない。

 正しいこととは、嘘を言わないこと、自分よがりの考えをもたないこと、素直で礼儀正しく、目上の人にぺこぺこしたり目下の人を馬鹿にしたりしないこと、困っている人は助け、約束は必ず守り、何事にも一生懸命やること、人を困らせるような話や悪口などを言ってはいけないし、自分が悪ければ首がはねられるようなことがあっても弁解したり恐れたりしてはいけない、そのような強い心を持つことと、小さなことでこせこせしない広い心で、相手の心の痛みが分かるやさしい心を持っているのが、立派な人と言えるのです。

「嘘を言わない」、「人を困らせない」、「相手の心の傷みが分かる優しい心を持つ」。普遍的な価値ですね。詳しくは「鹿児島県出水市役所」のHPをご覧ください。(H)

 

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【什の掟】010928

 先週、全校集会でモラルやルールについての話をしましたが、その中で「什の掟」を紹介しました。詳しくは会津藩校「日新館」のHPをご覧ください。

 会津藩(現在の福島県西部と新潟県および栃木県の一部)では、同じ町に住む6歳から9歳までの藩士の子供たちが、十人前後で「什 (じゅう)」という集団をつくっていました。毎日順番に、什の仲間のいずれかの家に集まり、什長(年長者・座長)が

一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ

一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ

一、弱い者をいぢめてはなりませぬ   ならぬことはならぬものです

 といった「お話」を一つひとつみんなに聞かせ、昨日から今日にかけて「お話」に背いた者がいなかったかどうかの反省会を行いました。

 そして、背いた者がいれば、什長はその者を部屋の真ん中に呼び出し、事実の有無を「審問」し、事実に間違いがなければ、年長者の間でどのような制裁を加えるかを相談して、無念(むねん)、竹篦(しっぺい:田浦弁で“すっぺ”)、絶交(ぜっこう)といった制裁を加えました。

「お話」も「制裁」もすべて大人たちに言われてつくったものではなく、子供たちが制約や強制を受けずに自分たち自身でつくり、「会津武士の子はこうあるべきだ。」ということを互いに約束し、励み合ったそうです。「絶交」もいつまでも引きずらず、許される手段があるのがさすがです。(H)

 

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【ノブレス・オブリージュ】010927

 今朝、自宅のホテイアオイが今年初めての薄紫の花を咲かせていました。今日はきっと良い日です。

 昨夜は、芦北町役場で海外派遣事業報告会(カンボジアスタディ―ツアー・英国派遣事業)が開かれました。それぞれの団長の概要説明の後、グループごとに学んだこと、感じたこと、日本と外国との違い、経験をこれからどう生かしたいかということについて発表しました。両国とも日本大使館の表敬訪問をしたそうです。観光旅行ではできない経験です。

 田浦中の卒業生で、現在芦北高校3年生のHさんは両事業に参加しました。日本古美術収集家のチャップマンさんの自宅訪問では、日本刀を持たせてもらったそうです。11年間剣道をしていただけあって、凛とした姿でした。

 英国派遣事業のコ―ディネーター角田さんは、イギリスで「小さな町だけで、カンボジアに学校を造ることができるのはなぜか。すばらしいことだ。」と聞かれたそうです。これは、現在でも貴族がいるイギリスでは、「ノブレス・オブリージュ(身分の高い者には義務が伴う)」が根付いているからだろうと話されていました。

 私が最初にこの言葉を聞いたのは仮面ライダー「カブト」でした。特撮は勉強になります。(H)

 

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【I”ll be back】010926

 今日、教育研究実践論文と全国中学校長会での発表資料の送付を終え、ホワイトボードの10月中にすることリストが2つ消えました。パソコンから離れると頭も休まります。リストの中に楽しいことを1つは入れるようにしていて、今月は文化祭の作品と書いています。文化祭の作品展示会場にはキッズコーナーもつくる予定です。

 久しぶりにターミネーターシリーズを見ています。T-800が未来からやってきたのが1984年5月12日のロサンゼルス。米ソ対立による核戦争の危機が映画の背景にあったようです。作品を重ねるごとの映像技術の進化を見るのも楽しみです。昔の映画は、未来を描きながらコンピューターが古い。スマホも無ければ、パソコン本体も大きく重い。想像と現実が、互いに進んでいたりいなかったりを見比べるのも面白いことです。

 昨日、パソコン室にタブレットにもなるパソコンとiPadがそれぞれ35台入りました。芦北町の学校すべてに同様の環境が整いました。私が採用された昭和63年の4月。退職された前任の校長先生が学校に来られた時に一言。「これからはパソコンちゅうやつが学校に入ってくる。先生たちも大変なぁ。」あれから30年以上たち、黒板とチョークの授業から、ICT機器を活用した授業が通常になってきました。ずらっと並んだタブレットを見ると頭の中でターミネーターの音楽が流れました。タブレットをひっくり返しましたが「サイバーダイン社製」とは書かれていないようです。(H)

 

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【ランタナ】010925

 昨日、M先生が園芸店に立ち寄ったところ、「なんさま、あ~っか、ま~るか花」と同じ花があったそうです。写真を撮って、朝から学校で確認すると「間違いない!」ついに「ランタナ」という名前が分かりました。和名は「七変化」と言い、鮮やかな花の色がだんだん変化するという特徴があります。丈夫で育てやすい花で、特に手入れもせずほっといていますが、職員玄関周辺で元気に来校者を出迎えています。

 M先生は私に名前を教えてくれた時に「ランタンと覚えとけばよかですね。」と確認されましたが、しばらくたつと、何と覚えておけばよかったのか、肝心のヒントを忘れてしまったようです。「モリ」教頭先生が着任された時に、人に「ウラ」教頭先生と教えたことがあるらしく、「2文字でも思い出せなかったのに、4文字が思い出せるわけがない。」とのことでした。8文字もある「アメジストサージ」は今後も「なんさま、あーおか花」で行きます。

 今日は3年生の卒業アルバムの集合写真と授業風景の撮影がありました。生徒と3年部の先生は駐車場に集合し、カメラマンの「1・2・3・イェーイ!」でパチリ。早いもので、中学校生活も残り半年になりました。

 ホームページトップ画面の田浦中学校遠景はフジ写真館様からいただいたものです。田浦中の遠景が映えるベストポジションを求めて、随分回られたとのことでした。(H)

 

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【田浦中生の良さ】010924

 今日は小学生4人が、田浦小運動会のポスターを持ってきてくれました。早速、校内に掲示しました。小中連携の取組の中で顔見知りになっているので、自分の学校の子どものような感覚です。29日(日)は「曇りのち雨」の予報ですが、ポスターに描かれた天気は晴れ。きっと晴れます。

 午後は、芦北教育事務所から指導主事に来ていただき、T先生の英語の研究授業を行いました。英語で紹介文を書くと言う内容でしたが、ピクチャーカードをよく見て、気付いたことを英語で表現していました。

 指導主事から「校内研修は、子どもたちの良さをさらに伸ばすために行う。」という言葉がありました。職員からあがったのは行動面では「明るさ」、「真面目さ」、「素直さ」、「屈託のなさ」、「「メリハリがある」、「チャレンジ精神がある」など。授業中は「学習意欲がある」、「学び合いがしっかりできる」、「指示に従って活動ができる」、「男女のペアでも遠慮せず話し合いができる」など。

 田浦中卒業生の私としては、自分の事を誉められているようでこそばゆい。そう「謙虚さ」、「思慮深さ」も加えましょう。たいぎゃなこちょばいか。(H)

 

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【秋分の日】010923

 今日は祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ「秋分の日」。秋の彼岸の中日です。ラグビー日本代表が、「試合開始4時間前の食事で、選手が希望した『おはぎ』を食べて出陣した。」という記事がとても気になりました。

 赤には、災難が身に降りかからないようにする力があると信じられ、赤いあずきからつくられるおはぎ(ぼたもち)を供えることが、ご先祖様の供養と結びついたようです。

 今は年中「おはぎ」と呼ぶことが多いかと思いますが、春の彼岸の頃、「牡丹の花」に見立てたのが「牡丹餅」、変化して「ぼたもち」。秋の彼岸の頃、「萩の花」に見立て、丁寧な言い方をしたのが「おはぎ」だと言います。萩の花は見たことがあるでしょうか。よければ画像検索をしてみてください。牡丹の花はともかく、萩の花とおはぎを結びつける風流さは私にはありません。

 昔、放送されていた「まんが日本昔ばなし」には、ぼたもちが登場する話がいくつかあります。久し振りに見てみました。

『首ひねり』:菊池を旅した行商人が、一軒の民家に泊りました。疲れて眠っていると、隣の部屋から「今晩は手打ちにしようか?半殺しにしようか?」という声が聞こえてきました。

『かえるになったぼたもち』:嫁と姑が、田植えの後にぼたもちをつくって食べました。腹いっぱい食べて、残りは4つ。これを翌朝独り占めして食べようと思った姑は、「嫁の顔を見たらかえるになれ。」と言って、鍋の中に隠して寝ました。

さて、2つの話の続きは…。(H)

 

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【6か年の歴史2】010922

 卒業文集より「6か年の歴史」5・6年生。ところどころ覚えています。文集中の室村先生の似顔絵「宇宙からの使者・かくされた秘密」。これは描いた覚えがあります。学校の先生になって改めて読んでみると…。広い心で受け止めていただき、大変感謝しています。大変申し訳ありませんでした。

 もう時効ですが、ウサギ狩りの時は、猟友会に入っていた私の父が前日までに罠で獲ったものを、当日こっそり放っていました。知っていて「今年は何匹獲れるかなぁ。」と友達と会話する空気の読める子どもでした。6年生の時は、前日の夕方になっても家にウサギがいなかったので、収穫無しかと思っていたところ、当日はタヌキが獲れたので驚きました。予定外でした。(H)

  5年生:1組室村先生・2組小田先生。遠足を兼ねて「十条製紙八代工場」を見学。弁当は球磨川の麦島にある公園で。寒かった。回旋遊具に乗り、目を回したものが多かった。社会科見学「阿蘇旅行」こづかい銭1000円也。草千里での弁当、おいしかった。

 6年生:1組室村先生・2組水由先生。修学旅行「鹿児島市内と指宿」こづかい銭3000円也。家族への土産いろいろ買いこむ。桜島の噴煙ものすごく、鹿児島市内まで火山灰が降っていた。指宿の旅館での「枕投げ」が一番楽しい思い出である。

 引率の先生方は、上田・池辺・山本・室村・水由の5人の先生であった。早朝ランニングをしておられた池辺先生を見て驚く。

 秋の遠足は「国民休暇村」往復5kmをよたよた歩く。しかし、ソフトボール、魚釣り、ターザンごっこ、木登りやテープで音楽を聴いたり。楽しかった。

 12月のウサギ狩りで収穫はタヌキ2匹。ウサギがタヌキに化けたのかも…。

 

 

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【6か年の歴史1】010921

 前述の卒業文集に「6か年の歴史」が載っていました。文字を見比べてみると、6年1組担任の室村先生がまとめられたようです。

 1年生:1組担任先生・2組担任先生。遠足「大木場」でイチョウの大木に驚く。

 2年生:1組百原先生・2組金子先生。遠足「佐敷」へバスで行く。警察署、青木パン、田中牛乳など見学。風邪大流行。クラス6名出席の日もあった。

 3年生:1組西嶌先生・2組金子先生。クラス替えがあり、新しい友達ができた。八代市へ社会科見学旅行に行く。「太洋デパート」が楽しかった。こづかい銭500円也。田浦小学校100周年の年

 4年生:1組松田先生・2組小田先生。熊本市へ社会科見学旅行。こづかい銭1000円也。「動物園」が一番楽しかった。学級新聞「星の子」と「山びこ」づくりに頑張った。1と2組競走するように。叱られることも多かった。

 2年生の「風邪」は、「おたふく風邪」だったような記憶が。

 「1000万円あったら」のページを見ると、買いたいものとして「ランボルギーニ・カウンタック」、「ランボルギーニ・ミウラ」、「フェラーリ308GTB」、「ランチア・ストラトス」、「ロータス・ヨーロッパ」などなど、スーパーカーブーム真っただ中でした。今、それらのミニカーが校長室の棚にあります。1台800円です。(H)

 

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【学校の花と華】010920

花と華の写真は18日の「学校生活」をご覧ください。

『彼岸花』プール・技術室付近。真っ赤な花が群生しています。曼殊沙華(まんじゅしゃげ)はサンスクリット語のmanjusakaから。別名は死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、蛇花(へびのはな)等々、お墓の近くに咲いているとか、毒があるとか言うことで、子どもの頃は摘んでくるなと言われたことを覚えています。大人になった今は気にしない気にしない。

『アメジストセージ』職員玄関、技術室側。唇のような形をした紫色の小さな花が集まって咲いています。手触りはベルベットのようです。

『オシロイバナ』生徒玄関の「継続は力なり」の碑付近。濃いピンク色の花を咲かせています。南アメリカ原産で、江戸時代の始めに日本に入ってきたそうです。子どもの頃は、種を割って、中の白い粉を顔に塗ったくって遊んでいました。

『?』職員玄関の両脇。残念ながら名前が分かりません。とても色鮮やかです。Siriに「なんさま、あ~っか、ま~るか花たい。(とにかく、赤くて丸い花です。)」と聞きましたが、「お探しの場所は見つかりませんでした。」との回答でした。

『M先生』年中、学校のあちらこちらに咲きます。美しく咲くには、1日1本のミニ羊羹が必要だそうです。(H)

 

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【とろーりとろける】010919

 校長室の隣が職員室です。ドアは開いているので、先生方の話が良く聞こえてきます。ある日、YS先生の「CもDも変わらん。」、「Aなんかおらんよね。」、「3か月後ば見てみらんば。」というような声が聞こえてきました。「生徒の評定?教務主任ともなると厳しい話をしているな。」どれどれ会話に参加しようと、職員室に入ってみると…。YS先生の手には自身の健康診断の結果が握られていました。「頑張れ!」心の中で励まし、にこやかな表情で校長室に戻りました。

 各団体・事業所のご協力により、今日は「赤ちゃんふれあい体験学習(1年)」。今日と明日の2日間は「職場体験学習(2年)」を8つの事業所で行います。今後も3年生の「認知症サポーター研修」と「福祉体験」、「うたせ船体験」。1年生の「地域理解講話」と続きます。1年YY主任が職員会議で「100年カレーを作ります。」という提案をした時の嬉しそうな顔。「とろーりとろける」表情でした。(H)

 

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【モラル・ルール】010918

 中国の秦の時代の終わり、都を制圧した劉邦は「殺すな」、「傷つけるな」、「盗むな」の3つの法を施行しました。混乱の時代ですから、シンプルな法が効果的であったと思います。学校に置き換えると、「殺すな」、「傷つけるな」は人を死に追いやることや一生消えない心の傷をつくることにもつながる「いじめ」や「差別」、「からかい」にあたり、「盗むな」は人の物を隠したり、本人の許可なく人の物を使ったりということにあたるのではないでしょうか。

 江戸時代、会津地方では同じ町に住む6歳から9歳までの藩士の子どもたち10人前後で「什(じゅう)」という集まりをつくり、掟(「嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ。」、「卑怯な振舞をしてはなりませぬ。」、「弱い者をいぢめてはなりませぬ」など)を守った生活が1日できたかどうかという点検をして、決まりを破った者には自分たちで罰を与えていました。決まりの最後は「ならぬことはならぬものです。」で締めくくられていますが、これは「決まりは守るものである。」というような意味だそうです。将来、戦場に出ることが義務付けられた子どもたちですから、自分たちの命を守るために、「規律」を第一義にしたということが分かります。

 さて、私たちの言動を縛るものに「ルール」、「マナー」、「モラル」、「タブー」等があります。いろいろな学校に勤務しましたが、田浦中はいわゆる「校則」の少ない学校です。さらに、生徒会では毎年「校則の見直し」を行っています。「ルール」で縛るのではなく、普遍的な「モラル」を大切にして将来の自立に繋ぐ学校。人と人との信頼関係を大切にする学校。生徒会スローガン「田浦中PRIDE」の根幹です。(H)

 

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【表彰】010917

 昨日、プール周りの雑草を刈ろうと思い学校に来たところ、学校応援団の村中さんに綺麗に刈っていただいていました。ありがとうございました。

 今朝は全校集会で、郡市新人バドミントン大会と郡市陸上競技大会の表彰を行いました。バドミントン部はシングルスで2位と4位、ダブルスが1位と4位、陸上大会は女子走り幅跳び、2年女子800m、オープン競技の2年男子1500m・2年女子800m・代表女子800mが1位でした。県陸上には女子走り幅跳び、2年男子1500m、代表男子1500m、2年女子800m、代表女子1500mの5競技に出場が決まり、集会の中で選手5名が紹介されました。

 最後に、お盆休みに長崎県で開かれた全国教職員バドミントン大会で団体戦準優勝に輝いたM先生を表彰しました。これまでに、優勝と3位の経験があるため、今大会で金・銀・銅メダルが揃いました。生徒も活躍、先生も活躍、過去には県大会優勝、全国大会出場の実績があるバドミントン部ですが、現在は部員が4名しかおらず、団体戦には出場できない状況です。1・2年生で学校の部活動に入部していない皆さん、ぜひバドミントン部へ。基礎から丁寧に指導します。(H)

 

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【エリザベスカラー】010916

 10日(木)、「ふわり」が1日見当たりませんでした。外に出たような形跡はないとのこと。とても心配していました。夜になっても、翌朝になっても帰って来ません。

 9時過ぎ、妻が「ふわちゃ~ん」と声を掛けながら探し回ると、押入れの奥の方で、か細い鳴き声が聞こえたとのこと。抱きかかえると、噛みつかれるのではないかと思うくらいの大声で鳴いたので驚いて離しそうになったそうです。ご飯を食べてからまたいなくなりました。

 その後、帰って来ません。車にはねられていないかが心配です。22時過ぎ、外に出た長男が見つけました。「ふわり」と声を掛けたところ、出てきたそうです。右足の付け根付近が血だらけでした。朝、妻が抱きかかえた時に鳴いたのは、傷に触ってしまったからかもしれません。ネコは大きなけがをしたり、命が終わりに近づいていると感じると、安全なところに隠れるそうです。よくぞ出てきてくれました。

 11日(金)、動物病院で検査。かなり傷口は大きく、膿が一度破裂したような跡があったそうです。数日前に、朝から近所の白猫に追われ、毛が随分落ちていたことがありました。叫ぶような鳴き声も聞こえました。その時にけがをさせられたようです。数針縫ってその日は入院。翌日、傷口を舐めないように「エリザベスカラー」をつけられて退院してきました。かなり不満そうな表情でした。ひげセンサーが働かないので、あちこちにぶつかりながら家の中を歩き回っています。「外してくれにゃー」連発です。

 治療費は家族で割り勘だそうです。生きていたからこそ笑い話になります。(H)

 

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【クラブの思い出】010915

 先日、お借りした卒業文集。「廊下を走った罰」、「忘れ物」、「しかられたこと」、「初めてのビンタ」、「最後の罰」、「げんこつ」、「授業をサボって」、「ガラスを割ったこと」タイトルを読むだけでも面白い。その中からある児童の文を紹介します。このブログと文章の流れがあまり変わらないことをおかしく思います。

「今まで僕が入ったクラブの中で、いま一番心に残っているのは、4年生の時の工作クラブだ。そのクラブには、武志くんと美紀哉くんと好昭くんと一緒に入った。そのクラブに入ってから作った物の中では竹とんぼが一番おもしろかった。山から切ってきた竹をいくつかに分けてから、四つ割りにして一人一人削り始めた。

その時は、ナイフでけがをしたり、削り損ねたりした人が多かった。僕は途中まではよくできていたが、羽を薄く削りすぎて失敗してしまった。

次の週のクラブの時、担当の松田先生は懇談会で来ることができなかったので、6年1組の教室で竹とんぼで遊んだ。だが、後ろの方で6年生がチョークを投げ出したので、もう竹とんぼ大会か、チョーク投げ大会か分からなくなってしまった。それからは、全員が人をねらってクラブが終わる時間までチョークを投げていた。

こんなクラブだったが、飛行機づくりや竹とんぼづくりなど楽しいことも一番あったと思う。その時作った竹とんぼはもうないが、今度はそれに負けないくらいよく飛ぶのを作ってみたいと思う。」(6年1組HM)

 

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【付録】010914

 「小学館の学習雑誌『幼稚園』の付録がすごいことになっている。」ということが巷ので話題です。企業とコラボしたユニークな付録は、meijiの「お菓子すくい」、SEGAの「メダル落としゲーム」、幸楽苑の「ラーメン」、タカラトミーアーツの「ガチャマシン」、牛角の「焼き肉リバーシ」、セブンティーンアイスの「自販機」、セブン銀行の「ATM」など、本物そっくり。子どもだけでは決して完成させることができない付録ばかり。あっという間に完売になったと言う「ガチャマシン」のHPを見ると「おうちの方が組み立て係、お子さんは台紙から部品を外す係、という風に手分けして作っていただけたら。」とありました。

 「本物には触らせてもらえないもの」が子ども心をくすぐるようです。いや、一番くすぐられているのは「大きなおともだち」のようです。

 そこで、本題。今月号はタカラトミーとのコラボ。色を塗れるようになっている真っ白のフェアレディZ(トミカ)とトミカショップの販売棚。トミカ仲間の卒業生Hくんに、中2の妹経由で情報のメモを渡しました。

 すでに知っていたと思います。翌日、組み立てた棚と、自慢のトミカコレクションの写真と一緒に「早速ゲットしました。」との手紙をもらいました。(H)

 

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【魔王】010913

 10日、K先生が研究授業をおこないました。題材は私たちも中学生の頃に習ったシューベルトの歌曲「魔王」。力強さ、不安感、楽しさが交互に現れる旋律と、ゲーテの詩をもとにした「子はすでに息絶えぬ」という突き落とされて終わる歌詞。ドイツ語の力強さも相まって、特に多感な時期の中学生には一度聴いたら忘れられない曲だと思います。

 シューベルトは31年間の生涯で600曲もの歌曲を作曲し、「歌曲の王」とも呼ばれていますが、そのうちの70曲ほどはゲーテの作品をもとにしています。

 「18歳のシューベルトは、ゲーテの魔王の詩を朗読しながら、興奮していた。本を手に行ったり来たりしていたが。突然坐りこんだかと思うと、ごく短時間のうちにすばらしい曲が紙に書きつけられた。」という魔王を作曲した時の様子が友人の記録に残っているそうです。

 最初、ゲーテは曲が前面に出すぎているとして気に入らなかった様子ですが、晩年に聞いたときは「イメージが絵のように浮かんでくる。」と絶賛したそうです。そういえば、中学生の時、音楽の授業でこの曲を絵にした覚えがあります。魔王は優しそうで怖いロバート・デ・ニーロでどうでしょう。(H)

 

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