ハンセン病に関する学習
本日(5/19(木))、2年生はハンセン病問題に関する学習の一環として、中修一さんを講師として講話を実施しました。
差別と向き合い、闘ってこられた中修一さんの生き方から、自分自身のこれまでの生き方や考え方を振り返る機会にし、これからのなかまづくりについて考え深めるの学習の目的です。
中さんは、自らの生い立ちや差別の現実を語られました。
若いころの会社勤めのなかで、最初の給料でパンと牛乳を買い食べたあまりのおいしさとうれしさ、そして体の続く限りこの社会で生きていくという決意をしたこと、様々な場所にいった楽しい思い出、一方で学校や社会に存在する厳しい差別の中で、本当のこと(ありのままのこと)を隠しながら生きていた辛さを語られました。
また恵楓園に入所されたことやご家族のこと、誰かがやらねばという強い決意で「らい予防法の廃止に関する法律」制定や「『らい予防法』違憲国家賠償請求訴訟」勝訴等、様々な闘いについても語られました。
講話の後、生徒との質疑がありました。「啓発活動をやめようとは思わなかったのですか。」と生徒から質問がありました。「誰かがしないと、ハンセン病について理解してもらえない。逃げたらいかん。」「一緒に裁判した弁護士の方の一緒に闘いましょう」という言葉が嬉しかったと話されました。
そして「このように啓発活動できることが大切。そのためには健康であり続けたい。」と話を締めくくられました。
様々な学校や地域で啓発活動をされている中さん、ご多用中にもかかわらずご講演いただきありがとうございました。
(文責 高田)
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(~ 2027年3月31日)
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