湯浦中ブログ

2020年6月の記事一覧

【西向く士(さむらい)】020621

 1年間は12か月ですが、もともと2月が最後の月で、調整のために28(29)日間になっているそうです。今の暦に切り替わった時、宗教的行事の期日変更に不都合が生じるため、12月ではなく2月が日数が少ないままなのだとか。

 31日まである月を大の月、30日(28日)の月を小の月と言い、「西向く士(さむらい)」2・4・6・9・11といった覚え方をします。

唐突に何の話かおわかりでしょうか。6月11日のブログのクイズの正解です。

「大・小・大・小・大・小・( )・大・小・大・小・大」の( )に入るのは、7月なので「大」ですね。全部で12文字なので、「12」に関連するものはという発想をすると答えが浮かびやすくなります。

 では次の問題は( )を使った掛け算、2・3年生向きです。次の式でa~zまで連続して計算したときの答えは?解答は27日のブログで。

(x-a)(x-b)(x-c)(x-d)・・・・(x-z)=? 

 

【水ん月】020620

 6月も下旬、今月は祝祭日が無い月でした。学校再開から週29時間の授業と部活動、随分疲れもたまっているようです。ところで、6月は梅雨なのになぜ水無月?ここの「無」は、「~の」にあたる連体助詞「な」で、「水の月」という意味だそうです。芦北弁で言うと「ん」ですね。(ネコん子、蜂ん巣、おぎゃんと、わぎゃんと等、たぶん。)

 英語では、June(ジュン)と言いますが、結婚生活の守護神であるジュノー(ジュピターの妻)から取られました。6月に結婚式を挙げる花嫁(ジューン・ブライド)は幸せになれるそうですが、日本では雨が多い6月に利用者を増やそうと結婚関連業界が広めたようです。バレンタインデー、ホワイトデー、恵方巻も業界の取組。クリスマスにチキンも日本くらいという話を聞きますね。(H)

 

【1年間の成長がうれしい】020619

 道徳の授業が終わると、子どもたちは教科書とファイルを教室の棚にまとめて保管します。1年生の時は、それぞれを別々に保管していましたが、授業前の配付に時間がかかる…。

 さて、2年生になって初めての道徳。授業後、Fくんが「先生、教科書とファイルをまとめておいても良いですか?」と一言。教科書をファイルに挟み、一人分をまとめて保管することを発案!これで配付の量が半分で済みます!ちょっとした案でとても早くて楽になりますね。

 その後、Fくんは他の人のファイルと教科書もまとめて受け取り、最後まで並べてくれました。1年間の成長は目覚ましく、うれしい限りです。(2年生学級通信「つなぐ」より)

 今日の通信にも学級人権宣言決定の過程での2年生の成長した姿が綴られていました。このような記事を読むたびに、「苦労はあっても、担任はよかなぁ~。」とうらやましく思います。

 

【避難訓練】020618

 熊本地震では、芦北町の中でも田浦中校区と湯浦中校区・佐敷中校区では被害状況に差が見られたようです。当時勤務していた田浦中は校舎や体育館のひび割れ等の被害が発生、車中泊をした生徒も出ました。物理学者で俳人の寺田寅彦氏は「天災は忘れた頃来る」という言葉をしばしば語ったといいます。自分事として考えることが大事です。

 今日は地震等の避難訓練を行いました。コロナ禍の中、雨の中でしたが、災害は人に配慮してはくれません。三密を避けながらスムーズに非難ができました。(H)

 

【研究授業】020617

 今日、葦北教育事務所から松﨑指導課長を講師としてお招きし、授業研究会を行いました。私は指導課長とは水俣二中で8年間一緒に勤務しており、高校の先輩ということもあって日頃から大変お世話になっています。今日も湯中生の学力向上に向けた貴重なお話を聞かせていただきました。

 授業はO先生による3年1組の社会科。「世界恐慌に対する各国の対策の違いの理由を考えよう。」を「めあて」に、アメリカ合衆国のニューディール政策、イギリス・フランス等のブロック経済、ソ連の5カ年計画の3つを調べ、友達の意見を聞いて比較し、自分なりの結論を導く授業でした。意見交換の場面では向かい合うことを避け、タブレットパソコンを適宜活用して考えを共有する工夫が見られました。指導課長からは3年生の学習課題に取り組む前向きな姿勢をほめていただきました。

 私が受考した昭和62年教員採用選考考査中学校社会科の歴史の問題は「ニューディール政策について説明せよ」でした。第一次世界大戦後の世界状況、政策について、世界に与えた影響、第二次世界大戦への道の4段階でニューディール政策の功罪について説明しました。会場で選考考査開始直前に確認していたところが出題され大変驚きました。最後のあがきは無駄ではありません。(H)