保小中連携・地域連携

保小中連携・地域連携

鹿北小中学校合同校内研修会

3月14日(水)の放課後、鹿北小・中合同校内研修会を実施しました。今回の研修会は、始めに、小学校の浅野先生から、次年度の研究の方向性について説明がありました。インクルーシブ教育システムを土台として、基礎学力向上と特別活動を大きな柱として研究実践を重ねていくことの提案があり、みんなで共有しました。

 次に、中学校の橋本先生から、総合的な学習の時間の全体計画を小中別々ではなく、9年間の連続した学びとして作り替えたものを提案してもらい、小学1年生から4年生のグループ、小学5年生から中学1年生のグループ、中学2・3年生のグループに分かれて意見交換を行いました。

 総合的な学習の時間の全体計画同様、他の教育分野でも9年間の連続した学びとなるように1年間かけて、計画の再編を行っていきます。そして、鹿北版の教育課程を完成させ、31年度から実施していきたいと考えています。

 まとめとして、作守先生から、鹿北のインクルーシブ教育システムの根幹を再度確認し、研究の成果が確実に出てきているので、さらに小中が連携して研究を推進し、子どもたちの自立を支えていきましょうとのお話をしていただきました。

保小中なかよし駅伝大会練習

12月12日(火)午後、保小中なかよし駅伝大会の練習を行いました。今まで活動してきた縦割り班を1つのチームとして全体で9チームが参加します。小学生の班長、中学生の班長が整列などでリーダーシップを発揮していました。中学校の体育委員会や生徒会執行部が説明や進行を担当し、各班ごとに走る順番の最終調整などを行いました。昨年は雨で体育館での交流会でしたが、今年は晴天のもと駅伝大会が行われることを楽しみにしています。

保護者の皆さま、地域の皆さま、19日は鹿北町グラウンドで園児、児童、生徒の頑張りを応援していただければと思います。よろしくお願いします。

「校種間連携」鹿北小・中学校研究発表会開催

11月21日(火)、国立教育政策研究所研究指定校事業「校種間連携」山鹿市立鹿北小学校・鹿北中学校研究発表会を開催しました。この研究発表会は2年間の研究実践を振り返り、成果と課題を明らかにし、出席された皆さまから様々なご意見、ご助言をいただき、児童・生徒の社会的自立に向けて新たな実践をスタートさせるためのものです。また、鹿北小・中学校の取組を広く発信させていただくための発表会です。

 午前中の全体会では、研究の概要について説明を行い、その後、授業を参観していただきました。参観授業Ⅰは、ランチルームでの数学の授業。TT授業とともに、生徒一人一人の理解に合わせた学びと合理的配慮について参観していただきました。小学校では、4年生の算数の授業。こどもたちの関心・意欲を引き出し、主体的に学習に取り組む姿を見ていただきました。
 

 授業Ⅱでは、乗り入れ授業の実際を参観していただきました。中学校の音楽教諭が中学校の音楽室で小学5年生の授業を行いました。専門性を生かし生徒の学びを段階的に高めるとともに、音楽の楽しさを実感できる授業、子どもたちの一生懸命な学習態度と意欲を参観していただきました。小学校教室では、中学校社会科教諭が6年生の授業を行いました。日中戦争や太平洋戦争当時の状況を、ある人物に焦点を当てて想像し、疑問点やこれから何を調べたいかなどを理由とともに考え、学び合いにつなげていきました。
 
 参観していただいたすべての授業は、「鹿北版学習過程スタンダード」、「合理的配慮」に留意し、インクルーシブ教育システムを基盤とした授業です。鹿北小・中学校では上記の2つはすべての授業で共通実践を行っています。


 昼食時間は、中学校体育館にて、まほろば保育園児による太鼓、小中学生による「しあわせ運べるように」の合唱と手話を見ていただきました。本年度より、鹿北小・中学校の近くにまほろば保育園が開園し、小中9年間のみならず、保小中15年間の連続した学びが可能となり、教育実践の幅がさらに広がってきています。


 午後1時00分からは、ブースセッションを行いました。本研究は、①小中連携・地域連携部会、②学力向上・外国語活動部会、③自治力育成・なかまづくり部会、④体力向上部会、⑤支援教育部会の5つの部会を中心に研究を重ねてきました。それぞれの部会ごとにブースをつくり、研究の実際、成果と課題について説明及び意見交換を行いました。
   出席された皆さまには、興味・関心に応じて2つの部会に参加していただけるよう配慮しました。たくさんのご意見、ご助言をいただきましたことに感謝いたします。また、今後の研究実践に生かして参る所存です。





  研究発表会の最後は、文部科学省初等中等教育局教育課程教科調査官、国立教育政策研究所教育課程調査官の安部恭子先生のご講演です。「9年間の学びの連続性を生かした教育活動の推進」との演題で教育関係の最新情報を踏まえての貴重なご講話をいただきました。また、鹿北小・中学校の研究実践について様々な角度から評価をしていただき、さらに、多くのご助言をいただきました。その際、特別活動の重要性について資料をもとに、示唆に富んだお話をしていただき、私たちの今後の研究の方向性を明確にすることができました。


    本日の研究発表会にご出席いただいた諸先生方、また、ご多用の中、ご臨席を賜った安部恭子先生、熊本県教育委員会の諸先生方、研究を支えて下さった山鹿市教育委員会の諸先生方、本日は誠にありが
とうございました。

 そして、準備から当日の活動、終了後の片付けまで、本研究をサポートして下さった保護者の皆さま、本日は誠にありがとうござました。本日の研究発表会は、私たち教職員だけでなく、園児、児童、生徒、保護者の皆さま、地域の皆さまとともに創りあげた研究発表会です。そのことをご出席いただいたすべての皆さまにも実感していただけたものと確信しています。このこと自体が鹿北の力、鹿北の教育力のすばらしさだと思っております。


    私たちは、研究発表会を終着点とはとらえておらず、新たな出発点ととらえております、鹿北の子どもたちの社会的自立のために、教育実践をさらに深めて参ります。 

 本日は、ありがとうございました。

明日21日は鹿北小・中学校研究発表会です

いよいよ明日21日(火)、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程研究指定校事業「校種間連携」鹿北小・中学校研究発表会の日を迎えます。2年間の研究の成果と課題を明らかにし、さらに研究を深めていくための研究会と位置づけております。

たくさんの皆様のご来校をお待ちしております。また、ご指導・ご助言よろしくお願いいたします。

鹿北小中学校合同ボランティア活動

 11月20日(月)今日は朝から鹿北小中学校の児童・生徒がまつりのあとのゴミ拾いなどのボランティア活動を行いました。縦割り班ごとに割り振られた九つの場所を中心に協力して活動することができました。2日間のまつりの熱気のあとなので、何となくさびしい感じがしました。