校長ブログ「秘密の部屋」

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【全九州特別活動研究大会】010808

 この会場に来るのも先週から3回目です。今日は、熊本森都心プラザで全九州特別活動研究大会熊本大会が開催されました。私は生徒会活動分科会の助言者でした。

 雲仙市の中学校からは、「自転車並べ日本一、美しい学校にしようという生徒会の重点目標をもとにした国見中学校の自転車駐輪場の整頓」、「生活部の取組が、生徒の自発的な取組に発展した愛野中学校の靴置き場の整頓」、「観光地である自分たちの町を、自分たちできれいにするという生徒からの発信による小浜中学校のボランティア活動」、「研究指定を受けたこと契機とする南串中学校の交流活動」等が紹介されました。始まりはそれぞれですが、現在は生徒会が運営に関わる取組へと昇華されていることに感心しました。

 宮崎市の中学校からは、生徒会活動で育てたい「望ましい人間関係」、「自主的・実践的態度」を共通理解した上での実践が紹介されました。特に、喫緊の課題である「スマホ」についての市内5中学校の取組については興味深く聞かせていただきました。「スマホサミット」の取組の中で子どもたちが当事者意識を持ち、一所懸命考えている姿が目に浮かびました。

 実践報告を聞き、雲仙市、宮崎市のどの学校の取組もねらいが明確で、生徒の変容に確実につながっていました。育てたい資質・能力をそれぞれの学校の先生方が理解して取り組まれていることがポイントでした。

 19日に葦北水俣の特別活動担当の先生方で、今日の研究発表の内容を共有します。2学期からの取組に反映させたいと思います。負けとられんばい。(H)

 

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【 小・中学校生徒指導研究発表大会】010807

 今日は小川町で開かれた熊本県小・中学校生徒指導研究発表大会に、生徒指導主事のS先生と参加してきました。分科会は「特別活動との関わりを重視した生徒指導の充実〜気づき・考え・実行する学校生活を通して〜」という主題の牛深東中学校の発表に参加しました。今週はいろいろな研究会で特別活動について考える機会を得ています。特別活動の充実は子どもたちを、学校を変えるということに確信を持っています。

 講演は「凡事徹底 〜24時間をデザインする」と題した、宇城市教育長・大津高校サッカー部総監督の平岡和徳先生のお話でした。S先生は、「研究会に参加できて良かったです。勉強になりました。」と気持ちが高まっていました。S先生が感じたことを近々ブログに載せたいと思います。

 夜は、明日開かれる全九州特別活動研究大会の講師である、筑波大学の藤田晃之教授を囲んでの歓迎レセプションに参加しました。教授が高校時代に感じた勉強の目的についての疑問には同感でした。私も授業をするようになり、高校時代の思いもあって、最初の時間には「なぜ社会科を学ぶのか」について語るようにしていました。藤田教授には明日は「キャリア教育の要としての特別活動の在り方」と題しての講演をお願いしています。九州各県の代表の校長先生方とも特別活動について話しができ、とても有意義な会でした。(H)

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【台風8号】010806

 台風8号(フランシスコ)が葦北・水俣を通過しました。今日予定されていた多くの研修会などは事前に中止・延期が決まり、部活動も中止としていたため静かな一日でした。雨風の影響も少なく、生徒・職員からも被害の報告はありませんでした。一安心です。芦北町の防災無線で、昼から温泉などの施設を営業するという放送が流れました。私も午後からは。「千丁へ出張」です。語呂が良いなと話していると。国語科のH先生が「校長、県庁、出張」はどうですかとの一言。さすが、全学調で好結果を残させるだけのことはあります。

 昨日は出張の帰りに心配で実家に寄りましたが、母は「大丈夫やろ。」の一言。正常性バイアスがかかっています。次の台風も発生しています。油断しないように話しています。

 昨日の研究協議大会で、ある校長先生から「生徒には凧のようになって欲しい。」というお話がありました。これから世界に羽ばたく子どもたちだが、糸の根元は故郷につながっておいてほしい。という意味だそうです。学校の役割の大きさを痛感します。

 私自身、糸の根元は田浦にあると感じます。引っ張っているのは確実に母ですね。台風くらいでは吹き飛んで行きません。(H)

 

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【ゴールは自立】010805

 今日は熊本市で、熊本県校長会研究協議大会が開かれ、その分科会で「自己理解を促し、将来にわたって人としての生き方を深める生徒指導とキャリア教育の充実」と題して発表しました。

 学校の教育活動はややもすれば、前年踏襲となりがちです。そこで地域・学校の実態を踏まえて計画を精査し、キャリア教育の目標と基本方針に沿って進路指導の充実を図ることとしました。進路指導、学力充実、総合的な学習の時間、小中・中高連携、啓発活動、生活基盤の改善の6点から田浦中の取組を整理し、報告しました。

 毎年、入学式の式辞とPTA総会挨拶では、「中学校は義務教育最後の学校です。充実した人生を切り拓いていくための最低限の知識や技能、課題対応する能力、人や社会との関わり方を身に付けさせ、卒業後の自立につなげることが私たちと保護者の役割です。田浦中学校の一つ一つの取組は自立をゴールにしています。」という話をしており、生徒・職員にも機会あるごとに訴えています。

 中学・高校卒業後は、ほぼすべての生徒が他の地域へ進学・就職していきます。みんなを支えるのは、田浦小・中の9年間で培った仲間との絆。どんな困難を目の前にしても諦めず、仲間と力を合わせ、もがきながらでも乗り越えていく力です。(H)

 

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【じゃっとです】010804

 夏休みと言えども研究大会や研修会が続き、宿題に追われる毎日です。今は、九州特別活動研究大会の分科会のまとめを考えています。生徒からは「先生たちも宿題があっとですか!」と言われます。「大人の宿題の方が大変だけん、中学生のうちに宿題ばちゃぁんと出す練習ばしとかんば。」と返しています。

 大学生の時、熊本市周辺出身の同級生から指摘されたのが、上記の「ば」で打ち切る表現です。芦北方面では、「子どもは早よ寝らんば(いかんたい)」、「きつかばってん走らんば(強ならんぞ)」のように、()の中を言わず「ば」で打ち切ることが多いのですが、友達には違和感があったようです。

 初任校は菊池郡の西合志南中でしたが、生徒の言う「えじい(怖い)」がまったく何のことやら。人吉二中に転勤した時は、生徒から相づちの表現の「じゃ」について、中学生は「友達には“じゃ”、先輩には“じゃっです”、先生には“じゃっとです”」と使い分けていることを教えてもらいました。

 田浦中に赴任して5年、支援員のM先生のご指導のお陰で、流ちょうな田浦弁が戻ってきました。(H)

 

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