校長ブログ「秘密の部屋」

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【彩り】011117

 芦北町立大野小学校のHPを見ています。「芦北の地で、地域の彩りとなる学校経営を」~児童・保護者・地域・教職員の思いを形に~という渡邉校長先生の実践発表の中に「ホームページ閲覧数が1年間で8000件から40000件に増えた。」という一文がありました。閲覧数は1日平均90件ですが、PTA数の3倍近く。田浦中HPの閲覧数がPTA数の2倍の150件程度なので内容が気になり開きました。

 HPでは子どもたちや学校、地域とのつながりの様子が1日何度も更新されています。これが閲覧数3倍の秘密か。

 「忍者の森観察日記」、「図書室へGo!」。タイトルが気になります。「とうとう昆虫ランドができました!腐葉土やカブトムシの幼虫を募集していますので、よろしくお願いします!」何のことかとさらに気になり画像を探します。HP自体がみんなで楽しめる「大野小ランド」です。

 地域に住む皆さんにとって、学校が「彩り(例えれば、人生の中で楽しみや生きがいのようなもの)」になればという思い。発表にもHPにも、渡邉校長先生の「気合いだぁ~!」を感じました。

 校区が広い学校では、HPは子どもたちの普段の様子を伝える重要な手段です。関心を持っていただくことで次のステップにつながります。

 しまった、ブログを読んで大野小のHPが気になった人が閲覧するかもしれない。いや、ここは味方に塩を送ると言うことで。芦北は一つです。(H)

 

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【進路希望調査】011116

 昨日は3年生の進路希望調査の締め切り日でした。随分悩んだ家庭もあるかと思います。「前期選抜を受けたい。」、「スポーツ推薦で行きたい。」、「学力特待にチャレンジしたい。」いろいろな声が聞こえてきます。高校合格は単なるハードルの一つです。ゴールはいくつものハードルを越えた先にあります。ただ、私のゴールもまだ見えていません。

 大学3年の頃、『新しい仮面ライダーの主役を募集します』との雑誌広告。全てのライダーの主題歌が歌え、変身ポーズをこなせる私が、ついに新しい仮面ライダー(後の仮面ライダーブラック)になる日がやって来た。

 早速、実家の母に言う。「オーディションに行く!」

「ばかなこつば言うな。」母はショッカーよりも強い。

 大学4年の時、出身の水俣高校に教育実習に行かせていただいた。生徒に接し、何としてでも先生になりたいと考え、残り1ヶ月間のスケジュールを細かく作り寝る間を削って勉強した。熊本県警の願書は実習期間中で出しそびれた。後はない。

 合格内定の通知を受け、小学校1年生から高校3年生まで担任していただいた先生方全員に報告の葉書を送った。すると、小2の頃担任をしていただいた金子勲子先生からの返信に…。「作文に学校の先生になりたいと書いていたのを覚えています。夢がかなってよかったね。」そうだったのか。子ども時代の方がしっかりしていた。(H)

 

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【気合いだ!】011115

 急に寒くなってきました。こたつだけでは耐えきれなくなりました。昨日の朝、ついにエアコンのスイッチを入れました。ファンヒーターを出し、灯油を買いに行きました。ふとんの中にはふわり、上にはおはぎ。ネコ暖房も完璧です。ただ、身動きがとれないのが難点です。

 ふとんから出るのに気合いが必要になってきました。ネコはすでに家の中を走り回っています。もう少しと思っていると、テレビから浜口京子さんの「気合いだ!気合いだ!気合いだ!」の声が聞こえてきました。元気が出ました。

 家を出る前にメダカに餌をやろうとしますが、夏場のようにすぐに集まっては来ません。メダカにも「気合いだ!」の注入が必要なようです。

 冬になると「夏は良かった。」、夏になると「冬が来ないかな。」春と秋が好きですが、昔より短くなったような気がします。

 出張を終え学校に帰るといつもになく静かです。文化祭が終わった子どもたちにも「気合いだ!」が必要かなと思っていると、今日から部活動はテスト休みでした。多分、各家庭のアニマル浜口さんから「気合いだ!」の声がかけられていることと思います。(H)

 

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【芦北郡中学校音楽会】011114

 午後から津奈木文化センターで芦北郡中学校音楽会が開かれ、本校からは3年生が参加しました。担任S先生は「金賞を取るぞ!」と意気込んでいたようですが、コンテストではありません。

  全員合唱「夢の世界を」の後、佐敷中、湯浦中の学年合唱、学級合唱が続きました。休憩を挟んでいよいよ田浦中の出番。曲は文化祭で歌った「あすという日が」と「正解」の2曲。文化祭と比べても、指揮者のTくんはより柔らかく、Kくんはよりダイナミックに。2人とも気合いが入っていました。Sさん、Yさんの伴奏もばっちり、合唱の声もよく出ていました。

 その後、津奈木中、全員合唱「翼をください」で会を終えました。どの学校もよく練習し、堂々とした発表ができていました。参観の保護者の皆さんと一緒に素敵な時間を過ごすことができました。

 講評では、学級のいろいろな問題をまとまりにかえていく合唱の力、歌声が響く学校の良さについて触れられていました。良い学級の条件「歌をしっかり歌える」、「給食が残らない」。田浦中3年1組もまさにそんな学級です。(H)

 

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【高く遠い夢】011113

 今日は道徳のローテーション授業の当番日です。プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さんが70歳の時にエベレスト登頂(8848m)を成し遂げた「高く遠い夢」という授業を3年生で行いました。

 三浦さんは1970年に、エベレストの8000m地点からのスキーでの滑降に成功、54歳になった1985年に南米最高峰のアコンカグアからの滑降を成功させ、世界7大陸最高峰からの滑降を達成しましたが、それによって目標を失い、不摂生な生活で健康状態も悪くなったそうです。

 65歳の時に、「70歳でエベレスト登頂を成功させる」という目標を立て、手始めにと札幌の家の近くの藻岩山(531m)に25㎏ほどの荷物を背負い登ったところ、ゼーゼー、ハーハー。日頃藻岩山を登られているおじいちゃん、おばあちゃんにもどんどん抜かれていく始末。そこからトレーニングを開始、2003年5月22日に世界最高齢記録となる70歳7ヶ月での登頂を果たしました。

 その後も、80歳でのエベレスト登頂成功。86歳でのアコンカグアからの滑降はドクターストップがかかり、現地で断念することにはなりましたが、夢への挑戦は続きます。

 「より高い目標を目指して生きていくために必要なことは何だろう。」この授業のテーマです。あるインタビューで三浦さんは「なぜ挑戦し続けるのか?」という質問に対し、「老いは怖くない、目標を失うのが、怖い」と答えています。(H)

 

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