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校長ブログ「秘密の部屋」
【イモリとヤモリ】010531
カエルの大合唱シーズンが始まりました。妻の出身地である湯の児は、海沿いのためカエルはあまり見かけません。田浦に泊まるとカエルの声で眠れないと言います。私は慣れているため、言われないと気になりません。親の小言のように聞き流すことができます。
2年担任のK先生は前の学校で、教室でヤモリを飼っている生徒がいて、かわいいからと手渡されたそうです。「苦手だったけど、30分くらいで慣れてかわいく思えてきた。頭に載せるくらいはできる。」とのこと。素晴らしい。その中で「イモリだったかな?ヤモリだったかな?」という話になりました。姿は違うのですが、名前は似ており混同しやすいですね。解説します。
家の壁に張り付いていて、虫などを食べるのがヤモリ(家守)で爬虫類です。白っぽい体と、まん丸い目玉のとてもかわいい顔をしています。なぜ壁に貼り付けるかは話せば長くなるので「ファンデルワールス力(りょく)」で検索を。
水辺に棲んでいるのがイモリ(井守)で両生類です。お腹が赤いので、子どもの頃は「アカハラ」と呼んでいましたが、方言では無くて正式名称の「アカハライモリ」を縮めた言い方だったようです。赤いお腹は毒(テトロドトキシン)を持っているアピール。再生能力が高く、トカゲの尻尾は骨まで再生できませんが、アカハライモリは完全に骨まで再生するそうです。Xメンに入れそうです。
子どもの頃、雨が降った後に大岩でアカハラを大量に見かけたことがありました。とにかく「ばっ!」と声が出るくらいたくさん。30分くらいで慣れるのは無理でした。(H)