学校生活
「卒業生とのお別れの会」を実施しました。
3月11日(木)に「卒業生とのお別れの会」を行いました。この日が1・2年生にとって3年生と過ごす最後の日となります。そこで、新生徒会が計画し、卒業生を送る会を開くことになりました。
はじめに、山本会長が挨拶、会の趣旨を説明したあと、卒業検定「卒業生クイズ」と称して、在校生が、卒業生の学校生活でのエピソードを、おもしろおかしくクイズにして会を盛り上げてくれました。その後、14名の卒業生一人一人に感謝の言葉を届け、卒業生から在校生に心温まるメッセージがありました。
わずかな時間でしたが、とても楽しく充実したひと時を過ごすことができました。3年生が、1・2年生から慕われていたことを改めて実感しました。
坂本の春を届けよう(1年生の取り組み)
子供たちから「仮設住宅の方々へ坂本の春を届けたい」という声があがりました。この声に1年生全員が賛同し、早速、行動に移してくれました。この取組は、坂本橋周辺で撮った梅の花の写真をメッセージカードにして、仮設住宅に住む方々に喜んでもらおうというものです。仮設住宅に住む生徒が各家に届けてくれました。子供たちのやさしい気持ちに触れ、心が温かくなりました。
ビデオレタープロジェクト進行中(3年生の取り組み)
卒業式まであと10日余りとなりました。3年生は卒業文集やビデオレターを作成しているところです。ビデオレター制作では、ビデオレタープロジェクトと称して、地域の紹介等も盛り込んでいます。かなり凝ったビデオレターができそうです。
2月15日(月)は振替休業日ではありましたが、数名の生徒たちが、地域の取材に出かけました。
立志式 ~将来に向けて志を立てました~
坂本中では、2年生を対象に「立志式」を行っています。古来日本では数え年15歳(満14歳)で元服を行い、大人の仲間入りをしていました。これにちなみ、多くの中学校では、稚心を捨て志を立てさせようと立志式を行ってます。
2月14日(日)、保護者の方々にも参加していただき、午前中は親子で八竜山に登りました。頂上では雄大な八代平野が一望でき、眼下には虹が見えました。まるで子供たちの前途を祝福しているかのようでした。八竜天文台では稲葉台長の案内でプラネタリウムを見学した後、天文台の展望所に立ち、順番に自分の志を大声で叫びました。
午後からは、体育館で立志式を行いました。一人一人が親の見ている前で、将来に向けての決意表明を行いました。生徒たちは「人を支えられる人になる」「誠実な人になる」「夢を諦めない人になる」など発表してくれました。今後もこの決意表明を忘れることなく、努力を怠らず、立派な人間になってほしいと思います。また、この日は親子のきずなが感じられた日となりました。
学び深めた人権集会
2月18日、夢タイムの時間に「人権集会」を行いました。互いの人権を尊重し、部落差別をはじめすべての差別をなくすことは私たちの大きな課題です。学年ごとにテーマを設定して人権学習を行い、人権や差別について考えました。集会では、最初に生徒会執行部から「坂本中学校人権宣言」と「いじめ撲滅宣言」を確認したあと、各学年から人権や差別について学んだことを発表しました。
1年生
水俣病について学びました。「水俣病を発病することにより、人と人とのつながりが断ち切られた。」「うわさが差別をもたらした。」「正しいことを正しい、違うことは違うとはっきり言いたい。」「周りのことを気に掛けていくことが大切だ。」「豊かな環境の中で生きることの大切さが分かった。」など発表してくれました。
2年生
部落差別について学びました。部落に生まれ育ち、52歳から文字を獲得していった女性の生き方を学び、「差別がはつさんから文字を奪った。」「差別は不合理なもの、発言することが大切だ。」「みんなが文字を書けるわけではないことを知った。」「困っていること、悩んでいることを言えるクラスをつくりたい。」など発表してくれました。
3年生
自分らしく生きることの大切さを「LGBTQ」を通して学びました。発表では、「LGBTQ」について説明したあと、「決めつけないことが大切だ。」「勝手に広めてはいけない。本人の気持ちを大切にすることが必要だ。」「カミングアウトすることの恐怖が分かる。」「その人たちの存在を受け止めるようにしていきたい。」「LGBTQの一つ一つを個性として認められるような風潮になればよい。」など感想を述べてくれました。