校長ブログ「秘密の部屋」

【旧田浦小学校校歌】011004

 せっかく母校に赴任したので、学校の歴史を調べようと倉庫をごそごそ捜索していると、「新編 葦北郡教育誌」という冊子を見つけました。中には各学校の歴史と、校歌が載っていました。小学校の統合により、前の校歌が忘れられていくのは寂しいことです。今は田浦小学校に統合された田浦小・小田浦小・海浦小・井牟田小・大岩小の校歌を今週と来週に分けて紹介します。

 田浦小校歌は3番を紹介していなかったので再録です。式などで歌うのは大概2番までなので、私も知りませんでした。「塘(とも)」は「土手」のことです。中学生の頃、船江の土手は「桜土手」と呼ばれていた覚えがあります。(H)

 

旧『田浦小学校校歌』    昭和27年3月13日制定

              作詞:山口白陽  作曲:滝本泰三  

1 太田の浜の白波に 野坂の浦の歌を聞き 

  もかけの松のみやしろに 歴史のあとを仰ぎ見て 

  学ぶよわれら 朝夕に

2 伝えも古き牧山に 見おろす村のいとなみや 

  さざ波寄する殿島の 漁(いさ)りの舟と競いつつ 

  励むよわれら 雨風に

3 海辺の塘(とも)に咲わたる 桜の花をしるしとし 

  藤なみゆるる真清水(ましみず)の 泉と絶えず勉めつつ 

  進むよわれら 日々月に