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2019年10月の記事一覧

【OJT】技術・数学の検証授業

 10月31日(木)今週は「検証授業ウィーク」です。今日も1時間目の技術、2時間目の数学の授業は、「学び合い」の取組の成果を確認するための授業です。

 2年生の技術の授業は、災害時に使用するライト作りを通して、工夫した点やさらなる改善点について各自考え、友だちと意見交換しながら、よりクオリティーの高いライト作りにつなげていきました。

 1年生の数学の授業は、比例のグラフの簡単な書き方について、問題を解きながら考えを深めていきました。先生の発問に対して、一生懸命思考し発表したり意見交換する姿がとても意欲てきです。

 1年生も2年生も、学びの基礎基本がしっかりしていて、学級の雰囲気もよく、学び合いが自然にできる空気感が感じられることがすばらしく、先生が、生徒一人一人の学びへのモチベーションを上げていく工夫をしている点がさらにすばらしいと思いました。

 こんな授業が毎日行われている鹿北中は、当たり前のレベルがとても高い学校だとあらためて感じました。

【OJT】検証授業ウィーク

 10月30日(水)今日は、保健体育、あやすぎ学級、英語の検証授業が行われましたました。

それぞれ、「学び合い」の場面を設定して今まで工夫してきたことの検証授業です。

 保健体育は、バレーの基礎練習の活動です。今日のリーダーを数名決めて、そのリーダーが一人一人のアタックをチェックしながら気づきを伝えます。その気づきを聞いて練習の中で修正していきました。 

 あやすぎ学級での授業は、昨日のパン作りの振り返りを行いました。特に、みんなで協力できたことがよかったことと確認しました。後半はパン作りを教えてくださった先生方へのメッセージカード作りを行いました。

 英語は、「which」を使い友だちに質問する内容を考えました。そして、お互いに質問し合いながら、言葉の使い方を身につけていきました。英語での交流の場面がたくさんある授業でした。

 どの授業も、「学び合い」の場面を効果的に取り入れ、生徒が意欲的に活動する場面が見られ、活動を通して学びを深めることができました。

 今週は、検証授業ウイーク。明日はどんな授業が行われるのか楽しみです。

【研修会】高森町「新たな学び」研究発表会

 10月25日(金)、熊本県高森町「新たな学び」研究発表会に参加しました。午前中は公開授業と授業研究会です。

 公開授業1は、1年社会「世界に大きな影響を持つ北アメリカ」の授業。タブレット端末を持ち帰り、家庭学習と授業を効果的に結びつけた検証授業です。一人に1台のタブレット。そして、タイピングの速さに驚かされました。また、先生が授業を進めるのではなく、生徒が学習リーダーとなって授業を進めていく姿にも大きな刺激を受けました。

 公開授業2前半は1年英語で、特に高森東中との遠隔授業が大きな学びとなりました。お互いの学校の各班ごとに、パソコン画面を通して英語で交流する姿は、これからの授業の概念を大きく変える可能性があると感じました。

 公開授業2の後半は、2年国語を参観しました。筆者が示す「それ」という指示語が何を指しているのかを考える授業。最初に一人一人考え、次に班で考え、意見交換を通して、考えを絞っていく過程が素晴らしく、特にコラボノートを活用し、すぐに各自の意見や班の意見を共有し授業が展開していく様子は大いに参考となりました。

 タブレットを使った授業は、考えが共有できたり、根拠となる資料を視覚的に全員が共有できる点で、学びや理解が深まると感じました。

 また、遠隔授業は、教室という空間が無限の広がっていく可能性を感じました。

 授業研究会では、コラボノートの活用方法やタブレットを持ち帰ることでの学習効果などについて意見交換しました。

 昼食をはさんで午後は、文部科学省初等中等教育局 情報教育・外国語教育課長より「教育の情報化の動向」との演題でお話がありました。講話の最後に、「平成の時代は、パソコンやタブレットは学校にあったらいいなという教材でしたけれども、いよいよ令和の時代はですね、なくてはならない教材として、しっかりICT環境の実現を図ってまいりたいと思います。」との文部科学大臣の言葉が紹介され、とても印象に残りました。

 その後、東京工業大学名誉教授、宮崎大学副学長、東北大学大学院教授、鹿児島大学准教授の皆さんによるパネルディスカッションなどが行われ、「Society5.0」に対応した資質・能力の育成について考えを深めることができました。

 今日の研修で学んだことを、どう鹿北の教育に生かしていくのか、そのことをしっかり考え実践化していきたいと強く思いました。

 ICT授業を支える基礎基本のすばらしさ

 高森中の授業を参観して、生徒が調べたことを根拠をもって発表する姿、質問事項を共有し答えを導きだそうと意見交換する姿、考えよう、調べようとする意欲、考えを深めていく過程での学び合い、安心して意見が言える学級の雰囲気など、学びの基礎基本がしっかりしているからこそ、ICT活用が効果的に行えるということがわかりました。

【OJT】国語科検証授業

 10月23日(水)、1時間目、授業改善プロジェクトの一環として、国語の検証授業が行われました。「スピーチを行い、お互いに評価する力をつける」ことをめあてに、3つの班に分かれて、スピーチを行います。事前に作成した原稿をメモ代わりに見る生徒、まったく原稿を見ない生徒。相手に自分の伝えたいことをどうすれば効果的に伝えられるか声の大きさやスピード、抑揚など工夫をしています。

 そして、誰のスピーチを班代表とするのか根拠をもとに発表していきます。この取組を通して、学びを深め評価の力を高めていきます。

 生徒は、とても積極的に発表や話し合いに取り組むことができました。

 検証授業での課題がいくつか見えてきたので、さらに研究を深めていきたいと思います。

【OJT】1年理科研究授業

 10月9日(水)6時間目は、鹿北小中学校の先生が参観しての理科の研究授業が行われました。たくさんの先生がいる中でも、いつも通り、集中して頑張ろうとの意欲が感じられます。

 授業は「エタノールの状態変化をモデルで説明できる」ようになることを「めあて」として進められました。エタノールが温められ、液体から気体に変化した時、ビニール袋がパンパンにふくらみ、「わーっ」という声があがりました。

 そして、一人一人が描いた気体になった時の袋の中の粒子のモデルの様子を全部黒板に貼り、みんなで意見を出し合いながら一番正しく表されているものを探っていきました。

 この話し合いの過程が今日の授業の一番の見所です。考えを発表しながら、一番近いモデルに近づいていく「学び合い」の様子がとても素晴らしかったです。

 放課後、小中学校合同授業研究会を行い、先生方で意見交換を行いました。講師として来ていただいた山鹿市学校教育指導員の佐藤先生からは、最初に生徒のあいさつや態度の良さをほめていただきました。授業の中で生徒を育てることが大切とのこと。授業終了後の生徒の満足した姿から、今日の授業が充実したものであったことがわかる。粒子という見えないものを可視化することの難しさや、三角ロジックの発表方法を身につけるとさらに良くなるなどのアドバイスをいただきました。

 生徒が学習に意欲的であり、学級内に支持的風土があり、学びの空間に流れる空気感が生徒の成長を支えていることが伝わってきました。これは、とても素晴らしいことだと思いました。