保小中連携・地域連携

2020年2月の記事一覧

【地域連携】山鹿市人権フェスティバル

2月9日(日)、午前10時より、山鹿市人権フェスティバルが開催されます。それに先だち、午前9時過ぎより、山鹿市内小中高等学校代表生徒が、市役所駐車場にて人権グッズ配布を行いました。

 時おり小雨が降り寒さが厳しい中、鹿北中からも6名の生徒が人権グッズ配布に参加しました。大きな声で「おはようございます」と声をかけながら、市民の方々に人権グッズを1つ1つ手渡ししていきます。

 若い世代によって、山鹿市に人権文化が花開く取組をしていることに心強さを感じます。

本当にありがとうございます。

 午前10時より、高校生による司会進行で、山鹿市人権フェスティバルが開会。最初は米野岳中学校2年女子生徒が人権作文を発表しました。家族を見つめ、家族を思う気持ちがストレートに伝わってきて胸を打ちました。

 続いて、人権擁護委員の皆さまにより寸劇が行われました。認知症が疑われる親へどのように寄り添っていくのか、切実な問題です。寸劇を通して、やはり家族の深い愛情こそが大切なんだと感じました。

 講演は清水展人さんが、女らしく、男らしくより「自分らしく生きる」との演題でお話をしてくださいました。清水さんは女子として生まれましたが、幼いころから性別に違和感を感じ18歳の時に性同一性障害と診断されました。21歳の時に海外で性別適合手術を受け、帰国後、裁判所にて、氏名、性別の戸籍変更を終え、戸籍上男性として行き始めました。

 LGBTって何だろう?

  L・・・レズビアン=女性同性愛者

  G・・・ゲイ=男性同性愛者

  B・・・バイセクシャル=両性愛者

  T・・・トランスジェンダー=出生時の性別と性自認が異なる人

 LGBTは約12.5人に1人いると言われています。身近な存在であるにも関わらず、表面化しにくいところに課題があります。

 性同一性障害で受診した方々は、「生きづらさ」を感じています。悩みを抱えている人たちが、一人で悩まない社会、違いを認め合い、カミングアウトしやすい環境づくりが今求められています。

 誰もが、自分らしく生きることができる社会が何よりも大切ですと、わかりやすくお話してくださいました。

 会場には、小中学生の人権ポスターや標語も掲示されていて、会場全体に人権文化が感じられます。

 人権フェスティバルに参加し、心が温かくなりました。