学校生活(ブログ)

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驚く・ビックリ UDの研究授業

 本日(20日)の5校時、2年2組の技術科で井上教諭が研究授業を行いました。
 今回の研究授業は、通常と趣旨を変え、UD(ユニバーサルデザイン)の視点に基づく授業をどのように工夫改善していくかといことを研究のねらいとしました。ご承知のとおり、「ユニバーサルデザイン」とは、あらかじめ障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする考え方(文部科学省HPから)のことを言います。
 題材は「回転運動を伝える仕組み」で、生徒たちは歯車を組み合わせるキットを使って学習しました。授業の中で工夫や配慮をされていたUDの視点としては、
○ スライド(動きがある図式等)を見せることで理解を促進する。
○ シラバス(授業の流れ)を提示し、学習の見通しを持たせる。
○ ワークシートとスライドの文言を統一して、どの部分を学習しているか分かりやすくする。
○ スライドをタブレットにも配信し、生徒が見やすいよう視覚的な支援を行う。
○ タイマーを使った考える時間の確保
など、物理的・システム的なアプローチに加え、
○ 生徒同士の教え合いやそれを支える雰囲気作り
など、学級経営や仲間作りにも通じる視点からのアプローチもありました。
 私(校長)は学校警連等連絡協議会の会長を務めており、その会議への出席のため、授業研究会には参加できませんでしたが、授業だけを見た個人の感想としては、支援や配慮はもちろん必要ですが、生徒たちが自分で「工夫する力」や「乗り越える力」まで奪ってしまうことはないよう、UDの一方で生徒一人一人への対応する見極めも重要であると感じました。

興奮・ヤッター! 生徒会選挙の討論会及び投票

 本日(17日)の5・6校時、体育館で生徒会選挙の討論会及び投票が行われました。
 討論会では、3つのテーマ、グループ①「安心安全な学校をどう作るか」、グループ②「現在の学校の課題は何か、また、それにどう取り組むか」、グループ③「誇・楓・守のスローガンに近づくためにどんな取組を行うか」での討論を行いました。
 選挙戦が盛り上がっていたので、校長としてはバキバキの討論になり過ぎることを心配していましたが、互いをリスペクトし合うような意見や質問がほとんどでした。そのような中でも、立候補者は、自分の意見や主張を伝えようと一生懸命でした。
 討論会の終了後、生徒会担当の森教諭から、今回の選挙を支えた選挙管理委員会の取組の紹介もありました。民主主義の根本を支える公正な選挙は、このような見えない所での支えがあることも実感できたと思います。
 なお、投票箱や記載台は合志市の選挙管理委員会からお借りした本物です。
 また、討論会(5時間目)では、小学6年生も参観しました。今回は今更なので諦めましたが、来年度は6年生にも選挙権を与えることができないか、今後検討していきます。

笑う 親の学びプログラム(次世代編)

 本日(17日)の4校時、2年生は「親の学び」プログラム(次世代編)を行いました。講師は、菊池教育事務所の水上 社会教育主事で、県教育庁社会教育課の松永 課長補佐、米良 社会教育主事もご参観されました。
 「親の学び」プログラム(次世代編)とは、県教育庁社会教育課が推奨する「間もなく大人になる高校生や中学生が、大人になったときや親になったときに必要な『自立』と『コミ ュニケーション』をメインテーマにしたプログラム」です。
 最初は生徒たちにも若干堅さが見られましたが、水上社会教育主事の乗せ方が上手いので、いくつかのアイスブレーキングの後、だんだん雰囲気が盛り上がってきました。本日の主テーマである「社会で求められる人になるために必要な力をさぐる」活動になった頃には、各グループで活発な意見交換が行われていました。
 なお、企業の社長さん方が「新卒採用の選考にあたって特に重視した点」は、3位:チャレンジ精神、2位:主体性、1位:コミュニケーション能力だそうです。途中、生徒たちからたくさんの「へー!」が聞かれたことからも、このプログラムから多くの学びがあったことが見てとれました。
 以前の記事で、「本校の2年生は考え方が大人の生徒が多い」と書いていましたが、この活動でさらにしっかりとした考えができる生徒が増えるのではと期待を持ちました。また、水上 社会教育主事の多様な意見を認めるというスタンスでのプログラムの流れは、本校教職員にとっても大変参考になるものであったと思います。

ニヒヒ なかよしフェスタ(特別支援教育小中合同レクレーション)

 本日(17日)の2・3校時、体育館で特別支援学級小中合同レクレーション「なかよしフェスタ」を開催しました。このような行事は、どの中学校区でもやっていますが、校舎一体型の本小・中学校の場合は、移動などの労力もなくありがたいです。
 フェスタでは、開会行事の後、まずは体を温めることも兼ねてみんなで「パプリカ」を踊り、次に各グループ毎の自己紹介で、自分の好きなこと・得意なことを紹介し合いました。その後、クリスマスツリーの絵の飾り作りや飾り付けを行い、最後におたのしみタイムとしてくじ引きも行いました。
 もみじ学級(中学校)の生徒たちは、各グループのリーダーとしてわかば学級(小学校)のお友達のお世話を頑張っていました。このようなお世話を通して、コミュケーションの力を高めたり、自身の存在感や有用感を味わったりできるのは、もみじ学級の生徒にとって、とても大事な学習の機会であると思っています。
 なお来年度、わかば学級から進学してくる予定のお子さんについては、すでに小学校・中学校の間で情報共有を始めています。個別に行うべき支援や合理的配慮について、早い段階から準備や計画が進めやすいことも、合志楓の森小学校・中学校の大きなメリットだと思います。
 また、この行事の様子は、小学校のHPにも掲載されています(こちらをクリック)。

うれし泣き 選挙戦も佳境に!!

 17日(金)に投開票が行われる本校初の生徒会選挙。その選挙戦も佳境に入ってきました。
 各立候補者からの公約が出そろいましたので、ここに令和3年度生徒会選挙 立候補者公約集(ここをクリック)を掲載しておきます。これらの公約には、全立候補者に共通する「本校を発展させたい。より良い学校にしたい。」という熱い思いに加え、学校・社会の実態を踏まえた客観的な状況分析や公約実現のための具体的方策等も述べられています。公約を読んで感動した私(校長)としては、全員を当選させてあげたいところですが、仮に当選できなくても、立候補者の皆さんには各委員長等のポストを通して、本校の発展に貢献してもらいたいと思っています。
 なお、投票前に行う討論会では、3つのテーマ、グループ①「安心安全な学校をどう作るか」、グループ②「現在の学校の課題は何か、また、それにどう取り組むか」、グループ③「誇・楓・守のスローガンに近づくためにどんな取組を行うか」での討論を予定しています。また、投票は行いませんが、討論会(5時間目)には小学6年生も参観することになっています。

興奮・ヤッター! ローテーション道徳(第1学年)

1組 上林 講師
(第1学年副担任)
2組 町田 教諭
(第1学年主任)
3組 川内 教諭
(もみじ2組担任)
4組 坂本 教諭
(第1学年副担任)

 現在、第1学年では「ローテーション道徳」を行っています。
 通常、道徳の時間は、学級担任が担当するものですが、このように副担任や他学級の担任が授業をすることにより、生徒たちは単に道徳の題材(資料)から学ぶだけでなく、いろんな大人の考え方や価値観に触れることにもなります。
 また、中学校の場合は学年部というチームで動くので、小学校ほどはないかもしれませんが、それでも学級担任は、学級経営や生徒指導で生徒たちに第一義的に関わることが多く、毎日の生活ノート等の点検や通知表等の作成等の負担もあります。そのような負担の調整の意味からも効果があると思います。
 それならいっそのこと、校長が道徳の授業をしてもいいですよね。法律上「校長」は「教員」ではないので、教員とティームティーチングと言う形にはなりますが、次回のローテーション道徳では、私も道徳の授業をさせてもらえないかと思っています。

心配・うーん 理科のオンライン授業の状況(2年)

 すでにお知らせしておりますように、2年理科担当教諭が育児休業となったことに伴い、代替の教員(臨時的任用教職員)が見つかるまで、吉留教諭(1年理科担当)が3クラス一斉のオンライン授業を行うことで、授業の進度を確保することにしています。
 私(校長)は先週(12/8)、GIGAスクール構想の公開授業研究会で、菊陽町立武蔵ヶ丘中学校の2年理科の授業を参観しましたが、同じ内容(「熱量と電力の関係」ここをクリック)の授業を、本校ではすでに2週間前(11/25)に実施していましたので、今のところ進度上は大丈夫です。
 しかし、課題は「学力」の方です。幸い本校の2年生は学習規律がしっかりしており、学力の平均も高いので、学習に対する意識の高い生徒にとっては、ペーパー(受験)学力上は大きな問題になりません。しかし、オンラインで配信するクラス(中央・右写真)は、どうしても学習塾的な受け身の授業にならざるを得ないため、学習に気持ちが向きにくい生徒の学びが深まらない状況は懸念されます。この点については、学力の格差が大きくならないよう、何らかの手立てを打ちたいと考えています。
 とにかく代替教員の確保には、今後も手を尽くします。次年度に向けた異動ヒアリングでも、中島教育長に本校の窮状を訴えてきました。もし何かの情報をお持ちの方がおられましたら、本校管理職までご提供をお願い申し上げます。(お願いのページへジャンプ

期待・ワクワク 漢詩の学習(2年)

 現在、2年の国語では漢詩の学習をしています。取り扱っている題材は「春望(しゅんぼう)」。唐の詩人・杜甫が安史の乱のさなかの757年に、都の長安で詠んだ「五言律詩」の漢詩です。 冒頭の「国破れて山河在り」は特に有名で、杜甫の代表作であると同時に、日本で最もよく知られた漢詩の一つと言えます。皆さんも学生時代に学んだ記憶があるのではないでしょうか。
 私(校長)が2年3組に行った時、生徒たちはちょうど書き下し文を音読している最中でした。その生徒たちの声を聞いて、私は合志楓の森中に「文化の香り」が漂っているような雰囲気がしました。私は、もともと社会科の教員で、学生時代は歴史とりわけ東洋史に興味があって、唐の時代の西域(中央アジア)との交流や興亡などには特にロマンを感じていたことを思い出します。西田敏行さん主演の「敦煌」という映画もありましたよね。もう話が長くなるので止めますが、世界三大美女と言われる楊貴妃が生きた時代でもあります。生徒たちはそのような「春望」の時代背景を知ってか知らずか、私をいい気分にしてくれたのでした。
 「絶句(ぜっく)」や「律詩(りっし)」、「押韻(おういん)」、「対句(ついく)」などの知識は、もちろんテストに出るのでとても大事です。ただ、生徒たちには漢詩自体が持つ音の味わいやその歴史的・文化的価値なども分かる文化人になってくれたらいいなと思います。

驚く・ビックリ 「なみぬい」に挑戦!!

 本日(13日)の3・4校時、1年1組は家庭科室(被服室)で「手ぬいに慣れよう」という単元の学習(実習)をしていました。私(校長)が見に行った時は、ちょうどまち針を使った「しつけ」が終わり、まさに「なみぬい」を始めることでした。担当の小山先生は、ホワイトボードの高い所で、演示用の模型を使って説明や実演をしています。かなり気合いが入っています。生徒たちはそれを見ながら、自分の布に印を付け、針と糸で縫っていきます。手先が器用で易々と縫っていく生徒もいるかと思えば、なかなか苦戦している生徒もいます。そういう生徒にはもみじ学級の平野先生や教育活動支援員の川﨑先生が個別に支援に入っていました。
 少し話は逸れますが、ご承知のとおり現在、合志市歴史資料館では「原田茂特別展」が開催されています(外部リンク)。先日逝去された世界に誇るファッションブランド「KENZO」の創始者、高田賢三 氏が服飾を学んだのは、原田茂 女史が学院長を務めた文化服装学院なのだそうですね。同展のチラシで知りました。
 「今日の授業をきっかけにアパレル関係に目覚め、有名デザイナーを目指す生徒が出てこないかな。」などと期待をしながら授業を見ていた校長です。

にっこり 性に関する指導(保健分野)

 現在、第1学年の保健体育は、保健分野で「生殖に関わる機能の成熟」について学習しています。
 以前は「性教育」という言葉を使っていましたが、現在は「性に関する指導」と言い、保健の授業だけでなく、関連する教科や総合的な学習の時間、特別活動等において、生徒の発達の段階を踏まえ行っています。その際、知識を身に付けるだけでなく、生命の尊重や自己及び他者の個性を尊重するとともに、相手を思いやり、望ましい人間関係を構築することなどを重視して、相互に関連付けながら総合的に指導することが重要であると言われています。
 以前の記事に掲載しましたが、第1学年は先月、「性に関する指導」講演会(こちらをクリック)で、助産師の 大山 由香 先生(慈恵病院)のお話を聴き、「命の大切さ」について考えたところです。私自身の中学生時代を思い出す時、このような内容の授業では、ニヤニヤしている生徒がいたりしたものですが、生徒たちにそのような様子が見られないのは、そのような教育活動の関連づけ、すわなち「カリキュラムマネジメント」の効果かもしれません。授業をしている上林先生、授業を受けている生徒たちの双方に、若干堅さがあるような気はしましたが、むしろそれが正常なのかもしれないと感じました。