校長ブログ「秘密の部屋」

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【やあやあ我こそは】010724

 保健室の前に恐ろしい掲示物が並んでいます。ペットボトルの画像の裏に紙コップが貼り付けてあり、その中にはどれくらいの量の砂糖が使ってあるか分かるようにスティックシュガーが入れてあります。終業式で生徒にはぜひ見るように伝えましたが、職員に与えたショックの方が大きいようです。懇親会でノンアルコールの先生はジュース類を避けるようになりました。最初のうちは。のど元過ぎないように互いに声掛けをしたいと思います。

 数人で食事をとっていると、そこで働いている方が、「中学生の時、MY先生(現教頭)に社会を、MY先生(現研究主任)に理科を習いました。」と話しかけてこられました。2人が前回田浦中に勤務した7年~9年前の生徒でした。「MMです。」と名前も名乗ってくれました。中学3年生の時の担任はYT先生(現袋中)だったそうです。翌日、卒業アルバムで確認しました。

 以前も書きましたが、卒業生が自分から名乗ってくれるのはとても嬉しいことです。私も忘れられていることを前提に「田浦中でお世話になった昭和55年度卒業のHです。」と先に名乗っています。

   先日は、熊本市のショッピングモールで「人吉三中でお世話になりましたHです。」と声をかけてもらいました。今日は、バドミントンの県大会会場で「人吉ニ中でお世話なったIです。」と声をかけてもらいました。Iさんは続く言葉が完璧でした。「お変わり無いのですぐに分かりました。」(H)

 

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【卒業生の活躍】010723

 八代白百合学園高等学校から、学校案内のパンフレットが届きました。表紙に本校出身のUさんの写真が使われていました。今、写真部で頑張っています。

 夏の甲子園大会の予選にも、本校出身の生徒が5つの高校の選手として出場しています。試合後のインタビューに答えていた卒業生もいました。やり切った感がありました。

 芦北高校に進学したHさんは、熊本県学校農業クラブ連盟年次大会のプロジェクト発表の分野Ⅱ類で「芦北のお茶の魅力を発信!~芦北産ほうじ茶を使用した商品開発と普及活動の実践~」と題した発表を行いました。芦北高校の農業科としては初めての最優秀賞(林業科の受賞歴はあります。)に輝き、田浦中出身のNさん、湯浦中卒業生2名、津奈木中卒業生1名の5名で九州大会(8月6日~8日:沖縄県)に進むことになりました。後輩に伝える場を設定したいと考えています。

 それぞれが目標をもって進学していきました。卒業生の頑張りが聞こえてくるのはとても嬉しいことです。(H)

 

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【田浦中学校生徒会歌3】010722

 この作品が36年3月24日に「田浦中生徒会歌」に制定されたようです。昭和35年度2年2組作曲による楽譜も残っていました。応募作品に校正が入り、リズムが整えられた決定稿を紹介します。

  オオルリ・コールの皆さんに紹介したところ、作詞の三智さんは、当時の田浦中校長農中三澄先生の娘さんではないかとのことでした。

「入選作品3点には200円、応募者にはそれぞれ20円程度の物品を贈る」と記録にありました。参加賞はノートだと予想して調べたところ、当時はノート1冊が20円でした。たぶん正解です。(H)

農中三智さん(当時中学2年生)作詞 

1 山に囲まれた 海のような青空の下で 日ざしを浴びて 我らの心に太陽が希望は燃えて 進む我らの前に清らかに 泉のように湧いてくる 進もう この我らの力で我らの道を

2 あの山 この山 楽しい思い出あの時を なつかしみつつ 澄みゆく心に太陽が 希望は大きく 進め我らのこの手この足よ いばらの道も踏み分けて 進もう この我らの力で我らの道を 

3 進んだこの道 友と互いに築いたあとを じっと見つめて 進む道には太陽が 希望を目指して 進む我らのこの前のこの道の 理想の山は遠いけどみんなで さあ進もうよ この我らの力で我らの道を

 

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【田浦中学校生徒会歌2】010721

 六百という数字が1番と4番の歌詞に登場します。昭和35年度の生徒数は673人でした。36年度から39年度にかけて、生徒数は700人台になります。歌詞の「いさを」は手柄や功績のこと。その他にも「朝な夕な」「教えをば」「ゆかしき姿」など古語の表現が生きています。当時の中学生の豊かな語彙力に感心します。(H)

川中京子さん(当時中学3年生)作詞 

1 野浦の里の東に 昔の歴史にたえつつ 我ら六百若人の 学び舎 ここに花香る

2 朝な夕なに敬愛の 師の教えをば守りつつ 風紀正しく堂々と 築こう我らの生徒会

3 歴史は古き先輩の たてし いさを受け継ぎて 今日も励まん健やかに 我らの団結この力

4 桜の記章照り映えて 雄々しき姿 男の子らよ ゆかしき姿 乙女らよ ああ麗しき学舎の 我ら六百生徒会

 

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【田浦中学校生徒会歌1】010720

 過去の学校日誌で調べものをしていると、昭和35年度の冬休みに「生徒会歌」が募集されていることが分かりました。20篇の応募作品の中から、国語研究部で選出した入選作3点を3日連続で紹介します。皆さんはそれぞれ74・73・72歳になられています。

 昭和35年は、今上天皇陛下誕生、ダッコちゃん流行、小林旭のズンドコ節がヒットなどの出来事がありました。(H)

竹本富士夫さん(当時中学1年生)作詞

1 朝霧晴れた遠山に 希望の光満ちあふれ いざ学舎に生きる者 若人我ら意気高く 真理の道を進もうよ

2 はるかに望む赤松の ふもとにありて学ぶ我等 郷土の前途を築く者 若人我ら意気高く 真理の道を進もうよ

3 清き姿の殿島を 希望に燃えて望む我等 苦難を越えて進む者 若人我ら意気高く 真理の道を進もうよ

 

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【鍛える夏】010719

 ちびまる子ちゃんはこう言っています。「夏休みは何日あると思ってんのさ。宿題なんていつでも出来るよ。それより今を大切にしなきゃ。」

 以前は“42日間の夏休み”と言っていたものですが、今年は37日間の夏休み、「今からしようて思とったとに。」、「言われたけんやる気がなくなった。」保護者の皆さんも自分を懐かしく思い出すセリフだと思います。

 が、「明日から頑張る。」を37回言うと始業式です。勉強、読書、ニュース視聴。頭を鍛える夏にしましょう。家の手伝い、社会体験、ボランティア活動。心を鍛える夏にしましょう。陸上練習、部活動、社会体育、スポーツ活動。体を鍛える夏にしましょう。3年生にとっては中学校生活最後の夏休み。進路を見据える夏にしましょう。

 メリハリつけて、遊ぶときはしっかり遊びましょう。休養もたっぷりとりましょう。家の手伝いをたくさんしましょう。虫歯等の治療も済ませましょう。徹底して自分を鍛える夏にしましょう。

 夏休みが終わったときに「結構鍛えてます。」と言いたいですね。(H)

 

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【教科書】010718

 明日の終業式に配付するPTA新聞、生徒会だよりの最終稿が上がってきました。学校だよりも完成しました。通知表を点検しながら1学期の頑張りを振り返っています。

 昨夜はコーラスグループ「田浦オオルリ・コール」の練習に、音楽担当のK先生と行ってきました。今年も文化祭での発表をお願いしています。グループの方から「地域に回覧される学校だよりを楽しみにしています。」と言っていただきました。今月はいつもよりたくさん回覧します。

 資料室で、昭和29年9月30日 文部省検定済み教科書「新しい社会(東京書籍)」を発見しました。「源頼朝」や「足利尊氏」など、現在は別の人物とされている画像が載っていること。人権問題に関する記述がほとんどないこと。今の教科書と比べながら興味深く読みました。

 余談ですが、フランシスコ=ザビエルの有名な肖像画も、没後80年以上たって日本で描かれたものです。カトリック教会で、聖職者となった証しに頭頂部を剃り上げることを「トンスラ(キリストが磔になったときにかぶっていた棘の冠を模したと言われます)」と言いますが、ザビエルが籍を置いたイエズス会にはそのような習慣はなく、外国で描かれたザビエルの肖像画には髪の毛があります。

 教科書の最後の項目は「対日平和条約」でした。終戦から10年。教科書は「国民生活は国民の努力もあって、いちおうは向上しつつある。」で結ばれています。(H)

 

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【ただいま参上!】010717

 ネコが人間の隣に寝るのは、「人間を守っているから。」という説があります。家の中に虫が入り込み、朝6時前、寝ている私の顔にとまったようです。「おはぎ」に守ってもらいました。私の額は傷だらけ、オロナインの出番でした。次は優しく守ってください。

 エアコン工事の業者の方から「メダカを飼うのがブームだそうですね。」と聞きました。確かに、雑誌でも特集が組まれています。値段の高いものもいるようですが、田浦中のメダカは、江上トミさん(料理研究家、田浦町の名誉町民第1号)の実家である、「赤松館」の横の溝に住んでいた由緒正しき野生のメダカです。8匹からスタートし、今は「がじゃがじゃ」います。

 交流授業参観で来校された小学校の青山先生から、職員玄関の横の臼にメダカが1匹いるという話を聞きました。密かに、中学校のメダカ10匹とホテイアオイを引っ越しさせました。秘密裏に進める予定でしたが、事務の今脇先生に見つかりました。忍者への道は険しいです。(H)

 

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【妖怪】010716

 最近、「妖怪人間ベム」のDVDを見ています。数年前に亀梨和也さん(ベム)、杏さん(ベラ)、鈴木福さん(ベロ)でドラマ化もされていますが、アニメが放送されたのが昭和43年から44年にかけてということで、今年が放送終了50周年にあたります。同時期には「ゲゲゲの鬼太郎」や「どろろ」も放映されており、妖怪ブームの最中でした。クモ男、人間こうもり、さそり男と怪人が続く「仮面ライダー」もかなりおどろおどろしい内容です。

 3・4歳の頃のアニメのため、一つ一つの話は忘れてしまっているのですが、オープニングの実験室の様子が忘れられません。

 子どもの頃、一番怖かったテレビ番組は「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の珠を持つ八犬士が登場する、NHK人形劇「新八犬伝」でした。通常はそうでもありませんが、時々登場する怨霊「玉梓(たまずさ)」の登場時の「われこそは、玉梓が怨霊」の声、造形の恐ろしさ。怖いけど見たい。母によると、後ずさりをしながら見ていたらしいです。

 社会科の授業でもチャンスとばかりに怖い話を時々していました。「平将門の怨霊」、「菅原道真の祟り」、「耳なし芳一」が十八番です。もちろん指導案の過程には「脱線」のところに位置づけています。(H)

 

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【海の日】010715

 昨日、大矢野中で県中学総体の監督会議が開かれました。いよいよ対戦相手が決定しました。空手道に出場するKくんに「北斗神拳は使うなよ。」とアドバイスをしました。「爆発したらいけないので使いません。」と返されました。返し技が得意になりました。

 今日は海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う「海の日」です。私たちの子どものころは、御立岬海水浴場も整備されておらず、海水浴場は「太田の浜」が主でした。旧田浦小学校の校歌には「太田の浜の白波に~」、田浦中学校校歌には「朝なぎの太田の浜に新潮光り」と一番の歌詞に読み込まれています。もっとも、在の子どもたちには川遊びが主でしたが。

 では、海に関するクイズを少し。

1 海岸線が長い都道府県を順番に3つ答えなさい。

2 海がない県はいくつあるでしょう。

3 河豚と書いてフグ、川豚はカピパラ、では海豚は?

1 1位:北海道4,460km 2位:長崎県4,183km 3位:鹿児島県2,666km 

 以下、4位:沖縄県2,037km 5位:愛媛県1,716km

2 8つ(栃木県・群馬県・埼玉県・山梨県・長野県・岐阜県・滋賀県・奈良県)

3 イルカ

 今日の出来事に関連付けて、いろいろなことに興味を持ってくれると嬉しいです。(H)

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【そうなんです。】010714

 若い人にインタビューをして、答えることができないことを「常識なのに。」と笑うような番組もありますが、子どもの教科書を開いてみてください。特に「地理」、「歴史」の内容は昔と大きく変化しています。教えていないから知らないのが当たり前です。逆に、今の子どもたちに世界最古の人類を「アウストラロピテクス」と答えたら笑われます。現行の教科書では「サヘラントロプス・チャデンシス」です。

 ネットにこんな記事がありました。あるテストで「インドで、小麦粉からつくられているパンはなんですか。」と言う問題。

 ある生徒の解答は「そうです。」

 笑い話にしてしまうのは簡単ですが、間違えさせないようにするにはどのような設問にすればよかったのでしょうか。「文末を“パンの名前を答えなさい。”」、「“なん”を漢字で“何”にする。」にするのも良いでしょう。しかし、「そもそもインドで一般的に食べられるのは“チャパティ”や“米”が主流なので、“ナン”を答えさせるのはクイズレベル。」「すべての教科書で扱っているわけではない内容を問うのは、学習の定着度を測るのに適当ではない。」などいろいろな意見が出ます。社会科担当からすると突っ込みどころ満載で、この記事事態本当なのかと考えるところです。

 なかなか面白い話ですけど。(H)

 

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【田浦水害2】010713

 当時の記録を読むと、田浦町では11日から14日にかけて1時間雨量65mm、2時間雨量120mmと短時間に集中して降り、田浦川等、吉尾川等が氾濫して大きな被害が発生したとあります。

 私は水俣にいたため、田浦水害のまさにその時の怖さは体験していません。聞くところによると、小学校の運動場横の土手が決壊し、大量の水が流れ込み運動場が見る見るプールのようになったそうです。低学年の子どもたちは怖くて泣きだしたそうです。

 本校のO先生は当時保育園入園前だったそうですが、庭に水がどんどん入ってきた記憶があるそうです。お母さんは小学校からの電話連絡を受け、膝上まで水につかりながら、宮坂医院前の三差路に張ってあったロープを伝って、低学年のお姉さんを学校まで迎えに行かれたそうです。

 私の父は学校からの電話を受け「学校が一番安全だけん、学校に残してくれ。」と言ったそうです。家庭も学校も判断が難しい状況だったと思います。

 昨日のPTA講演会は、田浦水害の日に合わせ、長谷川勝さん(水俣市総務企画部危機管理防災課危機管理官地域防災マネージャー)をお招きしての防災講話を行いました。

 「天災は忘れた頃来る」物理学者で俳人の寺田寅彦氏がしばしば語ったという言葉があります。災害は語り伝えないと風化していきます。田浦中では、7月12日を命を守るために「絶対はない」「想定外のことを想像する」と言うことを肝に銘じる日、防災について考える日にしています。(H)

 

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【田浦水害1】010712

 高校2年生だった昭和57年7月12日(月)の昼前のこと、「田浦中出身の生徒は集まってください。」という放送が入りました。何かと思って指定された教室に行くと、「田浦が大変な大雨になっていて、帰すことができない。水俣の友達の家に泊まるように。」との説明がありました。「いつも通り朝6時過ぎの列車に乗って駅を出たのに、水俣もそんなに降ってはいないのに。急に泊まれと言われても困るのに。」情報源もテレビ中心で限られており、私たち高校生には切迫感はありませんでした。

 午前10時までの1時間の雨量は65mm、1日の雨量が328mm。不知火海の満潮とも重なって田浦川等が氾濫、肥後田浦駅周辺や小中学校周辺も家屋への浸水が続出したとのこと。テレビには駅前の被害の様子が映し出されました。

 高校の隣にあった同じクラスの友達の家に、田浦中出身の3人で泊まらせてもらいました。テレビのニュースはずっと大雨関係ばかり。不安な夜を過ごしました。

 翌朝、高校が借りたバスで田浦へと向かいました。国道3号線は渋滞、8時間近くかかって田浦に着きました。途中は泥道。船江付近では、甘夏ミカンの木が根が付いたままで海に浮かんでいました。色の変わった壁を見て、水の高さに驚きました。町中、泥の匂いがしました。あちこちに消毒のための石灰が巻かれていました。(H)

明日に続きます。

 

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【われらの幸】010711

 今日、ある研修会で田浦中の教育について発表する機会をいただきました。ここでの助言をもとに修正を行い、8月に熊本市で、10月に群馬県前橋市で発表する予定です。

 原稿の序文は田浦と学校の紹介から始まります。多くの学校がそうだと思いますが、校歌に田浦の風景が読み込まれています。そこで、校歌を使って紹介することとしました。    

1 朝なぎの 太田の浜に新潮光り 殿島の緑  眼にしむ 

  ああ若き日の 純潔のシンボル 溌剌と生命かがやく

  田浦 田浦中学校 ここに学ぶ われらの幸

2 南風匂う 山の斜面を黄に染めて 甘夏のみかん豊けし

  ああ若き日の 友愛のシンボル 果てしなく夢はひろがる

  田浦 田浦中学校 ここに育つ われらの幸

3 夕映えの 南の空に吹き上ぐる 工場の高き煙よ

  ああ若き日の 希望のシンボル たくましく闘魂もゆる

  田浦 田浦中学校 ここに鍛う われらの幸

4 由緒ある 野坂の浦よ牧山よ ふるさとに薫る伝統

  ああ若き日の 理想のシンボル 限りなく歓びあふる

  田浦 田浦中学校 ここに生きるわれらの幸

 原稿を書きながら、校歌を大事にすると言うことは、故郷を大事にすることだと感じました。(H)

 

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【大きさと形】010710

 今日は、とある先生の誕生日です。毎日のお仕事の潤いと輝きに、3年生からメッセージを贈りました。田浦中時代の生徒もあと9ヶ月で卒業です。もうあの時の1年生ではありません。とても、とても成長しました。

 年齢を分母、1年間を分子とすると、1年間がどんどん短く感じるようになります。15分の1の3年生の皆さんには充実した1日1日を過ごして欲しいと願っています。

 田浦小・中は、毎月1週間ずつ相互の授業参観を行っています。昨日、1年生は生活科の授業で、ペットボトルの水に朝顔の花を絞って、色水を作っていました。私のところに次々に近寄り、水色、青、紫、いろいろな色水を見せてくれました。ペットボトルをしっかり振るときれいに混ざると教えてくれました。

 2年生は小さいプールで、5年生は大きいプールで水泳の授業。昨日の水は冷たかったようです。3年生は算数の余りのある割り算、4・5年生は国語の授業でした。

 1年生から最初に声を掛けられたのは「前の校長先生ですか?」でした。田浦小のA先生によると、「新入生説明会で会って、大きさと形でざっくりと覚えていた。」ようです。惜しい!それは内野小のT校長先生です。(H)

 

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【ガリ版・ボールペン原紙】010709

 朝の生徒集会で、保健体育委員会から熱中症予防の発表がありました。シナリオもよく工夫され、自分たちが登場する事例の画像をプレゼンテーションソフトを使って分かりやすく説明していました。生徒の後ろの席で見ていた先生からは「反応が静かだったな。」という声も聞こえましたが、前に座っていた私からは、たくさんの生徒の「にやっ」とする表情が見ていました。若い時に、先輩の先生から「生徒が発表をする時は、同時に聞く側の生徒の様子をしっかり観察しなさい。」と教えられてきましたので、聞き手の方を見る習慣がついています。後輩に伝えておかねば。

 昼過ぎに「生徒会新聞」の原稿ができ上ってきました。どこかのスポーツ新聞かと見まがうレイアウト。保健体育委員会の発表といい、子どもたちはパソコンを使えるのが当たり前になっています。田浦中に赴任して3年間は技術の授業をしましたが、新入生のレベルが年々高くなっていくのを実感したところでした。

 小学校の卒業文集の原稿はガリ版、中学校の卒業文集はボールペン原紙でした。初任の頃は定期テストもボールペン原紙。地図を描くのが大変でした。その頃、パソコンで通知表の所見を書いている先生がいて。「愛がない。」とみんなで言ったものでした。

 そういえば、中1の頃はカセットテープのA面とB面も分かりませんでした。(H)

 

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【あいさつ】010708

 エアコンの設置工事が随分進んでいます。土曜日には特別教室棟側の足場が撤去されてました。熊本市に行く途中で、例によって学校に寄りメダカにエサをやっていると、作業をされている方から「先生、こんにちは。」の声が。懐かしいことに8年ほど前の水俣二中の生徒でした。

 当時、T先生とも同勤していましたが、T先生には「こんにちは、Oです。」と名乗ってくれたそうです。今日、嬉しそうに話されていました。そこが大事です。

 土曜は帰りに水俣市内の100均ショップに行きましたが、そこでも以前の生徒に挨拶され、妻の命に従い豆乳を買いに行った量販店でも、別の生徒が挨拶をしてくれました。

 初任の西合志南中で生徒指導主事の先生が、1学期の終業式で「夏休みの暮らし」について話された時ことを思い出しました。

 「昨日、小学生の娘と町に行ったら、俺の顔ば見て逃げたっがおる。」「その時、俺は娘から何て言われたて思う。」

 「お父さんは学校で、そぎゃん嫌われとっとね。」

 「悲しかけん、逃ぐんな。先生たちに学校外で会っても挨拶をしよう。逃げたら追いかけるけんね。」

 T先生は笑いながら話され、生徒たちも笑っていましたが、悲しかったのは本音だと思います。

Oくん、わざわざ挨拶をしてくれてありがとう。とても嬉しかった。(H)

 

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【七夕飾り】010707

 今日は七夕。昔は、子供会ごとに旧暦の8月7日に七夕飾りを作っていた記憶があります。私は田浦1番区の青空子ども会でしたが、今は子どもの数も減り複数の子ども会が統合されているようです。

 6月末から生徒玄関・職員玄関に、たのうらっ子応援団による七夕飾りが置かれています。サトイモの葉に溜まった夜露を集めてすった墨で文字を書くと上達するといわれていることから、短冊には上達や夢を書いたほうが良いそうです。この時期だし、夏休みには三者面談もあるし、中体連大会や高校入試に関する願い事が多いのかなと思いながら短冊を見てみると…。

「県中体連、初戦突破」、「志望校合格」、「病気にならないように」、「宿題嫌いだから減らして欲しい。身長180cmになりたい。神様ヨロシク!」、「マンガいっぱい欲しい」、「願いができた時の願いが叶いますように」、「キンプリのライブでファンサーがもらえますように」

 圧倒的1位は「お金が欲しい。」でした。田浦中生よ、大志を抱け!(H)

 

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【個性を磨こう】010706

 ウルトラマンのデザインをしたのは、彫刻家の成田亨(なりたとおる)氏。「ベムラー」という名称から企画がスタートして、ガルーダの意匠を取り入れたデザインが提案されました。そこから無駄を削り、広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像にも似たアルカイックスマイル(無表情の中で口角を上げ、 微笑みを浮かべた表情)をたたえたデザインが完成しました。

 カラー放送が始まるため、ブルーバック合成で透き通って見えないように、色は銀色と赤になりました。この段階では口が見えています。口が動く設定でしたが、口周りにしわが寄ってしまい、Bタイプ、Cタイプでは固定した口に変わっています。成田氏は、全体のバランスを崩すという視点から、カラータイマーを付けることには最後まで反対したそうです。

 「個性」と「表現」という言葉があります。大きな円が1つと、中に小さな円が2つ、縦線が1本で描けるウルトラマン。大きな円が1つと、中に小さな円が2つ、斜めの線が2本で描ける仮面ライダー。

 あらゆる無駄をそぎ落とし、最小限の線で分かるヒーローの「個性」。後の角がついたウルトラマン、顔にライダーと書かれたデザインの仮面ライダー。それは、全力で個性を磨いてきた者たちが、他と自分を差別化するための「表現」でしかありません。あくまでも「個性」を基盤として作り上げたものです。

 「みんなちがって、みんないい」どこに行っても通用する、自分だけの輝く「個性」を磨きましょう。(H)

 

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【みんなちがって、みんないい】010705

 学校教育目標の「潤い」と「輝き」をあふれさせるには、硬く言うと「基本的人権を大切にする心」。柔らかく言うと「自分を大切にするように、人も大切にする心」、「人の良さに気付き、素直に認めることができる心」をもつことが第一だと考えています。

 ヒトの遺伝子の情報は印刷して本にすると26万2000ページほどになるそうですが、一人一人違うのは500ページほど。99.9%は同じだそうです。「違い」はそれぞれの「個性」に当たる部分、0.1%の「違い」を取り除くと、田浦中生、先生方全員が全く同じ姿かたち、考え、行動になってしまいます。

 小学校3年生では、金子みすゞさんの『わたしと小鳥とすずと』を学習します。

わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、

とべる小鳥はわたしのように、 地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、

あの鳴るすずはわたしのように たくさんのうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。

「自分を大切にするように、人も大切にする心」、「相手の良さに気付き、素直に認めることができる心」始まりは「みんなちがって、みんないい」です。(H)

 

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【メダカはメダカ】010704

 先日、学校薬剤師の徳田先生がメダカをもらっていかれました。最初は卵から無事に孵るのか、大きく育つのかと心配していました。今はエサはやっていますが自主性に任せた育て方をしており、タライの世界ですくすく、のびのび育っています。大きいものは7ミリ程度にはなりました。たぶん、全校生徒数よりも多くのメダカがいるはずです。

 2年1組のメダカも元気に育っています。土・日の2日間見なかっただけで、急に大きくなったと聞きました。たぶん気のせいです。私が出張の時は、2年1組のメダカ係がエサを与えてくれています。お礼に、私が土・日に学校に来たときは教室にエサやりに行っています。

 先日、田浦小2年生の代表児童2人が、山本先生と学校探検のお礼に来ました。学校探検の時は「早く中学生になりたい。」と言いながら帰ったのこと。一所懸命に書いてくれた一人一人のお礼のカードが嬉しいです。ある量販店に行った時も、「中学校の校長先生だ。」と言いながら近寄って挨拶をしてくれました。

 2人は帰りにメダカを覗いて行きました。「メダカがいっぱいいる!」「すごい!」「みんなカエルになったらどうするんですか。」

 途中からイメージがオタマジャクシにすり替わっていたようです。(H)

 

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【大雨】010703

 テレビでは停滞する梅雨前線の影響で、「熊本でも降り始めからの雨量が300ミリを超えている所があり、今後、大きな災害につながる恐れがあること。」「土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒すること。」また、「ちょうど大潮にあたり、朝と夜の満潮と大雨が重なると、河口付近で浸水の恐れがあること。」などが繰り返し報道されています。スマホの「NHKニュース防災」のアプリには次々に情報が入ってきます。

 町内の防災行政無線からは、大雨警報発表に伴う15か所の避難所開設のお知らせが繰り返し流されています。11時前には警戒レベル3「避難準備」が発令されました。

 町教育委員会からの児童・生徒の保護者への確実な引き渡しの指示を受け、中学校に兄姉がいる児童は、小学校の先生に道を挟んだ中学校まで引率してもらい、小中学校合同で引き渡しを行いました。混雑した時間帯もありましたが、保護者のご協力により、スムーズに引き渡しができました。

 「前も雨の時も大丈夫だった。」、「川も改修されているし、57年の田浦水害のようなことはないだろう。」など、正常性バイアスが逃げ遅れにつながります。自分の命は自分で守るが基本です。(H)

 

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【プール開き】010702

 先週は、小学生も参加しての芦北町の海開きの様子が新聞で紹介されていましたが、今日は本校もプール開きでした。雨も今日は中休みで蒸し暑く、水泳の授業には丁度良かったようです。

 「学校における水泳事故防止必携(独立行政法人日本スポーツ振興センター)」によると、H24~28の水泳の障害事故は、飛び込み13件、泳いでいて10件、転倒2件、衝突1件、その他3件の合計29件発生しているそうです。つまり、飛び込み、衝突、転倒を防ぐことができれば半数以上の事故は防ぐことができるという計算になります。

 昔は水泳と言えば飛び込みの「腹打ち」がいつもの風景でしたが、事故が続いたため、ずいぶん前から学校のプールの飛び込み台は撤去されています。授業では競技用の深いプール以外での飛び込みの指導もしていませんので、事故リスクはずいぶん減っているかとは思いますが、常に危険はそこにあります。

 私は中学校のプールでの飛び込みが苦手でした。当時は小学校にプールがなく、小学生は中学校のプールで授業があっていたので、日によって水位を小学生に合わせてありました。最初の授業で飛び込んだ時、プールの底で鼻をこすりました。

 クラスマッチのリレーの時も飛び込まず非難されましたが、そういう理由です。(H)

 

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【人権集会】010701

 今日は生徒会主催の人権集会が開かれました。

 1年1組の人権宣言は「相手に興味を持つ」、行動項目は「き・よ・う・み」のあいうえお作文で「きく耳をもつ」、「よく相手を見る」、「うみのような広い心を持つ」、「みんなで笑っていられるクラス」

 2年1組の人権宣言は「平等心を忘れずにつかめ絆と笑顔」、行動項目は学級通信のタイトル「あ・い・の・て」のあいうえお作文で「あいてを気遣う」、「いつも絆と笑顔であふれる」、「のびのび自由に発言」、「てをみんなに差しのべる」     

 3年1組の人権宣言は「member of 3の1 一人一人がなかまのために」、行動項目は「他人任せにせず、お互いに支え合える関係を作る」、「個性を大切に認めあえる関係を作る」、「互いが互いを思いやり、尊重できる関係を作る」

 生徒会人権宣言は、「田浦中PRIDE~みんなが笑顔でつながり、安心できる学校にするために~」行動項目は「壱 いじめを許さない、見過ごさない、加担しない田浦中生」「弐 感謝を忘れず、伝えあう田浦中生」「参 仲間と頑張りを分かち合える田浦中生」「四 頑張っている人を心から応援できる田浦中生」

 いじめをなくし田浦中生徒全員が安心して笑顔で過ごせる田浦中にするための人権宣言と行動項目が執行部による寸劇で示されました。迫真の演技でした。(H)

 

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【縁】010630

 夏の甲子園大会県予選1回戦で、水俣高校と八代高校が対戦することになりました。両校に田浦中出身の野球部員が在籍しています。その話をする中で、次男から「職場の上司が、夏の甲子園大会で準優勝(第78回大会)した時の熊工のピッチャーだった。すごいよね。」という話を聞きました。

 私も「震災の時に熊本市内の学校から田浦中に一時転入していたMくんも、お父さんがその時の選手だったと言ってたよ。」という話をしました。

 話をつないでいくと息子の上司は、まさかのMくんのお父さんでした。Mくんのおばあちゃんは、私が保育園児の時のK先生。選択と偶然が交じり合って、人と人はどんな縁でつながっているか分かりません。

 これも縁、あれも縁、たぶん縁、きっと縁です。(H)

 

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【郡市総体3日目】010629

 今日の空手道と水泳を最後に郡市総体のすべての競技が終了し、田浦中からは卓球15名、バドミントン7名、剣道1名、空手5名の4競技28 名が県大会への出場権を得ました。

 県大会は参議院選挙の投票日の関係で年度当初の予定が変更となりました。7月24日(水)・25日(木)にバドミントン(八代)が、27日(土)・28日(日)に卓球(宇城市)・剣道(合志市)・空手(菊池市)・水泳(熊本市)が開かれます。ぜひ、会場での応援をよろしくお願いします。

 余談ですが、技術室の横でシマヘビを見かけました。それほど大きくない若い個体でした。写真を撮ろうとすると、するすると建物と土台の隙間に入っていきました。ヘビ年生まれで、何となくヘビには親しみがあるため、子どものころは首に巻いたりできたのですが、今はやめておきます。(H)

 

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【上級学校説明会2】010628

 昨日、芦北町で震度3の揺れが観測されました。所用で湯浦小学校にいましたが、下から突き上げるような揺れを感じました。田浦中に連絡したところ、揺れをあまり感じなかったとのことでした。生徒・建物にも被害がなく一安心でした。

 昨日・今日の2日間、上級学校説明会を行いました。2日目は熊本高等専門学校、芦北高校、八代高校、八代東高校、水俣高校、自衛隊工科学校の6校から来校されました。卒業生の頑張りを紹介してもらうと嬉しいですね。

 学年主任のK先生からは、学校ごとに担当の生徒を決め、高校の先生方を駐車場で出迎え、控室へ案内してお茶を出し、そこで紹介のために名前を聞いて、しばらく話した後に会場へ案内。終了後は駐車場で見送りという丁寧な接遇の指導がなされていました。

 やはりここはベテランの力。将来、経験を元に自分でできるようになることを意識した指導をされています。このままでは「お・も・て・な・し」が田浦中の「あ・た・り・ま・え」になってしまいます。大変なことです。高校の先生方も「田浦中生は全員欲しい。」という話をして行かれました。団体戦のウォームアップはできました。

 私も、他の先生への来客であっても、必ず2階の校長室を出て玄関まで見送るようにしています。短い時間ですが、階段を下りながら田浦中の良さを伝える貴重な時間です。(H)

 

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【上級学校説明会1】010627

 今日・明日の2日間、上級学校説明会を行います。1日目は秀岳館高校、八代白百合学園高校、八代清流高校、八代工業高校、出水中央高校の5校から来校されました。学校紹介に参加してくれた卒業生もいて、高校の様子がよくわかりました。

 挨拶を依頼されましたので、会の冒頭に少し話をしました。

 まずは、県大会を終えれば、「3年1組」という部活動が始まること。中学校卒業時点でのそれぞれの進路希望を叶えるというゴールに向けて、学級を仲が良い集団から一歩前進。目的集団に変容させ、「団体戦」のつもりで入試に臨むこと。練習・健康管理・心の安定、すべてが整わないと試合会場には立てません。私立高校推薦・専願、公立高校前期選抜、公立高校後期選抜と入試は続きますが、先鋒が勝利するとチーム3年1組は勢いづきます。

 高校の入学式で緊張感を感じるのが、校長先生の「入学を許可する。」という言葉。小学校から中学校への進学と違い、要求される一定の条件をクリアしたものだけが入学を許されるのが高校です。言葉の重みを感じます。希望の進路先に求められる生徒になるよう努力すること。

 最後に、「受験生だから」を言い訳にしないこと。行事にも全力で取り組み充実した9か月にすること。なにより家族の一員としての役割を果たすこと。(H)

 

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【学校等警察連絡協議会】010626

 今日は、芦北地区学校等警察連絡協議会の全体会でした。本協議会は、学校等の教育機関と警察とが一体となって、児童生徒の問題行動に対する情報交換、行動連携の他、非行防止、健全育成及び安全確保等の支援活動を効果的に行うために、平成15年に設立されたものです。

 昨年度は会長挨拶で、小中高生が被害にあったさまざまな事件・事故について言及しましたが、それ以降も幼児・児童の虐待死、相次ぐ運転操作ミスによる死亡事故、川崎市の通学バス襲撃、吹田市の交番襲撃事件と、安心・安全な暮らしが脅かされる事態が相次いでいます。

 特に虐待については、警察庁の平成30年度統計によると、昨年1年間に全国の警察が摘発した児童虐待事件は1380件でした。これは平成15年の212件から6倍近い数です。数が多くなったのは、児童虐待防止法をはじめとする法環境整備や、関係機関のご尽力の成果として、見逃されなくなったことも一因と理解していますが、虐待死を防ぐことができず、関係機関の対応について議論される場面も繰り返し目にするところです。また、同統計では、SNSに起因する被害児童生徒数は1811件でした。

 児童生徒の命と、安心・安全な暮らしを守るには、学警連の活動を中心にした取組と保護者・地域への啓発、そして小・中・高の12年間に渡る自他を大切にする教育と遵法教育の積み重ねが不可欠であると考えています。(H)

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【カレー評論家】010625

 先週、SCのO先生が来校されました。給食の時間になり、「カレーだぁ。」の声。O先生は複数の学校を回られているのですが、行く学校、行く学校カレーに当たるとのこと。スマホに、各学校のカレーの画像を残していました。

 O先生によると、

A中学校は「ルーがサラサラで、ジャガイモがゴロゴロしている。」

B中学校は「涙が出るほど辛い」

C中学校は「キーマカレー、ひき肉で食べやすい。」

D小学校は「小学生向けで、あま~い。」

田浦中は「クリーミーで濃厚。」もはやカレー評論家です。

 ヱスビー食品のHPによると、全日本カレー工業協同組合が公表している統計から計算すると、日本人は1年に約73回カレーを食べている計算になるそうです365÷73=5なので、5日に1回食べている計算になります。1回作れば連続しますし、一人暮らしの頃はレトルトカレーが定番でしたから、さもありなんというところです。

 わが家のカレーは私がつくることが多いですが、具材は牛バラ肉・玉ネギ・ニンジン・エノキ・シメジ・マイタケなど、キノコ尽くし。ジャガイモは無し派です。(H)

 

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【メダカと学校】010624

 「学び舎応援私募債」の発行記念として、フクマツ建設様の指定により肥後銀行様からご寄付をいただき、本日贈呈式がありました。陸上競技用のユニフォーム15着とハチマキ11本を購入させていただきました。大会にはずいぶん古いユニフォームで出場しており、大変助かりました。陸上大会・駅伝大会にぜひご期待ください。

 2年生からメダカを飼いたいという申し出がありました。せっかくたくさん孵化したので、飼いたいと言うクラスはないものかと待っていました。早速、最初に言ってきたクラスだけへの特典として、用意していた水槽セットと底石、餌を渡しました。ダンゴムシのガシャポン5回分なので大切にしてください。

 昼休みに係の3人が底石を洗い、水草とポンプをセットし、準備を整えていよいよメダカの投入。それぞれがタライから稚魚をすくい、30匹近く水槽に入れました。名前を付ける予定だったそうですが、太郎から始まり何郎まで行くか分かりません。

 教室にもっていくと、教室にいた生徒から「メダカはいつ入れるんですか。」との声。安心してください。入っていますよ。     

 …古い。(H)

 

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【郡市総体2日目】010623

 今日は田浦中生が出場する競技はありませんでした。昨日の各競技の結果はトップページに載せています。

 昨日の午前中は卓球会場で会場長としての役目がありました。順々決勝から田浦中生同士の対戦でしたが、プレーにそれぞれの個性を見ることができました。3年生が1年生の時の担任・卓球部の顧問だったI先生も応援に駆けつけてくれました。3年生の成長が嬉しかったとのことでした。

 競技終了の頃、他協議の結果もメールで届きだしました。野球が敗退、バレーボールも惜敗。サッカーは2対2の同点で後半戦へ。

 卓球の閉会式後、バドミントン会場へ向かう準備をしていたところ、団体優勝の朗報が入りました。会場に着くと個人戦も全員が2回戦へ進出していました。

 シングルスのIさんは激戦を制し決勝へ、ダブルスの第1シードMSさん・MRさんペアは順当に決勝へ、ダブルスのもう一つの準決勝、YHさん・YKさんペアは1セット目を取られ、2セット目を取り返し、3セット目へ突入。皆の声援を受け、ついにこれまで一度も勝ったことのない相手に2-1で勝利。嬉し涙を流していました。

 それを見ていたMRさんは、「まだ早い、私たちに勝ってから泣いてほしい。」との一言。仲間への愛情を感じました。(H)

 

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【郡市総体1日目】010622

 今日は郡市総体1日目。私は卓球競技の会場長でした。生徒数、部員数の減少により、団体戦は無し。2つの中学校からの参加のため、個人戦も田浦中同士の対戦がほとんどでした。郡市代表として、県大会での活躍を期待しています

 2020年のオリンピック競技加盟国数のランキングでは1位バレーボール、2位卓球、3位バスケットボール、4位サッカー、5位ハンドボールの順です。

 6月の日本選手の世界ランキング上位3人には、女子は6位伊藤美誠選手、7位石川佳純選手、9位平野美宇選手。男子は4位張本智和選手、12位丹羽孝希選手、13位水谷隼選手、女子10人、男子9人が50位以内に入っています。

 水谷隼選手は、人生で1番質問されてる嫌いな内容は、「どうやったら卓球が強くなりますか?」「この技術はどうやったら上手くなりますか?」「◯◯はどうやったらできるようになりますか?」だそうで、それに対する回答は「1万時間練習してから質問しに来てください。」近道なんてないということを言っています。

 3年生は入部から27か月、今日の日を目標に1日平均2時間×週5日、月平均40時間、これまで1000時間を超える練習に取り組んできました。水谷選手の言う10分の1かもしれませんが、一つのことを続けることができたという経験が大事です。(H)

 

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【部活動の思い出】010621

 明日から郡市総体が始まります。私が中3の時は大野中に敗れて最後の大会を終えました。完成して間もない、佐敷中学校の体育館が試合会場でした。敗戦後に涙を流したのが教室棟から体育館に向かう通路の横のスペース。佐敷中勤務の2年間、そこを通るたびに「はぁあ。」となっていました。

 中学時代は、同級生のKくん(今は八代高校の先生)転出先、八代五中とよく練習試合をしていました。下級生は6個入りのボールバッグを持って、肥後田浦駅から鹿児島本線に乗り、高田駅からは徒歩で移動。「行きに疲れて、試合で疲れて、帰りに疲れる。」が当たり前でした。保護者やスクールバスの送迎にはたいぎゃ感謝せんとばちかぶっですよ。

 佐敷中に練習試合に行ったときは、帰りに「勝屋」さんに寄ってくるのが楽しみでした。列車、バスの時刻に間に合わず、友達のHくんと歩いて帰ったことがありました。バカな思い付きを実行するのが中学生です。佐敷トンネルの長さと暗さ、スピードを出して通過するトラックの恐怖と言ったら。中学生時代、最も後悔したことの一つです。結局、トンネルを抜けた後、海浦からバスに乗りました。

 郡市総体前は、八代第一高校(秀岳館高校)、水俣工業高校とも練習試合をしました。F先輩に水光社に連れて行ってもらい、「釜揚げうどん」をごちそうになりました。食べ物をくれる先輩は良い先輩です。

 顧問のO先生は、バレーボール経験はありませんでしたが、練習ではよくサーブを打ってもらいました。作戦タイムの「確率では…。」数学の先生らしいアドバイスでした。

 練習や試合以外のことを含めて部活動生活ですね。(H)

 

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【意識レベル100%】010620

 選手激励式で、各部の決意表明のために生徒の前に出た空手競技代表のKくんが「ちょっと時間がかかりますけど良いですか。」と言い出しました。そして、みんなに「人は“意識”して行動するのは何%くらいだと思いますか?」と質問。

 Nくんが司会席から手を挙げて「30%」と答えると、Kくんは「おーっ!」というリアクション。みんながすごいと思っていると、Kくんはすかさず「正解は10%」みんながずっこける中で話を始めました。「意識は10%。残り90%無意識。意識レベルを20%、30%と高めることで、自ずと無意識の割合は下がる。意識を高めて郡市総体に臨みましょう。」良い話でした。翌日、校長室で話を聞くと、面白い話をしないと心に残らないということを意識して話したそうです。Kくんの意識レベルは100%でした。

 激励式で応援生徒代表のNくんは、あいさつの内容をしっかり練習し、事前に礼法についても確認し、努力して確実に自分の役目を果たしました。開閉会の役目の1年生Nは大きな声で激励式を引き締めました。選手代表Iさんは気持ちの籠った選手宣誓を行いました。各部員は大きな返事で決意を示しました。

 校長激励の言葉は相変わらずでした。こちらも意識レベル100%です。(H)

 

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【田浦中スピリッツ】010619

 田浦中スピリッツ「あきらめない 最後まで あきらめない」を心に頑張ります。ぜひ会場での応援をよろしくお願いします。きっと子どもたちに力がみなぎります。

「モチベーションを下げたまま、練習をしても意味がない。ふてくされる時間が一番無駄だ。その時間が生み出すいいことなんて、何ひとつない。」中村俊輔(サッカー)

「卓球に関しては「失敗」と思うことが、今ではほとんどなくなりました。うまくいかないことはもちろんあるけれど、その場合は、反省して、次に生かすことを考える。すると、それはもう失敗ではないと思うんです。」福原愛(卓球)

「千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす。」宮本武蔵(剣豪)

「頭は低く目は高く、口を慎しみ心は広く、孝を原点とし他を益する」大山倍達(空手)

「康介さんを手ぶらで帰すわけにいかないと、他の3人で話していた。(競泳チームの)27人で取ったメダルだ。」松田丈志(水泳)

「みんなのおかげ。自分の役割をこなして、丈志につなぎたいと思った。」北島康介(水泳)

「最後まで… 希望をすてちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ。」安西先生(湘北高校バスケットボール部監督)

 皆さんの熱戦を全力で応援します。苦しい時は…。

「田浦のみんなぁ~!! オラに元気を分けてくれ~っ!!」孫悟空(サイヤ人) (H)

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【郡市総体選手激励式】010618

 今日は郡市総体の選手激励式を行いました。いよいよ今週末は大会です。仲間に感謝し、これまでお世話になったたくさんの人に感謝し、練習してきたグラウンドや体育館・武道場に感謝し、審判の皆さんに感謝し、対戦相手に感謝し、傲らず、臆せず、自分たちの持てる力のすべてを出し切りましょう。スポーツ選手等の言葉を紹介します。

「ここまで来たら、一番高いところを目指す!」藤井瑞希(バドミントン)

「ゴールの空いているところにパスを通しなさい。それがシュートというものです。」ジーコ(サッカー)

「全員でつないだボールだったので最後に上がって来たボールは、全員の気持ちを込めて必ず点数にしようと思って打った。」木村沙織(バレーボール)

「今日もいい1日にする!人に負けるのはいいけど、自分には絶対負けへん!」ダルビッシュ有(野球)

「僕はそんなに強くないよ。ただみんなが応援してくれるから、頑張れるだけなんだ。」アンパンマン(ヒーロー)

「チョー気持ちいい!」北島康介(水泳)

「勝負どころは“エース!エース!またエース!”エースで負けたらしょんなかろ。奇策は奇策。一番練習している正攻法が一番強い!」 畑口益喜(田浦中OB)

 

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【何かが起こる】010617

 私はバスケット部の監督時代、これまで3点差以内で勝ったり負けたりしていたチームに決勝戦の残り3分で10点差を付けられたことがありました。しかし、残り時間がほとんどないところで追いつき、逆転勝ちしました。試合後に選手に聞いたところ、一度も負けるとは思わなかったそうです。相手チームの選手に聞いたところ、「勝った」と思った瞬間、普段のプレーができなくなったそうです。心の隙は常にあります。チャレンジャーのつもりで戦いましょう。相手も中学生です。普段と違う何かが起こります。

 靴を並べる。道具を並べる。大きな声で挨拶をする。きびきびと動く。普段の姿がプレーに出ます。私は大会が終わった後、会場のトイレ掃除をさせていました。優勝チームの責任として、敗者に「〇〇中に負けたら仕方ない」と納得させる。負けた場合でも「〇〇中に勝たせたかった。」と思わせる。そんな行動が来年につながります。

 応援団の皆さん、選手と一緒に声を出し、チームを盛り上げてください。皆さんの応援が力に変わります。

 皆さんは、これまで素晴らしい結果を残してきた先輩方から脈々とつながる田浦中の生徒です。田浦中生の誇りと魂を見せてください。田浦中生、卒業生、地域の方々、みんなが応援しています。健闘を祈ります。(H)

 

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【父の日】010616

 今から45年ほど前のことですが、父の日が来るたびに思い出していたため、今でも鮮明に記憶に残っています。

 小学校低学年だった私は、父の日のプレゼントに、父の好きなタバコをあげることにしました。

 隣の店に、朝から一人で父がいつも吸っている『ミニスター』を買いに行きました。(誤解が無いように言うと、当時は子どもがお使いで親のタバコを買いに行ける時代でした。)

 息子からのプレゼントに「ありがとう」とうれしそうな顔。そして、思いがけない一言、「これば一本吸ったらタバコは止むっね。」

 目の前でその中の一本に火を点け時間をかけて吸い、その後、横広の『ミニスター』の箱を大事そうにしまい込みました。

 私は「せっかくあげたのに何で?」と思いました。それ以降、父は一度もタバコを口にしませんでした。

 冬場は毎日猪猟三昧。妻、子には本当に困った父でしたが、こんなところが「達ちゃん」の良さだと思います。(H)

 

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【怪奇現象】010615

 このような怪奇現象がここ数年続いています。原因が分からないのですが、診断をお願いします。

〇新聞を読もうとすると、突然読めなくなります。

〇お風呂やトイレに入ると、ドアの外に気配を感じます。

〇頻繁に、足に軽い衝撃があります。

〇パソコンで仕事をしていると、ディスプレイに謎の呪文が刻まれていきます。

〇家に帰ると、最初に1、2と数を数えてしまいます。

〇不定期に、少し動く贈り物が届いています。

〇ゲッ、ゲッと不思議な音が聞こえた後、毛のかたまりが落ちていることがあります。

〇寝ていると、急に布団が重くなります。

〇時々、手足が傷だらけになります。

〇毎日、車に不思議なマークが残されています。

〇身の回りが、同じようなモノだらけになっていきます。

〇長時間の外出が不安になります。

〇お店に行くと、無意識にカリカリや、ちゅーるのコーナーの前に立っています。

〇スマホが同じような画像に侵食されていきます。(H)

 

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【良い一日】010614

 朝起きてするのはネコのご飯の準備、家を出る直前にするのはメダカの餌遣り、学校に着いた直後にするのもメダカの餌遣り。妻からは生き物係と呼ばれています。

 午前中は、学校巡りで芦北教育事務所の3名の先生が来校されました。音楽・理科・数学の授業を見ていただいた後、学校の様子について説明しました。説明には完成したばかりの「学校紹介パンフレット」を使いました。その中に何を載せるか検討する中で、田浦中の教育で何が大事なのかを考えることができました。「生徒と職員が一緒に学校を創る」田浦中の良さはそこにあるとお伝えしました。HPにもアップしましたので、ぜひお読みください。

 午後は小学校へ授業参観に行ってきました。先日、校長室の見学に来た2年生の教室を覗くと、「こうちょうせんせい!」と歓迎してくれました。授業は「プールカード」づくり。水色の画用紙を2つに折って、中にチェック用紙を糊付けし、「プールカード」と書いて完成です。大きな文字で書く子、文字の縁取りをする子、「反対に貼ってしまった。」と頭を抱える子、いろいろな表情を見ることができました。

 19時半からはPTA主催のビーチボールバレー大会でした。「けが人」と書いて「けいけんしゃ」と読む。注意を呼び掛けて試合開始。職員チームの優勝で大会を終えました。今日も良い一日でした。(H)

 

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【弱点】010613

 先日の保護司会講話に、水俣二中で同勤したY先生も来校されました。田浦中で退職されたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。ご主人は私の弟Cの担任でした。何かとご縁があります。

 Y先生の名字は、時代劇で一方が「Y」と言ったら、一方は「K」と答えるという合言葉で有名なものです。10年ほど前でしょうか。隣の席のY先生に用があり、声を掛けようとしましたが、名字が浮かびません。名前は出てくるのに、とても簡単な名字だと言うことは思い出せるのに、画数が少ないということまで思い出しているのに浮かびません。「あ」から順に「赤山」、「荒川」、「い」で「池田」などと名字を思い浮かべてみますが途中で挫折。なにせ「や」です。簡単には届きません。

 実は、昔から人の名前を覚えるのが苦手です。社会科専門で、日本史、世界史、歴史上の人物はかなり記憶しているのに、目の前の人の名前の記憶が苦手。田浦中に来て楽だったのは、昔から知っている名字がほとんどだと言うこと。「〇〇さん方の顔」とセットで記憶をしています。

 今でも、初見の名字は弱点です。今年赴任されたT先生、すみません。時間がかかりました。(H)

 

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【針子】010612

 職員玄関の睡蓮鉢の横に、タライを追加しました。生まれたばかりの「針子」と呼ばれる稚魚を親が食べてしまわないように、分離して飼っています。たくさん成魚になってくれることを願って日々観察しています。帰宅後はネット等で調べる日々。メダカについてずいぶん詳しくなりました。

 トカゲ、カナヘビ、サンショウウオ、カエル、ダンゴムシ、校長室の前に本物そっくりのフィギュアを置いています。本物には無理でも模型には触れます。じっくり眺めて、かわいさが分かれば、毛嫌いしないようにならないかなと思っています。

 出張先で、K先生が以前勤務していた学校の校長先生に会いました。「ヤモリを飼われているそうですね。」と聞くと、「?、ヤモリ?トカゲだよ。」との答え。K先生が頭に乗せることができるのは「トカゲ」でした。

 ところで、ちょっと太めでツルツルしていて、尻尾が体の半分くらいの長さなのが「トカゲ」。スリムでザラザラしていて、体の2/3くらいは尻尾なのが「カナヘビ」。

今度は「本当にトカゲだったのか?」が気になるところです。(H)

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【保護司会講話】010611

 毎年7月は、『社会を明るくする運動』強調月間です。芦北町保護司会と更生女性の会でも、町内の3中学校を順番に回り講演会をされています。今年は田浦中学校の順番で、会員の皆さん16名が来校されました。

 保護司は、保護司法に基づき、法務大臣から委嘱を受けた非常勤の国家公務員(実質的に民間のボランティア)です。

 法務省のHPによると、保護司の使命は「社会奉仕の精神をもつて、犯罪をした者の改善及び更生を助けるとともに、犯罪の予防のため世論の啓発に努め、もつて地域社会の浄化をはかり、個人及び公共の福祉に寄与すること」とされており、犯罪予防活動(犯罪や非行をした人の改善更生について地域社会の理解を求めるとともに、犯罪や非行を未然に防ぐために、「講演会」、「住民集会」、「学校との連携事業」などの犯罪予防活動を促進する。)の一つとして、今日の講話が行われました。

 まず、芦北保護司会会長の黒田さん、更生女性の会会長の渋谷さんから、活動内容やトレードマークの「更生ペンギン」について説明がありました。

 続いてのDVD『二つの道』の視聴では、保護観察(更生保護の中心となる活動で、犯罪や非行をした人に対して、更生を図るための約束ごと(遵守事項)を守るよう指導するとともに、生活上の助言や就労の援助などを行い、その立ち直りを助ける。)。生活環境調整(少年院や刑務所に収容されている人が、釈放後にスムーズに社会復帰を果たせるよう、釈放後の帰住先の調査、引受人との話合い、就職の確保などを行い必要な受入態勢を整える。)といった、保護司の役割について学ぶことができました。

 暑い中でしたが、生徒は集中し、終了後にはしっかりとした感想を発表していました。(H)

 

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【自転車ヘルメット】010610

 先日の学警連協議会で、熊本県警から『肥後っ子サポートセンター』が紹介されました。各校でも紹介をと言うことでしたので、許可を得て、田浦中HPから開けるようリンクさせました。子どもたちを守るための情報が満載です。

 協議会の中で、愛媛県の高校生の自転車ヘルメット着用の取組が紹介されました。県のHPによると、「愛媛県では、平成26年に県立高校生の自転車による死亡事故が相次ぎ、再発防止が急務となった。平成27年度から、県立高校生等によるヘルメットの完全着用に取組み、自転車通学時や部活動、学校行事等におけるヘルメット着用を自転車通学の許可要件とし、7月1日から、県立高校生等によるヘルメットの完全着用が始まった。 

 それ以降、自転車と自動車の接触等による重大事案が10件起こり、中には、追突された衝撃で頭部がフロントガラスにぶつかり、フロントガラスが割れるなどの事故もあったが、いずれもヘルメットをきちんとかぶっていたために、命を守ることができた。」とのことでした。

 私の次男も中学生の頃、自転車運転中、車と正面衝突をして空中に飛ばされてボンネットに落下したのですが、ヘルメットを着用していたため大事には至りませんでした。事故の電話連絡を受けた時は覚悟をしました。高校時代だったらヘルメット無しだったと思います。ぞっとします。

 HPは「今後とも、ヘルメットを着用することで、生徒が自分の命は自分で守るという意識を高めるとともに、ヘルメット着用を新しいファッションとして定着させ、『自転車新文化』の発展の一翼を担っていきたいと思っています。」と結ばれています。

 (H)

 

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【メダカ?ハエ?カダヤシ?】010609

  メダカを飼いはじめたことを書きましたが、職員から形が違う、模様が違うと、「ハエ(ハヤ)」の稚魚説が持ち上がりました。動きが速いので「ハヤ」と名付けられたという説があります。学校の魚もびゃんびゃん泳いでいます。

 生徒玄関にタライを持ち込み、さらに“メダカ?”“ハエの稚魚?”を入れました。それを見た1年生の一言「(ウーパールーパーの)“ササミちゃん”の友達ですか。」

 同じく、T養護教諭の一言「名前は“カンロ”にしましょう。」大人にはなりたくないものです。

 帰宅後に長男と話をすると、カダヤシではないかということ。確かに、「蚊・絶やし」の名の通りボウフラをどんどん捕食しています。しっかり観察したいと思います。

 土曜に睡蓮鉢を覗いたところ、卵を抱えていました。カダヤシは胎生なので、やはりメダカ 。ヒレの形も確認し、メダカに決定します。

 先日の退職校長会の取材で、「趣味は何ですか。土日は何をしていますか。」と聞かれました。「睡蓮鉢のメダカを覗いています。」が加わります。もう一つ、「ネコと遊んでいます。」と答えましたが、嘘をつきました。「ネコに遊んでもらっています。」(H)

 

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【探検】010608

 6日(木)の10時頃、外から元気な声が聞こえてきました。覗いてみると、田浦小学校の2年生が「生活科」の授業で中学校にやってきたところでした。施設見学で校舎や武道館、体育館を外から見て回る予定だったそうですが、せっかくなので校長室にも入ってもらいました。また、小2担任のY先生は水俣二中時代の生徒なので、授業風景を見るのも楽しみにしています。

 小学生とは合同遠足や相互授業参観で顔見知りなので、学校外で会っても、しっかりあいさつをしたり、話しかけたりしてくれてとても嬉しいです。今日は「〇年生の〇〇の弟です!」「〇年生の〇〇の妹です!」「お兄ちゃんは真面目に勉強していますか!」と、それぞれ自己紹介が始まりました。「とても頑張ってるよ!」と答えると嬉しそうな顔をしました。

 廊下を通る中学生が立ち止まるように、校長室周辺にはいろいろなもの(ダンゴムシやネコのフィギュア、ルービック・キューブなど)を置いているのですが、小2の子ども達もそれらに興味を示し、矢継ぎ早に質問されました。担任Y先生は毎日こんな楽しさかと羨ましい限りです。頑張り時です。

 最後にみんなで「手伸し(楽し)い」ポーズで写真撮影をしました。様子は『エール(たのうらっ子地域応援団広報誌)』でも紹介されるそうです。(H)

 

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【還暦】010607

 職員朝会が始まるのを待って職員室にいると、3年主任のK先生がキラキラとラメで飾ったとんがり帽子2つと、首にはラメのレイを二重に掛けて入ってこられました。還暦を迎えるK先生に、3年生がプレゼントしたそうです。画像はHPには非公開ですが、「なまはげみたいだ。」「悪い子いねえかぁ」と言いながらも喜んで写真を撮られました。

 今年の干支は「己亥(つちのと・い)」ですが、その組み合わせとなるのは『甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸』の10種類からなる『十干』と、『子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥』の12種類からなる『十二支』。社会科で勉強する『乙巳の変』や『壬申の乱』、『戊辰戦争』、『辛亥革命』はすべて干支です。

 10と12の最大公約数が60なので、生誕時に戻ります。赤いちゃんちゃんこを着せるのも、魔よけで赤ちゃんに赤い産着を着せていたからだそうです。ラメの帽子とレイは魔よけになるでしょうか?

 30年を半還暦、120年を大還暦と言うそうですが、これからは大還暦を迎える人も出てくるかもしれないですね。

 良ければ私の還暦の時は、赤いコルベットに乗せてください。(H)

 

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【スマホに弱い大人の教科書】010606

「スマホに弱い大人の教科書」.pdf   左のPDFファイルをぜひ、開いてみてください。

 昨日は熊本県学校等警察連絡協議会に出席しました。協議会は、学校等の教育機関と警察とが一体となって児童生徒の問題行動に対する情報交換、行動連携の他、非行防止、健全育成及び安全確保等の支援活動を効果的に行うために、平成15年に設立されました。

 県教育委員会からはスマートフォンの利用5か条・くまもと家庭教育支援条例等について、熊本県警からは熊本県学校・警察相互連絡制度、児童虐待への対応、自転車の安全利用対策等について説明がありました。児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、ためらわず通告する義務があることを職員・保護者に再度、周知したいと思います。

 熊本県警のHPに『肥後っ子サポートセンター』のページがあります。子どもたちと保護者にとって、とても役に立つ情報がたくさん載せられています。会では、そのページにある、『スマホに弱い大人の教科書』という冊子(発行:熊本県警察、協力:熊本県・熊本県教育委員会・熊本市教育委員会)が紹介されました。

『デジタル社会に生まれた子供の現状』、『どうすれば子供たちをまもれるのか?』、『最近のスマホ事情』の3章から成り立っていますが、とても分かりやすい内容となっています。ぜひお読みください。(H) 

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【県特活研】010605

 今年の8月に、熊本市で中学校特別活動研究会の九州大会が開かれます。昨年度、県の会長をしていたため、昨日の午後から実行委員会に参加してきました。

 以前も書きましたが、今から15年ほど前に、勤務した学校が本研究大会の会場校となることが決まりました。特別活動の担当であった私は、事前に校長先生から「生徒に中学校生活の思い出を聞くと何と答えると思う?」と問われました。私が「体育大会とか文化祭、修学旅行、学級で友達と過ごしたこと等でしょうか。」と答えると、「それは全て特別活動だろう。特別活動を充実させることは、子ども達の学校生活を豊かにすることにつながる。特別活動で学校を立て直したい。リーダーシップを発揮して頑張って欲しい。」と返されました。

 生徒指導の対応に追われ、正直、職員にはそれどころではないという空気がありましたが、試行錯誤しながら、学校総体として発表に向けて取り組んだことが、数年後に実を結びました。私は今、後輩の先生方に同じことを、特別活動の力を伝えています。

 今年から2年間、田浦小・中で取り組む「子どもたちによるいじめ防止推進事業」の柱の一つは特別活動の充実、中心となるのは生徒会執行部です。先日、執行部の公約である「イイコト流星群」の1枚目が完成しました。12月の役員交代まで広用紙何枚分の「イイコト」が集まるか楽しみです。(H)

 

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