学校生活

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グリーン・クリーン・SAKAMOTO

1月から2月初旬にかけて、「グリーン・クリーン・SAKAMOTO」と銘打って、登校坂の清掃活動を行いました。登校坂には、昨年秋に落ちた枯れ葉が積もったままの状態でした。掃除時間を中心に全校生徒がほうきや一輪車を持ち寄り枯れ葉を回収し、すっきりした登校坂になりました。

新入生説明会ーオンラインで実施ー

2月17日に新入生を対象とした学校説明会を行いました。次年度は八竜小から6名の児童が入学し、全校生徒が23名になる見込みです。新型コロナウイルス感染拡大に伴うまん延防止重点措置の適用期間が延長され、感染リスクをできるだけ軽減しようと、本校と八竜小とを結ぶオンライン形式で行いました。
 新入生オリエンテーションでは、生徒会執行部が、学校の様子や生徒会活動及び部活動について説明を行った後、職員の方から、教育課程・学習面について、生徒指導・部活動について、保健関係について説明しました。
参加した小6の児童からは、「坂本中のようすを聞けてよかったです」「説明を聞き、安心しました」などの感想がありました。

3年生による卒業プロジェクト

3年生の皆さんが、卒業プロジェクトと題して、「学校への恩返し大作戦!」を展開してくれました。内容は、お世話になった学校を少しでもきれいにしようと、学校の正門付近の清掃活動に取り組みました。この場所は掃除の配当がないところ。登校坂のこけを取ったり、門扉や正門のブロック塀などを拭き上げてくれました。おかげでとてもきれいになりました。
プロジェクト第2弾は、「3年生を送る会」。本年度最後の「チャレンジ坂中生」の時間に、生徒と職員の混合チームでバレー大会を行いました。企画したのは2年生。短い時間でしたが、気持ちのよい汗を流すことができました。
閉会後には3年生のサプライズ企画で「未成年 感謝の主張」がありました。3年生が体育館ギャラリーに上がり、一人ずつそれぞれの思いを後輩や先生たちに訴えました。3年生のユーモアあふれる主張が聞けて楽しい時間となりました。

3年生の頑張りに感謝ー心に残る卒業式にしようー

明日から3月、本年度も残すところあと一月になってしまいました。一端収束したように思えた新型コロナウイルス感染も年が明けると第6波が押し寄せ、現在も予断を許さない状況が続いています。そうした中で、予定しておりました2年生の職場体験学習や郷土料理教室、2月開催予定のPTA授業参観や後期総会等の行事を中止させていただき、誠に申し訳なく思っております。特に3年生の保護者の皆様には、お子様の最後の中学校での授業をお見せできなかったのは残念です。
本年度は新型コロナウイルス感染対策のため高校の受験の日程が早まり、これに伴い卒業式も例年より早く3月4日の開催となりました。3年生が今週末に本校を巣立っていくことがなかなか実感できないというのが正直なところです。
 本年度の卒業生は9名。坂本中在学の3年間は、1年生後半に新型コロナウイルス感染が拡大し始め、2年生では豪雨災害による学びの場の移転、坂本中校舎での学校再開後も新型コロナウイルス感染症のまん延などによって、十分な学校行事を行うことができませんでした。坂本中の歴史の中でも一番苦労した学年だったと思います。それでも、自分らしさを忘れず、互いに協力して、落ち着いた学校生活を送ってくれました。そして9人全員の個性が
輝いていた学年であったと思います。修学旅行を計画する際、「関西に行かなくても、みんなと一緒なら一日の修学旅行でいいですよ」。文化祭では、「坂本音頭をプログラムに加えてください。先生方も一緒に坂本音頭を踊りましょ。私たちが教えます」。などの思いを聞き、状況をわきまえる態度や、ふるさと坂本を大切にする気持ちには頭が下がる思いがしました。 3年生の皆さん、本当にありがとう。
 3月4日は、新型コロナウイルス感染対策のため規模を縮小しての卒業式となりますが、心に残る卒業式を創り上げていきましょう。

生徒作文 3年 遠山望晴

「私らしく生きる道」    

 皆さんは「学歴差別」や「学校差別」という言葉を知っていますか。「学歴差別」とは、学歴によって扱いに差をつけられること、また、「学校差別」とは、学校を固定概念や偏見など勝手なイメージで判断してしまうことです。学校の名前によって、差別されたり偏見を持たれたりするということは、絶対にあってはならないことです。しかし、この「学歴差別」や「学校差別」といった学校に対する思い込みは、私たちの身近なところにもあるように思います。受験生になって、私の身の回りでは、高校の話題が出るようになりました。「あの学校は厳しい学校だ。」「勉強ばかりで面白くないらしい。」というような声を耳にすることがあります。しかし、それは、根拠も何もない自分自身の思い込みや偏見に過ぎない言葉です。その発言は「現実の生徒の姿」「学校の姿」を正しく見ての発言なのでしょうか。その話をうのみにして、その高校に行くのを止めてしまうかもしれません。ただ、何気なく話していたことが、誰かの生き方を邪魔しているかもしれません。私たち三年生は、人権学習の中で、学校差別をテーマにした「翼をください」というドラマを見ました。このドラマは周りから心ない言葉を言われ続けた生徒達が、全員で立ち上がり思いを訴え、母校に対する偏見を変えていく物語でした。
 私は、このドラマを観て、自分の周りにある言葉と重なりました。そして、その一言は学校や生徒の「現実の生徒の姿」を見ずに思い込みや偏見、固定概念に囚われた一言なのではないかと深く考えさせられました。
 私は、卒業したら自分がやりたいことができる高校に進学するつもりです。私は自分の可能性を広げ、将来の目標を見つけるために高校を受験することを決めました。高校では自分の得意なことを伸ばしながら、苦手な理数系の分野にも積極的に取り組みたいと思っています。また、中学校で培ったアイデアと行動力を生かして、自分の夢へ一歩ずつ近づけていきたいです。自分の道は自分で決めたからこそ、責任を持って私らしく頑張ります。