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【OJT】1年理科研究授業

 10月9日(水)6時間目は、鹿北小中学校の先生が参観しての理科の研究授業が行われました。たくさんの先生がいる中でも、いつも通り、集中して頑張ろうとの意欲が感じられます。

 授業は「エタノールの状態変化をモデルで説明できる」ようになることを「めあて」として進められました。エタノールが温められ、液体から気体に変化した時、ビニール袋がパンパンにふくらみ、「わーっ」という声があがりました。

 そして、一人一人が描いた気体になった時の袋の中の粒子のモデルの様子を全部黒板に貼り、みんなで意見を出し合いながら一番正しく表されているものを探っていきました。

 この話し合いの過程が今日の授業の一番の見所です。考えを発表しながら、一番近いモデルに近づいていく「学び合い」の様子がとても素晴らしかったです。

 放課後、小中学校合同授業研究会を行い、先生方で意見交換を行いました。講師として来ていただいた山鹿市学校教育指導員の佐藤先生からは、最初に生徒のあいさつや態度の良さをほめていただきました。授業の中で生徒を育てることが大切とのこと。授業終了後の生徒の満足した姿から、今日の授業が充実したものであったことがわかる。粒子という見えないものを可視化することの難しさや、三角ロジックの発表方法を身につけるとさらに良くなるなどのアドバイスをいただきました。

 生徒が学習に意欲的であり、学級内に支持的風土があり、学びの空間に流れる空気感が生徒の成長を支えていることが伝わってきました。これは、とても素晴らしいことだと思いました。