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【サーカス】310316
長男が3歳の頃、人吉にサーカスがやってきました。せっかく家の近くに来ているので息子と行くことにしました。色々な技が披露された後、ナイフ投げが始まりました。よくあんなに離れたところから的を外さないものです。デモンストレーションの後、ピエロが客席をしばらくうろつき、私たち親子の方に向かってきました。私は手をつかまれステージに連れていかれました。息子はお父さんが連れていかれると泣き出しましたが、ピエロは容赦しません。
ステージ上で的に縛られ、目隠しをされました。ナイフ投げが始まり、私の体の周りにナイフが突き刺ささるのが分かります。ところが客席からは笑い声が聞こえてきます。予想通りでしたが、ナイフが刺さる音がするたびにきちんとリアクションをしました。席に帰ると長男は涙の跡をつけたまま笑っていました。夜、妻に「おもしろかった。お父さんが連れていかれた。」と話をしていました。
思い出したのには訳があります。卒業式の代休に、バスツアーでシルクドゥソレイユのキュリオスに行ってきました。月曜日にも関わらず満席、凄いステージでした。妻はポップコーンの値段に驚いていました。(H)
【先にすればあいさつ】310315
今日は小学校の学校関係者評価委員会に出席してきました。資料から、小学生の学力もぐんぐん伸びていることが分かりました。結果を見て中学校の職員に気合が入りました。後は任せてください。
会では、読解力の土台となる読書について話題に上りました。ゲームやSNSに使っている時間と読書や家庭学習の時間との関係。小・中で課題は同じのようです。
子どもたちの学校外でのあいさつが小さいのではないかという意見もありました。子どもたちも知っている人にはよくあいさつをしているそうです。子どもたちのあいさつに対し、大人はあいさつを返しているだろうかという声もあり、地域の方へも先にあいさつをすることを呼びかけて行くこととしました。中学生も部活や学級など集団生活の場面と、地域に出た時では差が見受けられるようです。中学校の職員室の入り口には「先にすればあいさつ、後にすれば返事」という掲示をしています。我先にと明るいあいさつを交わし合う田浦にしたいですね。(H)
【家出】310314
11日から黒猫の『おはぎ』が家出したまま帰って来ませんでした。普段は外に出てもすぐに帰ってくるネコです。今回は、まる2日経っても姿が見えません。病気で隠れていた時のことを思い出し不安になります。
12日は夕方には帰っていることを期待しました。6時頃に帰宅しましたが見当たりません。家の中や周辺を呼びかけながら捜索してもいません。黒猫なので暗闇に紛れ車にはねられていないか。また病気になり死期を悟って隠れているのではないか。乱暴なシロが徘徊しているので、家に近寄れないのではないか。良い事は考えません。過去に家を出たまま帰ってこなかったネコが2匹いますので、大変心配です。
「どこかで元気にしているに違いない。」帰ってこなかった時のための心の準備に入りました。しかし、「明日は平静を装って学校に行けるのか。」
夜8時頃、窓に猫影が映りました。早速、『ちゅ~る』を与え、撫でまわし、甘やかしました。おはぎは私たちの心配を全く気にしていない様子で、「えぇい!もう撫でずとも良いと言うておるではにゃいか!」と随分引っかかれましたが、傷を見て嬉しくなる夜でした。(H)
【学校関係者評価委員会】310313
今日の日付けは『31313』素敵な並びです。『山本山』を思い出します。
今日は公立高校の合格者が発表されました。本校は全員が志望校に合格し、次々と報告に来てくれました。先生方への報告の待ち時間を校長室で過ごさせましたが、大変賑わいました。次は高校の制服姿を見せに来るそうです。楽しみです。
午後からは学校関係者評価委員会を開きました。授業参観の後、今年度の教育活動について本日出席の6人の委員さんからご意見をいただきました。重点努力事項の数値目標はおおむね達成できていますが、読書量の少なさが数年来の課題になっています。
このような会で必ず話題になるのがスマホ等の情報端末の利用、特にゲームやSNSについてのことです。夕方7時に自宅に着いて、翌朝7時に自宅を出ると家庭生活に12時間取れます。夕食や入浴などの生活に必要な時間を引いた残りの時間をどう使っているか、PTAと協力して改善を図りたいと考えています。(H)
【そこに心はあるんか】310212
今日、出勤すると長距離走の朝練習に6人の卒業生も参加していました。高校総体は3か月後。練習について行けるよう体づくりに余念がありません。
3年生教室は職員室と同じ並びにあります。掲示物が外され、生徒の声が聞こえない教室に寂しさを感じます。
一昨日の卒業式の後に、3年PTA役員主催による、生徒・保護者・職員の茶話会を開きました。皆で弁当を食べながら語り合ったり、3年間を振り返る映像を見たりして過ごしました。合唱『群青』をもう一度聞くことができました。
3年生からのお礼の手紙では、2組担任のN先生が「自分への手紙が一番長い。」、学年主任のY先生は「自分のは短いけど一文字一文字に愛が籠っている。」と競い合っていました。私の近くの席の卒業生は「小学生のケンカだ」と喜んでいました。1組担任のM先生は、落ち着いて様子を眺めていました。いつもの周囲の気温を下げるギャグを考えていたのだと思います。
夜、3年生の職員は某所で反省会を開きました。卒業式に向けての1・2年生の取組が話題になりました。卒業生から在校生への襷がつながった式でした。
会の中では「(いろいろな発言・指導をする時に)そこに心はあるか」、「しゃぶしゃぶは飲み物」、「(食べることが主の会で)炭酸飲料を注文した時点で負け」名言・迷言も数多く生まれました。誰の発言かはご想像のとおりです。(H)
【東日本大震災】310311
平成23年、当時の宮本勝彬水俣市長は、公式確認から55年を迎える水俣病の経験を踏まえて、水俣病被害者や水俣市民が差別や偏見を受け、風評被害による様々な影響があったこと、原発事故で起こっている問題は、水俣病と重なる部分が極めて多いことなど、震災による原子力発電所の事故を受け、避難者への差別や偏見をやめるよう呼び掛ける緊急メッセージを市のホームページに掲載されました。
震災後、福島県出身の水俣一中の保護者の思いがきっかけとなって、福島県と水俣市の中学生の交流事業が始まり、数年に渡って継続されました。
私は、平成25年11月に福島県で開かれた事前学習会に水俣市の教頭を代表して参加し、福島県の中学生に水俣二中の環境教育の取組について講話を行いました。
前日に仙台空港に着きました。タクシーの運転手さんは「私は、今は他県からのお客さんに語ることで、やっと心を落ち着かせることができている。」と話されていました。
閖上浜に着くと、他県在住の閖上地域出身の方に出会いました。やっとここに来る決意をしたそうです。「自分が知っている風景が何もない。」と涙を流されていました。
帰熊の日は楽天イーグルス初優勝パレードでした。前日の懇親会で福島県のPTA役員さんは、スポーツが元気をくれるということを強く語られていました。(H)
【第72回、平成最後の卒業式】310310
第72回、平成最後の卒業証書授与式を挙行し、ご来賓・保護者の皆様、在校生、職員に見送られ、44名が本校を飛び立ちました。
また、式の後には3学年PTA主催による茶話会が開かれ、卒業生・保護者・職員で3年間の思い出を語り合いました。
卒業生の入学直後に熊本は大地震に見舞われました。田浦中も校舎や武道場のいたるところにヒビが入り、小中合同遠足は避難訓練に変更、色々な行事やイベントが中止または延期、体育大会の開催も危ぶまれました。生徒の中には避難所での生活を余儀なくされた人もいました。
生徒の安否確認が日課でした。辛い時こそ、学校が笑顔の発信地になろう。そんな思いでスタートした3年間でした。生徒会スローガン「スマイリング 広げよう笑顔の輪」の取組はその集大成でした。卒業式でも態度や歌声で田浦中の良さを発信してくれました。ありがとう。
これからの皆さんの活躍を先生たちみんなで応援しています。(H)
【修了式・同窓会入会式】310309
今日、3年生の修了式を行いました。1組代表のKさんと、2組代表のYさんに修了証を渡しました。明日はいよいよ卒業式です。
3年前に、今度の新入生は『田浦中生のごたる(田浦中生らしい)』という話を誰かから聞きました。3年間でなるほどと言う場面が頻繁に見受けられました。私は、田浦中生らしさの一番ぴったりくる表現は、プラス表現の『かんなし(限度をしらない)』ではないかと考えています。なんもかんも『かんなし』頑張り、その姿を後輩に、保護者に、地域に見せ続けてくれました。友達を励まし、頑張りを認め、感謝する空気がありました。なるほど「田浦中生のごたる」3年生でした。
修了式に引き続き、元山秀志会長、山田良介副会長、平賀博美副会長に来校いただき、同窓会入会式を行いました。あいさつの中で元山会長は、ソクラテスの「無知の知」の話をもとに「自分の無知を自覚することで、多くの学びにつながる。常に何かを学び続ける姿勢を持ち続けて欲しい。」と激励されました。また、同窓会からの記念品として印鑑をいただきました。
卒業生からは記念品として卒業式・入学式の立て看板を贈っていただくことになりました。私の田浦中生時代の2学年上の先輩である竹林さん(サボテン工芸)にお願いしていましたが、未来への道を表す真っ赤な模様の入った素晴らしい立て看板が仕上がってきました。早速、写真を撮って待ち受けにしました。(H)
【なんさまひんのゆー】310308
3年生が中学校に登校するのも明日、明後日の2日間となりました。卒業式の練習と準備が続きます。さすがに歌声に気持ちが籠っています。3年生の練習の最後に突然、学年主任のY先生から「校長先生から一言」と頼まれました。一言なので「なんさまひんのゆー」とだけ伝えました。
震災の時に一時的に田浦中に登校していたMくんから手紙が届きました。仲良く遊んだり話をしたりしたこと、授業を個別に教えてもらったことへの感謝、自分の進路のこと、進学先でも野球と勉強を頑張るという決意などが書かれていました。
1年生の技術で本の紹介のプレゼンテーションを作成する授業を行いましたが、野球が好きなMくんは、松井秀喜氏の『僕には夢がある』という本について調べていたことを思い出します。3年生に手紙を紹介したところ、大きな拍手が起こりました。(H)
〇最後の授業:保健体育
〇最後の給食:あしきた牛カレー・シーザーサラダ・お祝いデザート・麦ごはん・牛乳
【公立高校後期選抜2日目】310307
今日は公立高校後期選抜の2日目でした。検査科目は社会・数学です。今日も朝から受検校を巡回しました。最初に向かった高校では、生徒の集合の様子を見ることができましたが、昨日とは一転、どの学校の生徒もリラックスした雰囲気がありました。某中学校の生徒は声を出して『基本的人権』の復習をしていました。
検査が終わり、会場から出てきた生徒に会いました。社会科の「フィリピン諸島やニュージーランドが位置している造山帯は」の問いに「アルプス・ヒマラヤ造山帯!」と自信をもって解答したようです。優しく微笑みかけました。過去の県学力調査にあったような歴史カードを使った問題もありました。予想通り『金栗四三』氏とオリンピックも登場していました。ドラマ『いだてん』は結構、他の歴史的事象も登場するので、見ている人はヒントになったかもしれません。
『基本的人権』も見事、出題されていました。私も教員採用選考考査で、直前に見直していた『ニューディール政策』の論述が出題された経験があります。最後の粘りは大事ですね。1・2年生に向けてつぶやいてみました。(H)