亀城ヶ丘だより
【進路決定に向けて1】021030
3年生の学年だより「凡事徹底」に私の進路講話のことを載せてありました。いくつかの話をしましたがこんな内容です。
緊張感を高めて残り5か月の学校生活を送らせることが目的ですから。私からは厳しい話だけします。
3年担任をしていた時に、三者面談で「〇〇高校に合格できるでしょうか?」と聞かれることが良くありました。私の回答は「過去のデータからは合格の可能性が高い(厳しい)ですが、実際は受験してみないと分かりません。」です。なぜなら、合否を決めるのは私達ではなく高校の側だからです。面談の後、気合を入れ直して一気に伸びる生徒もいます。
ただ、当日、腹痛・頭痛・歯痛などで実力がでないことがあるかもしれません。
高校の教室には時計がないため、腕時計を忘れて、試験の残り時間が分からなかったという生徒もいました。
学校に上履きを忘れ、動物スリッパで入試会場に入った生徒がいました。
高校の正門集合を確認したのに、中学校の正門に待っていた生徒もいました。何とか入試にはギリギリ間に合いましたが、ドキドキしてしまい実力が発揮できませんでした。
数学がとてもできたのに、なぜか入試では2×3=8とやってしまい、大問10点をまるまる落として不合格となった知り合いがいます。
高校から「ぜひ、受けさせてください。」と言われたにもかかわらず、不合格となった生徒も少なくありません。考えると当たり前ですが「受けさせてください。」は「合格させます。」ではありません。
何度も「この生徒が欲しい」と来られたけれども、成績を確認して、あきらめて帰られたこともありました。
このように合格の可能性が高いというだけであって、受験してみないとわかりません。