学校生活(ブログ)

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驚く・ビックリ 標準学力テスト(1日目)

 本日(13日)の1~3校時と明日(1・2校時)、標準学力調査を実施しています。国・社・数・理・英の5教科(1年生は英がなく4教科)で、標準学力テストには、集団準拠テスト(NRT)と目標準拠テスト(CRT)の2種類がありますが、合志市では昨年度から後者を採用することになりました。これは、後期前半に実施される予定されている熊本県学力・学習状況調査と同じタイプのテストなので、教育効果を経過確認することも可能です。ただし、偏差値により高校入試を意識した学力傾向を見ることは難しくなるのでは、その点については、3学年部で独自の業者テストを実施し、補完することになっています。
 また明日は、「icheck」と呼ばれる質問紙調査も行います。この調査によって生徒たち一人一人の心の状態や各学年・学級の集団形成度などを把握することができ、経年変化を確認することもできます。
 写真は、本日3校時の数学科のテストの場面です(上段左から1年2組、1年2組、1年3組、下段左から1年4組、2年生、3年生)。1年生も早速、中学校教育の洗礼を受けましたが、一生懸命問題に向き合うことができており安心しました。

期待・ワクワク 第1回小中合同研修

 本日(12日)、中学校は6時間授業で、7校時にあたる時間(小学校は放課後)に多目的室に小・中学校の全教員が集まり、本年度第1回の合同研修を行いました。
 小・中学校では、共通の研究テーマ「自他の存在を大切にし、自ら考え、自ら行動できる児童生徒の育成」を掲げ、研究に取り組んでいます。本日は、これまでの研究の経過を報告するとともに、本年度の方向性(①本年度の重点目標、②研究発表会に向けて、③部会、④「3つの力」の解釈、⑤年間計画)について、共通理解を図りました。
 令和6年度には、本中学校区で小中一貫教育の研究発表会が予定されています。そこへ向けて、本年度は実績を積み上げる勝負の1年間と言えるかもしれません。育てたい3つの力(やり抜く力・伝える力・協働する力)の育成に向け、先生方の意欲が高まる良い雰囲気の研修になったと思います。

期待・ワクワク 全校学活

 本日(12日)の1・2校時に、体育館で全校学活を行いました。
 この全校学活は、新学年のスタートにあたり、学校内の様々なルールや方法等の内容について、全生徒・全職員で共通理解を行うものです。生徒指導面で「荒れ」が見られる学校では、「他のクラスでは‥‥」「他の学年では‥‥」を言い訳に、学校のルールを破ったり、自分のわがままを通したりすることがよく見られるものです。本校ではこのようなことが起こるのを防ぎ、学校生活がスムーズにスタートするようにしています。
 私(校長)は本日、郡市校長会の会議があるので、最初の部分しか見られませんでしたが、生徒たちは、しっかり顔を上げて、説明を聞くことができていました。特に3年生は、そのほとんどがもう分かっている内容であるにもかかわらず真剣な態度で、「さすが最上級生になったという自覚が違うぞ!」と感じました。それと同時に1年生もなかなかです。2・3年生同様、スリッパが真っ直ぐ並んでいるのに感心しました。

笑う 令和5年度 第3回 合志市立合志楓の森中学校 入学式

 本日(11日)の午後1時30分から、体育館において、令和5年度 第3回 合志市立合志楓の森中学校 入学式を挙行しました。
 ようやく新型コロナウイルスに係る制限も緩和され、荒木 義行 合志市市長様をはじめ、たくさんのご来賓の方々に祝福され、晴れのこの日を迎えることができました。
 それにしても、新入生の様子は堂々としたものでした。もちろん緊張はあったでしょうが、1年生一人一人の顔に、何かしらそれを超える自信や誇りのようなものが感じられたのは、すでに2年間、中学生と同じ校舎で学校生活を送ってきためでしょうか。とりわけ新入生代表宣誓の 谷川 さんの言葉には、中学校生活への大きな期待と意欲が感じられ、私(校長)は、とても頼もしく感じました。また、保護者代表の 椎葉 様のご挨拶も素晴らしく、本校教職員にとっても、大変心強いお言葉でした。
 卒業式後の各学級での学活の様子も掲載しておきます。どのクラスでも各担任からの熱い思いが語られているようでした。
 なお、1年生については、まだ肖像(顔写真)のHP掲載を同意いただいていないため、大きく引いた写真又は後ろ姿の写真のみにしています。本HPに掲載する生徒の顔写真は、再配付に耐えられないほど画質を落としていますし、原則として名前(姓のみ)との同時掲載はありません(顕著な成績等により、希望や同意がある場合は除く)。同意いただけない生徒がいる学級の様子は、どうしてもHPへの掲載を控えがちになります。後日、配付する同意書を通じて、ぜひご同意いただきますようお願いします。

喜ぶ・デレ 小学校の入学式

 本日(11日)の午前中、合志楓の森小学校の入学式が行われました。昨年度は、コロナ禍のため来賓のご案内を控えさえていただいており、私(中学校長)は特別に参列していましたが、本年度は来賓の一人として参加させていただきました。
 本年度の新1年生は122人で、3学級の編制となりました。あと1人で4学級だったので、1クラス当たりの人数がかなり多くなり、1年生の担任の先生は大変かもしれません。また、昨年度は5学級編制だったことを考えると、今後の児童数の増減はなかなか計算が立ちそうにありませんね
 何と言っても小学校の1年生は可愛いです。1年生を見ていると、頬が緩んでいるのが自分でも分かりますし、自然に優しい気持ちになります。このような気持ちは、中学生もおそらく同様です。本校に、温和な表情や態度で生活を送れている生徒が多いのは、こういう環境のおかげかもしれません。
 明日から、この小さな体の1年生も自分の足で歩いて登校します。中学生には、自らお手本を示すことはもちろん、「小学生を守る」という大人と同じような視点を持って生活してほしいと思っています。

期待・ワクワク 教室移動及び学級開き

 始業式の後、新しいクラスへの移動の時間となりました。本校では、机と椅子を3年間持ち上がることになっています。もし、傷を付けた場合は、卒業時に天板を弁償していただくことになっていますが、そのことは生徒たちに伝えてあるので、ほとんどの生徒が大切に扱ってくれているようです。
 卒業生(旧3年生)の机・椅子はすでに1年生教室前で出してあるので、まず、3年生が2年教室から3年教室へ、その後、2年生が1年教室から2年教室へ移動しました。
 移動が無事終わった後、各学級では、本年度初の学活(学級開き)の時間になりました。学校では、始業式からの数日間を「黄金の3日間」と言ったりもしますが、新たな出会いを大切にし、共感的な人間関係を作っていく大事な期間です。各学級では、担任の先生が、思い思いに工夫を凝らしたり、熱弁を振るったりして学級開きを行っていました。

笑う 就任式及び令和5年度始業式

 本日(10日)の1校時、就任式及び令和5年度始業式を行いました。調整がつけば、小学校と中学校が時間をずらして行うのですが、今回は後の学活の時間等に行うわなければならないことがたくさんあるので、小学校と同じ時間に、中学校は武道場で行いました。 
 まず本年度、合志楓の森中に転任された先生方7人の就任式を行いました。転入者につきましては、「保護者の皆様へ」のページでお知らせしていますので、そちらをご参照ください。
 その後、始業式となり、私からは、本年度のキーワードとして、「協働と貢献(2つのCo:Collaboration & Contribution)」についてのお話をさせていただきました。また、熊本地震や新型コロナウイルスのことを振り返り、これまで様々な制限を受けて分、今年度は思い切りチャレンジしようとお願いしました。
 始業式後には、学級担任等(学年部所属)や部活動担当等の発表を行いました。また、本校に新たに転入した2人の生徒の紹介も行いました。

期待・ワクワク メーファルアン大学(タイ国)からの防災教育に関するヒアリング

 昨日(28日)、タイ国のメーファルアン大学から4人の先生方(教授・講師)が、本校に防災教育に関するヒアリングのため来校されました。本ヒアリングは、昨年10月に本校で実施した合志市総合防災訓練において、「避難所開設運営訓練」の講師をお務めいただいた熊本大学工学部の竹内 教授が仲介されて実現したもので、本校からは、私(校長)と 髙橋 教頭先生、防災担当の 長野 先生、小学校の 米澤 教頭先生が参加し対応しました。
 タイ国北部は、アルプス・ヒマラヤ造山帯(トルコ地震やネパール地震の震源)の東端に位置し、大規模な地震が発生する可能性が高い地域とのことで、近年、防災(教育)に関する関心が高まっているそうです。そこで、学校における防災に関する物理的条件や人事・予算、制度上の問題等に加え、児童生徒の防災に対する意識やスキルを高めるため、どのような教育がなされているかについてのご質問にお答えしました。
 この場のやりとりは、すべて通訳を介して英語で行われましたが、英語が苦手な私は、こんなところでも、もっと英語をしっかりやっておけばよかったと後悔しました。将来私みたいに思わなくてよいよう、生徒たちにはさらに英語を頑張ってほしいと思います。
 なお、青写真ではありますが、今回の交流をきっかけに、防災教育を軸にタイ国の学生と何らかの交流ができたらいいなと思っているところです。

笑う 生徒会リーダー研修会(2回目)

  春休み中ではありますが、本日(27日)の午前中、生徒会執行部、各委員長・副委員長が集まり、第2回目の生徒会リーダ-研修会を行いました。
 委員長は学校や委員会の現状や課題、目指す姿をよく考え、成長モデルや年間計画を作っていました。また、各委員会の発表に対して、聞いている側もよく質問や意見を出していました。
 みんなのしっかり考えている様子に、第1回リーダー研修会からの成長ぶりに感心しました。1年生も積極的に質問していました。開校3年目に突入する合志楓の森中ですが、リーダーたちの活躍に期待大です!

うれし泣き 退任式

 修了式に引き続き、令和4年度末の定期異動に伴う退任式をおこないました。本日は卒業した3年生も数多く駆けつけてくれて、退任の先生方にお別れと感謝の見送りをすることができ、良かったなと思います。
 今回、転任・退任される先生方につきましては、保護者の皆様へのページ(ここをクリック)に掲載しておりますので、ご参照ください。
 私(校長)からの紹介の後、退任される先生方お一人お一人からご挨拶いただきました。その後、生徒代表の挨拶と特に縁の強い生徒から花束を贈呈しました。最後には、アーチをつくり先生方を見送りました。

にっこり 令和4年度修了式

 本日(24日)の3校時、令和4年度の修了式を行いました。昨年度はオンラインでしたが、本年度は全生徒、体育館に参集して行うことができました。
 まず、3人の代表生徒が本年度の振り返りと来年度へ向けての抱負を発表してくれました。3人とも内容的に非常に素晴らしく、他の生徒たちのロールモデルになってくれたと感心しました。
 次に、各学級の代表生徒に修了証を授与しました。他の生徒も代表生徒に合わせ起立・礼をして、一緒に受け取る形式にしました。修了証に併せて後期の通知表もお渡ししますので、保護者の皆様にはそちらもしっかりお読みいただき、お子様に慰労や激励の言葉かけをしていただければ幸いです。
 その後、校長の話となりました。時が時ですので、WBCの話題にも少し触れましたが、メインは学校教育目標にある「自分らしさ」について、生徒たちに考えてもらようような内容にしました。
 本日で令和4年度の全教育課程が終了します。未だコロナ禍の様々な制限・制約が残る中、生徒たちは実に多くの学びと実績を残してくれました。新設校開校2年目を教職員とともに全力で駆け抜けてくれた生徒たちに、改めて敬意と感謝を表したいと思っています。

興奮・ヤッター! 今やICT活用バリバリ(1年国語)

 本日(23日)の5校時、1年3組の国語の授業をのぞくと、「私の好きなものをエッセイに書こう」という学習課題でプレゼンテーションを取り入れた表現活動をしていました。
 グループでの発表会でしたが、発表者がプレゼンに使うスライドは、Teamsで互いのタブレットに共有されています。スライドの出来映えもなかなかのものですが、感心したのはスピーチの方です。まだ中学1年生ですよ。この子たちが3年生になった時、どこまで表現力が進化を遂げているのか楽しみであり、ちょっと末恐ろしい気もします。
 なお、指導いただいている 光永 先生は、タブレットが導入された頃、「私、苦手てで‥‥。」とおっしゃっていましたが、今やICT活用バリバリの「イケてる先生」です。

期待・ワクワク 吹奏楽部第1回定期演奏会

 本日(21日)の13:00から、本校体育館において吹奏楽部の第1回定期演奏会が行われました。中学校・小学校の児童生徒、保護者の皆様、ご招待した皆様、学校関係者等、雨天の中、約220人の皆様にご来校いただきました。
 演奏会は2部構成で、第1部はクラシックステージで、吹奏楽コンクール等で演奏した3曲(「ブルー・スプリング」「アトラス〜夢への地図〜」「交響的詩曲 走れメロス」)を演奏してくれました。第2部は、ポップスステージで、流行のポップスからディズニーメドレー、私(校長)がリクエストした演歌まで、幅広いジャンルで演奏してくれました。途中、楽器の紹介や本日、引退する3年生の挨拶と3年生のみの演奏もあり、和やかな雰囲気の中に感動もありました。
 ご承知の通り、本校の吹奏楽部は創部1年足らずです。沢山のご寄付や企業版ふるさと納税など、多くの皆様のご支援でここまで活動してくることができました。本日の定演は、そういうお世話になった皆様に感謝の思いを伝える意味でも素晴らしい演奏会になったと思います。
 そして、アンコールの「風になりたい」。会場が一体とたった雰囲気に、何とも心地良い気分になった校長なのでした。

にっこり 2年生のクラスマッチ

 昨日の1年生に引き続き、本日(17日)の5・6・7校時には、2年生のクラスマッチがありました。2年生は、本来グラウンドでサッカーを行う予定でしたが、昨晩からの雨によりぬかるんで使えないため、急遽体育館で、ドッジビーとドッジボールを行いました。
 前半のドッジビーはフリスビーがスポンジで当たっても痛くないため、全員が楽しく参加できていたようです。後半のドッジボールは、会議のため私(校長)は見ることができませんでしたが、さすがに体格が大きくなった2年生。かなり迫力ある闘いになったそうです。
 どのクラスも、自分がプレーしていない時はクラスの仲間をしっかり応援するなど、1年間を一緒に同じクラスで過ごした仲間との絆や友情を深めることができたのではないでしょうか。

笑う 1年生のクラスマッチ

 本日(16日)の5・6・7校時、1年生のクラスマッチがありました。1年生は、男女別に全員参加するドッチボールに加え、各自が選択して行う4つの競技(大縄飛び、フラフープ、ダンス、フリースロー)を行い、点数制で争いました。
 どのクラスも、本日に向けて練習をしてきていようで、大縄飛びやフラフープなどはかなりレベルの高い争いになったと思います。また、フリースローやダンスでは、選手以外の生徒たちが一生懸命応援する姿も見られました。さらに途中でインタビューや円陣を組んで気合いを入れる時間をとるなど、運営上の工夫もあり、大変盛り上がるクラスマッチとなりました。本年度もあとわずかな期間となりましたが、1年間を一緒に同じクラスで過ごした仲間との絆や友情を深めることができたと思います。
 最後のドッチボールも大いに盛り上がりました。中学校の1年間で体が相当大きくなった男子のブレーも見応えがありましたがが、普段はあまり見せないような女子の肉食系?のプレーに、私(校長)は、いざとなったときの女子の凄さを感じました。

驚く・ビックリ 進路学習講話(1・2年生)

 本日(14日)の6・7校時、体育館で1・2年生の全生徒を対象に進路学習講話を行いました。
 講師には、令和5年度に熊本工業高校に新設される「テキスタイルデザイン科」の 松尾 登希子 先生をお招きし、学校や学科の紹介に加え、これからの時代を生きる高校生に求められる資質等についてのお話しをいただきました。なお、松尾 先生は、本校の 井上 竹久 先生の大学の後輩とのことです。
 「テキスタイル」とは、繊維を表す言葉の総称で、主に布製品における生地を意味しますが、広義には繊維系新素材を含み、繊維だけでは言い表せない多様性を秘めているそうです。IoT等の技術やウェアラブル等の新時代の製品やサービスが益々発展することが予想される中、注目を集める分野と言えるでしょう。
 工業系やアパレル系の進路を目指す生徒はもちろん、そうでない生徒にとっても、今回の講話が未来を生きる自分自身を思い描くきっかけとなり、自分の夢を膨らませることにつながってくれたらいいなと思います。

笑う 公立高校入試の合格発表

 本日(6日)は公立高校入試の合格発表日です。熊本県立高校は熊本県教育委員会のHP上、熊本市立高校は当該校のHP上に、受検番号で合格者の発表がありました。
 実力があれば、それだけ難しい高校にチャレンジしようとするので、後期(一般)選抜でも、残念ながら受検者全員の合格とはなりませんでした。しかし、第一高校や熊本北高校等、1.5倍を超えるような本校の生徒が数多く受検した高校の競争倍率からすれば、かなり高い合格率と言ってよいでしょう。さらに、前期選抜の内定者も加えると、公立高校が第一希望である生徒のその希望の達成率はさらに高くなります。しかも、二次募集の受検を希望することになる生徒はいないようです。
 写真は、10:30から武道場で行っている合格者の召集の様子です。「合格、おめでとう」と喜び合った後、各高校の招集日など、重要な点について担任の先生と確認をし合っていました。
 なお、残念ながら第一希望の公立高校への合格が叶わなかった生徒は、13:00から小会議室へ登校し、併願しすでに合格している私立高校への手続き等を確認することになっています。 

うれし泣き 令和4年度 合志市立合志楓の森中学校 第1回 卒業証書授与式

 春の息吹が感じられる今日の(3月3日)良き日、記念すべき「令和4年度 合志市立合志楓の森中学校 第1回 卒業証書授与式」が10:00から本校体育館で挙行されました。
 未だ新型コロナウイルス感染対策のための制限がある中でしたが、本校は体育館大きいため、1・2年生も全員参列し、「初代卒業生」の門出を祝福することができました。
 国歌静聴の後、まず校長から卒業生93人全員に手渡しで卒業証書を授与しました。時間制限の関係で大規模校ではなかなか難しい一人一人への授与が本校ではでき、「おめでとう」と直接声をかけられたことは、校長としてもとても嬉しく感じています。その後、校長の式辞となりましたが、何回も込み上げてくる感情を何とか抑え、最後まで読み上げることができました。式辞の骨子は 学校便り「楓の誉(第11号)R5.2.28」(こちらをクリック)の内容とほぼ重なっていますので、こちらもご参照いただければ幸いです。
 生徒会長の 中村 さんの「贈る言葉」、元生徒会長の 三村 さん「別れの言葉」も、卒業生・在校生のどちらの心にも届く実に感動的な内容でした。新設校である合志楓の森中学校の歴史の一歩が確かに刻まれ、伝統として引き継がれようとしていることを実感しました。お別れの歌も、卒業生は涙溢れる中、精一杯歌ってくれたと思います。
 卒業生保護者代表の 木村 様(PTA体育委員長)のご挨拶も心に染みる内容でした。また過分のお礼の言葉を頂き、教職員一同恐縮しているところです。
 卒業生は式終了後、各学級に戻り、担任の先生方と最後の学活を行いました。式の最中は何とかこらえていた子も、この場では感極まっている様子が見られました。
 ご列席いただいた 中島 合志市教育長や小学校の 角田 校長先生からも、感動的な式でしたとお褒めの言葉をいただきました。卒業生やその保護者の皆様はもちろんのこと、この式にかかわっていただいた全ての皆様に、心よりお礼申し上げます。

笑う 義務教育最後の給食(3年生)

 3年生は、本日が義務教育9年間の最後の給食となりました。本日のメニューは、ちらし寿司・はなふのすまし汁・さわらフライ・ナッツ和え・ひし餅風三色ゼリー・牛乳で、昨日は焼肉にケーキがありましたから、2日連続でご馳走メニューです。高校等への進学後は、お弁当が必要になります。食べれなくなって有難みが分かるのでしょうが、もし再び給食を食べたいと思ったなら、将来はぜひ、小・中学校の先生になってほしいと思います。
 なお、今日も生徒たちは全員同じ方向を向いての黙食。新型コロナのせいで、「この子たちは、中学校生活で一度もグループを作ってワイワイと楽しく食べたことがないのか‥‥。」と思い、複雑な心境になりました。

お辞儀 第3学年の修了式

 本日(2日)の3校時、3年生は卒業式の予行練習に引き続いて体育館に残り、第3学年の修了式を行いました。
 まず、元生徒会書記の 河﨑 さんが、中学校3年間を振り返って発表をしました。明日の式辞にそのまま使えるぐらいの立派な振り返りで、それを聞くだけで「気分はもう卒業式」という感じでした。
 次に私(校長)から各学級の代表生徒に、修了証(通知表の裏面に「第3学年の課程を修了したことを証する」と書いてあります)を授与しました。
 その後、校長の話になりましたが、卒業する3年生への思いは、明日の卒業式で話しますので、「2つの最後のお願い」をしました。最後には、教育委員会からの卒業記念品を前もって生徒たちに贈りました。
 それで修了式は終了と思ったところ、生徒たちから「待ってください」と私に声がかかりました。そして各クラスの代表の生徒が、私へのお礼の言葉ともにメッセージカードを渡してくれたのです。こんなサプライズをされたら、もうダメです。出てくる涙を止めきれませんでした。

にっこり 卒業式の予行練習

 本日(2日)1・2校時、卒業式の予行練習を行いました。3年生はこれまで何回か練習をしてきていますが、1・2年生を入れた練習はこれが最初で最後です。それでも、約9割の出来には仕上がっており、あとは若干の微調整をすればいいくらいです。
 ただし、体育館は底冷えします。明日は晴れの天気予報ですが、放射冷却現象のため、午前中の気温は今日以上に低くなりそうです。ご列席いただく保護者の皆様は、防寒対策をしっかりなさってご参加いただきますようお願いします。
 

興奮・ヤッター! 敷き詰めれば壮観!!

 本日(3月1日)の5校時、2年生の生徒たちが卒業式に向けて、体育館のシート敷きをしてくれました。
 せっかく広い体育館ですから、今回の卒業式では物理的な距離を確保しつつも、1・2年全員も卒業式に参加させたいと思っています。ただし、椅子を並べるには床に傷をつけないためのシート敷きが必要です。そのため、今回は西合志南小学校から不足分のシートを借用し、体育館全面にシートを敷き詰めることにました。なお、次年度はの自前で敷き詰められる分のシートを購入する予定です。
 全面敷き詰めた景色は壮観ですね。また2年生の中にも、このような「縁の下の力持ち」的な活動の場面で、しっかり頑張ってくれる人材を見つけることができました。

驚く・ビックリ 情報モラル講話

     

 本日の6・7校時、全校生徒を対象に、向陽台病院の臨床心理士・公認心理師であられる 木戸 歩実 先生を講師に「情報モラル講話」を行いました。
 今回は、1年1組の教室で生徒たちを前にお話ししていただき、他の8クラスに配信する形式で行いました。実際は1年1組の生徒とやりとりをしてるのですが、他のクラスの生徒たちは自分たちを相手に講話をしているように感じるし、講師の先生も生徒の反応を確かめながら話ができるので、なかなか良いやり方だなと思いました。
 木戸 先生からは、プレゼン画面を共有しながら、「お金」「出会い系」「個人情報」「依存」という4つリスクについて、生徒たちの実態に合わせた実感のあるお話をしていただきました。ゲームやSNSの危険性を煽るのではなく、それらのリスクをしっかり把握した上で、節度をもって賢く利用することが大事だということが伝わったのではないでしょうか。
 なお、木戸先生には先日、保護者向けの講話をPTA役員の皆様とオンラインで実施していただきました。その録画動画を後日、YouTubeの限定チャンネルで配信する予定です。近く安心安全メールでお知らせしますので、保護者の皆様もぜひご覧頂き、ネット社会との付き合い方についてのお子さんとの会話に活用していただければ幸いです。

 

喜ぶ・デレ 何か平和だなぁ~(3年生クラスマッチ)

 本日(28日)の1・2校時、3年生はクラスマッチを行いました。種目は男女ともサッカーで、3クラス総当たりのリーグ戦で行いました。勝敗をともなう試合ですが、体育大会の時の「絶対負けないぞ!!」というメラメラ感はなく、あくまでレクレーションといった感じで、みんなで楽しくプレーし、友情を深めていました。こういった様子にも、「今年の3年生は大人だな。」と思わせるものがあります。
 入試のプレッシャーからも解放された上、天気もよくポカポカの陽気で、「何か平和だなぁ~」と感じてしまいました。

うれし泣き 3年生最後の委員会活動

 本日(27日)の5校時は委員会活動の時間でした。今回は3年生も参加し、3年生にとっての最後の委員会活動として、挨拶をしたり、必要に応じて引き継ぎをしたりしていました。
 執行部の新役員や各委員会の新委員長が任命され、3年生から2年生・1年生へと見事に引き継がれた本校生徒会ですが、一から生徒会をつくり上げてきた3年生の功績は大きいです。1・2年生はその意思を引き継ぎ、さらなる生徒会活動の充実に努めてほしいと思います。

にっこり 卒業式の練習スタート

 本日(24日)より3年生は、3月3にち(金)に挙行する「令和4年度 合志市立合志楓の森中学校 第1回 卒業証書授与式」の練習を開始しました。
 本日は、入退場の練習や起立・礼等の所作の練習が主でしたが、今後は卒業証書を受け方等、具体的な練習に入っていく予定です。本校では3年生の生徒数がそれほど多くないので、一人一人私から手渡ししたいと思います。
 なお、本校は体育館が広く、物理的な距離を確保しやすいため、保護者2人の参列に加え、1・2年生徒も全員、式に参加して卒業生の門出を祝福することとしています。小中一体施設のおかげで大きな体育館がある本校は、こんなところでも恵まれているなと感じます。

期待・ワクワク ハンセン病問題学習を実施中(2年生総合)

 前の学校生活(ブログ)で1年生が菊池恵楓園歴史資料館を見学した記事(ここをクリック)を載せていましたが、2年生も現在、ハンセン病問題学習の真っ最中です。一昨日(20日)は、各学級で同学習の導入を行い、昨日(21日)は、歴史資料館の見学をしました。
 合志楓の森小学校・中学校の9年間を貫くハンセン病問題に係る教育「Kaede Pride Project」の計画に基づき、2年生は「歴史から学ぶ」というテーマで、ハンセン病問題に係る4大差別事件を中心に学習を進めます。さましく本プロジェクトの核心に迫る学習を展開していくことになり、このような学習を深めることは、部落差別問題や水俣病問題、その他の人権課題に相通じるものがあり、人権を大切にする心豊かな人間に成長するための大切な機会だと思いっています。
 第2学年の強みは、学年主任の 町田 先生を中心に、常にチームで教育活動を実践していけるところです。「一枚岩」とはまさしくこのことで、ハンセン病問題学習の教育内容もさることながら、このような学年経営のお手本とも言うべきスタイルは、他の学校や学年にもぜひ参考にしていただきたいと思う、校長自慢の部分です。

笑う やる気満々!! 新生徒会(リーダー研修会)

 本日(21日)の放課後、美術室で生徒会のリーダー研修会(1回目)がありました。
 まずはじめに、私(校長)からリーダーの心構えにとして、執行部役員や委員長の生徒たちと同じ「長」として、私(校長)が日頃心がけていることを話しました。
 その後、どんなリーダーになりたいのかの意見交換や、生徒会担当の 森 先生から、各委員会の目標(成長モデル)と年間活動計画の設定についての説明などがありました。
 本校生徒会では、タブレットPCに標準搭載されている"Teams”(Microsoft社のOffice365で提供されているコミュニケーションツール)をプラットフォームとして、生徒会のリーダー同士あるいはリーダーと担当教師の間でやりとりを行いながら、様々な計画を立てていくことにしています。やる気満々の新生徒会のリーダーたちが、今後のどのような取組みを行ってくれるのか、今からとても楽しみです。

驚く・ビックリ ハンドボールのゲストティーチャー(1年体育)

 現在1年生は、体育の授業でハンドボールを行っていますが、本日は合志市内にあるハンドボールのクラブチームである「HC SONIC」のゼネラルマネージャーの 池辺 健二 様をゲストティーチャーにお招きし、実技の指導をいただきました。スポーツテストの結果から、本校生徒は「投力」に課題があるとの分析結果が出ていますが、その対策としても有り難い限りです。
 お会いした瞬間「背が高い!」と感じましたが、かつては全日本チームのキャプテンを務められたそうで納得です。また、それ以上に凄いと思ったのは、生徒たちの「のせ方」です。「チャレンジしている友達を笑っちゃいかん!!」大事なことですが、そういう雰囲気を一瞬で感じ取られたとは、さすが大舞台を経験した方は違うと思いました。同じ言葉でも重みがあります。
 本日はポールを使わない基礎練習でしたが、来月にあと数回お越しいただきご指導をいただく予定です。

にっこり 性に関する指導講演会(2年)

 本日(20日)の5、6校時、第1学年はオンラインで「性に関する指導」講演会を行いました。
 2年生も先日、「 性暴力のことを知ろう~自分も相手も大切にするために~」というテーマで講話(こちらをクリック)を聞きましたが、1年生は昨年度に引き続き、慈恵病院でお産の手伝いやお母さんと赤ちゃんの健康のケアをされている助産師の 大山 由香 先生を講師にお招きし、「未来ある君たちに伝えたいこと」という演題でお話を聞きました。
 ニュース等で話題になるのでご承知かと思いますが、慈恵病院には「赤ちゃんポスト」と呼ばれている「こうのとりのゆりかご」が設置されていることもあり、大山先生は「命の大切さ」を訴えるために小学校・中学校・高校等で数多くの講演活動を行っていらっしゃいます。
 今日は性に関する正しい知識とともに助産師だからこそ言える命の尊さを伝えていただきました。生徒たちはその話を受け止め、「命の大切さ」について自分の頭でしっかり考えてくれたのではないかと思います。

期待・ワクワク 合志市議会広報委員さんとの懇談会

 本日(17日)の午後、合志市役所で合志市内の中学生と議会広報委員さんとの懇談会が行われました。本校から参加した生徒会執行部の会長、副会長の3人は、他校の生徒や議員さんとたくさん交流ができ、議場にも入ることもできました。3人ともたくさん意見を出しており、笑顔の中、大変有意義な時間を過ごすことができました。(生徒会担当の 森 先生からの情報提供)

【生徒会役員3人の感想】
「他校の生徒会役員と交流ができて楽しかったです。議員の方も分かりやすく色んなことを教えてもらえてとても貴重な時間になりました。議長席にも座ることができて、景色が最高でした。他校の意見から学んだことを、楓の森中学校に活かしていきたいです。」

笑う 学年末テスト(最終日)

 本日(17日)は、1・2年の学年末(後期期末)テストの最終日になりました。私(校長)が見たのは3校時で、1年生の最後の教科は保健体育でした(写真は左から1年1組、1年2組、1年3組)。
 直前の記事には、3年生の公立前期選抜に関係することを書いていますが、この試験では「AB方式」という方法で判定されます。詳しくは書きませんが、A方式は5教科のペーパー試験の結果をそのまま反映する一方、B方式では調査書の各教科の評定も用い、そのうち実技教科の評定は単純に2倍されることになります。つまり、実技教科に関しては、普段の学習の結果がそのまま入試に直結するということですね。もちろん実技教科ですから、実技そのものがまず評価されますが、定期テストの結果もとても大事になってくることを知っておいてほしいと思います。

我慢 決戦は来週の火曜日・水曜日(3年生の入試事前指導)

 本日(17日)の3・4校時、3年生は多目的室で、来週の火曜日(21日)と水曜日(22日)に行われる公立高校後期選抜の入試事前指導があっていました。
 生徒たちは受験する高校ごとに、引率される先生と集合場所や集合時間、会場までの交通手段等の確認をしていました。学年主任の 深水 先生の話では、昨日の段階で46人の生徒は進路が決定(内定)しており、後期選抜を受験する生徒は47人になるそうです。最終決戦に挑むつわものどもに精一杯のエールを送りたいと思います。

試験 学年末テスト(1・2年)

 本日(15日)の「楓の森の舎窓から」に書いているように、3年生は昨日と本日、熊本市内の私立一般入試が行われています。一方、1・2先生は、本日から3日間(15日~17日)は、学年末(後期期末)テストです。1日目が1年生(社、音、美)・2年生(国、体、音)、2日目が1年生(国、理、家)・2年生(理、英、美)、3日目が1年生(数、英、体)・2年生(社、数、技)の日程で行われます。今回は両学年とも9教科の長丁場のテストになります。大変ですが、今の頑張りは1年後、2年後の自分の姿に必ず影響することでしょう。
 写真は、2年生の3校時の音楽のテストの様子です(左から1組、2組、3組)。私(校長)が見た時は、終了間際で、すで鉛筆を置いている生徒が多くいました。「諦めてるのかな?」と思いましたが、解答用紙を見ると、ほとんど回答欄が埋まっている生徒がほとんどでした。ちゃんと試験対策をして今日のテストに臨んでくれたのですね。

期待・ワクワク 特別支援学級の小中合同「卒業生を送る会」

 本日(10日)の2,3校時、武道場において、特別支援学級の小中(わかば学級・もみじ学級)合同で、「卒業生を送る会」を行いました(小学校HPの記事はこちら)。昨年度は中学校に3年生がいないため、小学校の卒業生だけでしたが、本年度は中学校の卒業生4人と小学校の卒業生7人の卒業をみんなでお祝いしました。
 前半のプログラムでは、まず卒業生の決意発表がありました。もみじ学級の卒業生の中学校での思い出とともに、将来の目標を語ってくれる姿に、「心も体も大きく成長したな」と感慨深いものがありました。また、小学生も含め、在校生が将来の自分の姿を思い描くロールモデルになってくれたとも思います。まだ進路が決定してない生徒もいますが、自分らしく夢を実現してくれることを祈っています。
 また、もみじ学級の1・2年生が「中学校の紹介」を兼ねて、選択クイズを行いました。その中には、「テストは何教科、何回ありますか?」という問題があり、なるほど4月からの同じ校舎に来るとしても、中学校に進学するということは、小学校の卒業生にとって大きな環境の変化なんだなと感じました。後半のプログラムでは、様々なゲーム等をして、みんなで楽しく過ごすことができました。 
 どの中学校でも、校区内の小学校とは、特別支援教育の教職員間でしっかり引継ぎを行っているはずですが、合志楓の森中へそのまま進学する児童については、本校の場合は校舎一体型のメリットを活かし、さらに綿密な引継ぎが可能となっています。教室は1階から3階に上がりますが、子供たちにとっても安心感があるのでないでしょうか。

興奮・ヤッター! 郡市対抗男子駅伝の選手推戴式

 2月12日(日)に行われる熊日主催の郡市対抗男子駅伝の菊池郡市代表に、2年生の椙山君と3年生の坂口君が選ばれました。それを受けて、本日(8日)の昼休みのZoom放送で、選手推戴式をおこないました。私(校長)からの激励の言葉では、中学生区間4区間の中、2区間を本校生徒が走ることの凄さと誇らしさを述べ、「激走してきてほしい」と伝えました。また、本人たちからも、代表として「全力を尽くす」との意気込みの言葉が聞かれました。
 なお、椙山君は5区、坂口君は11区を走ります。14区間、103.3Kmのレースで、午前9時にスタートします。またこの模様は、2月18日の午後3時からにRKKで放送されるそうです。(郡市対抗熊日駅伝2023大会概要:外部リンク

にっこり あと10回(3年生の給食)

 卒業式(3月3日)まで、3年生が中学校に登校する日を数えるとあと16日です。その間、午前中授業の日もあるので、給食を食べるのは、本日を入れて10回になります。3年生は今日も黙食で静かに食べていましたが(写真は左から1組、2組、3組)、本音はお話をしながら楽しく食べたいところでしょう。とは言え、教員にでもならない限り、学校給食が食べられるのはあと10日。高校等に進学すれば、お弁当等が必要になります。食べられなくなって給食の有り難み分かるかもしれせんが、残り少ない給食です。しっかり味わって食べてほしいと思っています。

期待・ワクワク 心肺蘇生法(2年 保健体育)

 本日(7日)、2年生は保健体育の時間に心肺蘇生法の実習を行い、消防署からお借りしたダミー人形を使い、実際に傷病者発見から反応確認、呼吸確認、AEDの操作、胸部圧迫などを全員が体験しました。私(校長)が見た時は、4校時の2年2組の授業で、山本 先生の方法の説明の後、生徒たちは実際に「訓練」しました。
 私はずっと昔、地元の消防団員で、火事の現場に出動した経験が数回ありますが、大抵は現場到着が遅れて、自分の班の小型ポンプを動かすことは稀です。しかし、朝の4時に出動した1回だけは、未明だったため集合した団員が少なく、自分が中心になって小型ポンプを稼働し消火活動をしました。その時、あの夏場のきつい操法訓練がなかったら、到底対応できなかっただろうと想像します。もちろん実際の現場は訓練どおりではありません。しかし、「基本」を学んでるから「応用」も効くものだとも思います。
 生徒たちの今日の訓練は、実際に活かす場面がない方がいいのかもしれませんが、もしもの時には必ず役に立つ経験になると思います。今日の授業で学んだとおり、「大丈夫ですか?」「離れてください」「救急車を呼んでください」などの大きな声をかけ、緊迫感を持って訓練できる生徒なのか否かは、本人の自立度(精神的に大人か否か)を端的に物語っているなとも感じました。

笑う 徹底的と和気あいあい(英語の少人数指導)

 本日(8日)の2校時、2年3組の英語の授業は少人数指導を実施していました。担当するのは英語科の 本村 先生と 深水 先生です。私(校長)が見た場面での2人の授業の印象は、本村 先生が「徹底的」で、深水 先生が「和気あいあい」です。テストのことを考えれば、英単語や英文法をしっかり押さえることはとても大事ですから、「徹底的」に指導することが場面によって必要です。一方で英語で大事なコミュニケーションを活発にすることを考えれば、「和気あいあい」な雰囲気も欠かせません。そのどちらも少人数指導であれば、より適切にまた効果的に実現することができます。本年度の県学力学習状況調査では、1学級40人にせまる大所帯の2年生も、英語の学力を着実に伸ばしていましたが、これには明らかに少人数指導の効果が含まれると言ってよいでしょう。
 ところで、来年度の新1年生は、熊本県教育委員会の施策によって「中1の35人学級」が適用され、本来の3学級ではなく4学級編制となる予定です。ただし、その1学級増分の教員は少人数指導加配からの付け替えで、全体の教員数が増えるわけではありません。つまりこのままでは、せっかく効果を上げていた英語の少人数指導を実施できなくなります。結局のところ、限られた財源のまま教科指導より学級経営(生徒指導)を優先するということでしょうが、生徒指導面で比較的落ち着いている本校としては、教科指導を優先したいところです。「35人学級」という言葉には、「手厚い指導」や「丁寧な指導」というイメージが付いてきて、耳障りがよいですが、このようなロジックは、保護者の皆様をはじめ世間一般にはあまり知られていないものです。マスコミも教育に突っ込みを入れたいなら、こんなところに突っ込んでくれたらと思います、

ほくそ笑む・ニヤリ 7時間授業再開(1・2年生)

1年1組(理科) 1年2組(国語) 1年3組(英語)
2年1組(数学) 2年2組(社会) 2年3組(英語)

 冬の日が短い期間は、部活動の時間を確保する目的もあって、1・2年生は6時間授業でしたが(入試前の3年生はずっと7時間)、2月から部活動の終了時間が遅くなったことに伴い、1・2年生も7時間授業に戻しました。
 写真は本日(3日)の7時間目の様子です。多くの生徒は気力を振り絞って学習しているように見えましたが、中にはどうしても集中力が切れてしまう生徒もいて、個人差がよく表れる場面です。もちろんふざけたりする生徒がいれば、学習規律を保つための指導をする必要はありますが、同時に「個別の配慮」というのも教師側に求められるかもしれません。併せて、学級の雰囲気(集団形成度)も大事ですね。周りの友達が集中して学習していれば、それに釣られて何とか頑張れるものです。
 先日、戻ってきた県学力学習状況調査では、学力調査の結果に加えて、生徒たちの学習面や生活面の様子を診断して学級づくりに活かす「i-check」という質問紙調査の結果も戻ってきています。学校としては、こちらの分析結果もしっかり活用しながら、現在の生徒たちにとって最適な学習指導・生徒指導ができるよう努めていきたいと思っています。

笑う 立志の記念植樹(2年生)

 2年生は本日(2日)の5校時、立志記念の植樹式を行いました。実際の植樹そのものは。先週のうちに行われていたのですが、本日は「式」として、学年主任の 町田 先生から植樹の意義(込めた思いや願い)を話していただき、植樹の儀式と記念撮影(下段、左から1組、2組、3組)を行いました。
 植樹した苗木は「シマトネリコ」という、最近流行の「雑木の庭」によく使われる常緑樹です(住宅展示場で大抵見かけます)。本来は亜熱帯性の樹木なので、先週の寒波で少し葉が痛んでいましたが、1本仕立てなので将来は10m以上の大きな木に成長してくれるものと思います。2年生の皆さんも、この木に負けないよう志を大きく成長してくれることを願っています。

期待・ワクワク 歴史資料館の見学(1年生)

 本日(2日)、1年生は菊池恵楓園の歴史資料館の見学を行いました。人数制限があるため、1・2校時に3組、 3・4校時に2組、5・6校時に1組が見学しました。私(校長)が様子を見に行ったのは5・6校時ですので、上の写真は1組の様子です。
 すでに3年生は、前期後半(9月)に見学しています(こちらをクリック)が、1年生が授業として全員で資料館を訪れるのは今回が初めてになります。合志楓の森小学校・中学校では、9カ年にわたる「Kaede's Pride Project」として、ハンセン病問題学習を進めており、1・2年生は今の時期(後期後半)に授業を実施する計画です。1年生は「医学から見る」というテーマで、まずは科学的・医学的にハンセン病に関する正しい知識を身に付け、課題意識を高めることから始めることとしており、その導入として今回の見学を行ったところです。
 1年1組の生徒たちには、しっかり展示物やキャプション(展示品等の説明)を目を留め、学習シートにメモしている姿が見られました。こういう学習の際、騒いだりふざけたりする生徒がおらず、真剣に学習できていることは、単に真面目ということではなく、知的な好奇心があり、物事を深く洞察することができる生徒が多いからだろうと感心しました。
 なお、2年生も来週、歴史資料館の見学を行い、「歴史から学ぶ」というテーマで、ハンセン病問題についての学習を実施する予定です。

にっこり 「性に関する指導」講演会(2年生)

 本日(2日)の3・4校時、第2学年はオンラインで「性に関する指導」講演会を行いました。今回は「ゆあさいどくまもと」から 広岡 眞奈 様と 上塚 直子 様を講師にお招きし、「 性暴力のことを知ろう~自分も相手も大切にするために~」という演題のお話を聞きました。「ゆあさいどくまもと」とは性暴力被害者のためのサポートセンターです。
 近年、子どもの性被害の深刻さが、社会問題となってきています。お二人からは生徒向けに作成いただいたスライドを用い、「境界線」という言葉をキーワードに、分かりやすくも危機感を促すような貴重なお話を伝えていただきました。とりわけ近年はSNS等の普及により、ネット社会に起因する深刻な事案も多数発生しています。本校生の多くが自分用の携帯端末を所持している実態もあり、生徒たちには今回の講話をしっかり受け止め、正しい使い方、節度ある使い方をして、絶対に被害に遭わないよう注意してほしいと思います。

驚く・ビックリ SNS使用に関する学年集会(1年)

 最近、1年生の間で、個人所有のスマートフォンを使ったSNSに関係するトラブルが発生していることを受けて、本日(2月1日)の4校時、学年集会を行いました。
 まず、私(校長)から20分程時間をいただき、講話をさせいただきました。はじめに、私が県教育庁のいじめ防止対策班にいた時の経験を踏まえ、学校便り「楓の誉」9月号(ここをクリック)の事例をもとに、SNS上のいじめが、いかに重大な事態を引き起こすのかについて話をしました。また、少し難しい法律用語ですが「未必の故意(みひつのこい)」について、具体的なSNS上への書込みを例に説明させていただきました。生徒たちを少し脅すことなったかもしれませんが、私自身が現実に経験したことを元にしており、スマホを持っていれば誰にでも起こり得ることなので、決して大げさな話ではありません。
 その後、SNS利用に関する啓発ビデオを視聴し、最後には学年主任の 光永 先生から、人権教育の視点からまとめをしていただきました。
 本日の集会の内容を、1年生の生徒たち1人1人が自身のこととして受け止め、ネット社会を正しく、賢く生きる人物に成長してくれることを願っています。

笑う 本のポップ作り(1年国語)

 本日(31日)の5校時、3階の教室を見て回ると、久しぶりに気温が上がり、日当たりの良い教室の中はポカポカです。そうなってくると給食後ということも相まって、上のまぶたと下のまぶたが仲良くなるものです。そういう時間帯には、先生の話を聞くことが多い授業より、作業などを行う授業の方が、生徒たちは楽かもしれません。
 ちょうど1年2組の国語では「ポップ」を作成する授業をしていました。こういう授業だと眠くなりませんね。「ポップ」とは、身近な所で言うとスーパーマーケットなどで商品を分かりやすく紹介しているカードのことで、この授業では、お奨めの本を紹介するポップを完成させているところでした。みんなよく頑張っているようでしたが、伝えたいことがたくさんあると、どうしても文章を長く書いてしまいがちです。いわゆる「キャッチーな」言葉を使い、イラストなども工夫して、見る人の興味を引かなければなりません。しかも「ネタばらし」にならないよう注意も必要ですね。なお、こういう「アナログ」な授業でも、中にはタブレットを利用して情報収集している生徒がいます。これって好ましいことなのかどうなのか、評価に悩むところです。

にっこり UDの授業研究会(2年2組美術)

 本日(30日)の5校時、UDの授業研究会を行いました。これは、合志楓の森中ブロック特別支援教育連携協議会の研修会の1回で、美術科の 松本 先生が初任者研修も兼ねて、授業を行いました。
 題材は「和の文様の特徴と良さを捉えよう!」というもので、「市松(東京オリンピックのロゴで有名です)」や「七法」「青海波」などの日本の伝統的な文様を、実際に色紙を切って製作してみる学習活動でした。
 まず、「七法」の文様をハサミ(右利き・左利き共用)で、次に「青海波」の文様をカッターで製作しました。松本先生は、事前に製作動画を作成し、いつでもタブレットで確認できるようするなどの工夫をしていましたが、手先の器用さには、かなり個人差がありますね。「切りやすいよう、ハサミ(カッター)ではなく、折り紙の方を動かす」というアドバイスも、上手く活かせている生徒とそうでない生徒がいました。
 その後の授業研究会では、UD(ユニバーサルデザイン)の視点から本日の授業はどうであったか、また改善すべき点はないかなどの研究協議を行いました。もちろん合理的配慮は必要ですが、それが生徒が本来身に付けるべき能力を育てる機会を奪うことになってもいけません。果敢に授業にチャレンジしてくれた 松本 先生ですが、授業者としての道が、そうは容易くないことを実感されたかもしれません。これからもたくさんの経験を積んで、力をつけていってほしいと思います。

期待・ワクワク 入試前半戦終了後の3年生(期末テスト)

 昨日(24日)までで、私立の専願特待奨学入試及び公立の前期選抜を終え、高校入試はいわば「前半戦終了」という感じです。今朝の朝の会前の様子を3階まで見に行きましたが(上段:左から1組、2組、3組)、特に浮ついている様子や落ち込んでいる様子は見られず、いつもの落ち着いた3年生です。
 本日からは3日間は、後期の期末テストがあります。写真(下段:左から1組、2組、3組)は2校時の理科のテスト様子ですが、テストそのものは慣れたとういうか、「もう飽きた」という感じかもしれませんね。しかし、今回は中学校生活最後のテストで、実技教科もあります。有終の美を飾るべく、しっかり取り組んでくれたらと思います。
 

うれし泣き 校長の道徳の授業(3年)

 本来の3年生のローテーション道徳は冬休み前にあったのですが、その際は他の業務との調整がつかず、私(校長)は「かてて」もらえませんでした。しかし、卒業前にどうしてももう一度3年生の授業をしたいと思っていた私は、3年部にお願いし、先週の11日に3年2組、本日(19日)の2校時に3年1組、4校時に3年3組の道徳の授業をすることが叶いました。写真は担任の 矢野 先生が撮ってくれた3年1組の授業の様子です。
 題材は「世界平和を考える」で、資料は「本とペンで世界を変えよう」というノーベル平和賞をとったパキスタンの少女 マララ・ユスフザイさんに関するものでした。前半ではマララさんの国連総会での実際のスピーチをyoutubeで視聴してもらい、中盤ではスピーチの中にある「一人の子ども,一人の教師,一冊の本,そして一本のペンが,世界を変えられる」という言葉に、マララさんのどんな思いが込められているのかを考えました。その際、ICTの教育活用にこだわってきた私からは、「1台のタブレッドでも世界を変えられるかもしれない」という問いかけをしました。
 また終盤では、「世界平和の第一歩には、どんなことがあるだろう」について意見交換をしました。その意見の多くが、今日の授業というよりもこれまでの教育活動、とりわけ人権学習や総合的ば学習の時間での学びが反映されているものが多く、3年生の中学生活での学びの深さに感心させられたところです。
 終業式や卒業式はありますが、おそらく授業で3年生の前に立つのはこれが最後と思います。そこで、授業の終わりには、合志楓の森中の新たな歴史と伝統を創る立役者となった3年生に、校長としての感謝の思いを伝えさせていただきました。歳を取ると涙腺が緩んで困ります。卒業式の式辞がちゃんと言えるか心配になってきました。

期待・ワクワク 立志式(2年生)

 本日(18日)の5校時、2年生は多目的室で立志式を行いました。
 はじめに、各学級の代表の生徒6人が、現在の自分自身をみつめ、良さや課題を踏まえながら、各自の「啓発録」を発表しました。これは学級活動の中で、橋本左内の「啓発録」を受けて学習してきたことを発展させたもので、学年発表した生徒以外は各学級で今後、発表することになっていす。
 次に校長の話では、まずパノラマ写真(下段)で、立志式を迎えた2年生の「面構え」を撮影させていただきました。いみじくも本日は熊本市内の私立高校の専願特待奨学入試で、「受験本番を迎えた」とも言える日です。さて、2年生のちょうど1年後の「面構え」はどのように変わっているよでしょう? とても楽しみです。その後、14歳になった責任の取り方の一つとして、少年審判の概要を説明しました。ここに外部リンクをはっておきます(肥後っ子のシグナル:少年審判についてはP32~33)ので、保護者の皆様も一度目を通されてみてはいかがでしょうか?
 また、本校の学校教育目標にもある「夢と誇り」を持って学校生活を送ることの大切さについても話をしました。合志楓の森中の開校とともに入学し、初めて中学校3年間のサイクルを回して卒業する生徒たち。つまり、現2年生が卒業する時に「本校は校舎だけでなく、中身も完成する」と言えるでしょう。そういう立場であることに誇りを持って学校生活を送れるならば、各自の夢の実現も近づくのではないかと思っています。
 なお来週、準備が整い次第、立志式の記念植樹をする予定になっています。

笑う 高校入試の面接指導

 私立高校の奨学特待専願入試や公立高校の前期選抜では、面接試験がある高校を受検する生徒がいます。
 それらの生徒に対しては、事前に面接指導を行っており、私立高校については、すでに私(校長)と 髙橋 教頭先生が分担して実施したところです。公立高校については人数も多く、さらに実技検査や作文等を行う学校もあって、教職員の人員的に厳しいところもあったのですが、この度、退職校長会の「学校教育支援事業」として、お2人の元校長先生にご来校いただき、対象生徒をご指導していただくことができました。
 本日の午前中は、昨日に引き続き、合志市歴史資料館の館長でもあられる 角倉 先生に集団面接の生徒たちに対して、入室の仕方から挨拶や立ち振る舞い、受け答えの仕方まで、丁寧なご指導を いただきました。生徒たちは相当緊張しているようでしたが、その緊張を一度味わっておくことが、本番でのより良い面接につながるのではないかと思います。