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OJT

【ОJT】道徳研究授業及び授業研究会

 11月25日(木)の6時間目、県教育委員会より講師の先生に来校していただき、道徳の研究授業及び授業研究会を行いました。

 授業は3年生教室にて、「考え、議論する道徳」についての提案授業。3年生が「高く遠い夢」の読み物資料を使って、プロスキーヤーの三浦雄一郎さんの生き方について学びました。

 「なぜ、何度もチャレンジするのか。70歳のなってもなぜエベレストに登るのか。」一人ひとりが自分の考えをまとめたあと、班をつくってお互いの意見を交換し合いました。

 その際、話し合いカードの中から特に、「意見には必ず理由を添える」を意識することをアドバイスしました。

 活発な話し合いが行われ、その後、各班の代表が、班の意見交換の様子を発表し、意見交換を通して感じたことや深まったことなどを自分の言葉でみんなに伝えました。

 3年生集団の質の高さ、支持的風土、学ぼうとする意欲などが土台にあることで、意見交換が活発に行われ、深まりのある授業を行うことができました。

 放課後の授業研究会では、3年担任の先生からの自評、先生方が3つのグループに分かれて、「考え、議論する道徳」について話し合いを行い、各班の代表の先生が話し合いの内容について発表しました。

 最後に、県教育委員会指導主事の先生より、道徳の授業について、準備していただいた資料をもとに丁寧にわかりやすくお話をいただきました。

 今後の道徳の授業を行う上で、多くの示唆をいただくことができました。

 研究授業を行った3年担任の先生、すばらしい授業ありがとうございました。

 最後になりましたが、ご多用の中、私たちのために、資料まで準備していただき、とてもわかりやすくお話をしてくださった指導主事の先生に、心よりお礼申し上げます。 

【育成】第5回山水会研修会

 11月11日(水)18時より2時間、市役所4階にて、山鹿市校長会主催の勉強会が、山鹿市の先生方約50名が参加して行われました。鹿北中からも5名の先生が参加されました。

 最初の演習では具体的な事例をもとに、班ごとに話し合いを行い、その後、菊鹿小・中学校の校長先生が解説を行いました。

 実践発表では、鹿本小学校の先生が、4月に開校した鹿本小学校の学校づくりを先生方、児童が一体となって行っていることが紹介され、エネルギーと勢いがある実践が日々展開されていることが伝わってきて、大いに刺激を受けました。

 講話は、栗川商店4代目代表で教育委員もされている、栗川亮一様にご担当いただき、様々な観点からユーモアを交えてお話をしていただきました。

 人としてのスケールの大きさ、多岐にわたる人のつながり、にじみ出てくる人間的魅力など、教育にたずさわる私たちにとって、大切なものを見つめる機会となりました。

 普段いそがしい毎日を送る先生方にとって、ちょっと立ち止まって自分自身を振り返り、他校の先生方との交流の時間を持てたことは、明日からの実戦への意欲につながったことと思います。

 

【ОJT】授業改善プロ、検証授業ウイーク

 10月29日(木)の1時間目、理科の検証授業が行われました。今週は検証授業ウイークになっていて、様々な教科の検証授業が行われました。

 「自分の考えを表現するための班活動の充実」との課題設定で授業改善に取り組んできましたが、その成果と課題を検証しました。

 授業の途中で班活動を取り入れ、その際、鹿北中生全員に配布している、話し合い活動マニュアルの項目の中から、1つ自分が特に取り組むものを選んで班活動(話し合い)を行いました。

 学習の基盤としての支持的風土がしっかりと醸成されているので、話し合いが活発に行われ、自分の考えを伝え、意見交換を行う姿がたくさん見られました。

 また、班での話し合いの時に、役割分担を明確にすることで、スムーズに班活動を行うことができました。

 全体的に、学ぼうとする空気が理科室内にあふれていて、一人ひとりの学習意欲が感じられ、とてもいい雰囲気の中で授業が行われていることが素晴らしいと思いました。

 参観者の授業に対する感想や意見等は、パソコンに入力し、授業者に伝えるようになっていて、それらの意見等を参考に、次の授業改善サイクルへと生かされていきます。

 つまり、検証授業は授業改善の終わりであると同時に、新たな授業改善の始まりでもあります。

 年間を通してPDCAサイクルが途切れることなく繰り返されていくのが、鹿北小・中学校の授業改善プログラムなのです。

【ОJT】国語研究授業

 10月21日(水)の6時間目、1年生教室にて国語の研究授業を行いました。研究授業には、本校教職員とともに、山鹿市教育委員会の指導主事の先生にも参観していただきました。

 授業は、竹取物語の登場人物と現代の人間に共通する心について具体的に考えようとの課題を解決することで、竹取物語が読み継がれてきた理由を考えるという内容。

 課題解決に向けて、まずは自分で考え、続いて班活動で意見交換を行い、その後、全体で考え発表するという流れで進みました。

 1年生は、積極的に話し合いを行い、授業は活気があり、教室は学ぼうとする空気に包まれていました。

 授業研究会では、「表現力を身につけるための班活動の効果的活用と工夫」を討議の柱として協議を行い、教育委員会指導主事の先生より、様々なアドバイスをいただきました。

 今日いただいた様々な指導助言を、明日からの授業に生かし、「授業で勝負する」鹿北中学校を創っていきます。 

 

 

【研修会】山鹿市教育会半日研修

 10月7日(水)、午後、山鹿市教育会半日研修会が山鹿市内各小中学校にて行われました。

 中学校社会科部会は、山鹿中学校にて1年生の研究授業を実施。授業をされたのは、以前、鹿北小学校に勤務されていた先生です。

 とても懐かしく元気に授業をされている姿に接することができ、うれしくなりました。

 先生と生徒の信頼関係や学級の支持的風土にあふれ、積極的に発表したり、真剣に授業に参加する生徒の一生懸命さが印象に残り、参加された各中学校の先生方にとって大きな学びとなりました。

 授業終了後は、授業研究会を行い、質問や意見交換が活発に行われ、有意義な研修とすることができました。

 鹿北中学校でも、1年生保健体育の研究授業が行われ、鹿北中生の元気の良さや仲の良さが伝わる授業が行われたことと思います。

【ОjT】国語科検証授業

 9月30日(水)の1時間目、1年生教室で国語の検証授業が行われました。

 鹿北中学校では、1年を通して短期間のPDCAによる授業改善プロジェクトに取り組んでいます。

 今日の国語の授業は、「自分の考えを持ち、意見交換ができるようにする」ことができることを目的に授業改善に取り組んできたことを検証するための授業です。

 ビブリオバトルの取組を通して、どんな工夫をすれば、自分の伝えたいことを効果的に伝えることができるのかを考えました。

 自分が読んだ本のおもしろさを様々な角度から。また、体験なども交えることで、共感を得ようと工夫する姿がたくさん見られました。

 何よりも積極的に授業に参加する一人一人の意欲が、教室内に活気を生み、頑張ろうという雰囲気があふれていることがすばらしいと思いました。

 ビブリオバトルで、どんな風に本のおもしろさを表現するのかとても楽しみです。

【OJT】小学6年国語検証授業

 7月14日(火)の3時間目、鹿北小学校6年生教室で行われた国語の検証授業を参観しました。

 「めあて」は、筆者が4つの事例をあげた「意図」がわかること。

 時計の時間と心の時間。心の時間に目を向けるために4つの事例を挙げていることに着目し、少人数での話し合い活動を進めていった。

 活発に話し合いを行う姿、発表の時には具体的根拠をあげて説明する姿、授業に参加する意欲など、すばらしいと感じました。

 この学びの姿を中学校でも引き継ぎ、レベルアップさせられるかが求められます。

 「小学校の学び」を間近で参観できることで、小中のなめらかな接続が行える。ここに鹿北小中学校の連携の強みがあると思いました。

【ОJT】数学科、検証授業

 7月1日(水)1時間目、数学の検証授業を行いました。新しい生活様式の中での表現力について各教科で工夫を具体化し実践を重ね、検証を行う短期間でのPDCAに取り組んでいます。

 今日の数学では、生徒が授業を主体的に進めたり、短時間での教え合いや学び合いの場面を設定したり、自分の理解状況に合わせて問題を選択するなど、生徒自身が授業を創っていきました。

 先生が説明したり話す場面を極力削減し、教師主導からの脱却を図る工夫が随所に見られました。生徒も生き生きと問題に取り組み、わからないところは意見交換やアドバイスをし合っていました。

 新しいし生活様式の中で、新しい授業の形が見えてきました。 

【ОJT】あやすぎ学級、自立活動の検証授業

 6月30日(火)、3時間目、あやすぎ学級にて検証授業が行われました。「気持ちを言葉で伝えよう」について考え実践につなげる自立活動が行われました。

 どうすれば上手に気持ちを伝えられるのか、具体例をもとに考えたり話し合いました。ロールプレイも取り入れて、相手がどんな気持ちになるのかについても実感できました。

 コミュニケーション力を身につけることは、社会生活の基本中の基本。自立に向けて一歩一歩学んでいます。

【ОJT】国語検証授業

 6月29日(月)、3時間目、国語の検証授業を行いました。小中合同で「授業力向上プロジェクト」を実践しているので、鹿北小学校の先生方も参観されました。

 鹿北小中学校で実践している「学習過程スタンダード」に沿って見通しをもった授業が展開されました。

 文節について能動的に学ぶ1年生の姿に、小学校の先生方も一歩成長したことを実感されたことと思います。

【OJT】美術、検証授業

 6月25日(木)の2時間目、美術の検証授業が行われました。自画像を描く授業。しかし、自画像といっても、自分の心の中を描いていくことが目的です。

 最初に、タブレットを活用し自画像の下書きを大型テレビの画面に映し、どんな工夫をしたのかなどを確認していきます。

 そして、いよいよ下絵描き。今の自分の心の中にある抽象的なものを具象化していきます。部活動、受験、ゲーム、友だち・・・。いろいろな思いが見えてきます。

 集中して黙々と取り組む姿に、このような形での表現もあるんだなぁとあらためて気づかされました。

 

【OJT】検証授業ウイーク始まる

 6月24日(水)、今週は授業力改善プロジェクトに取り組んできた各教科の検証授業ウイークです。

 私たちの共通課題である「新しい生活様式の中での表現力育成」に向けて、各教科ごとに具体的実践を考え、実践を通して期待される効果や生徒の変容をイメージしながら授業実践を重ねてきました。

 その成果と課題を見つめていくための検証授業ウイークが今週です。

 今日は英語と理科の授業がありました。

 英語の授業では、単元のゴールを意識した授業が行われていて、テンポよく授業が進んでいきました。

 英語で自分自身の夢を表現するために、様々な表現方法を学び、ゴールに着実に近づいていく授業。生徒は生き生きと学習に取り組んでいました。

 理科の授業では、なぜカイロは熱くなるのかの秘密に迫る授業。

 先生との会話のキャッチボールを通して秘密を解明していきます。行き詰まった時には、適切なヒントを出して思考を刺激します。

 理科室には「あっ!そうか」などの声が聞こえてきます。一生懸命考え自分の考えを発表する姿が印象的でした。

  新しい生活様式の中でも、しっかり表現する生徒の姿に接し、とてもうれしくなりました。

【OJT】清流委員会について

 6月19日(金)4時間目、会議室では清流委員会が行われていました。清流委員会は、教務主任が主査となり、中堅職員がメンバーの今年度発足したプロジェクトチームです。

 このプロジェクトチームの目的は、前年度踏襲から脱却し、柔軟な発想で本校の教育活動を創造していくことにあります。

 今日は、新型コロナウイルス感染拡大で、様々な教育活動が中止や縮小される中、生徒が達成感や充実感、本当の感動をつかむことができるためには、どのような活動があるのかを探っていました。

 今後、生徒と共にコンセプトを共有し、具体的な活動を創り上げていくこととなると思います。

 ピンチをチャンスに転換してくれることを楽しみにしています。

 

【ОJT】英語参観授業

 6月5日(金)今日は、山鹿市教育委員会より英語指導担当の先生が来校され、1年生と3年生の授業を参観していただきました。

 毎月、このような形で山鹿市内の小学校外国語活動や中学校の英語の授業を参観していただき、アドバイスをしてくださいます。

 見られているという緊張感もありますが、授業力向上にとっては、とても貴重な機会であるととらえています。

【OJT】数学科検証授業


 2月27日(木)、2年生教室で数学の検証授業が行われました。くじを最初に引いた時と次に引いた時の確率はどちらが高いか、あるいは同じかについて考えていきました。

 先生の説明を聞いたあと、近くの人と意見交換をしたり、質問をする時間があり、その後、各自でどちらが高いか、同じなのかを樹形図を使って確認しました。

 積極的に発表する姿、話し合いやわからないところを友だちに聞く姿など、自主的に学習に参加する雰囲気があり、この雰囲気の中にいると「学ぼう」との意欲が沸いてくると感じました。

 生徒の活動を保証され、学ぼうとする意欲を引き出しながら授業が進んでいくことで学びが深まると思いました。 


【OJT】社会科検証授業

 2月26日(水)5時間目。社会科の検証授業が2年生教室で行われました。

 明治維新の改革は国民のための改革なのか、それとも国民のためになっていない改革なのか。この課題に対して、自分の考えを見つめ、みんなに伝え、その意見に対してさらに意見交流しながら考えを深めていく、活気のある授業が展開されました。

 学級の中に、まず自分で考えるのが当たり前、手を挙げて発表するのが当たり前といった空気が満ちあふれていることがすばらしいと思いました。

 こんな空気の中での授業は、あっという間に時間が過ぎていきます。そして、授業が終わったあとには充実感を感じます。

 「主体的・対話的で深い学び」が体現された5時間目の授業となりました。

 

【視察研修】品川区立日野学園視察研修

 2月19日(水)午前9時過ぎ、品川区立日野学園を訪問させていただきました。日野学園は、9年間の連続した学びを行っている義務教育学校です。品川区は全体として小中一環教育を行っている区として知られています。

 最初に、校長室に案内され校長先生より、学校の概要や特色についてお話していただきました。お話をうかがいながら、実践が豊富で小中一環教育を積み重ねてこられたことが伝わってきました。

 特に学力の育成と生活力の育成を図る「日野カリキュラム」は、長年の実践に改良を重ねながら完成度が高い取組へと創り上げられていました。教育を創るとはこういうことなんだと感心させられました。

 また、品川区全体で、道徳、特別活動、総合的な学習の時間を組み合わせた「市民科」を開設されていて、日野学園では「交流活動」「地域企業から学ぶ」「SDGs」の3つの柱で取り組まれていることも興味深く聞かせていただきました。

 「地域企業に学ぶ」では、地域の特色として起業される方々が多いということもあり、起業家の方々をお呼びして20以上のブースを用意し、企業説明会形式でキャリア教育を進めているなど、地域の特色を生かした連携のあり方についても学ばせていただきました。

 概要及び実践についてお話をうかがったあと、副校長先生に校内を案内していただきました。まず、エレベーターで6階まで上がり、8年生、9年生のフロアに出ました。廊下が広く、太陽の光を上手に採り入れ、開放感があります。廊下で集会ができるほどです。6階は中学生の雰囲気を感じるフロアでした。 

 階段で5階まで降りると、5年生~7年生のフロアです。この階は、小学校と中学校が同居している感じで、9年間の連続した学びの特色を色濃く感じるフロアです。鹿北小・中学校で言うとⅡ期の児童・生徒が集まるフロアで、3つの学年による縦割り活動を毎月1回行っており、授業も50分授業で統一しているとのことです。この階のリーダーは7年生(中学1年生)です。リーダーシップを発揮しやすい学校の構造になっていると思いました。 

 階段をさらに降りていき、4階は小学校3・4年生、3階は小学校1・2年生のフロアです。ここは小学校らしさを感じるフロアです。

 6階から3階まで降りてくることで、9年間の子どもたちの成長過程を目の当たりにして、発達段階に応じた学びが、それぞれのフロアで行われていることがわかりました。

 さらに、エレベーターで地下2階に案内していただきました。エレベーターから出ると、そこには広々とした武道場があり、さらにその奥には、バスケットコートが3面とれる巨大な体育館がありました。体育館の天井の上は、グラウンドです。つまりグラウンドの下に巨大な体育館があります。

 副校長先生のお話によると、品川区は教育に予算をかけている区とのことです。

 職員室にも案内していただき、1年から4年までの先生方、5年から7年までの先生方、8年・9年の先生方と3つのグループごとに机が配置されていて、副校長先生も、小学1年から4年を担当する副校長、5年から7年までを担当する副校長、8年・9年を担当する副校長と3名の副校長先生がおられます。

 学校の構造、学校組織、地域性を上手に融合させながら、9年間の連続した学びを創り、実践されておられ大きな刺激を受けました。

 帰り際、タワーマンションや近代的なビルに囲まれたグラウンドで元気よく遊んでいる小学生の姿を見ることができました。東京でも、熊本でも子どもたちの笑顔に接すると元気をもらえるとあらためて感じました。

 たくさんの資料をいただいたので、熊本へ帰る新幹線の中でゆっくり読ませていただこうと思います。

 本日は、ご多用の中、校長先生には丁寧な説明をしていただき、また、副校長先生には校内をわかりやすく案内していただき,心より感謝申し上げます

今日学んだことを熊本に持ち帰り、本校の教育に生かしてまいります。

【視察研修】千代田区立麹町中学校視察研修

 2月18日(水)、千代田区立麹町中学校を視察訪問し、これからの教育のあり方について学ばせていただきました。今日の視察には、全国の学校の先生方、議員の方々、教育委員会の方々、報道関係の方々など様々な人が多数参加されていました。

 午後1時より、授業を自由に参観することができ、全学年、様々な授業を参観しました。1年生の数学の授業は、4階のカフェテリアで行われていて、生徒は全員「Qubena」を使って自分で学習に取り組んでいました。


    Qubenaとは、人工知能が生徒一人一人の得意・不得意を分析し、解くべき問題へと誘導してくれるAI型タブレット教材です。

 授業を参観していると、男子生徒が近づいてきて、Qubenaを使っての学習や単元テスト、家庭学習について丁寧に説明してくれました。そのプレゼン力があまりに見事で驚かされました。

 生徒は、けっして行儀がよいというわけではありませんが、思い思いに自分のペースで学習に取り組んでいます。

 午後2時より、講堂のようなところで、校長先生が約1時間45分、「学校教育の本質から問い直すーそもそも目的って何?―」とのタイトルで麹町中学校の教育実践について説明してくださいました。

 様々な実践を通して、「世の中は素敵、大人も素敵」と思える子が育つ教育に取り組んでいること、さらに、手段が目的となっている教育の矛盾に切り込み、次々と改革を進めている麹町中学校の姿が浮かび上がってきました。

    例えば、「日本では、宿題を出すことが目的化されている。」と校長先生は問題提起されています。麹町中では、「わからないところだけをやっておいで。わからないところがいっぱいあったら一つでもいいんだよ。だけど、その一つをやるのが大変なんだ。だって自分ではわからないから。だったらどうしたらいい?」などの問いかけから、自ら調べたり積極的に質問することができる生徒を育てています。宿題とは何のためにあるのかを生徒も、先生も徹底して追求していく、そんな取組が日々行われています。

    また、生徒と先生が「自律や尊重を妨げているものは何か?」について話し合う時間を作っています。その話し合いを通して、生徒が自律を妨げているものとして取り上げたものがありました。それは何かというと「避難訓練」です。地震は予告なしにやってきます。しかし、避難訓練は予告されてから実施されます。だから本当の意味での訓練になっていないという生徒の意見。そして、ぜひ、予告なしの避難訓練をしてくださいとの提案があったそうです。

 また、もう一つ出てきた意見として「授業」があります。「ずっと受け身の授業では苦痛です。自分たちでできることは自分たちでやらせてください。」との提案もあったとのことです。

 確かに、カフェテリアで行われた1年数学の授業では、いろいろなところで「生徒自身による学び」が見られました。

 他にも、担任制を廃止したり、定期テストをやめて単元テストや実力テストを実施するなどの改革に取り組んでいます。目的化している手段を次々と転換しながら、子どもたちを学校創りの「当事者」に育てていき、生徒一人一人が「自分の学校」と言える学校を自ら創っていく。そんなエネルギーが感じられました。

    質疑応答の中では、なるほどと思う言葉が次々と出てきました。

 何も起こさせないのではなく、子どもは何かを起こしたり、対立するというのが大前提。子どもたちが起こしたことや対立することを学びに変えていくのが学校であり教育。そのために、子どもが学びたくなるような「しかけ」を考えています。

 発達障害の子を排除するのではなく、その子がなぜそういう行動をとるのかを理解し、支援できる子を育てていく。そして、みんなが教室で学べる環境を整えていく。なぜなら、未来の社会の姿が学校だからです。

 トライアンドエラーが認められる学校でなければ、チャレンジする生徒も先生も出てきません。

 あるとき生徒会のリーダーが、「先生、何度言っても協力してくれないです。」と言ってきました。そんなとき、先生たちは、フォロワーである協力してくれない生徒に、「どうして協力しないんだ」と指導します。フォロワーへ指導する場面はよく見かけます。しかし、リーダーへの指導はあまり行われていません。人は簡単には動かないし、なかなか言葉が通じない、このことは元々当たり前のことです。この動かない生徒たちの心を動かすにはどうしたらよいのか、人を動かす言葉をどれだけ持っているのか、このことをリーダーに考えさえる機会が大切なのです。そこにリーダー育成のチャンスがあるはずです。

 そして、何度も言われたのが、「誰もが納得する最上位の目標を徹底した話し合いの中から決めていく。」、この目標を達成することからすべての教育活動を考えていけば、実践の優先順位は見えてきます。見えてきた最上位の実践は、決して靴下は白といった校則を守らせることにエネルギーを使うことではないはず。

 「みんな仲良くしよう」、大人もなかなかできないことを子どもに求めていませんか。子どものことを本気で考えた時、本当の言葉が出てくるものです。その言葉は、子どもだけでなく教師自身も変えていきます。だから、教育はすばらしいのです。

 質疑の時間は延々と続き、午後6時30分を過ぎても続いています。校長先生が、「もうそろそろ終わりましょうか。」と言われなければ、まだ続いていたことと思います。それほど、教育のあり方で試行錯誤されている方々が全国におられて、課題解決のヒントを持ち帰ろうとしているのだと、会場の雰囲気から感じました。

 今日の視察研修では、たくさんの刺激とこれからの教育について考えるきっかけをいただきました。

 麹町中学校の生徒のみなさん、校長先生をはじめ諸先生方、有意義な時間を創っていただき、ありがとうございました。

【OJT】第9回鹿北小中学校合同校内研修会

 1月15日(水)今日は9回目の鹿北小中学校合同校内研修会を中学校のランチルームで行いました。

 現在、鹿北小中学校で取り組んでいることは、授業改善プロジェクトの実践と話し合い活動の充実です。児童生徒が民主的な集団をつくりための、発達段階に応じた話し合いスキルを身に着ける取組を小中学校一緒に行っています。

 また、人権教育、キャリア教育、総合的な学習の時間については、小学校6年間、中学校3年間、合わせて9年間の全体計画を小中学校の先生が協力しながら作成をしています。

鹿北小中学校は、9年間の連続した学びの中で、児童生徒の成長を支えていきます。

【OJT】小中合同キャリア教育研修

 12月25日(水)午前中の大掃除でくたくたになりましたが、昼食後すぐに鹿北小中学校合同校内研修会を中学校ランチルームで行いました。県立教育センターより講師の先生をお招きして、キャリア教育及びキャリアパスポートについての講話をしていただきました。

 キャリアパスポートとは、小学校から高校までのキャリア教育に関わる活動(学級活動、行事、各教科等)の状況や自己の成長や変容などについて振り返ることができる記録です。小学校1年から中学、高校と記録は持ち上がっていきます。

 来年4月から、全国の小中高等学校で実施が始まるので、鹿北小中学校でもキャリアパスポート作成準備のための研修を行いました。

 児童生徒の成長や変容を記録していくことで、子どもたちとよりきめ細かい関わりができるようにしていきたいと考えています。

【OJT】英語参観授業

 12月11日(水)3時間目、英語の参観授業を1年教室で行いました。山鹿市教育委員会から2名の先生、さらには、学校支援アドバイザーの先生方も途中参観されました。

 帯学習から、今日のめあての確認、めあてに到達するための課題設定と進み、各自自分のペースで問題に取り組んでいきます。ALTの先生、サポートティーチャーの先生が個別にサポートしていきます。

 生徒は一生懸命問題と向き合っています。先生も丁寧に一人一人と向き合っています。50分がとてもはやく過ぎていきました。

 4時間目は、授業研究会。様々なアドバイスをいただき、今後の授業に生かしていきます。

 若い先生の頑張りに、「進みつつある教師のみ教える権利あり」、30年近く前にいただいた言葉を思い出しました。

【OJT】特別活動研究授業&授業研究会

 12月4日(水)の午後、鹿北小学校6年教室で特別活動の研究授業が行われ、鹿北小・中学校の職員とともに、県立教育センターの講師の先生にも参観していただきました。

 議題は「ありがとうの会の計画を立てよう」です。子どもたちからたくさんの意見が理由とともに活発に出され、意見集約や合意形成へと進んでいきました。班での話し合いを経て、最終的には1つにしぼられていきました。

 子どもが下校した後、小中学校合同授業研究会を開催し、話し合いの進め方や支援の在り方について協議しました。

 合意形成の方法、時間配分、司会団との事前の打ち合わせの重要性、意見を持っているが発言までいかない子どもへのサポートなど多岐に渡る意見が出されました。

 県立教育センターの先生から、キーワードの活用や設定方法、意見がそれた時の修正方法、言葉の概念の捉え方の違いへの対応、人間関係形成を目的とした実践、そして、今日の話し合いの中での子どもの様子などを記録し、次の学年(中学校)につなげていくことで、こういう話し合い経て今ここにこの子たちがいるという視点を持ってほしい。そのためにもキャリアパスポートは大切とのアドバイスをいただきました。

 先生には、冬季休業中の合同研修会の時にもキャリアパスポートについてお話をしていただきます。ご多用の中、よろしくお願いいたします。

 子どもたちの活動から、たくさんの話し合いのテーマをもらったことで、今日の授業研究会がとても充実しました。

 また、馬場先生には、いそがしい中、授業をしていただきありがとうござました。今日の学びを全職員で生かしていきます。

【OJT】英語研究授業

 11月26日(火)14時20分より、鹿本中学校1年生英語の研究授業に、英語の先生と参加しました。山鹿市内外からたくさんの先生方が参観されました。

最初の15分は帯学習。動詞の時制の変化などをテンポよく全員で取り組んでいきます。まず、そのレベルの高さと生徒の集中力に驚かされました。

 その後、今日の学習である「Canを使ってヒーローを紹介しよう」に取り組みました。相変わらず、テンポよく、そして生徒が生き生きと授業に参加しています。自分が考えた紹介文を友だちと紹介し合うなど、授業が活気に満ちていました。もう50分経ったのかと思うくらい時間が過ぎるのが速く感じました。

 授業研究会では、班別協議などを行い、まとめでは「とにかく英語の授業では、英語に触れること、英語のシャワーを浴びること。だからボーッとしている時間はない。生徒が次に何をするのかがわかっていることが大切。中学校の先生は、小学校外国語の授業内容を把握し小中連携の視点を持ってほしい。」とのお話が心に残りました。

 大いに刺激を受けた英語の授業と授業研究会。鹿北中で生かせる点は、積極的に生かしていいきたいと思います。

【OJT】道徳研究授業

 11月20日(水)4時間目、1年1組教室で道徳の研究授業を実施しました。授業者は志方先生。公正と公平との価値項目の読み物資料を使って授業を行いました。「席替えをしたあと、仲の良い人同士で座るため、勝手に席を替わってしまう人が多い」という課題に対して、どう思うか、また、自分ならどうするのかを考えていきました。

 様々な生徒の立場になって考え、その考えに対し自分はどう思うか、どう行動するのか意見交換をしていきます。活発な意見交換が行われ、最終発問では、今日考えたことや共有したことを、これからの生活の中でどのように具体化していくのか、自分の考えをまとめ発表しました。

 話し合い活動がとても活発で、1年生は、道徳的心情や道徳的判断力が身についていることがよく伝わってくる授業であったと思います。

 放課後の授業研究会では、発問の工夫や意見交流の場面を意図的に作ったことなどが話し合われ、授業での気づきや学びを共有することができました。テスト期間中の研究授業で準備等大変だったと思います。学びの多い提案授業、ありがとうございました。

【OJT】技術・数学の検証授業

 10月31日(木)今週は「検証授業ウィーク」です。今日も1時間目の技術、2時間目の数学の授業は、「学び合い」の取組の成果を確認するための授業です。

 2年生の技術の授業は、災害時に使用するライト作りを通して、工夫した点やさらなる改善点について各自考え、友だちと意見交換しながら、よりクオリティーの高いライト作りにつなげていきました。

 1年生の数学の授業は、比例のグラフの簡単な書き方について、問題を解きながら考えを深めていきました。先生の発問に対して、一生懸命思考し発表したり意見交換する姿がとても意欲てきです。

 1年生も2年生も、学びの基礎基本がしっかりしていて、学級の雰囲気もよく、学び合いが自然にできる空気感が感じられることがすばらしく、先生が、生徒一人一人の学びへのモチベーションを上げていく工夫をしている点がさらにすばらしいと思いました。

 こんな授業が毎日行われている鹿北中は、当たり前のレベルがとても高い学校だとあらためて感じました。

【OJT】検証授業ウィーク

 10月30日(水)今日は、保健体育、あやすぎ学級、英語の検証授業が行われましたました。

それぞれ、「学び合い」の場面を設定して今まで工夫してきたことの検証授業です。

 保健体育は、バレーの基礎練習の活動です。今日のリーダーを数名決めて、そのリーダーが一人一人のアタックをチェックしながら気づきを伝えます。その気づきを聞いて練習の中で修正していきました。 

 あやすぎ学級での授業は、昨日のパン作りの振り返りを行いました。特に、みんなで協力できたことがよかったことと確認しました。後半はパン作りを教えてくださった先生方へのメッセージカード作りを行いました。

 英語は、「which」を使い友だちに質問する内容を考えました。そして、お互いに質問し合いながら、言葉の使い方を身につけていきました。英語での交流の場面がたくさんある授業でした。

 どの授業も、「学び合い」の場面を効果的に取り入れ、生徒が意欲的に活動する場面が見られ、活動を通して学びを深めることができました。

 今週は、検証授業ウイーク。明日はどんな授業が行われるのか楽しみです。

【研修会】高森町「新たな学び」研究発表会

 10月25日(金)、熊本県高森町「新たな学び」研究発表会に参加しました。午前中は公開授業と授業研究会です。

 公開授業1は、1年社会「世界に大きな影響を持つ北アメリカ」の授業。タブレット端末を持ち帰り、家庭学習と授業を効果的に結びつけた検証授業です。一人に1台のタブレット。そして、タイピングの速さに驚かされました。また、先生が授業を進めるのではなく、生徒が学習リーダーとなって授業を進めていく姿にも大きな刺激を受けました。

 公開授業2前半は1年英語で、特に高森東中との遠隔授業が大きな学びとなりました。お互いの学校の各班ごとに、パソコン画面を通して英語で交流する姿は、これからの授業の概念を大きく変える可能性があると感じました。

 公開授業2の後半は、2年国語を参観しました。筆者が示す「それ」という指示語が何を指しているのかを考える授業。最初に一人一人考え、次に班で考え、意見交換を通して、考えを絞っていく過程が素晴らしく、特にコラボノートを活用し、すぐに各自の意見や班の意見を共有し授業が展開していく様子は大いに参考となりました。

 タブレットを使った授業は、考えが共有できたり、根拠となる資料を視覚的に全員が共有できる点で、学びや理解が深まると感じました。

 また、遠隔授業は、教室という空間が無限の広がっていく可能性を感じました。

 授業研究会では、コラボノートの活用方法やタブレットを持ち帰ることでの学習効果などについて意見交換しました。

 昼食をはさんで午後は、文部科学省初等中等教育局 情報教育・外国語教育課長より「教育の情報化の動向」との演題でお話がありました。講話の最後に、「平成の時代は、パソコンやタブレットは学校にあったらいいなという教材でしたけれども、いよいよ令和の時代はですね、なくてはならない教材として、しっかりICT環境の実現を図ってまいりたいと思います。」との文部科学大臣の言葉が紹介され、とても印象に残りました。

 その後、東京工業大学名誉教授、宮崎大学副学長、東北大学大学院教授、鹿児島大学准教授の皆さんによるパネルディスカッションなどが行われ、「Society5.0」に対応した資質・能力の育成について考えを深めることができました。

 今日の研修で学んだことを、どう鹿北の教育に生かしていくのか、そのことをしっかり考え実践化していきたいと強く思いました。

 ICT授業を支える基礎基本のすばらしさ

 高森中の授業を参観して、生徒が調べたことを根拠をもって発表する姿、質問事項を共有し答えを導きだそうと意見交換する姿、考えよう、調べようとする意欲、考えを深めていく過程での学び合い、安心して意見が言える学級の雰囲気など、学びの基礎基本がしっかりしているからこそ、ICT活用が効果的に行えるということがわかりました。

【OJT】国語科検証授業

 10月23日(水)、1時間目、授業改善プロジェクトの一環として、国語の検証授業が行われました。「スピーチを行い、お互いに評価する力をつける」ことをめあてに、3つの班に分かれて、スピーチを行います。事前に作成した原稿をメモ代わりに見る生徒、まったく原稿を見ない生徒。相手に自分の伝えたいことをどうすれば効果的に伝えられるか声の大きさやスピード、抑揚など工夫をしています。

 そして、誰のスピーチを班代表とするのか根拠をもとに発表していきます。この取組を通して、学びを深め評価の力を高めていきます。

 生徒は、とても積極的に発表や話し合いに取り組むことができました。

 検証授業での課題がいくつか見えてきたので、さらに研究を深めていきたいと思います。

【OJT】1年理科研究授業

 10月9日(水)6時間目は、鹿北小中学校の先生が参観しての理科の研究授業が行われました。たくさんの先生がいる中でも、いつも通り、集中して頑張ろうとの意欲が感じられます。

 授業は「エタノールの状態変化をモデルで説明できる」ようになることを「めあて」として進められました。エタノールが温められ、液体から気体に変化した時、ビニール袋がパンパンにふくらみ、「わーっ」という声があがりました。

 そして、一人一人が描いた気体になった時の袋の中の粒子のモデルの様子を全部黒板に貼り、みんなで意見を出し合いながら一番正しく表されているものを探っていきました。

 この話し合いの過程が今日の授業の一番の見所です。考えを発表しながら、一番近いモデルに近づいていく「学び合い」の様子がとても素晴らしかったです。

 放課後、小中学校合同授業研究会を行い、先生方で意見交換を行いました。講師として来ていただいた山鹿市学校教育指導員の佐藤先生からは、最初に生徒のあいさつや態度の良さをほめていただきました。授業の中で生徒を育てることが大切とのこと。授業終了後の生徒の満足した姿から、今日の授業が充実したものであったことがわかる。粒子という見えないものを可視化することの難しさや、三角ロジックの発表方法を身につけるとさらに良くなるなどのアドバイスをいただきました。

 生徒が学習に意欲的であり、学級内に支持的風土があり、学びの空間に流れる空気感が生徒の成長を支えていることが伝わってきました。これは、とても素晴らしいことだと思いました。

【研修会】全九州中学校校長研究大会佐賀大会

 8月22日(木)、23日(金)の2日間、佐賀県で行われた全九州中学校校長研究大会に参加させていただきました。1日目は、文部科学省からの説明や分科会が行われました。第6分科会では、「多様化した教育課題に対応できる教員の育成」との研究テーマに沿って、大分と宮崎の先生の実践発表があり、その後、班別協議を行いました。福岡、大分、鹿児島、沖縄の校長先生方と時間を忘れるくらい活発に意見交換をしました。

 2日目は、大会宣言文の発表と記念講演が行われました。記念講演は、坪田塾塾長の坪田信貴先生「子どもやあなたの底力を圧倒的に引き出す5つのポイント」との演題でお話をしてくださいました。坪田先生は「学年ビリのギャルが1年で偏差値40上げて慶應大学に現役合格した話」の著者で、有村架純主演の映画「ビリギャル」で知られています。

 どうやって偏差値40も上げられたか、そのノウハウを5つの視点でくわしくお話してくださり、あっいう間に90分が過ぎていました。

 今までにない視点や発想、そして感性。驚きの連続でした。しっかりと持ち帰り実践に結びつけていきたいと思います。

 2日間研修に参加させていただいた分、学んだことを生徒や先生に返していきます。

【OJT】鹿北小中学校合同校内研修

 8月21日(水)午後1時30分より、鹿北小中学校合同校内研修会を行いました。今回は後藤先生、塚原先生を講師にお招きしての研修会です。

 後藤先生からは、インクルーシブ教育について、そして合理的配慮の実際についてくわしくお話をしていただきました。

 塚原先生からは、アサーショントレーニングやストレスを減らす呼吸法などについて活動を通して教えていただきました。

 2学期からの実践の方向性をみんなで確認するとともに、共通実践についても明確にすることができました。

 お二人の先生に教えていただいたことを、子どもたちに返していくことで、より一層鹿北の教育活動を充実させていきます。

 今日はご多用の中、私たちのためにありがとうございました。 

【OJT】市校長会教育講演会

 8月7日(水)14時より、山鹿市校長会教育講演会が行われました。地元の企業で、成長著しいLib Work(リブワーク)代表取締役社長CEOの瀬口 力様をお招きして、「山鹿から上場できた理由は?」~私が考えるリーダーシップ論~との演題で、お話をしていただきました。
 大学院在学中、社長に就任し、そこから、職人さんとの関係構築、理念の共有など一つ一つ自分が理想とする企業へと発展させていく過程について、ユーモアを交えてお話してくださいました。
そして、リーダーは、ビジョンを示し、そのビジョン達成に向けて絶対やり切るという信念を持つこと。また、ビジョンを達成する道筋をしっかりと示すことができることが大切であると感じました。
Lib Work(リブワーク)は、熊本県民にもリブワーク藤崎台球場の名前で広く知られ親しまれる企業となっています。
今回の講演を通して、瀬口CEOからたくさんの元気とアイデアをいただきました。ご多用の中、貴重なお話、ありがとうございました。

【地域復興】熊本城の復興

 8月5日(月)今日は、熊本市国際交流会館や熊本県民交流会館パレアにて、熊本県中学校研究協議大会が行われました。会場に行く途中、熊本城の長塀や熊本城南の入り口の馬具櫓(ばぐやぐら)周辺を通りましたが、まだまだ熊本地震の爪あとが残っています。

 復興に向けての道のりは長いと思いました。しかし、一歩ずつ前に進んでいます。

【ОJT】鹿北小中学校合同現地学習会

 7月30日(火)午後1時30分より、鹿本教育集会所にて、鹿北小中学校合同現地学習会を行いました。講師は、大津町立美咲野小学校の森山英治先生です。森山先生は、鹿北中にも勤務されたことがあります。そして、全国同和教育研究協議会「進路保障・自主活動」の専門委員や熊本県人権教育研究協議会副会長などを務められ、現在は、熊本県人権教育研究協議会顧問をされています。

 今日は、来民開拓団の真相、なかまづくりの取組についてお話をしていただきました。やさしい語り口の中に差別は絶対許さないという気迫が伝わってきます。

来民開拓団は決して過去の話ではないこと、自分にとっての来民開拓団とは、参加者一人一人が自分自身に問いかけ、見つめていきます。

なかまづくりは自分を語ることで、人と人とがつながっていく森山先生の実践に学ばせていただきました。子どもたちが安心して自分を語ることができる集団づくり、なかまづくりにこれから取り組んでいこうとの思いが集会所を満たしていきました。

その後、森山先生に、来民開拓団の慰霊塔などを案内していただきました。

森山先生、今日は元気が出るお話をたくさんしていただき、ありがとうございました。これからの実践につなげていきます。

【OJT】鹿北小中合同校内研修会

 7月3日(水)放課後、鹿北小中学校合同校内研修会を中学校ランチルームにて行いました。小中学校で実施した検証授業や様々な話し合い活動の成果と課題について確認しました。

 先生方の話し合いの中でたくさんの声が聞こえてきました。

 

「それぞれの発達段階で、どこまでできたらベストなのか? そのことを共有したい。」

「学級活動、期集会などでの話し合い活動で身につけたスキルをもっと活用したい。」

「話し合いのアイデアを共有したい。」

「身につけたものを土台として次へステップする意識を子どもにも持たせたい。」

「生徒の状況に応じて複数のワークシートを準備したのは効果があった。」

 

 話し合いの声をどう日常に生かしていくのかが私たちに問われています。

【OJT】社会科検証授業

 7月3日(水)4時間目、社会科の検証授業を行いました。

(1)授業改善の視点

   ・導入で興味・関心・意欲を高め学んでみたいと思える工夫をする。

   ・子どもの言葉でまとめが行われ、達成感を味わうことができる。

(2)具体的な工夫

   ・映像資料で興味関心を高める。

   ・資料読み取りを導入に入れて、課題追求をする。

   ・まとめの時間を十分確保できる時間配分。

(3)工夫による効果・生徒の変容

   ・主体性をもって授業に参加できる。

   ・関心が高まることで、学びの内容の理解が高まる。

 導入では、パワーポイントを使い生徒の関心を高め意欲を引き出していました。導入で確認した聖徳太子の行ったことについて、4つの資料を提示し、各自で調べたあと、全員で共有していきました。

 次に、共有した4つの資料の中から2つを自分で選択し、その2つの資料から聖徳太子が目指した政治とはどのようなものなのかをまとめていきます。

 まとめに時間がかかる生徒にはT1、T2の先生が個別にアドバイスをしていきます。

 

「私は(     )、(    )の政治改革から、

 聖徳太子は(             )をめざしたと思います。

 理由は(              ) だからです。」

 

 まとめ方のひな形を示すことで、まとめ方のスキルアップを図り、横断的に活用できるようにしていました。

 社会科の授業は、いつも活気があり、積極的に元気よく発表する姿がたくさん見られ、教室全体に生徒の意欲がふくらんでいきます。関心するばかりです。

【OJT】英語科検証授業

 7月2日(火)6時間目、英語の検証授業を行いました。

(1)授業改善の視点

   ・子どもの言葉でまとめが行われ、一人一人が達成感を味わうことができる。

   ・子どもの習熟度に合わせて、選択できる課題を複数用意

(2)具体的な工夫

   ・文章による授業のまとめを行う。

    授業終盤をより充実させる。

   ・2種類のワークシート(ヒントありなし)

    用意し自力解決力をつける。

   ・少人数指導と個別支援の充実

(3)工夫による効果・生徒の変容

   ・学びを具体的に振り返ることができる。

   ・自分の状況に応じて力を伸ばすことができる。

 英語の授業は、発展コースと基礎コースに分かれての少人数指導を実施するとともに、基礎コースではさらにTT授業(複数の指導者による授業)を実施していることが特色としてあげられます。

 発展コースはより多くの問題演習にチャレンジしていきます。基礎コースは、内容の理解を重視し、一人一人の状況に合わせての個別指導を重視しています。

 さらに両コースともに、ワークシートが2種類用意されていて、自分で選択できるようになっています。

 発展コースは授業のスピードが速く、まとめや振り返りの時間を十分とっての授業、基礎コースは、丁寧に学習内容を確認しながら、今日の学びを実感できる授業となっています。

 そして、授業が終わった時、個人差はあるものの、一人一人が学びの達成感を感じることができる授業だと思いました。

【OJT】保健体育科検証授業

 7月2日(火)5時間目、保健体育の検証授業を行いました。

(1)授業改善の視点

   ・狙いに応じて様々な学習形態の工夫。

    (ペア、グループなど)

   ・互いに高め合う「学び合い」ができる工夫

(2)具体的な工夫

   ・毎時間違う相手とのペア学習

   ・学び合いが活発にできる班編成

(3)工夫による効果・生徒の変容

   ・周りの良さに気づくとともに、

        相手の立場に立った言動ができる。

   ・互いに自分の意見を相手に伝える力が高まる。

 保健体育の授業だけあって元気がよく、きびきびとした動きが印象に残りました。

 マット運動で「自分に合った連続技を考えよう」とのテーマを達成するために、まず自分で技の組み合わせを考え練習に取り組みます。その練習を通して、班のメンバーから様々なアドバイスをもらいます。

 いったん練習を中断し、班での意見交換会。お互いの改善点などを出し合います。そして、それらの意見をもとに、最初に自分で考えた連続技を組み替え練習を再開します。より自分に合った連続技を組み立てていきます。

 これらの過程を通して、今日の授業の見どころである「生徒たちの関わり合い(話し合う姿)」「アドバイスを送る姿」がしっかりと表れていました。

 各教科で、「話し合い」の場面が設定されていて、その学びを横断的に生かしていくことが大切だと感じました。

【OJT】数学科検証授業

7月1日(月)1時間目、数学の検証授業を行いました。

(1)授業改善の視点

   ・展開では自力解決できる手立てや教材、教具の準備をしわかりやすく提示している。

(2)具体的な工夫

   ・視覚的に支援できる教材・教具の工夫

   ・TTやリトルティーチャーの活用

(3)工夫による効果・生徒の変容

   ・展開で自力解決できる。

   ・得意、不得意のどちらの生徒も学びを実感できる

 最初に復習を兼ねた問題をテンポよく行い、その後宿題チェックをし、めあての提示を行いました。

 そして、めあてを達成するための課題を示し、みんなで考えながら解いていきます。この場面でもリトルティーチャーが効果的に活用されます。

 問題演習に移ると個人差がでてきますが、早く終わった生徒は自分で答え合わせを行い、発展的な問題にチャレンジ。T1、T2の先生は、個別支援を行っています。

 そして、発展問題も終わった生徒がリトルティーチャーとなり個別支援を行っていきました。最後に自分の言葉でまとめを行い、授業を振り返り終了しました。

 みんなが達成感を味わえる授業であったと思います。そして、ヒントカードを活用するなどの配慮もなされていました。

 さらに、何といっても学級に教え合ったり学び合う雰囲気があり、安心して質問できることがいいなあと感じました。

【OJT】国語科検証授業

先週から始まった検証授業。木曜日は国語の検証授業が行われました。

(1)授業改善の視点

   ・こどもの言葉で「まとめ」が行われ、達成感が感じられる。

   ・習熟度に合わせた課題を選択できる。

(2)具体的な工夫

   ・まとめの書き方の指導の徹底

   ・ヒントシートの作成、活用

(3)工夫による効果・生徒の変容

   ・まとめを書くスキルアップ

   ・考えることが苦手な生徒の考える意識を高める。

 

 授業は、鹿北版学習過程スタンダードに沿って進められ、生徒が次に何をするのかが明確になっているので、集中して取り組むことができました。

 また、習熟に応じた課題ということで、ヒントカードを準備していました。ヒントカードを見なくてもよい生徒は見ずに要点などをまとめていました。また、ヒントカードを参考に自分の考えをまとめている生徒もいました。みんなが考えることに取り組む授業でした。

 ヒントカードは生徒が自分で使用するかどうかを選択できて、多くの生徒が授業の理解ができる工夫になっていることがすばらしいです。

【OJT】音楽科検証授業

 6月26日(木)5時間目 音楽の検証授業が行われました。

(1)授業改善の視点

   ・教材、教具の工夫

(2)具体的な工夫

   ・視覚教材の活用(生徒の興味を引く内容を入れる)

   ・動画や音源を活用する。

(3)工夫による効果・生徒の変容

   ・視覚的に働きかけることで理解を高める。

   ・クイズ等を入れて意欲を喚起する。

   ・本物の音に触れ、意欲を高める

 授業は音階あてクイズから入り、生徒の意欲を引き出し、明るく楽しい雰囲気で授業が始まっていきました。そして、今日のめあての提示、「帰れソレント」を映像で紹介し歌を聴き、曲想をどうイメージするのかを考え、みんなで共有していきました。そして、そのイメージを思い浮かべながら歌の練習をしました。

その後、ゲストティーチャーの登場です。本格的な歌声を聴くことができる機会を授業に取り入れたと思っていると、何と登場したゲストティーチャーは「小島先生」でした。

音楽の先生のピアノ演奏で、小島先生が「帰れソレント」を熱唱していきます。結構上手で声量のある歌声に、生徒は満面の笑顔となり、歓声があがりました。

 小島先生の熱唱につられて、生徒もさらに情景を思い浮かべながら歌っていきます。最初に歌った時よりもはるかに思いが込められています。

 まとめを自分たちの言葉で行い、今日の授業の振り返りをして授業は終了。

授業終了後、生徒からは、参観されていた教頭先生に、「歌ってください!」のリクエスト。最初拒んでいた教頭先生もその気になり、「帰れソレント」を熱唱しました。生徒は大感激で大きな拍手が起こりました。

 さらに、音楽の先生にもリクエスト。「しょうがないなあ」と言いながら、イタリア語で熱唱します。ピアノの周りに生徒が集まってきます。やはり音楽の先生。すばらしい歌声でみんなを魅了していきます。

 こんな感動的な授業や交流が行われる鹿北中はすごいと思いました。

【OJT】鹿北小・中学校合同研修会

5月8日(水)15時50分より、鹿北小・中学校合同研修会を開催しました。今回は、授業力向上プロジェクト特別活動、そして期集会について具体的実践を始めるための研修会です。各自が授業力を高める実践を具体化したり、特別活動、特に話し合いの場面設定や期集会の期日や内容を決めたりと、かなり具体化されてきました。鹿北小中学校は、研究授業のための研究授業にならないよう、日々の授業1回1回に改善の視点を明確にして取り組み、その成果や変容を検証授業という形で振り返り、また次の実践につなげていくという短期間のPDCAを繰り返し行うことで授業力を高めていきます。そして、生徒の学力を高めていくことにつなげていきます。日々の実戦の継続にどれだけこだわることができるか、一人一人の先生のチャレンジが始まります。

【ОJT】鹿北小・中学校合同校内研修

 3月13日(水)15時50分より、鹿北小・中学校合同校内研修会を行いました。今回は、今までの取組、実践を振り返り、次年度の研究をどうするのかが主なテーマです。UDの授業づくり、特別活動における話し合い活動を行ってきての、反省点や改善点を出し合い、次年度の研究の方向性について協議しました。今年度の方向性を踏襲しつつ、新たな視点での研究を、次年度は行っていきます。

 生徒の学力向上、生きる力の育成に向けて、小中学校協働での研究を行っていきます。

【OJT】検証授業:あやすぎ学級

2月28日(木)3時間目、あやずぎ学級(自閉・情緒)にて検証授業が行われました。

【授業改善の視点】

学んでみたい導入の工夫

互いに高め合う「学び合い」ができる工夫をしている。

【授業改善の視点】

生徒の興味・関心が高まる課題の提示。

以前の学習の写真準備。(イメージがもてる)

得意な活動や動作性がある活動の取り入れ。

言語活動が豊かにできる内容の工夫。

【検証授業の視点】

生徒たちが出すアイデア。

生徒たちが互いに関わり合う姿。

 

「めあて」は、「卒業生へのプレゼントを考えよう。」で2000円以内で、3人の卒業生へのプレゼントを考える授業。3月15日に、手をつなぐ育成会主催の卒業を祝う会が予定されていますが、そこで渡す卒業記念品について考えていきました。

タブレットを使い、事前に聞き取りをしておいた卒業生の希望に沿って記念品を考えていきます。防止やバッグ、文房具などいくつか候補をあげて、意見交換をしました。

わいわいとにぎやかに、楽しく活動することができました。検証の視点である「生徒たちが互いに関わり合う姿」が見られ、また、タブレットの中から、記念品としてふさわしいものを探す時に卒業生一人一人のことを考えながら活動できているところに温かさを感じました。人との関りの心地よさを実感できる授業であったと思います。

TT授業の時のT2の先生の動きや活用を工夫すると、「学び」が深まると思いました。

 

【OJT】検証授業:数学

 2月28日(木)2時間目、数学の検証授業がランチルームにて行われました。

【授業改善の視点】

 互いに高め合う「学び合い」ができるよう工夫をしている。

【授業改善の視点】

 授業の途中からTTにより、少人数に分けて学習を進める。

 習熟に応じた課題を用意。

【検証授業の視点】

 TTの活用で、習熟に応じた学び合いの取り組み。

 得意、苦手に限らず、学び合いに取り組む。

 

 「めあて」は、「硬貨を投げた時の確率を求めよう。」で、最初に、2枚の硬貨を同時に投げた時、1枚は表、1枚は裏となる確率を求めました。予想を立て、どのように考えていくのかをみんなで確認しました。その中でポイントとして、硬貨をA、Bというように区別して考えることと、樹形図を使って考えることを共有しました。

次に3枚の硬貨を投げた時、少なくとも2枚が表、または3枚が表となる確率を求めました。共有したポイントを使いながら、全員が答えを導き出しました。

そして、問題演習。難易度に応じた場所を設定しそこにプリントを準備し、場所を移動しながら、自分のペースで取り組んでいきました、二人の先生は、個別指導を行います。すべての問題をクリアした生徒は、リトルティーチャーとしてアドバイスを行います。

 質問しながら、一人一人が一生懸命課題に取り組む姿が見られました。

 めあてとまとめの連動において、やや合っていないかなと思いましたが、得意、不得意に関わらず、一人一人積極的に授業に取り組む姿勢がすばらしいと思いました。

 

 

【OJT】検証授業:国語

 2月26日(火)1時間目、国語の検証授業が行われました。

【授業改善の視点】

 互いに高め合う「学び合い」ができるよう工夫をしている。

(UD化チェックリスト⑤)

【授業での工夫】

 授業の途中からTTにより、少人数に分けて学習を進める。

 習熟に応じた課題を用意。

【検証授業の視点】

 TTの活用で、習熟に応じた学び合いの取り組み。

 得意、苦手に限らず、学び合いに取り組む。

 

 授業のめあては、「話し合いを通して言葉の理解を深めよう」

班ごとに教科書から興味のある言葉を選びます。一人一人、その言葉から思いつくことを付箋に書いていきます。班をつくり、みんなで付箋を紙に貼り、グループ分けを行い、見出しを付けていきます。そして、なぜ、そのような見出しをつけたのかを話し合います。

 まとめでは、話し合いを通して、言葉の意味がどのように深まったのかを見つめ、最後に今日の話し合いの振り返りや学びについて確認していきました。

 いわゆる「KJ法」を用いての話し合い活動でしたが、みんなで意見を出し合いながら、それぞれの考えを整理していきました。次の時間では、さらに共通点について話し合い、言葉を定義するところまでいきたいとのことでした。

 話し合いの途中で、意見が出なかったり、煮詰まってしまう場面をどのように切り抜けていくのか、また、話し合いは、共通点に見出しをつけることと、共通点から見えてくる気づきを書き込むという2つの活動がありましたが、時間配分を考えることも大切だと思いました。

 お互いの班の話し合ったことを紹介する場面があると学びが深まると感じました。今回学んだスキルを、国語以外の様々な活動にも生かしてほしいと思います。

【OJT】検証授業:英語

 2月25日(月)1時間目、英語の検証授業を参観しました。

【授業改善の視点】

 互いに高め合う「学び合い」ができるよう工夫をしている。

 (UD化チェックリスト⑤)

【授業での工夫】

 グループ活動を取り入れ友だちに質問できる。

 苦手な生徒も得意な生徒にアドバイスできる活動を仕組む。

 全員が内容理解するまで教え合いをする。

【検証授業の視点(見どころ)】

 生徒が好きなものや人について理由をつけて説明する

 板書やヒントによる自力解決できる。

 代表生徒が前に出て今日の月日・曜日を英語で確認し、次に、今日のめあてと単語の学習をテンポよく行いました。ペア学習も協力し集中していました。

 その後、5つのグループに分かれて、5つの課題(①練習1、②練習2・3、③通訳、④単語、⑤音読グループ)を割り当て、ローテーションしながら、自分たちですべての課題に取り組んでいきました。先生は個別のアドバイスや音読の確認をしました。グループでは、わからないところを質問し合ったり、教えたりしていました。

生徒に聞いてみると、グループ学習は、

 ①わからない時に友だちに聞きやすい。

 ②自分たちのペースで学べる。

 ③みんなが学習に参加できる。

 などの意見を言ってくれて、グループ学習は楽しく学べるとのことでした。

 グループ学習のローテーションがそれぞれのペースなので、今どのような活動をしているのか錯綜したり、活動内容が集中する場面があったので、そこの工夫が必要だと思いました。

 日々、指導法の工夫改善に取り組み、試行錯誤を重ねて今のスタイルにたどり着きました。その努力に頭が下がります。

【OJT】検証授業:保健体育

 2月22日(金)3時間目、保健体育の検証授業が行われました。

【授業改善の視点】

 ねらいに応じて様々な学習形態を工夫している。(ペア、グループ、一斉など)

【授業での工夫】

 基礎技能習得のため、グループ活動(学び合い)を積極的に取り入れる。

【検証授業の視点】

 生徒同士の関わり合う姿を見てほしい。

 3年生のサッカーの授業。最初に準備運動を行い、今日の目当てを確認し、2チームに分かれて時間を区切って試合形式の実践を行います。時間が来たら、グループごとに振り返りを行い、自分たちで反省点を解消するための練習メニューを考え練習に取り組みます。そして、今日の授業のまとめと振り返りを行い先生からの話となりました。

 試合の後の話し合いは男女とも、意見を出し合いながらどうすればよくなるのか具体的に考えていました。

 試合の中でも、指示を出したり、声を掛け合っている姿が印象に残りました。反省点の解消の練習後に、再度試合形式でその成果を確認する場面があると「学び」を実感できると思いました。

 楽しそうに一生懸命活動する3年生の姿はいいものです。

【OJT】検証授業:理科

 2月21日(木)4時間目、理科の検証授業が行われました。

【授業改善の視点】

 互いに高め合う「学び合い」ができるよう工夫をしている。

【具体的実践】

 基礎基本となるワードがつかめるカードの提示

 生徒同士での学び合いができる役割分担。

 学習規律の徹底。

【検証授業の視点】

 話し合い活動での生徒同士の意見交換。

 生徒同士、ヒントを出し合い理解を深める。

【めあて】

 災害から身を守る行動を考えよう

 ~家の中で地震にあった時の身の守り方~

 初めに、ビデオ視聴を通して、過去の地震災害を確認し、どのようなことに気を付ける必要があるのかを考えていった。その際、こうやったら100点はなく、生き残ったら100点という発想で考えることを共有した。

 まず、自分で考え、そして班なって意見を出し合いホワイトボードに記入し、掲示した。

 その後、時間があれば出された意見について質疑の時間をとり、考えを交流させたり深める時間がとれたのだが、その時間がとれなかったのが残念だった。

 生徒の学習に取り組む姿勢は大変良く班の話し合いもみんなが意見を出していた。全体的な時間配分を考えれば、さらに主体的対話的な学びにすることができた。

検証授業【音楽】

 2月20日(水)4時間目、音楽科の検証授業が行われました。

【めあて】

 イメージをもたらす音楽の秘密を探ろう

【授業改善の視点】

 互いに高め合う「学び合い」ができる工夫

【検証授業の視点】

 生徒が話し合いながら課題解決する姿

 生徒が意欲的に発表する姿

 ジョーズ、ターミネーターの映画音楽を聴き、音楽の諸要素によって感想や思い浮かぶ場面を各自が考え記録する。その後、友だちと感想を伝え合い、なぜそのように感じたのかを音楽の諸要素を使い説明する。このような流れで授業が進んでいきました。お互いの感想を伝え合う場面では、ペアを組みながら積極的に活動する姿が見られました。

 自分の感想を一生懸命相手に伝えようと工夫する姿が印象に残りました。

 音楽の諸要素での説明が、音色、リズム、強弱に集中していたので、旋律、音の重なりなどの観点で説明できるとさらに深まると思いました。

 それにしても、音楽室の音響システムはすごいと思いました。音が体の芯まで響いてくる感じで、迫力に圧倒されました。