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校長ブログ「秘密の部屋」
【芦北町演能会】011020
「佐敷城跡観月会」としてこれまで21回開催されていた会が、今年から「芦北町演能会」と名称を変更し開催されることになりました。これまで、田浦中でも中学生対象の能教室を開いていただきましたが、舞台での狂言と能を観覧するのは初めてです。会場のしろやまスカイドームに向かいました。
箏演奏の後、演目の解説、火入れ式と続きました。新聞に例えると狂言は4コマ漫画、能は社説のようなもの、どちらも社会風刺だが切り口が異なるという解説がありました。
まずは狂言「縄綯(なわない)」、主人の博奕の借金のかたとして何某(なにがし)に売られた太郎冠者は、ふてくされて仕事をしない。何某は、太郎冠者は使い物にならないので借金は金で払ってくれと言いに行くと…。
続いて能「清経(きよつね)」、平家一門が都落ちした後、都でひっそり暮らしていた平清経の妻のもとへ、家臣の淡津三郎が「清経が、豊前国柳が浦の沖合で入水した。」という悲報をもってやって来た。形見の品に、清経の遺髪を手渡された妻は、再会の約束を果たさなかった夫を恨み悲嘆にくれ、悲しみが増すからと、遺髪を宇佐八幡宮に返納してしまう。しかし、夫への想いは募り、せめて夢で会えたらと願う妻の夢枕に、清経の霊が鎧姿で現れた…。
昨年、能教室の時に「観月会」に行きたいと言っていたKくんもお父さんと2人で来ていました。良い夜になりました。(H)