学校生活

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みんなで取り戻す 生き生き笑顔のさかもと

昨年度末、坂本住民自治協議会から「復興に向けた看板を中学生にも作ってほしい」との依頼がありました。
 早速、新3年生が春休みを中心に色鮮やかな看板を作り上げてくれました。看板には「みんなで取り戻す 生き生き笑顔のさかもと」の文字が入り、中央には美しい球磨川が流れ、勢いよく飛び跳ねるあゆ、その脇には子供や動物の生き生きと楽しそうな姿、そして坂本の山々と桜の花が描かれています。見る人にとって、力が湧き出てくるような絵に仕上がりました。この看板は、坂本中入口の国道219号線沿いに設置される予定です。

全員そろって 対面式・部活動紹介

 4月12日に対面式・部活動紹介を行いました。全校生徒がそろうのはこの時が初めてでした。新入生にとって上級生とは八竜小学校で一緒だったこともあり、打ち解けるのが早いように感じました。
会では、生徒会執行部から、生徒会スローガン(「飛煌~あいさつで未知を拓け(挨拶 積極性 個性)」)の説明やあいさつの仕方、座礼について説明を行い、各専門委員長から活動内容についての紹介がありました。生徒会役員の生徒たちの上級生としての自覚が伝わってきました。その後、本校に転入された先生方へのインタビュー。最後は各部全員が前に出て部活動紹介を行いました。執行部や専門委員会、各部とも趣向をこらした発表で楽しいひとときを過ごしました。

7名の新入生 元気に入学

 4月9日に第47回入学式を開催しました。

新型コロナウイルス感染防止のため、新入生、保護者、学校職員のみの規模を縮小しての入学式となりましたが、7名の新入生は元気よく坂中生の仲間入りをしました。
 式では、担任による氏名点呼、校長式辞の後、新入生を代表して古閑美羽さんが、「・・・今日も坂本町の復興のために、たくさんの方々が働いておられる姿をいろいろな場所で目にしました。私たちはこれらの方々のことを忘れることなく、感謝の気持ちを持って、自分の夢実現に向け、頑張っていきたいと思います。・・・」と力強く誓いの言葉を述べてくれました。これに対し上級生を代表して、生徒会長の山本萌萌花さんが、学校生活を紹介するなど、歓迎の言葉を述べました。

 

 

いよいよ7名の新入生を迎え、令和3年度がスタートしました。中学校生活は、大人になるための基礎となる大切な三年間です。子供たちには、将来の夢を持ち、夢を実現するためには何が必要なのか、どんなことをしなければならないのかをしっかり考え、社会に出るための土台を固め、変化の激しい時代にも対応できる資質と能力を身に付けてほしいと思っています。 
 本校と致しましては、災害等に備え、子どもの命を守ることを最優先に考え、今後とも八代市教育委員会や熊本県教育委員会と連携しながら、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等の派遣を要請し、子供たちの心のケアやご家庭の支援を継続して参ります。子供たちが安心して学校で学べますよう、本校職員一同、精一杯努力して参りますので、ご理解とご支援、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

小中合同運動会は団対抗戦の形で

 令和3年度の運動会は、5月15日(土)に開催予定です。コロナ禍で開催の有無について正式には決定しておりませんが、今のところ開催する方向で動いています。


 運動会は、新3年生になる2年生が後輩や小学生をリードしていくことになりますが、2年生の要望で、二つの団による対抗戦にしようということになりました。


 早速18日の生徒集会では団の色を決定しました。


  赤団・・団長:福山楓花さん       白団・・団長:岩本龍樹さん
 

 小中学生が一丸となる運動会が開催できるよう、協力し合い、支え合い、しっかりと準備をしていきましょう。

未来へ羽ばたけ 坂中卒業生 ~学校長より~

 3月12日(金)に第46回卒業証書授与式を開催しました。今年も新型コロナウイルス感染防止により、規模を縮小しての式となりました。ご来賓や在校生に参列してもらうこともできず、国歌や校歌斉唱など歌も歌うことのできない簡素な卒業式でありましたが、私にとって記憶に残る卒業式となりました。
 

 本年度の卒業生は14名(男子8人、女子6人)。豪雨災害後本校校舎で授業ができなくなるなかでも、『自分を見失わず、いつも前を向いて頑張ってくれたこと』『みんな仲良く協力し合い、きずなを深め、すばらしい学級を創りあげてくれたこと』『一人一人の個性が輝いていたこと』など、坂本中学校の伝統に新たなページを残してくれました。また、後輩のよきお手本となるすばらしい3年生でありました。


 式では、どの卒業生も凜とした態度で臨み、卒業証書授与の時のきりっとした顔、返事や礼儀作法の一つ一つに卒業への思いが込められているように感じました。
 

 校長式辞の後、在校生を代表して2年生の遠山望晴さんが、3年生との思い出や感謝の気持ちを綴った送辞を述べてくれました。これに対し迫本湊奈さんが卒業生を代表して答辞を述べました。「・・・様々な思いを感じながら登校すると、いつもと変わらない校舎のほのかな木の香りが私たちを優しく迎えてくれました。この香りを吸い込むと、三年間の思い出が次々と蘇ってきます。・・・・」集団宿泊教室、修学旅行、学習成果発表会などの思い出や支援していただいた方への感謝の気持ち、そして卒業生一人一人に向けた言葉には、聞く者にとって胸にこみ上げてくるものがありました。

                                 
 式の後、体育館で最後の学活を行いました。一人一人が前に立ち、三年間の思い出や感謝の気持ちを語ってくれました。どの生徒の言葉にも思いがあふれていて、1時間程度の予定でしたが、予定の時間を超える学活となりました。


 卒業生の皆さんには、夢を持ち、夢の実現に向かって行動をおこし、いろいろなことに挑戦しながら未来へ羽ばたいてもらいたいです。そして、感謝する心をいつまでも大切にしてほし
いと思います。これまで出会った人への感謝、支え助けていただいた人への感謝、皆さんをこれまで育んできたふるさと坂本への感謝の心を大切にしてください。


 皆さんは地域の宝です。一人一人が復興に向かっている坂本のことを思い、何らかの形でふるさと坂本に貢献することができたらすばらしいです。