校長ブログ「秘密の部屋」

2019年5月の記事一覧

【イモリとヤモリ】010531

 カエルの大合唱シーズンが始まりました。妻の出身地である湯の児は、海沿いのためカエルはあまり見かけません。田浦に泊まるとカエルの声で眠れないと言います。私は慣れているため、言われないと気になりません。親の小言のように聞き流すことができます。

 2年担任のK先生は前の学校で、教室でヤモリを飼っている生徒がいて、かわいいからと手渡されたそうです。「苦手だったけど、30分くらいで慣れてかわいく思えてきた。頭に載せるくらいはできる。」とのこと。素晴らしい。その中で「イモリだったかな?ヤモリだったかな?」という話になりました。姿は違うのですが、名前は似ており混同しやすいですね。解説します。

 家の壁に張り付いていて、虫などを食べるのがヤモリ(家守)で爬虫類です。白っぽい体と、まん丸い目玉のとてもかわいい顔をしています。なぜ壁に貼り付けるかは話せば長くなるので「ファンデルワールス力(りょく)」で検索を。

 水辺に棲んでいるのがイモリ(井守)で両生類です。お腹が赤いので、子どもの頃は「アカハラ」と呼んでいましたが、方言では無くて正式名称の「アカハライモリ」を縮めた言い方だったようです。赤いお腹は毒(テトロドトキシン)を持っているアピール。再生能力が高く、トカゲの尻尾は骨まで再生できませんが、アカハライモリは完全に骨まで再生するそうです。Xメンに入れそうです。

 子どもの頃、雨が降った後に大岩でアカハラを大量に見かけたことがありました。とにかく「ばっ!」と声が出るくらいたくさん。30分くらいで慣れるのは無理でした。(H)

 

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【24101字】010530

 昨日、『赤松館』横の溝からメダカをつかまえてきました。昨年の梅雨の時期、田んぼ横の水路から採ったホテイアオイを入れた濃紺の睡蓮鉢で飼っています。職員玄関の軒下に置き、下校しようとする生徒を呼び止めては無理やり見せて自慢しています。学校の近くにどんな生き物がいるか関心をもってくれると嬉しいです。余裕がある時は、そんな道草はしてほしいところです。

 今日、葦北・水俣退職校長会の齊所元校長先生が来校されました。会の広報誌で田浦中学校が紹介されます。田浦中の様子を話して、写真を撮っていただいて、そこで2000字を限度とする原稿の依頼を受けました。聞き取りが済んだので、実際に書く量はもっと少ないようです。

 ところで、今月はどのくらいの量の文章を書いたのか気になり、ワードに表示される文字数を足してみました。あいさつや諸報告7本7665字とブログ30日分16436字の合計24101字。これが校長としての授業・教材研究のようなものです。(H)

 

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【集団宿泊教室】010529

 1年生は昨日・今日の2日間、あしきた青少年の家での集団宿泊教室でした。雨の中でしたが、全員元気に学校を出発しました。

 1日目。まず、御立岬公園にある『塩(えん)むすび館』で塩づくりを体験しました。海水の塩分濃度は約3%ですが、すでに18~20%に調整したものを使うので、一人当たり50~60gの塩ができたようです。完成した塩を手にして、おにぎりが欲しいの声も聞こえました。それぞれが作ったサラサラの塩は、お土産に持ち帰りました。道の駅やコンビニなどでは、ここの塩を使った、食卓塩や塩あめ、塩せんべい、塩羊羹、ラスクなどが販売されています。町外の皆さん、ぜひご賞味ください。また、御立岬公園にある温泉は、良か湯加減・塩加減です。町外の皆さん、ぜひご入浴ください。

 青少年の家に到着し、昼食後のマリン活動(カッター艇)は波が出て出航が危ぶまれましたが、あまり遠くには行かず、港の周辺で活動を楽しむことができました。海浜散策は随分賑わったようです。ちょっと早い海開きの生徒もいたと聞きました。

 夜の活動は集団行動と仲間づくりの活動。M先生の指導で「さいころトーク」や「好きな食べ物ビンゴ」を楽しみました。選んだ理由の発表では、「おいしいからです。」を禁止ワードにすることで、その食べ物の良さを工夫して表現していました。1年生は表現力があります。

 2日目、寝坊もなく全員起床。午前中の活動は「フォトウォークラリー」でした。写真を頼りにポイントを捜して2時間ほど歩き回り、随分疲れたようです。鶴木山の美しい景色を楽しむ余裕はあったでしょうか。

 午後からは星野富弘美術館に移動し、好きな作品の模写を行いました。3時ごろ帰校、早速『ささみ』に「ただいま」のあいさつをしに行った生徒もいました。(H)

 

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【たのうらっ子】010528

 昨夜、『令和元年度第1回田浦中学校区地域学校協働本部地域教育協議会及び実行委員会』が開かれました。これは、文科省が行う事業の一環として、平成20年度から3年間の『学校支援地域本部事業』の指定を受け、さらに平成23年度からは、芦北町の補助を受けながら今日まで継続している事業です。芦北町では田浦中校区が先行して実施しており、町では他校区にも広めていきたいとのことでした。

 この期間の中学校長は6人、小学校長は5人です。中心となって事業をつないでこられたのは地域の皆さん。特に歴代のコーディネーターである平賀さん、木村さん、大津さん、大木さんのご尽力には頭が下がります。

 会の中で、委員から「田浦といえば『マルタ』のマークの甘夏ミカン。特産品を活用した特色ある教育ができないか。」との意見が出され、他の委員も賛同されました。

 今年度、芦北教育事務所からは取組の方向として“「認め・つなぐ・明るい」教育の実現~芦北だからできる教育の実践を通して、芦北から新しい教育の風を~“が強く打ち出されており、それを受けて田浦中では、地域の「モノ・コト・ヒト」を活かして、自立につなぐキャリア教育の推進に力を入れようと考えていたところでしたが、田浦地域の皆さんも思うところは同じでした。

 地域の皆さん方と、こんな力がある「たのうらっ子」にしたいという願いを共有し、支えていきたいと思います。田浦の皆さん、どぎゃんこつでんよかですけんかせしてください。(H)

 

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【午後は雨】010527

 日曜の朝、妻からは「水〇社が売り出しなので、カレーとゴミ袋と……、夜はパスタにするのでエノキを買ってきて。」との指令を受けました。感が良い私は「前例から考えて、きっとエノキじゃなくてシメジだろう。」と判断しました。正解でした。

 今年就職した次男からは「6月1日からクールビズなので半そでのシャツがほしい。」とラインが入りました。早速準備しました。たぶん、出世払いだと思います。

 ネコたちからは「ここをなでろにゃ。」「ご飯はカリカリじゃなくて、柔らかいのにしろにゃ。」「おやつにちゅ~るを出せにゃ。」「倉庫・トイレ・お風呂の安全確認をさせろにゃ。」「乱暴者のシロが来たから追い払えにゃ。」など、大統領並みの接遇を要求されました。

 朝方は涼しいのでカーペットを敷いたままにしていましたが、普段いない昼間の室内はかなり気温が上がることに気付きました。北海道では史上最高気温の39.5度を記録したという報道もありました。そこで、夕方ごろになりカーペットをはがして洗うことにしました。自ら進んでとても良い事をしました。

 ほ~ら。今日の午後は雨が降りました。(H)

 

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