管理者ブログ
【太田の浜の白波に】010912
先日、学校評議員の宮本達也さんが来校され、相撲甚句全国大会グランプリ受賞の話をして行かれました。手にはオレンジ色の冊子が。タイトルは「昭和52年度卒業記念アルバム文集」。私が6年生の時の文集です。宮本さんの弟、章二くんは私の同級生。家にあった文集を持ってきたとのことでした。小6担任の室村一成先生、小2担任の金子勲子先生。学級写真や委員会の写真。1学年下のバレー部島本和彦コーチ、二見小の中田慎哉校長の顔も見つけました。
さすがに小学校6年生で171cmはでかい。集合写真では隣の同級生が肩までしかありません。行事の写真は、1年生の時はペンを口にくわえ、6年生の遠足では友達の頭の上に手を載せ。自分ではおとなしかったと思っているのですが、ふざけた一面も随分あったようです。
今は新しくなった田浦小学校の校歌を久しぶりに目にしました。下線は中学校の校歌と共通です。「田浦小学校」という言葉はなくとも、田浦だとわかる歌詞は良いですね.(H)
1 太田の浜の白波に 野坂の浦の歌を聞き もかけの松の宮代に
歴史のあとを仰ぎ見て 学ぶよわれら 朝夕に
2 伝えも古き牧山に 見おろす村のいとなみや さざ波寄する殿島の
漁(いさ)りの舟と競いつつ 励むよ我ら雨風に
【郡市陸上競技大会】010911
11日(木)、水俣市のエコパーク陸上競技場で郡市中学校陸上競技大会が開催され、田浦中からは選手・役員47名が参加しました。女子中・長距離の部は今年も大健闘。郡市で2番目に生徒数の少ない学校ですが、2位に輝きました。男子も上位入賞者が相次ぎ、郡市駅伝大会、三太郎駅伝大会に向けて弾みがつきます。オープン競技の2年生女子800m走の1・2・3フィニッシュはかっこよかったですね。層の厚さを感じました。
天候に恵まれすぎ、日差しが強く、気温も上がる中でしたが、田浦中生は競技、応援はもちろん、会場の片付けにも最後まで頑張ってくれました。嬉しい限りです。
各校の選手の中に、複数の種目で1位となった選手がいるのですが、県大会には1人1種目しか出場できないため、明日の体育担当者の会議を経て、上位入賞者の中から郡市の代表選手が決定します。選考結果が楽しみです。
ところで、昨年9月12日に開始した校長ブログも、今日で365話目です。今日、田浦中出身の他校の先生から「読んでいます。」と言ってもらえたのはとても嬉しかったです。こんなに長く続いたのは息をすることくらいです。(H)
【あちゃ~】010910
田浦中では職員のグループラインを活用して日常の連絡や、全国の不祥事の事案、学校や教育に関する情報などを共有しています。正しく使えば、有効な情報伝達手段です。
さて、昨夜は家に私一人とおはぎ・ふわりの2匹でした。寝っ転がっていると、足元におはぎがスリスリ。スマホを取り出して、パチリ。ブラシをかけたり、撫でたりして良い表情を狙ってパチリ。私の足を枕にしている姿や、上目遣いの表情などベストの写真が撮れました。早速、家族に画像を送りました。すぐに反応があるはずです。
しばらくするとスマホの画面に田浦中ラインへの着信通知が。「動物は癒されます。」Y先生からです。「?、遅い時間に何の連絡だろう?」
誤爆(ごばく):本来の意味から転じて、ネットの用語では、SNSなどで予定とは別の人やグループに連絡や画像などを送信してしまうこと。普段は厳しいと思われている人物の、優しい面を垣間見ることができるが、送った本人はとても恥ずかしい。まれに、本人が送信に気づいていないこともあるが、さらに恥ずかしい。スルーするよりも、気の利いたジョークで返すと悪くない。田浦中では「〇〇、今日は魚を持って帰るね。」が過去(平成28年10月)の最高の誤爆であるとされている。(田浦中辞典より)
「あちゃ~。」でした。威厳が…。(H)
【重陽の節句】010909
今日は季節の節目となる五節句の一つ、重陽(ちょうよう)の節句(菊の節句)です。古代中国では奇数を陽、偶数を陰と考えたので、縁起の良い奇数の中で最も大きい数字が重なる9月9日は重陽ということになります。菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願ったそうです。
重陽の節句と聞くと、「雨月物語(上田秋成)」の中の「菊花の約(ちぎり)」という話を思い出します。
出雲へ密使として旅の途中、病に倒れた宗右衛門は、左門に助けられました。それを縁に意気投合、義兄弟となった2人でしたが、宗右衛門はどうしても果たさなければならない役目がありました。「重陽の節句に戻ってくる。」と約束をして旅立った宗右衛門でしたが、役目を終え、出雲を去ろうとしたときに捉えられてしまいます。約束の日が近づきますが、牢から出してもらえるような様子はありません。
ついにその日、準備をして待つ義弟の左門でしたが、夕方になっても義兄、宗右衛門の姿は見えません。左門の母は、家に入りまた明日待てばよいと促しますが、左門は「兄上は信義ある武士だから、決して約束を破ることはない。」と待っています。
時間がたち、日も落ちあきらめて家に入ろうとしたときに、風に吹かれる陽炎のようにやってくる人影が…。
「雨月物語」には怪異小説9編が収められています。秋の夜長にどうでしょう。(H)
【金メダル】010908
郡市陸上大会記録には田浦中Kさんの1年男子200m(S51)とTさんの1年女子200m(S58)他、合わせて9つの昭和の記録。(※今は実施していない種目もあります。)が残っていますKさんは私の2学年上の生徒会長。すごい先輩だったと言うイメージが残っています。平成15年の1年男子と平成16年の2年男子の400mRの記録も田浦中。ジャイアンツの立岡選手がメンバーでした。
体格、練習方法、道具は大きく進化しています。1896年のアテネオリンピック(男子のみの参加)に、葦北水俣郡市の大会記録ホルダーが出場してみると…。
100m。Sくん(H23水二中)がスピードに乗り勝利。2年生のTくん(H27津奈木中)も銀メダル(オ:11秒09)
400m。Yくん(H08水二中)が最後に振り切り勝利(オ:54秒02)
1500m。Iくん(H27佐敷中)が最初から引き離し余裕の勝利(オ:4分33秒02)
110mH。Tくん(H24水二中)が流れるようなハードリングで圧勝(オ:17秒06)
走り高跳び。Oくん(S59水三中)・Nくん(H08水一中)ともに2位の記録は上回るが、惜しくも銀メダル。(オ:1m81cm、ただし挟み跳び)
走り幅跳び。Nくん(H01佐敷中)がわずかに上回り劇的勝利(オ:6m35cm)
という結果でした。金メダルおめでとう!(H)
【児童虐待防止法】010907
町の生徒指導担当者会でも話題になりましたが、児童虐待のニュースが絶えません。先日は、鹿児島県出水市で発生した虐待死が報道されていました。「虐待の連鎖(虐待されて育った子どもが大人になった時に、自分の子どもを虐待する)」もよく聞きます。新米の親にとって、子育てのモデルは自分の親です。
ご存じのとおり、児童虐待防止法は平成16年の改正で「虐待を受けた児童」から「児童虐待を受けたと思われる児童」に改められました。
さらに、学校、児童福祉施設、病院その他児童の福祉に業務上関係のある団体やその従事者は、より積極的な児童虐待の早期発見及び通告が義務付けられています。
また、児童及び保護者に対して、児童虐待の防止のための教育又は啓発に努めなければならないこともうたわれています。
田浦中では学校だよりとPTA総会、HPなど複数の手段で周知を行っています。子どもたちには虐待を訴える力を、保護者には躾という名の虐待をしない、させない、人の子どもの虐待に気付いたら行動することが当たり前だという意識をもってもらうことがねらいです。
バットを振らなければボールには当たらない。空振り覚悟で虐待を疑い、通告することが大切です。不作為、見逃し三振は私たち大人の最大の罪です。(H)
【好きこそ物の上手なれ】010906
校内を巡回していると、2年生は国語「枕草子」の授業中でした。「春はあけぼの~」で始まる清少納言の随筆で、私と同世代の方は授業中に暗唱した記憶があるのではないでしょうか。社会科を教えていたずっと以前は、学力検査等も知識を問う出題が多かったため、「紫式部」と混同しないように「枕の掃除(草紙)で清(清少納言)潔に!」と教えていました。知識の注入で、音として残るだけです。
国語担当のH先生から聞こえたのは「春は“三色団子”、夏は“かき氷”、秋は“きのこの山”、冬は“雪見大福”」という言葉。枕草子を下敷きにして、子どもたちそれぞれが感じる春夏秋冬の「をかし」、「あはれ」、「わろし」を随筆にした「令和版枕草子」だそうです。Mさんの作品の「きのこの山」は「お菓子」、本来の「をかし」に掛けるとは、なかなかユーモアのセンスがあります。
全国学力・学習状況調査のアンケートで「国語の勉強が好き」と回答した生徒は全国平均をはるかに上回っていました。結果も良好。好きこそ物の上手なれ。
ちなみに、数学も同様のアンケート結果でした。たぶん、「三角形はおにぎりせんべい。」と教えています。田浦中の国語も数学もいとをかし。(H)
【100年カレー】010905
目の前で1年生の学年会が開かれています。総合的な学習の時間の取組が主な議題のようです。「学習を通して、どのような力をつけさせたいか。」ということが大切ですので、生徒の実態と学力の分析から話が始まりました。
1年生は料理研究家の江上トミさんの実家である「赤松館(せきしょうかん)」を中心に、田浦の特産品である甘夏みかんやデコポン、地域で作られている漬物、御立岬公園などについて調べて、郷土の良さについて知り、発信する学習を行います。
研究熱心な1年部の先生方は、夏休みに「100年カレー(江上トミさんが残されたレシピをもとに再現されたカレー)」を赤松館に食べに行きました。普段食べているカレーより色が黄色く、玉ねぎの甘さが最初に来る味だったそうです。学習の中でミカンや漬物など田浦で作られるものもセットにした、100年カレーの再現を予定しているそうです。塩はもちろん、集団宿泊教室の時に「塩むすび館」で作ったものを使います。
「それぞれが、自分のよいところをみんなの前で発表できるような子どもたちになって欲しい。」田浦中の卒業生であるY学年主任の思いです。(H)
【共通テスト終わる】010904
昨日の午後は町の生徒指導担当者会でした。夏休み中に町内の小中学生が巻き込まれた事故や事件はありませんでしたが、昨日の新聞には、県内の高校生がわいせつ画像の拡散で摘発されたという記事が載っていました。被害者は「軽いノリ」を後悔していると語っているそうです。スマホの約束6か条「あとがこわい」を思い出してみましょう.
また、夜中に某トンネルを動画投稿チャンネルにアップしようと集まっている県内外の若者がいるとの情報もありました。先日書きましたが、「お化けは土地に憑き、幽霊は人に憑く」と言います。やめましょう。「化け物の 正体見たり 枯れ尾花」
今日は共通テスト2日目。いつもは朝練習に参加している長距離走チームの3年生も昨日・今日はお休みです。登校時に「昨日はだいぶ勉強したろ。」と聞くと、ニコっとしました。「睡眠は十分とりました!」という満足そうな笑顔でした。
3年生の教室に行くと、早く登校して勉強している生徒も沢山いました。1時間目は社会です。「金栗四三」、「オリンピック」など、熊本県に関連のある予想問題が飛び交っていますが、実際はどうだったでしょうか。たぶん、最初の解答は「くまモン」です。
朝の会が終わったころ、2時間目の数学のテストで使うコンパスの忘れ物が届きました。あっ、これはナイショでした。(H)
【選手登録】010903
3年生の共通テストが今日・明日の2日間実施されます。問題配付から開始までの時間を緊張した面持ちで待っていました。初めの合図で一斉に問題用紙を開き、後は集中。今日は国語・理科・英語、明日が社会・数学。終了後に「明日に掛ける!」という声も聞こえてきました。
久し振りに晴れの日が続いていますが、台風13号(レンレン)が接近中です。連続して台風14号(カジキ)も発生したとのこと。エコパークでの練習を予定している日曜日は週間天気予報では曇り。先週は雨中の練習でしたので、台風がそれてくれるとよいのですが。
午前中に郡市陸上競技大会の選手登録が締め切られました。練習を続けてきたけれども選手に選ばれなかった生徒。本人の希望とは異なる競技に出場する生徒。最後は納得して競技に臨むとのことでした。田浦中は芦北水俣で2番目に生徒数の少ない学校ですが、選手団と応援団が一体となって頑張る田浦中生の姿を魅せましょう。(H)