校長ブログ「秘密の部屋」

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【普段が大事】020121

 主な私立高校の推薦・特待等入試が明日、公立高校の前期選抜(特色選抜)までは10日余りです。3年担任は2学期末には調査書を書き上げ、年末に職員全員で点検を行いました。

 校長決裁まで、校内の出願システムに沿って2名の先生がペアを組み、4段階の点検を行います。私と教頭先生で5段階目の点検が終わった後、職印を押します。先生方には「〇〇先生たちが点検した後だから間違いないだろう。」と決して思わず、「誰にでも間違いはあるはずだ。見逃しはあるはずだ。」という視点で点検するよう念押ししています。

 担任は生徒の「悪かこと」はすぐ忘れ、「ちょっとした良かこと」に大喜びし、一生涯記憶にとどめる特技をもっています。調査書には気持ちを込めた言葉がたくさんたくさん書かれています。検定、部活動の成績、生徒会活動、余すところなく書かれています。ルーペ無しでは「文字が小さすぎて読めない!」ことが悩みです。 

 今月は私立高校推薦・特待等入試、公立高校前期選抜に向けて作文・面接指導のまっただ中です。なぜその高校に行きたいのか、どんなことに頑張ってきたか、どんな問いに何と答えるか、中学校3年間の生活をまとめ、十分に練習してきました。服装、ドアの開け閉め、礼儀、姿勢、言葉遣い、受け答えの仕方、一つ一つの問いにしっかり考え答えを出すこと等々、習慣化していればどうと言うことはないものです。(H)

 

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【令和2年度版あいうえお作文】020120

 今年も生徒会執行部の13人は、『こんな田浦中にしたい』をテーマに、名字を使ったあいうえお作文をつくりました。今後の活躍が楽しみです。(H)

会長:いつもポジティブにみんなで 乗り越えられる キラッキラに輝く田浦中

副会長:力一杯 ハイスピードで行動できる 楽観的に考える田浦中

副会長:大きな声であいさつ 思いやりの心を持つ キラッキラの笑顔田浦中

議長:真剣に 一生懸命取り組む やる気のある学校

書記:みんなが主役で 役目を持ち 斬新な発想で キラキラ輝く田浦中

書記:もりもり元気 とても優しい 無理矢理押しつけない らんらん楽しい学校生活

学級委員長:しっかり発言 らんらん元気で もっともっと上へ 友だち思いの田浦中

放送委員長:優しさであふれ 男女関係なく仲が良い田浦中

環境委員長:毎日笑顔が輝き 気持ちの良い 目標を持って行動でき 友達・先生と素敵な学校を築いていく田浦中

給食委員長:たくさん気づき行動し けじめをつけて 発表を自らでき 楽せずチャレンジする田浦中

文化図書委員長:まずは礼儀 次に協力と笑顔を忘れずに OKになったら前に進むと… 完全に素晴らしい田浦中

保健委員長:仲間を信頼し合い 頑張りを認め合い のびのびと発言できる学校

体育委員長:生き生きとした姿 決断力がある 団結力がある田浦中

 

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【公約実現執行部】020119

『現状維持は停滞』水俣二中で生徒会を担当するにあたり、村田校長先生から指針を示していただいたことを懐かしく思い出します。生徒会リーダー研修では私も同じ言葉を使わせていただいています。ただ、人と時間には限りがあります。生徒会活動の働き方改革も必要です。旧執行部には各委員会の再編成や活動の重なりをなくし隙間を埋めることなど、スクラップ&ビルドで生徒会活動を再構築してほしいことを伝えていました。

 前執行部はK会長の公約である「いいコト流星群」(黄色い画用紙でつくった星型のカードに友達の頑張りを記入し、夜空に見立てた職員室前の廊下の濃紺の広用紙に貼っていく)と、「プロフィールブック」(全校生徒のプロフィールを書いた冊子をつくり、ソーシャルスキルトレーニングの集会に活用)の取り組みを1年間続けることができました。進捗状況確認のため、毎月活動の評価を行ったことが確実な継続につながったようです。生徒会スローガン「田浦中PRIDE」もよく練られており、生徒に定着させることができました。令和元年度K執行部は名付けるなら公約実現執行部でした。新執行部の活躍にも期待しています。(H)

 

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【スカイウォーカーの夜明け】020118

 年末に息子2人と「スターウォーズEP9 スカイウォーカーの夜明け」を観てきました。スターウォーズは映画館で観る(次男はEP2から)のが恒例行事でしたが、いよいよ今回のEP9で最後です。

 もともと好きな映画ではありましたが、知識は人並みでした。人吉二中で同勤した、高校の先輩の平川先生が大のスターウォーズファンで、その時にEP4~6の基礎知識を研修レベル?でたたき込まれ、文化祭の昼休みに2人でトークショーを行えるレベルまで上達しました。困ったものです。

 EP6(1983年)から16年振りに公開されたEP1(1999年)の時はものすごい盛り上がりで、ペプシコーラがキャンペーンを行っていましたので、おまけのペットボトルキャップもかなり集めました。当時はおまけの袋を触っただけで中身を当てる、他では役に立たないテクニックも身につけていました。

 ライトセーバーやフィギュアもいくつか持っていましたが、子どもたちにはダース・モールのダブル=ブレード(両刃)のライトセーバーが人気でした。

 新作映画の紹介や映画泥棒の映像が終わり、いよいよA long time ago in a galaxy far, far away…(遠い昔、遙か彼方の銀河系で)のオープニング。独特の高揚感がありました。映画の中身について語るのは無粋なのでやめておきますが、これで息子たちとの楽しみが一つ終わったなぁという感想でした。帰りの車の中は評論会でした。

 2022年から新たな3部作が公開されるそうです。「嫌な予感がする。」(H)

 

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【天災は忘れられたる頃来る】020117

 『天災は忘れられたる頃来る』防災科学を語るときに、寺田寅彦氏(科学者で随筆家、熊本第五高等学校在学時代は夏目漱石の生徒)が、しばしば口にした言葉です。

色あせた平成7年の明日の新聞が手元にあります。1面のトップは『死者1456名』『阪神で直下型大地震』、『震度6・M7.2』、開くと横倒しになった阪神高速道路の高架の写真。被害の凄まじさが記録されています。

 午前5時46分頃地震発生。出勤前に見た6時のニュースでは、「地震があったんだなぁ」というレベルの理解でした。インターネットがまだまだ普及していない時代です、授業から帰ってきて職員室のテレビで被害状況を知りました。関西方面に住む親戚は無事でしたが、すぐには連絡がつかず不安でした。

 数年後、修学旅行の引率で完成したばかりの「人と防災未来センター」に行きました。水俣市PTAの福島交流事業で宮城県と福島県を訪問する機会も与えていただきました。地震の被害を後世に伝える取り組みが、その後の震災に生かされています。

 熊本地震の余震の時は田浦中の職員室にいました。学びは重ねていたつもりでしたが人ごとでした。「まさか」、「ありえない」ことでした。

 今日はテレビでも特集が組まれています。自分事として見たいと思います。(H)

 

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