校長ブログ「秘密の部屋」

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【困ったものだ】020205

 ※10年以上前に学級通信に書いた話です。

 男の子は難しい・・・らしい。

 言うことを聞かない、口答えをする、プリントを見せない、勉強をしない、マンガ本ばかり読んでいる、朝グズグズしている、お母さんをなめている・・・・。

 よくもこんなに気に入らないことがあるものだ。

 で、最後は「お父さん、何か言ってよ!」となる。「自分で怒れ。」と言うが、「怒っても聞かない。」と返される。妻も反抗期。

 子どもが中学生になったら「男の子の教育に母親が、女の子の教育に父親が口を出すのは間違い」という話を聞いた。同姓の親が先輩としてアドバイスをすることが大切だそうだ。

 「男の子はわからない。」というが、こちらは一度通ってきた道、やることなすこと昔の自分を見ているようでおかしくてたまらない。口答えも子どもなりの理屈が通っていて愉快、愉快。

 「何か言ってよ!」妻のさらなる要求。このくらいのことでと思いつつも、ここは老後の良好な人間関係を重視。

 2人の息子も慣れたもの、「お母さんの許容範囲は超えているが、お父さんを(命に関わること、いじめに関わること、約束を守らないこと)を超えなければ大丈夫だ。」と知っている。本人だけが困ることについては、徹底して困らせるのも一つの手段ではと考える。

 しかし、子どもたちは一向に困ったという気配がない・・・困ったものだ。(H) 

※成人した成長した今は違いますよ。たぶん。今は私が反抗期。

 

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【新入生説明会】020204

 私が小学6年生だった頃(昭和52年度)は、中学校に行ったら丸刈り(慣れるために小5の夏休みに丸刈りにするのが一般的でした)にせんばん。部活に入らんばいかん。昨日まで〇〇ちゃんと呼んでいたのに「〇〇先輩」て言わんばん。授業ごとに先生が変わらす。体育の先生もたいぎゃな鍛わす。先生たちはジャージじゃなか、背広ば着とらす。中学校は鉄筋コンクリートやけん冷たか。(当時、田浦小は木造校舎最後の年でした。)

 など、どうでもよいことにもドキドキして中学校入学を迎えました。入学式では、中3の先輩方がすごく大人に見えて圧倒されました。 今、中学生に聞くと、合同遠足など小中交流の効果もあって、入学前は少しドキドキしたけど、先輩は優しいし、先生たちもおもしろいと言います。

 毎朝のランニングに休まず参加している先輩たちがいます。部活動の時間になると復活する先輩たちがいます。職員と生徒会は車の両輪、田浦中PRIDEを高める生徒会活動に一生懸命頑張っている先輩たちがいます。進路決定に向けて一所懸命勉強している先輩たちがいます。

 私たちの中学時代との違いは、大人に用意された線路の上を走るのではなく、自分で道を切り拓きながら先に進んでいる生徒が多くなったことです。

田浦中学校は自分で自分を鍛える学校です。成功体験も大事ですが、チャレンジしたけどうまくいかなかったという経験も大事です。手本となる先輩がたくさんいる学校です。そのきっかけを与え、励まし、声を掛け、支える先生たちがたくさんいる学校です。中学校卒業後の一人一人の自立を目指す学校です。皆さんの入学を楽しみに待っています。(H)

 

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【オーズ】020203

 今日は節分です。節分はもともと、立春・立夏・立秋・立冬という4つの季節の始まりの前日ですが、江戸時代以降に節分と言えば立春の前日を指すようになったようです。

 常駐している家庭もあるかもしれませんが、今日は鬼がやってくる日です。魔の芽が出ないように炒った『摩滅(豆・まめ)』を鬼に投げつけて追い払う「鬼は外、福は内」の声は聞こえるでしょうか。豆をまくのはその家の主人の役割、年女・年男・厄年の人がまくのも縁起が良いそうです。サザエさんでは、波平さんかマスオさんが鬼の役をしているとばかり思っていたら、両方ともそこにいて、実は鬼は泥棒だったというのが定番ですね。

 過去には昼休みに教室を豆だらけにしたクラスもありました。この時期給食に出る節分の豆を先生にばれないように食べたふりをして袋だけ食缶に捨て、豆はティッシュに包んで隠し持っておく。なかなか創意工夫が働きます。参考にはしないでください。

 鬼がいるのは鬼門とされる丑寅(うしとら)の方角。鬼が「牛の角」と「虎のパンツ」を履いているのはそんな理由です。また、鬼を倒せるのは、逆方向(裏鬼門)にあたる未申(ひつじさる)の方角の「サル!トリ!イヌ!」コンボが最強。桃太郎の仲間には必然性があるということです。

 今日は公立高校の前期選抜(特色選抜)が実施されました。結果は12日(水)です。「福は~内。」(H)

 

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【立志式】020202

 今日、2年生のPTA行事「立志式」が行われました。御立岬公園まで歩き、そこで一人一人が決意発表、また学校へ戻ってそれぞれの保護者に向けての手紙渡しを行い、式が終わった後は祝いの膳のぜんざいをいただき行事を終えました。

 立志式は、武士社会で数え12~16歳の立春の日に行われていた元服式がもとになっています。この日を境に、髪型、衣服を大人のものに替えて、社会から一人前の大人として認められました。

 西郷隆盛が尊敬した幕末の志士『橋本左内』は15歳の時記した『啓発録』に、「自分は何をしてもおろそかで、注意が行き届かず、弱々しくてぬるい性格であるため、いくら勉強しても進歩がない。これではとても父母の思いに応え、藩や主君のお役に立ち、祖先の名を輝かすような人間になれるはずもない。どうしてこんなに駄目なんだろう。そう思うと情けなくてたまらず、毎晩涙で布団を濡らした。」そして

〇稚心を去る 〇気を振う 〇志を立てる 〇学問に勉める 〇交友を択ぶ 

ことが大切だということを記しています。

 2年生は立志式の取組を通して、どんな自分になりたいかを考えてきました。今日を具体的な目標、期限を決め動き出す日にしましょう。「知ることと行うことを一つにする」、将来を見据えた行動の変化が楽しみです。(H)

 

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【February】020201

 今日から「逃げる」2月です。今年は4年に一度の閏年、オリンピックイヤーです。社会科ではアメリカ大統領選挙の年といった教え方もします。

 オリンピックが4年に1回なのはなぜでしょう。「太陰暦を使っていた古代ギリシャ人にとって8年という周期が大切で、最初、古代オリンピックは8年に一度開催されていたが、のちに4年に1回になった」と言う説、「金星を司るギリシャ神話の女神アテナを祝福するために、金星と地球が同じ位置で一直線上に並ぶ4年に1回の周期に合わせた」と言う説等があるそうです。古代オリンピックでは4年を単位とする周期を「オリンピアード」と呼び、その1年目の年に大会を開いていたそうですが、その事例に倣い、近代オリンピックの父クーベルタン男爵が1896年の第1回大会を起点にしたそうです。

 詳しくは書きませんが、2月が他の月のように30日や31日ではないのは、もともとの暦が3月始まりで、2月が最後の月だったからだそうです。暦が変更された時に、31日の月を2つ減らせば良かったのでしょうが、最後の月だった2月は宗教的な行事が多かったため、混乱を避けるために28日のままにしたようです。

 ちなみに英語のDecember(12月)は、もともと「10番目の月」意味。3月から数えると「10番目の月」は12月です。(H)

 

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