保小中連携・地域連携

保小中連携・地域連携

保小中連携協議会開催

2月8日(水)、午後3時50分より、保育園、小学校、中学校の先生が中学校のランチルームに集まり、連携カリキュラム作成に取り組みました。

5つの推進委員会(①小中連携・地域連携 ②学力向上 ③自治力育成・なかまづくり ④体力向上 ⑤特別支援教育)ごとに15年間を従来の枠組みにとらわれない形でそれぞれの段階ごとに目指す姿や身につけてほしい力、スキルなどについて活発に意見を出し合いました。23日にはある程度の形にしていきます。子どもの成長と自立のための保小中連携カリキュラム。教育活動にしっかり生かしていきます。

校種間連携推進委員会

2月1日(水)17時00分より中学校ランチルームにて校種間連携推進委員会を行いました。5つの推進委員会の小中学校代表がそれぞれ参加しました。

5つの推進委員会は、

①小中連携・地域連携推進委員会

②学力向上・外国語活動推進委員会

③自治力育成・なかまづくり推進委員会

④体力向上推進委員会

⑤特別支援教育推進委員会  です。

今回は、保・小・中連携カリキュラム作成や各推進委員会の次年度の具体的実践に向けての協議を行いました。1年間の活動を通して様々な成果と課題が見えてきました。2年目の研究に向けてしっかりとスタートできるよう今から準備をしていきます。

なかよし交流教室

本日はなかよし駅伝大会が雨のため中止になり、保小中交流教室が行われています。
たくさんの保護者の方もいらっしゃっています。








くまモンがスペシャルゲストでとうじょうしました。

保小中なかよし駅伝打ち合わせ&練習

11月29日(火)保小中なかよし駅伝大会(12月22日実施)の打ち合わせと練習が鹿北中体育館で行われました。小中学生とともに、保育園からの参加もあり、10班に分かれての打ち合わせを行い、その後練習をしました。小学生をリードする中学生が頼もしく見とても微笑ましい時間となりました。もう1回練習をして22日が大会当日です。鹿北グラウンドに歓声が響き、笑顔がいっぱい見られることと思います。

第3回小・中合同学校運営協議会


11月16日(水)、小中合同学校運営協議会を開催しました。午前中、運営委員の皆さまには小学校、中学校それぞれの授業を参観していただきました。その後、小中学校のランチルームで児童・生徒とともに給食を食べていただきました。午後は、鹿北小学校会議室にて意見交換を行いました。小中学校より今までの教育実践、さらには成果と課題について説明をしました。質疑応答ののち、心のコミュニティ、学びのコミュニティ、体のコミュニティの3部会に分かれて今後の取組について協議しました。特に「あいさつ」については地域のであいさつがさらによくなるように、家庭に働きかけたり、名前を呼んであいさつをしてはどうかなどの意見が出ました。いただいたご意見を実践に結びつけていきたいと考えています。本日は、ありがとうございました。

第2回小中合同授業研究会

小中連携の一環で合同校内研修を行いました。
鹿北小学校2年生の算数かけ算授業が行われました。
授業後は小中の先生方で研究会を行いました。
研究会ではUDやアクティブラーニングについての意見交換が行われました。

社会科研究授業

 10月12日(水)6時間目、社会科の研究授業を行いました。県の義務教育課より恒松指導主事に授業を参観していただきと授業研究会にて指導・助言をいただきました。

 授業は中学3年生の公民的分野、理想の選挙実現に向けて自分の考えをまとめ友だちと意見交換し考えを深めていく内容です。積極的に意見を発表し、話し合いをする姿が印象的でした。

 授業研究会では、3班に分かれて授業のユニバーサルデザイン化と合理的配慮の充実を意識した授業づくりについて話し合いを行いました。各班の協議内容を発表した後、恒松指導主事より、みんなが共通して実践していると言えるものを具体化していただき、たくさんの資料をいただきました。大切なことは、今実践していることの「見える化」を図ること、授業の中で共通して実践できることを意識して授業づくりを行うことなど貴重なアドバイスをいただきました。環境づくり(意欲を促す言葉がけ)、人間関係づくり(共感的人間関係)、授業づくり(授業の慣れに見通しをもたせる)などすぐに実践できるものを各自が見つけることができました。資料としていただいた「学びのUD化チェックリスト」を参考に授業を見直し、さらなる授業改善に取り組んでいきます。

交流給食&WAKUWAKUさるきタイム

10月12日(水)、今日は交流給食の日です。小学校のランチルームに中学1年生が行き、中学校のランチルームに小学6年生が来て、小中学生が一緒に給食を食べました。小学生と一緒だと中学生がとてもお兄さんお姉さんに見えます。このような交流により、お互いを身近に感じられることはすばらしいと思います。

また、昼休みには、鹿北グラウンドで、小中学生が一緒に「氷おに」をしました。グラウンドいっぱいに歓声が響き、笑顔がはじけていました。

給食から昼休みと小学生も中学生も楽しい時間を過ごすことができました。

鹿北小・中学校合同校内研修

9月28日(水)15時50分より鹿北小・中学校合同校内研修を行いました。合同での校内研修は初めてのことであり、このことは小・中連携が進展していることを意味しています。

 研修内容は、9月14日~15日の2日間、小・中学校から4名の先生が小中連携や授業改革を学ぶために高知県を訪問しました。その復講と授業づくりについてが主な内容です。生徒が積極的に授業をつくり、教師がサポートする。そんな授業展開を目指してどのようにすればよいのかなどの意見交換が行われました。このことは、次期指導要領で示されるアクティブ・ラーニングにもつながるものと考えています。

 今回の合同研修は、授業改革の新たな一歩であり、一人一人のこれからの実践こそが大切であると思います。

 10月12日(水)は中学校社会科の大研、19日(水)は小・中合同研究授業及び授業研究会が予定されています。今回の研修を踏まえて、どのような授業が提案されるのかが楽しみです。

アクティブ・ラーニングについて、文科省用語集には、「学修者の能動的な学修への参加を取り入れた授業・学習法の総称」と解説しています。この「能動的」という箇所こそ、アクティブ・ラーニングのポイントを示しています。アクティブ・ラーニングの着眼点は、学習の形態よりも、学習者の状態であり、学習への能動的な在り方にこそ着目すべきということなのです。グループ学習においても、グループで学習をする形態に着目することよりも、子どもたちがどこまで、その気になって学習に取り組んでいるのか、その状態にこそ着目すべきなのです。学習者がどれだけ学習に能動的であるのか、この視点こそ、アクティブ・ラーニングを取り上げる時に重視すべき点といえます。(資料抜粋)


 

かわいらしい来校者!

 9月1日(木)の昼休み、かわいらしい来校者がありました。鹿北小学校から3名の3年生が職員室に来てくれました。手には、小さなビンに入った梅干しを持っていました。また、段ボールの中には、同じようにビンに入った梅干しがたくさんありました。さらに、その1つ1つに、心温まるメッセージまでついていました。代表の3名の小学生から梅干しを受け取りました。
 1学期、小学生と中学生がいっしょに梅ちぎりを行った梅からできた梅干しです。一生懸命つくってくれた梅干し、小学3年生のみなさん、ありがとう!! 
 みんなで味わいながら、いただきたいと思います。

小学校サマースクールのお手伝い

8月18日(木)、鹿北中生が鹿北小のサマースクールのお手伝いに行きました。小学生が解いた問題の答え合わせしたり、わからないところのアドバイスをしました。
 鹿北小・中学校は併設型の小中一貫教育に向けて研究を進めています。行事や取組の連携とともに、小学校6年、中学校3年という枠組みにとらわれず、9年間でどのような教育を創っていくのかを共に考えています。研究のスピードを上げ、鹿北の子どもたち全員が社会に出ても通用する力をつけられる教育環境を整えていきます。

鹿北小学校勉強会のお手伝いに行きました!

 7月28日(木)10時より、中学生が鹿北小学校の勉強会のお手伝いに行きました。3年生から6年生までのそれぞれの教室に入り、勉強を教えたり、採点の手伝いをしました。小学生も中学生のお姉さんたちと一緒に勉強できてとても喜んでくれました。この後も、小学校の勉強会の手伝いが計画されています。小・中学生がこのような形で交流できることはすばらしいことだと、子どもたちの姿を見てい感じました。

鹿北中校区保・小・中連携協議会開催

鹿北中校区保・小・中連携協議会開催

 7月28日(木)15時より、鹿北中校区保・小・中連携協議会を開催しました。保育園、小学校、中学校の先生が、先日行った生徒へのアンケートの結果をもとに、成果と課題の共有、そして、これからの実践について5つの推進委員会ごとに協議し、2学期以降の具体的実践について共通理解を図ることができました。

 また、ユニバーサルデザインの授業、合理的配慮の提供について、1学期の各自の実践をまとめることと、これからも、実践の積み重ねを行い中間報告会を行うことを確認しました。

 鹿北の教育環境をさらに充実させるために、研究のスピードをゆるめないようにしてきたいと考えています。





鹿北小・中学校合同運営協議会開催

 7月26日(火)19時30分より鹿北小学校会議室にて、鹿北小・中合同運営協議会が行われました。今回の協議会では、最初に、地域学校協働活動についての説明を学校側からさせていただいて、地域コーディネーターの選出について提案をしました。その後、小・中学校より、1学期の自己評価について成果と課題について説明をし、心のコミュニティ、学びのコミュニティ、体のコミュニティの3部会に分かれて、自己評価をもとに今後の具体的な実践について話し合いを行いました。
  心のコミュニティ部会からは、あいさつの輪を広げていくことについて、学びのコミュニティからは、学習の習慣化について、体のコミュニティからは、楽しく体力づくりができる方法として昔遊びについての提案がありました。活発な意見交換を行うことができ、実践の具体化の方向性が示されたことで、さらに学校、家庭、地域の連携を深めていくことができると考えています。運営委員の皆様ありがとうございました

中学校の先生が、小学校の授業を担当

 鹿北小と鹿北中は併設型の小中連携・小中一貫教育の推進に取り組んでいます。今年度より2年間、国の指定を受けて「校種間連携」の研究及び実践をスタートさせました。その1つとして、本校の音楽の先生が、小学校6年生の音楽の授業を兼務しています。小中連携を充実させることは、今まで以上に教育の可能性が広がります。その広がりを児童・生徒の成長につなげていきます。

運営委員会・推進委員会開催

 【運営委員会】
 7月12日(火)17時00分より、中学校ランチルームにて、小中学校の校長、教務主任、研究主任による研究運営委員会を行いました。今回は、14日に実施する小学校と中学校のそれぞれの研究授業及び授業研究会の視点について協議しました。授業では、ユニバーサルデザイン、合理的配慮の提供、支持的風土、なかまづくりの視点で参観することを決めました。

また、午後の研究協議では、文部科学省の阿部調査官より、研究の方向性やこれからの教育課程について指導・助言をいただくことを確認しました。


【推進委員会】

 5つの研究推進委員会では、目指す生徒像に対する生徒アンケート結果をもとに、どのような課題があるのかを確認し、それをもとに教育実践の見直しを行いました。

 1学期は、研究組織の立ち上げ、研究推進に向けての共通理解、実態把握による課題の洗い出し、そして、目指す生徒像を明確化、具体的な実践項目決定まで行いました。

今後は、研究の目的や方向性、目指す生徒像や実践内容等を生徒や保護者、地域の方々と共有し、みんなのベクトルが同じ方向に向くよう話し合いを重ねていきます。


【小・中合同学校保健委員会】


 7月1日(金)、鹿北小学校図工室にて、学校歯科医の小林先生、鹿北市民センターの西牟田保健師をはじめ、多数の保護者の皆様にご出席いただき、鹿北小・中合同学校保健委員会が開催されました。今回は、スクールカウンセラーの塚原恵先生に、「子どもたちの心の健康について考えよう」との内容で講話をしていただきました。

講話の主な内容は次の通りです。子どもと接する時など参考にされて下さい。

1 子どもの心が不安定な時どのように対応すればよいのか ※熊本地震などで不安定な時

 (1)子どもと話す時(接する時)の8つのポイント

    ① 会話をする。

    ② 子どもたちが知ってることでも聞いてみる。 

    ③ 事実と異なる情報を優しく訂正する。 ※デマ等に振り回されないように

    ④ 子どもの質問に率直に答える。

    ⑤ テレビやラジオなどの情報に触れる時間を制限する。 ※地震被害の情報など

    ⑥ 困っている人たちの援助を考え実行する。

    ⑦ 良いお手本になる。 ※親が意図的に適度に楽しむことも大切。

    ⑧ 我慢強く接する。 ※不安定な時にまとわりついてきた時など

 (2)落ち着いて子どもたちを安心させる

    ① 話しによく耳を傾け、怖い気持ちを理解する。 ※共感する

    ② 反応は自然なものとして理解する。 ※急性ストレス反応などは自然なもの

    ③ 友だちと違う反応が起きても人それぞれ違うことを理科する。

    ④ 起きている反応は少しずつ良くなることを理解しておく。

2 中1ギャップ

 (1)中1ギャップ・・・小学校から中学1年生に進級した際の心理や学問・
            文化的なギャップとそれによるショックのこと

    ① 学級担任制から教科担任制 ※先生に対する距離感が違う

    ② 勉強のスピードと量

    ③ 先輩・後輩という関係の出現 ※今まで○○ちゃんが○○先輩に

    ④ 成績の順位が出る ※良かれ悪しかれ現実を直視する

    ⑤ 校則が変わる ※細かいきまり

 (2)中1ギャップのサイン

    ① 宿題を出さなくなる。

    ② 朝ごはんを食べなくなる

    ③ 部屋に引きこもるようになる  など

3 自己肯定感

 (1)自己肯定感・・・自分を肯定する感覚。「自分は大切な存在だ」と感じる心の感覚

 (2)ほめられた時の反応

    ① 自己肯定感が高い・・・素直に喜ぶ。相手に感謝する。

    ② 自己肯定感が低い・・・素直に喜べない。嫌味かなと思う。
                何かの目的でおだてていると思う。

 (3)怒られた時に反応

    ① 自己肯定感が高い・・・ミスを素直に認める。自分を高める意見として歓迎。
                あまり落ち込まない

    ② 自己肯定感が低い・・・自分はだめだと思う。嫌われていると思う。逆ギレする。
                必要以上に落ち込む。

 (4)愛着の問題

    ① 愛着・・・幼児期までの子どもと養育者側にできる情緒的な結びつき

    ② 愛着の形成・・・生後2歳ぐらいまでに形成される。しかし、形成されなかった場合
             でも修復は可能。親と一緒に寝たり、だっこしたりする。自分が愛
             されている、大切にされているということを態度やメッセージで伝
             える。自分は大切な存在なんだと思える。

4 生活リズムと心の安定

 (1)三大ホルモン

    ① セロトニン(幸せホルモン) ※これが多いほど幸せを感じる

    ② ドーパミン(快楽や報酬) ※これが少ないとモチベーションが下がる

    ③ ノルアドレナリン(怒りのホルモン ※多いと怒りが爆発

    ※ ドーパミンとノルアドレナリンの調節を行うのがセロトニン

 (2)セロトニンや成長ホルモン

    ① 夜11時から深夜2時までの間寝ていると分泌される。※メンタルの成長にも
      影響

    ② 朝早い時間に朝日を浴びると分泌される。 ※カーテンを開けた時のまぶしさ

    ③ 朝食が材料となる。 ※バナナ、大豆、牛乳など

     ※ 基本的生活習慣の確立が大切

 塚原先生、たいへん参考となるお話ありがとうございました。

 
 

【運営委員会開催】※校種間連携


 6月21日(火)、17時00分より、運営委員会を行いました。今回は以下のことについて協議しました。
 (1) 目指す生徒像について ※原案をもとに検討
 (2) 実態調査(アンケート)項目の検討 
      ※推進委員会で作成した原案をもとに検討
 (3) 次回(7月15日)の研究授業の視点について
 (4) まとめ 作守順子コーディネーターより
 目指す生徒像とアンケート項目については、ほぼ決定し、アンケートは7月に実施することとなりました。
 研究授業の視点は、
  ① ユニバーサルデザインの授業
  ② 合理的配慮
  ③ めあてとまとめの連動及び振り返りの徹底
 特に、学び合いの場面を授業の中に設定し、この学び合いについての振り返りをしていくことを確認しました。
 作守先生からは、具体的なものができつつある。最終目的地である、生徒像もはっきりしてきた。その最終目的地を見つめつつ、次の目的地である7月15日を目指していこう。この研究のために子どもがいるのではなく、子どものためにこの研究があることを忘れないでほしい、との言葉をいただきました。
 (運営委員会の参加者は、コーディネーターの作守順子先生、小中学校の校長・教務主任・研究主任)

【小中合同学校運営協議会開催】

 6月10日(金)19時30分より、小中合同学校運営協議会を小学校の会議室で開催しました。鹿北小・中学校の教育活動に参画していただき、ありがとうございます。強みや課題を共有し、児童・生徒がしっかり育つ教育環境を共に創っていきたいと考えています。よろしくお願い致します。
(1)会順
 ① 開会
 ② 学校長あいさつ(鹿北小・鹿北中)
 ③ 委嘱状交付
 ④ 協議
    学校運営協議会の役割と組織
    年間活動計画
    学校教育目標及び運営方針の説明と承認
 ⑤ 意見交換
 ⑥ 閉会

(2)組織について
 会長、副会長、書記を次の方々にお願いすることとなりました。よろしくお願い致します。
   ・会長   齋藤 順孝 様
   ・副会長  中川 和夫 様
   ・副会長  竹熊 榮子 様
   ・書記   北原 チヅ 様

(3)意見交換
・地域の各種スポーツ大会に小中学生が参加できないか。
・地域の諸団体との協働活動はできないか(消防団とともに非常ベル設置状況確認など)
・小さな親切運動の町となった時の「理念」等の共有を図る。
・運営協議会の活動をもっと地域に広げていことが大切である。
  (校長が区長会に参加し学校の取組や方向性を説明するなど)
・地域の方々とどのように「思い」を共有するのか。
・地域の諸団体、グループとの連携をつくっていく。そして、学校教育への参加を呼びかける。また、小中学生が地域の行事等に積極的に参加し、地域の方々との交流を図る。
・町の方々の思いをどうすれば知ることができるのか。また、地域での小中学生のようすについて、地域の方々からお話をうかがうことができれば、良さや課題が見えてくる。
・学校便りを、様々な施設に配布する。生徒が配布できると話をするきっかけとなる。
・小学校の運動会を中学校グラウンドで行ってはどうか。町のグラウンドは広すぎるのではないか。
・近い将来、小中合同の運動会(体育大会)を行ってはどうか。
  ※上記のようなご意見をいただきました。

【小中連携授業研究会】


 6月8日(水)、小・中学校の教職員が参加して、英語の研究授業が行われました。今回の授業では、ユニバーサルデザインの授業と合理的配慮について提案を行いました。
 授業での達成感や充実感をすべての生徒が感じることができるよう鹿北小・中学校ではインクルーシブ教育システムの構築に取り組んでいます。参観した先生が、授業のヒントを何か1つでも持ち帰り、自分の授業に取り入れていくことが大切となります。また、授業を通して新たな可能性を探ることができれば、児童・生徒の学力向上につなげることができると考えています。
 (インクルーシブのインクルードとは、「包み込む」という意味です。だれもが授業に参加でき、授業の中で孤立することなく、達成感を感じることができることが大切です。)

〈授業のようす〉




〈ユニバーサルデザインの提案〉
 活動の見通し(本時の流れ)を黒板に明示する。
 活動時間の経過、残りの時間を視覚で確認できる。
 英語用の座席をつくり、わからない時に隣の人からアドバイスをもらえる。
 その他にも、前面黒板の上に掲示をせず、授業への集中力を高めるなど、いくつかの工夫が見られました。




〈合理的配慮〉
  平成28年4月1日より、「障害者差別解消法」が施行されました。この法律の中に、「行政機関は、その事務又は事業を行うに当たり、障害者から現に社会的障壁の除去を必要としている旨の意思の表明があった場合において、その実施に伴う負担が過重でないときは、障害者の権利利益を侵害することとならないよう、当該障害者の性別、年齢及び障害の状態に応じて、社会的障壁の除去の実施について必要かつ合理的な配慮をしなければならない」とあります。(第三章七条) ※行政機関には、公立学校も含まれます。
 
 簡単に言えば、「合理的配慮」は、障がいを持つ人々に対して必要な環境整備などの配慮を行うということです。
 今回の授業での合理的配慮について紹介します。
◇ デジタルワイヤレス補聴支援システムの活用
◇ パソコンテイク
◇ ペア学習、グループ学習
◇ 黒板を軽くたたき音を鳴らし、黒板に注目させる
◇ 付箋紙にメモをとり、教科連絡ノートにはる。
◇ 穴埋め、写し書き、オリジナルスキットづくりの3段階のワークシート
◇ 絵入りワークシートと動詞句カードの連動  など

難聴の生徒へのデジタルワイヤレス補聴援助システム(ロジャー)の使用

 パソコンテイクでロジャーでも聞き取りにくい会話文を文字で提示

〈授業研究会〉
 授業後に、小・中学校の先生で研究会を行いました。
 質疑では、以下のような質問がありました。
  ・タブレットの活用状況について
  ・合理的配慮による生徒の変容は
  ・支援学級の生徒への具体的な配慮は
 分科会ごとの協議では、ユニバーサルデザインの授業や合理的配慮について、それぞれの実践を出し合い発表しました。
  ・授業のパターン化やタイムタイマーの使用
  ・書画カメラの使用
  ・言葉だけでなく、文字での説明
  ・具体物を使っての説明
  ・ワークシートの工夫
  ・板書の文字数をノートのマス数に合わせる
  ・デジタル教科書の画面を配布
  ・カード学習
  ・体育のハードルの板として新聞紙を使用
  ・穴あきの紙で、読む場所だけを見ることができるように
  ・穴に入るように書く
  ・解答を選べる



 
 研究会では、なかまづくりを行い、支持的風土をつくることこそが、合理的配慮になるのではないかとの意見も出されました。
 また、特別支援教育コーディネーターからは、ユニバーサルデザインの授業がすべての児童・生徒のためであり、それは、支援が必要な生徒にとってもとても効果がある。合理的配慮は、障がいをもった児童・生徒のためであるが、その配慮は実はすべての児童・生徒にとっての配慮につながっているとの話があり、参加者全員がうなずいていました。
 最後に作守順子先生(研究推進コーディネーター)よりまとめをしていただきました。その中で子どもたちへの合理的配慮、UDの授業は、必ず学力向上とともに子どもの自尊感情涵養につながる。子ども同士が助け合えるような工夫を授業に取り入れていくこと、そして、子どもが「わかりません」とか「助けてほしい」と言えるような環境を整えていくことが何より大切である。その言葉が言えることが一人ひとりの自立につながるとのお話をしていただきました。
 これから私たち教職員が、どのような授業をつくっていくのかがが勝負です。実践を積み重ね、その実践を交流させることで、児童・生徒の生き生きとした表情がたくさん見られるように、研究・研修を重ねていきます。


【保小中連携協議会総会】

 5月25日(水)、15時50分より中学校のランチルームにて、保小中連携協議会総会が行われました。今年度の協議会組織は、教育課程研究指定の組織と同じ組織としました。総会には、保育園の園長先生、小・中学校全教職員が参加し、研究指定取組の共通理解、コーディネーターの作守先生の話に続き、各推進委員会ごとに、目指す児童・生徒像や実態把握のアンケート項目、具体的な実践内容について協議しました。
 さっそく、6月8日(水)に、小中合同研究授業及び授業研究会を実施します。中学校の内古閑教諭が、ユニバーサルデザインを意識した英語の授業や合理的配慮の実際について提案します。




【小中合同推進委員会開催】

 16日(月)、中学校のランチルームにて各推進委員会の小中学校の主査の先生が集まり話し合いを行いました。研究の方向性を再確認し、推進委員会の主査の先生同士で、目指す生徒の姿、実態把握のためのアンケート内容、研究の具体的な実践などについて協議しました。
 25日(水)の保小中連携協議会総会では、小中学校全職員と3つの保育園の代表の先生方と、今回の協議の結果をたたき台として研究内容を深めていきます。
(12日は、運営委員会を開催し、推進委員会、保小中連携協議会総会についての話し合いを行いました。)

【2年間の研究、いよいよ始まりました】


 鹿北小学校、鹿北中学校は、平成28年度より2年間、下記実施計画書に示した計画で、校種間連携についての研究を進めていきます。
 鹿北小・中学校は、併設型の小中一貫教育を行う環境が整っています。今後、保護者の方々、地域の方々とともに、9年間の連続した「学び」を創造し、鹿北の教育を充実させていきたいと考えています。

教育課程研究指定校事業実施計画書 校種間連携.pdf




















このページには、先生方から教えていただいた学習方法を載せています。「こんなやりかたもあるのか!」「よし自分も試してみよう!」という思いを持ってくれたら嬉しいです。そこから、あなたに合った「自分の学習方法」が見つかるかもしれませんよ!



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