学校生活(ブログ)

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喜ぶ・デレ オンライン学習の様子(その8)

 今日(27日)のオンライン授業の様子は、体育館を撮影しました。配信用のタブレットは、左写真のように係の生徒が、生徒たちと一緒に移動してくれています。本来、体育館にはWi-Fiのアクセスポイントがないので、モバイルルーターを使用してアクセスする想定でしたが、意外と校舎から来る電波が強く、モバイルルーター無しでも大丈夫みたいです。
 体育館の奥では、小学生が体育大会のダンスの練習をしていました(中央写真)。関連するブログが小学校HPに掲載されていたので、リンク(ここをクリック)を貼っておきます。小学生のダンスの曲(ソーラン節)が流れていましたが、登校グループの生徒たちは気が散ることもなく、自分たちの授業に集中できています。その一方で、自宅グループの生徒たちには、どんな感じで聞こえているのか少し気になるところです。BGMぐらいの感じならいいですけど‥‥。
 この時間は、創作ダンスの時間で、クリスマスをイメージした振り付けを考える授業でした。全体的に女子は、結構自分を解放して動けるみたいですが、男子はどの学校もこんなものなんですかね? 恥ずかしさがあるのか、動き出すまでかなり時間がかかっていたようでした(右写真)。頑張れ、男子!!

ほくそ笑む・ニヤリ オンライン学習の様子(その7)

 本日からオンライン学習を活用した分散登校が再開しました(現時点で10月1日まで)。写真(下段中央等)を見ていただくとお分かりのとおり、生徒の席の間隔が広いので感染防止対策としては良好な環境だと思っています。
 もう先生方は手慣れた感じで、生徒たちも全く違和感なく授業ができています。これは実技を伴う体育の授業(上段左)も同様です。
 英語の授業では、チャンツ(リズムに合わせて英語を発音する活動:上段中央)をしていましたが、自宅グループの生徒はちゃんと発音しているのか気になったので、英語担当の坂本教諭に聞いてみると、ほとんどの生徒がオンラインの向こう側で声に出して学習をやっているとのことでした。その後の2人組での会話練習(上段右)は、自宅グループの生徒はブレークアウトルームを使って別の自宅グループの生徒と会話の練習をやっていました。
 技術担当の井上教諭は、PowerPointで自作教材を作成し、それを画面共有して生徒に配信していました(下段左)。作った教材は、対面授業も含め何度も再利用できますし、その教材作成自体が教師にとっては教材研究にもなるとても有効な方法で、「オンライン学習の王道」と言ってもよいかもしれません。また、社会科担当の町田教諭は外付けの高解像度のビデオカメラで配信していました。とても分かりやすい授業なので、そのまま録画して有料オンデマンドで配信すればお金儲けできるかもしれません(笑)。

喜ぶ・デレ 期末テストの返却

  昨日と本日(22日)、期末テストの返却を行っています。これは一斉に行う方が効率的で不正等も起きにくいので、午前中が2年生全員、午後が1年生全員の変則的な分散登校を行っています。なお、テスト実施時と同じく、1クラスを2つの教室に分け、オンラインを活用して行っています。
 この時間は、2年生の家庭科の返却でした。教科担当の小山先生は別教室からオンラインで解説等を行い、各教室には他の先生方がついてサポートする形をとっています。このような取組はチームで動く体制が整っていないとうまくいきません。その点本校では、1年部の町田学年主任、2年部の深水学年主任を中心に、学年部がとてもまとまっていて、安心していられます。直近のブログにも書きましたが、このような学年がチームで動く体制が小学校にも浸透しつつあります。ある面、「教科担任制」すなわち複数の教員で生徒をみるという中学校的な文化が、小中一体型校舎の合志楓の森小学校・中学校の場合は、伝播しやすいのかもしれないと思っています。

期待・ワクワク 池頭教育委員のオンライン授業の状況視察

 本日(21日)の午前中、池頭 教育委員(教育長職務代理者)が、教育委員会学教教育課の 斉藤 主幹とともに、合志楓の森小学校・中学校のオンライン授業の状況について、視察にお越しになりました。なお、他のお2人の教育委員の方々も本日、別の小中学校を視察されています。また、中学校は、期末テスト返しのため、変則的な分散登校(午前中:2年生、午後1年生)を行っており、自宅へ配信するオンライン学習はおこなっていないため、主に小学校の状況を視察されました。
 合志楓の森小学校でも、今では合志楓の森小版のオンライン学習スタイルができあがっています。特に小学校の場合は、1年生と6年生の間で大きく異なる発達段階に合わせるため、様々な工夫や努力がされており、その丁寧さや緻密さには、中学校も参考にすべきものが多くあるなと感じました。また、各学年を「帯」の時間割で、一つの教科を全学級一斉に配信するスタイルを取り入れているのは、文部科学省が目指している「小学校の教科担任制」につながるものであり、今後大きく教育改革が進む足掛かりになるのではとも思いました。
 池頭委員から、オンライン学習の現時点での課題についてお尋ねがありました。私(中学校長)からは、「①目の健康をはじめとする健康管理、②個人の学力差や特別な配慮が必要な子どもへの対応、この2点が特に気になっています。」とお答えしました。また、小中施設一体型の本小中学校の場合は、もともと合志市が提唱する小中一貫教育を推進しやすい環境ですが、「オンライン学習が定着することにより、物理的に離れた小中間でも連携を図りやすくなる」という話などが、視察後の懇談の中で出てきました。

ニヒヒ 英検IBA

 

 期末テストに引き続き、3時間目に「英検IBA」を実施しました。「英検IBA」とは、「もし英検を受けたら、何級程度の力があるか」を診断するためのテストです。合格、不合格はありません。また今回は、1年生が「TEST F」、2年生が「TEST E」を受検しました。その両方ともに、リスニング問題がおよそ半分を占め、改めて「使える英語力が求められているのだな」と感じました。
 少し話は変わりますが、私(校長)は20年以上昔、情報教育の分野で国内留学していました。当時はまだ「MS-dos」というOS(オペーレーションシステム)で、コマンド(命令)をキーボードに直接入力してコンピュータを動かしていました。もちろんその命令はすべてアルファベット、つまり英語です。英語があまり得意でなかった私は、その時になって「英語をもっとしっかり勉強しておけばよかった」と後悔したのを思い出します。その後「Windows」という画期的なOSが開発されたおかげで、グラフィカルな画面でマウスを使い感覚的に操作できるため、英語が苦手な私もなんとかパソコンを使いこなすことができました。
  テクノロジーの分野に限らず、経済も医療も政治もそして学問も、結局のところ英語をベースに世界は動いています。そう考えると、やっぱり英語は大事ですよね。
 10月8日(金)には、2年生対象の本物の英検があります。3年生がいない合志楓の森中の2年生には、特別に教育公務員弘済会からの補助金があり、全額を負担せずに受検することになります。50人以上の生徒が申し込んでくれているそうですが、ぜひそちらの方も頑張って「級」を取得し、自分のキャリアアップにつなげてほしいと思います。
 

苦笑い 8年ぶりのテスト監督

 本日(16日)の3校時、2年3組Bの家庭科の期末テストのテスト監督に、私(校長)が入りました。テスト監督は、水俣の中学校で教頭(社会科の授業も担当)をしていた以来なので、8年ぶりになります。久しぶりで私も緊張しましたが、生徒たちも若干、緊張気味だったかもしれません。
 事前に少し問題を見せてもらいましたが、単に知識を問う問題だけでなく、思考や判断を伴う問題や、とりわけ家庭生活をよりよくするための意欲や態度を評価しようと意図する問題もあって、「小山先生、なかなかいい問題作ってるな!」と感じました。
 生徒たちはというと、真剣にかつ最後まで一生懸命問題を解いていました。今までの経験上、大抵は途中で顔を伏せたりして、諦めたかような態度を見せる生徒が数名は出てくるのですが、そのような生徒はいません。4月以来、何となくなのですが、合志楓の森中の生徒、とりわけ2年生は「学習に対する意識が高い」と感じています。互いに意識が高ければ、それが作用し合って、より意識は高まる方向へ働くものです。そう言った意味で来年の今頃、つまり共通テストの結果が出て進路選択を具体的に考える時期に、どこまで学力が伸びているのか、とても楽しみな学年です。

にっこり 「熊本の学び」スタートアップ研修

 本日(15日)の午後、小中合同の校内研修で、熊本県教育庁市町村教育局義務教育課の岩木指導主事及び松崎指導主事、菊池教育事務所の大谷指導主事に講師として来校いただき、「熊本の学び」スタートアップ研修を行いました。
 今回は、新型コロナ対策として、大会議室をメイン会場、各教室をサテライト会場として、オンラインで行いました。
 まず、岩木指導主事に概要説明及び授業改善演習の説明をいただきました。また、各学年部ごとに行った授業改善演習は、松崎指導主事にコーディネートいただき、研修を深めました。
 研修内容の詳細は割愛しますが(小学校のHPの方が詳しいので、リンクを貼っておきます)、先生方の議論も深まり、今後の授業改善に大きな期待が持てる研修になりました。

驚く・ビックリ オンライン学習中の出来事についての情報モラル指導

 以前の記事に「オンライン学習中に気になることが見え始めた」という内容を書いていましたが、実際に昨日(14日)、ある学級のオンライン学習中、ある生徒が参加チームから意図的に外される事案が起きました。
 そこで早速、本日の放課後、当該学級の生徒を、広く間隔をとれる武道場に集めて、情報モラルについての指導を行いました。
 このような事案を聞くと、オンライン学習への消極的な発想からは「ほら見たことか! だからオンライン学習には問題がある。」となりそうです。しかし、すでの本校生徒の自分用に使えるスマートフォンの所持率は90%を超えています。大人(親や教師)が知り得ないところで、たくさんのプラベートなSNSコミュニケーションをしている中、いわゆる「LINE外し」のようなことは、私たちが想像している以上に多発していると考えた方が間違いありません。つまり、今回の事案は「氷山の一角」であり、その「氷山の一角」を見逃さず、速やかかつ適切に(その行為の問題点を生徒たちにしっかり見つめさせ、どうすべきか考えさせる)指導をしていくことが、体験的な情報モラル教育(情報社会に参画する態度の育成)として重要ではないかと考えています。
 なお、当該学級以外の全学級にも、今回の事案の概要を共有し、指導していきます。また、今回のようなことが機能的にできないよう、取りあえずteamsの設定を変更します。その分使い勝手が悪くなるので、好ましいとは言えませんが‥‥。
 その後、この事案に関係したかもしれないと思う生徒たちが名乗り出てくれて、その場の状況を説明してくれたそうです。結論から言えば、「ふざけ半分で、悪気はなかった」、また「やったりやられたりている」とも答えたそうです。なるほど、SNSの問題点として挙げられていることが、縮図のように見えますね。だからこそ、今回の当該学年部の事案に即応した指導は、とても適切だったと校長は考えています。

試験 前期の期末テスト

 本日から3日間(15日~17日)は、前期の期末テストです。昨日までは分散登校でしたが、本日は全員登校です。ただし、3年生用の教室を併せた普通教室12+各階に1つずつある予備教室1+美術室1=計14教室を使い、各クラスをA・Bの2つに分けて、三密の状態を避けて実施しています。このように教室数を確保できるのは、本校のそれも本年度に限った有り難い状況ですが、問題はテスト監督者の人数です。どうしても人が足りない時間は、小学校の一安主幹教諭と森田教務主任に手伝ってもらい、それでも足りない場合は、教頭と私(校長)も監督に入って対応することにしています。
 私は、テスト期間中の緊張感の漂う雰囲気が嫌いではありません。受検する生徒たちはもちろん、問題を作成し採点する先生方も大変ですが、このようにメリハリのある中学校生活の中で、生徒たちは様々な経験を積み、人間として大きく成長していくものだと思っています。また、合志楓の森小学校・中学校の場合、ともに学校生活を送る小学生にとっても、少なからず良い影響があるものと考えています。
 なお、テスト期間中の午後は、オンライン授業を入れていません。今日と明日は、翌日にテスト教科が残っているので、各自家で勉強を頑張ってくれると思いますが、最終日(17日)は気分が解放され、外へ(近隣の大型ショッピングセンターや遊戯施設等へ)遊びに出かけてしまう生徒がいないか心配しています。まだコロナ禍の「まん延防止等重点措置」の期間中であることを忘れず、テスト勉強を頑張ったご褒美は、家の中でできること又は何もせずのんびりと過ごすことを選択してほしいと思います。
 

我慢 オンライン学習の様子(その6)

 直前の記事と同時間、1年1組と2組は体育の授業でした。こちらもオンラインで授業を配信していますが、授業の内容は陸上競技で、この時間は「スタートの方法」について学習していました。さすがに自宅グループの生徒は、部屋の中を走ることはできませんので、「見学」という方法をとらざるを得ません。しかし、しっかりイメージトレーニングをしてくれている生徒は、登校日の体育の授業でそのイメージを試してみることはできるかもしれません。
 とは言え、オンライン授業には限界があります。できないことを無理してするより、限られた環境・条件の中でできることを探した方が賢明です。保健体育が専門の髙橋教頭から「ダンスだったら、部屋でも(オンラインでも)できるし、むしろ自分や友達の動きを確認しながら(録画も可能)活動できて効果的」との助言がありました。何事も「知恵と工夫」次第ですね。