学校生活(ブログ)

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驚く・ビックリ 大分県のICT活用状況の視察

 本日(18日)の午後、私(中学校長)は、中学校の 井上 教諭、小学校の 山下 教諭、杉本 教諭に随伴してもらい、大分県教育センターを訪問し、明日(19日)に開催される「1人1台端末を活用した小・中学校プレゼンテーションコンテスト」の会場を視察しました。
 コロナ禍でなければ、明日のリハーサルや本番のプレゼン発表会まで、会場で視察できたのですが、感染防止のため、本日の準備の様子のみを見学させていただき、明日はオンラインで視聴することになりました。
 率直に言って、「大分県のICTは随分進んでいるな!」と感じました。その一方で、「その気になれば、本校でもこれに近い取組はできるな。」とも思います。とりあえず、3月に実施予定の学習発表会では、本日の視察で学んだことを、できることから活かしていこうと考えています。
 準備でお忙しい中、大分県教育庁教育デジタル改革室の 長谷川 指導主事にお話を聞くこともできました。このコンクールは本年度で4回目になるそうです。まずは、児童生徒を指導する教職員のマインドセットが重要であるという旨のお話があり「同感!」と思いました。
 なお、この視察は本年度、合志市のICT支援員派遣事業を委託されている(株)クラウドI・Aのご紹介で実現しました。

試験 後期期末テスト(最終日)

 後期の期末テストも本日(18日)が最終日です。本日の「楓の森の舎窓から」にも記載していますが、小学校で学年閉鎖があったため、その弟妹がいる生徒は別室受験となっています。
 3階に行ってみると、2年生の教室(中央写真)はそれほどではありませんが、1年生の教室(左写真)はガラガラでした。その一方、別室受験会場の大会議室(1年生用:右写真)は、すべての席が埋まっており、さらに2年生は地域交流室で受験していました。
 本日でテスト終了ですが、テスト返却時には、正解だけでなく、間違った問題にもしっかり目を向けて、自分の弱点(陥没点)を把握し、それを少しでも学年が上がる前に克服できるよう努力して欲しいと思います。3月には「進級認定会」という、生徒一人一人を「進級」させるか「現級留め置き(いわゆる「留年」)」にするか検討する会議があります。近年はよほどのことが無い限り「現級留め置き」にはしないのですが、やはり現学年の内容が身に付いていないと、学年が上がって一番苦労するのは本人自身です。
 4月になればすぐに、標準学力テスト(NRT)があります。また新3年生は、全国学力学習状況調査(令和4年度は国、数、理の3教科)もあります。もちろん3年生は、共通テスト、年度末に入試が待っていますよね。私(校長)自身、ペーパーテスト重視の「詰め込み教育」は嫌いですが、ペーパーテストで選抜されるという現実がある以上、仕方ない部分はあります。ただし、生徒一人一人のモチベーション(学習動機)は、「高校入試」ではなく「夢実現」であって欲しいとは願っています。

ほくそ笑む・ニヤリ 市情報教育担当者会での実践発表

 昨日(17日)の午後、オンラインで市役所及び市内の小中学校を結び、合志市情報教育担当者会議が行われました。私(校長)は、本市校長会の情報教育担当なので、開会の挨拶をするため出席していたのですが、他の学校は情報教育の担当者の教職員及びICT支援員が参加しました。
 前半は学校教育課の情報教育(GIGAスクール構想)の担当職員からの説明や連絡がありました。合志市は熊本県の事業である「くまもとGIGAスクールプロジェクト」の先進地域取得を目指して取り組んでおり、そのためには本市内の小中学校の8割(10校)以上が、日本教育工学協会学校情報化認定委員会よる「優良校」の認定を受ける必要があります。本HPのトピックでもお知らせしておりますように、合志楓の森中学校は、先日、市内の12小中学校に先駆けて、その「優良校」の認定を受けたところです。また、デジタル教科書やデジタルドリル等の導入へのロードマップ、さらに次年度へのタブレットの更新処理等についての説明もありました。
 その後、合志楓の森小学校及び中学校におけるICT活用に関する取組について、両校のICT担当である 井上 教諭(中学校)と 山下 教諭(小学校)の実践発表がありました。この内容は、両名が共同で、合志市の教育論文として執筆した内容をベースにしたものであり、本市の各小中学校のみならず、県内外の学校の実践の参考になるものだと思います。2人に同意をいただき、同論文及び実践発表のスライドを添付することにしましたので、学校や教育関係の皆様にはご自由に閲覧いただき、学校教育におけるICT活用推進の参考にしていただければと思います。

R3教育論文ICT活用.pdf
楓の森小中学校ICT化取組スライド.pdf

期待・ワクワク ローテーション道徳(第2学年)

1組 深水 教諭
(第2学年主任)
2組 後藤 教諭
(第2学年副担任)
3組 坂井 教諭
(もみじ3組担任)

「祖父の涙」
(つなぐ~熊本の明日へ~)

「ノリ博士の信念」
(熊本の心)

「俳優 笠智衆」
(熊本の心)

 以前、1年部が道徳のローテーション授業を行っているという記事を書いていましたが、現在は2年部が、同じくローテーション授業に取り組んでいます。学年主任、副主任、もみじ学級担任が担当しているのですが、それぞれ1つの道徳の題材(資料)を受け持ち、それを3週に渡って3回繰り返すことになります。その分、担当する教師は、深く教材研究ができるので、質の高い道徳の授業ができるのではないかと思っています。
 ご承知のとおり、中学校では平成31年から「道徳の時間」は、特別の教科 道徳」として新たにスタートしました(保護者用リーフレットはこちら)。また資料は、教科書会社が発行するものもありますが、今回は、熊本県が作成した道徳教育用郷土資料「熊本の心」と熊本地震関連教材「つなぐ~熊本の明日へ~」(教師用リーフレットはこちら)を使用していました。
 私(校長)は、本日(17日)の4校時、3クラスを見て回らせてもらいましたが、3授業ともに授業者の個性が発揮されている、よい意味での「おもしろい授業」がなされているなと感じました。
 なお、「したがり屋」の校長は、今回のローテーションには入れてもらえませんでしたので、来週から別途、2年生の3クラスの道徳の授業をさせてもらうことにしています。

うれし泣き 初任者研修の実践発表会

 本日(16日)の午後、校内での初任者研修の実践発表会をオンラインで行いました。本来であれば、来週の22日(火)に実施する予定だった合志市の初任者の実践報告会のリハーサルとして行うものでしたが、そちらが中止となりましたので、この発表会が本番の発表会となってしまいました。
 初任者の 矢野 教諭のプレゼンテーションは、本当によくまとまっていて、以前の記事(ここをクリック)にも述べていましたように、ICTの力量は大したものです。また、それ以上に感心したのは、プレゼンの中身でした。自尊感情が低い生徒が含まれている学級をよりよい方向に導き、生徒一人一人が自信をもって学校生活を送れるクラスを目指して取り組んできた1年間の学級経営の実践経過がよく伝わってきました。
 初任者を含め、若い教師をどのように育成していくかは、本県のみならず日本全国の学校教育の課題となっています。そのような中で、先輩職員に温かくも鋭さをもった指導・助言を受けながら、大きく育ってきた 矢野 教諭の姿は、これからの若手教師の育成に大きな示唆を与えるものだったと思います。そういった意味からも、矢野 教諭の発表を本校教職員だけしか聞けなかったのはとても残念です。
 発表会の終わり、目に涙を浮かべていた 矢野 教諭の姿を見て、本校の職員集団全員が温かい雰囲気になりました。矢野 教諭がいるおかげで、本校教職員のチーム力が高まってきたのかもしれません。矢野 教諭には「初任者研修、ご苦労様でした」の言葉とともに、「ありがとう」とも声をかけたくなりました。
 最後になりましたが、担任とともに成長してくれた1年3組の生徒たち、さらには初任者である担任を温かく見守っていただきました保護者の皆様に、校長として厚くお礼を申し上げたいと思います。
 なお、矢野 教諭のお父様は単身赴任中のため、このHPで娘の教職1年目の様子を見ておられるそうです。お父様、ご安心ください。娘さんは教師として立派に成長されています。

試験 後期期末テスト

 本日から3日間(16日~18日)は、後期の期末テストです。1日目が1年生(音、社、体)・2年生(社、音、理)、2日目が1年生(数、理、美)・2年生(美、数、体)、3日目が1年生(家、国、英)・2年生(技、国、英)の日程で行われます。今回は両学年とも9教科の長丁場のテストになりますが、今日、明日は午後の授業がありませんので、午後の時間もうまく使い、最後まで諦めずテストにチャレンジしてほしいと思います。
 なお、本日の「楓の森の舎窓から」にも書いていますが、新型コロナウイルス感染防止対策のための特別受験をする生徒は、大会議室で他の生徒との接触がないようにして実施しています(右写真)。

にっこり 石碑に込められた思い(2年人権学習)その2

 先週も「学校生活」の記事にしていましたが、10日の5・6校時、2年生は「ハンセン病問題」に関する人権学習を行っていました。今回の学習のメインの活動は調べ学習。「ハンセン病をめぐる4大事件を調べ、問題提起する」という目標で進めています。
 小・中学校9カ年の見通したハンセン病問題学習のゴールとして思い描く生徒の姿として、「本校の中学3年生全員がハンセン病問題の『語り部』になれる」というものあります。つまり「ハンセン病問題についての正しい理解に留まらず、それを発信する力まで高めよう」と考えているのです。事柄を人に伝えるためには、原稿を丸暗記して話すだけでは不十分ですよね。その事柄に対する深い見識があってこそ、自分の言葉として相手の心に響くものです。その深い見識を育てると言う意味でも、この調べ学習は有効だと思います。
 コロナ禍の中の班活動になりますので、いろいろ制限はあると思いますが、そこはICTに強い本校の先生と生徒たちです。Teamsの共同編集機能等も使いながら、上手くやってくれると思います。

驚く・ビックリ 「親の学び」次世代編オンデマンド講座

 本日(9日)の給食時間、生徒たちは「親の学び」次世代編オンデマンド講座の動画「考えよう!スマホとの距離」を、各教室へのオンライン配信で視聴しました。
 これは、熊本県教育庁市町村教育局社会教育課が作成した動画(詳細はこちら)です。本動画DVDは県内の全中学校に配付されることになっており、本日、菊池教育事務所の 水上 社会教育主事に、わざわざ本校まで同DVDを持参していただきました。現在、本校では新型コロナウイルス感染防止対策のため黙食しているので、「それならば給食時間を活用しよう」と早速、配信しました。
 本動画は、統計など客観的資料を使い、AIロボ・ヴィータというキャラクターを登場させて、生徒たちに共感を得やすいよう工夫されて作成されてます.。今回、取りあえず配信してみましたが、また機会を捉えて学習や研修に活用したいと思っています。
 なお、熊本県教育委員会のWebサイトには、本動画とは別の動画が、「親の学び」オンデマンド講座として掲載されています。リンクを貼っておきます(YouTube:外部リンク)ので、親子で家庭のスマホルール作りをする際などに活用いだければと思います。

笑う ストレスに上手に付き合いましょう

 本日(9日)の「楓の森の舎窓から」でも触れていますが、3階の西側ギャラリー(展示スペース)のガラスには、「リフレーミングカード」が掲示されています。これは、本校の 橋爪 養護教諭(保健主事)が大本を作成されたもので、坂井 教諭(特別支援教育コーディネーター)により掲示していただきました。また、橋爪 養護教諭は、前任の小学校で小学生版も作られており、それが小学校の 山下 養護教諭に提供され、小学校の保健室前にも掲示されています。このように、校内の各担当の連携や小・中学校間の情報共有などが活発に行われていることは、学校が組織として、またチームとして機能する原動力になっているのではないかと思っています。
 ストレスへの対処については、ほけんだより(2月号)に掲載されていますので、そちらをご覧いただきたいと思いますが、私は本年最初の始業式でも述べたように(楓の誉(第1号)R3.4.16も参照)、ストレスはその人の成長にとって必ずしもマイナスではないと思っています。事実、本校には、新設校であること(途中で移籍したこと)や小・中学校が同じ校舎であることなど、他の学校にはないストレスを自分の糧にして、大きく成長してくれている生徒が大勢います。その一方、ストレス等に影響され、不登校や登校渋りの状況が見られる生徒がいることもまた事実です。そういう生徒については、関係機関との連携を図りながら、可能な限り個別に対応もしていきたいと思っています。

喜ぶ・デレ 品詞(接続詞)の学習(1年国語)

 現在、1年生の国語は「品詞」の学習をしています。国語の授業と言えば、小説や説明文の読み取り、詩歌の鑑賞などを思い浮かべる方が多いと思いますが、このような国語文法の学習を通して、修辞的なスキルを高める題材も年間計画の中に配当されています。本日(7日)の3校時、1年1組の授業を見た時は、ちょうど「接続詞」について、内田 教諭が説明している場面でした。
 タイトルは忘れましたが、私(校長)が以前、「わが子を東大に行かせる子育て」的な内容の本を読んだ時、「日常会話に『接続詞』や『副詞』を使いましょう」という内容がありました。たしかに文章と文章の間に接続詞や副詞が使えるということは、文章前後の関係が頭の中できちんと整理できているということですね。言い換えれば「論理的思考力」があるということにもなるでしょう。
 中学生ともなれば、順接(「だから」など)や逆接(「しかし」など)だけではなく、並列(「ならびに」など)、累加(「そのうえ」など)、対比・選択 (「あるいは」など)、説明・補足(「すなわち」など)、転換(「ところで」など)の接続詞も使えるようになってほしいですし、「要するに」や「ひときわ」のような副詞も、時と場合によって使えたら、「ことさら」格好いいなと思います。
 なお、例に違わず、この授業もオンライン配信されていました。本日の文法のような授業であれば、自宅からでも教室にいるのと遜色ない学習ができるのではないかと思いました。