日誌

校長ブログ

卒業文集「第二の家」、一人一人の思いがた~くさん。

3月6日、学年主任の先生から「卒業文集『第二の家』」を頂きました。中には、一人一人の作文があり、全員分読みました。中学校で挑戦したこと、中学校での成長、将来のこと、友達への感謝、先生への感謝、親への感謝等、普段なかなか言えない自分の気持ちがしっかりと綴られていました。3年生の保護者の皆様、子供さんの思いをしっかりと共有してあげてください。

卒業カレンダー、素敵な言葉が!

3月6日、3年生の教室の後ろには、すでに使用した卒業カレンダー飾ってありました。数字の下には、「みんなへのメッセージ」として、素敵な言葉がたくさんありました。その中で、あと「15日」のカレンダーに書いてあった言葉を紹介します。子供の感性って素敵です。

1年生の時、何もできなかった僕達。2年生の時、色々怒られた僕達。成長するきっかけをくれた長野先生。3年生の時、色んなことに挑戦した僕達。僕たちを見守ってくれた中満先生。3年間お世話になった一代先生。あと15日です。今までの8年間に比べれば、秒で終わります。なので、秒に感じないように、濃い15日間にして、みんなで卒業しましょう。

 

 

後期選抜、受験はゴールではなく「節目」

3月4日に、後期選抜の事前指導を行いました。その中で、次のような話しました。

 受検はゴールではなく「節目」です。竹の節目が詰まっていて硬いように、受験という節目は皆さんを太く大きくします。なぜなら、節目節目でがんばるからです。(略)皆さんは、校長先生が自信をもって、各高校に送り出せる生徒です。明日の受検という節目に、しっかりと挑戦してきてください。

本日、2日間の後期選抜が終わりました。3月13日の合格発表で、全員の桜の花が開くことを心から願っています。

水墨画の授業、模写は「真似る」で「学ぶ」

3月4日、1年生が美術の授業で「模写」を行っていました。めあては「墨の量や筆の勢いに気をつけて模写をしよう。」です。模写する水墨画は、「鵜図」と「がまふぐ」から生徒が選びます。生徒たちは、手本をよ~く見ながら、模写していました。古語では、「学ぶ」を「まねぶ」と読みます。「なねぶ」とは「まねる」という意味です。スポーツでも、演奏でも、言語でも、そして、絵画でも同じで、上達するためには、真似てやってみることからスタートします。何かができるようになりたいと思うときは、しっかりと「真似る」で「学ぶ」です。

入選の俳句と短歌、鋭い感性に共感!

3月1日、「万句のふるさと菊池」入選句・歌集の冊子が届きました。県内外の小中学生から、1万点以上の俳句・短歌の応募があり、200点が入選作品として、この冊子に収められました。本校からの入選は次の俳句1点、短歌1点です。私も2人の作品を読み、感性の鋭さに、共感しました。

俳句「部活漬け 予定びっしり 十二月」
短歌「心地よい 秋風の中を 駆け抜ける 繋がれ『思い』 繋がれ『タスキ』」

卒業式の歌の練習、歌詞と思い出のリンク

2月29日、昼休みに歌の練習を行っていました。3年生が体育館にて自分たちだけで練習していました。そして、1.2年生の男子が音楽室で、音楽の先生と一緒に練習していました。ちなみに1.2年生の女子は昨日の昼休みに練習していました。3月10日(日)の卒業証書授与式まで、あと1週間と少しです。当日、歌詞と思い出をリンクさせて歌ってほしいものです。楽しみにしています。

保健体育の授業、心肺蘇生法の実習

2月22日、保健体育の授業で2年生が心肺蘇生法について学びました。下球磨消防署中分署から消防士の皆様に来校いただき、講話を聞いた後、3グループに分かれて、全員が心肺蘇生法の実習(心臓マッサージとAED)を行いました。生徒の感想の一部を紹介します。

 心臓マッサージをする時はちゃんと順番があることや、AEDをした後すぐに心臓マッサージをすることが大切だということを知りました。
1分ごとに命を落とす確率が10%ずつ無くなっていくので、今後そういう場面に出くわしたら、迷いなく行動していきたいと思います。
心肺蘇生をしてみて、2分間ほど1人でするのは本当にきつかったです。なので、大きな声で助けを求めることが大切だと思いました。
人を助けるためには、ろっ骨を折ってでも心臓を動かそうという強い信念や勇気などが大事だと感じました。

「虹」が、相良中の校舎から出始めました。

2月26日、登校してくる生徒たちに、「虹出ているの知っている?」と尋ねました。初めて知る生徒、すでに知っていた生徒、様々でしたが、なぜかしら「虹」は心をワクワクさせます。8時には消えてなくなりましたが、約20分ぐらい、相良中学校の校舎から出始めて、大きな大きな半円を作りました。今日は素敵な一日になりそうです。

 

朝の読書に関する作文②「20 分間で広がる輪」

全国配付の「YA2024朝の読書ガイドブック」等に掲載された、朝の読書に関する作文の2人目を紹介します。

「20 分間で広がる輪」 相良中学校1年生

小学校1年生の頃、私は本をよく借りていた。だが、目的は「本を読むこと」ではなく、「多読賞をもらうこと」だった。その当時は、読書は、何の知識も得られず、ただの暇つぶしで、意味のないこととさえ思っていた。しかし、2年生になった頃、『ざんねんないきもの事典』という本が学校中で流行った。小学生でも分かる内容、ユーモア、リアルなイラスト。何よりも、メジャーな動物からマイナーな動物までの意外なところがかかれてあり、1冊読むだけでも、動物博士になった気分になる。それをきっかけに、本に興味を持ち始めた。中学校に入ってから、前のように休み時間に本を読むことができなくなり、本を読む時間を確保できずにいた。そこで私の読書の時間をつくってくれたのは、『朝の読書』だった。この20分間で私は、学び、発見し、考えを改めることができた。中学校には、小学校にはないような小説が多くある。中でも私が衝撃を受けたのは、『告白』だった。1つの事件を犯人やクラスメイトの多くの視点からどんどん掘り下げていくのは新体験だった。そして、読んでいる間、背筋がゾワゾワする感覚も好きだった。この本達は、私の20分間を彩ってくれた。でも、それは私だけではない。クラスのみんなもだ。この時間ではみんなが読書に熱中している。よくふざけるあの子も、おしゃべりが好きなあの子だって。また、『朝の読書』が終わった後でも夢中に本を読み進める子もいた。それは、一人の本好きとして喜ばしいことだ。こうやって、読書の輪が広がっていって欲しい。

心の健康づくり講演会「ストレスについて知ろう」

2月20日、1年生を対象に「心の健康づくり講演会」を行いました。講師は、本校に月1回程度来校していただくスクールカウンセラーの先生で、演題は「ストレスについて知ろう」です。4名の感想の一部を紹介します。

外部から刺激を受けた時に生じる緊張状態のことが、「ストレス」だと改めてわかりました。
適度なストレスは、心身の成長にもつながるのでいいことだということを知りました。
ストレスを発散するのは、効果のない「テレビゲーム」や「ネットサーフィン」ではなく、しっかり効果のある「運動」や「音楽」にしようと思いました。
ストレスをマイナスだけでとらえるのではなく、プラスで考える「リフレーミング」を大切にしようと思いました。