校長ブログ「秘密の部屋」

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【水俣高校女子弓道部優勝!】010604

 昨夜、K先輩から高校バレー部OB会のラインに「水俣高校女子弓道部、高校総体、優勝! みなさん知っていましたか?」という連絡が入りました。新聞では大きな写真と「水俣 無欲の初V」「一戦ごとに成長 快進撃」という記事が掲載されており、朝から、「すごいなぁ」という気持ちで読んでいました。

 その後、ラインにマネージャーだったKさんから「すみません、写真の一番前はうちの娘です。頑張りました。」という連絡が入りました。新聞を読み直すと、国体強化選手に選ばれていると言うこと。驚きました。

 決勝リーグの初戦は昨年の覇者「学園大付属高校」に大敗しましたが、その後は5連勝。最終戦の強豪「秀岳館高校」戦はとても見応えがあったとのことでした。最後は「学園大付属高校 対 秀岳館高校」の結果待ち。勝ち数で並んだ秀岳館高校に総的中数で上回り優勝することができたとのことです。敗戦からスタートし、開き直って勝負ができるのはこれまでの練習の積み重ねがあるから。すごいの一言です。

 ライングループのメンバーも自分の事のように嬉しさを感じたようです。とても良い夜でした。(H)

 

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【5秒の整理】010603

 期末テスト1日目。職員室では採点が始まりました。採点者が「珍解答」を嘆いています。弟の友達は中学生の頃、ナイル川につくられたダム、アスワン・ハイ・ダムを悩んだ末に、何も書かないよりはと「ガンダム」と書き、随分叱られたということでした。「珍解答」にはなぜ間違ったか、どう教えたら良いかのヒントがあります。

 昨年11月のブログに「田浦中の印刷室はとてもきれいに整理されています。」と書いたのですが、時々乱れています。そんな時に、気付いて職員に一番に声を掛けられるのは、ベテランのK先生です。先日は、片づけ方を写真と「カッター類の周りに、用紙の角を三角に切った切れ端が多い」、「シュレッダーの裏に護美あり」、「次に使う人のことを考えて、5秒の整理」等の説明で具体的に示した自作のポスターが貼ってありました。

 私は、公共の場は角が揃っていないと頭痛がするタイプなので、あちらこちらの角を揃えて回ります。「次に使う人のことを考えて、5秒の整理」とても大事な習慣です。

 …と、書いていると印刷室が気になって、気になって。行ってみると、M先生がシュレッダーのごみの片付けをしていました。嬉しいことです。(H)

 

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【明日は期末テスト】010602

 明日から期末テストです。私たちが中学生の頃は、1学期に中間・期末、2学期に中間・期末、3学期に学年末、計5回の定期テストがありました。また、中3の1学期まで廊下に順位が張り出されていました。当時は評定も定期テストが中心で、相対評価だったため、5・4・3・2・1の割合が決められていましたが、今は毎時間の評価や単元テスト、学習課題など細かな見取りを行い、絶対評価で評定を出しています。

 平成の初めころまでは、ほとんどの先生がテストの原稿を手書きでつくっていました。当時は知識・理解に関する1問1答式の問題がほとんどでした。今は県学力調査を参考に、思考力・判断力をみる問題も多く出題しています。短文で回答させるため採点にも時間がかかります。

 実は、私は中1の1学期中間テスト初日の朝、友達数人と体育館でバスケットボールをして遊んでいました。当然、担任の太田先生から怒られました。小学生の頃は習った直後の単元テストで、範囲も狭かったので、勉強をしてテストを受けるという発想がありませんでした。「認めたくないものだな、若さ故の~。」という有名なセリフが浮かびます。

 音楽は例年、最初のテストは校歌からも出題されます。まさか「学ぶ」「育つ」を間違えたりはしないですよね。(H)

 

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【水無月・June】010601

 6月がスタート。唯一、祝祭日が無い月です。日本は外国と比べ、祝祭日が多い国なので、6月に祝祭日が入ることは検討されないようです。

 期末テスト・郡市総合体育大会など、生徒も職員も心と体が休まらない月、疲れがたまる時期です。布団以外での「うっかり寝」、遅刻ぎりぎりで「びっくり起き」、好きなものだけの「ばっかりご飯」にご注意を。『ぐっすり寝』、『すっきり起き』、『しっかりご飯』で乗り切りましょう。

 ところで、6月は梅雨なのになぜ水無月?ここの「無」は、「~の」にあたる連体助詞「な」で、「水の月」という意味だそうです。田浦弁で言うと「ん」ですね。(ネコん子、蜂ん巣、おぎゃんと、わぎゃんと等、たぶん。)

 英語では、June(ジュン)と言いますが、結婚生活の守護神であるジュノー(ジュピターの妻)から取られました。6月に結婚式を挙げる花嫁(ジューン・ブライド)は幸せになれるそうですが、日本では雨が多い6月に利用者を増やそうと結婚関連業界が広めたようです。バレンタインデー、ホワイトデー、恵方巻も業界の取組。クリスマスにチキンも日本くらいという話を聞きますね。しっかり乗るのも楽しみです。(H)

 

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【イモリとヤモリ】010531

 カエルの大合唱シーズンが始まりました。妻の出身地である湯の児は、海沿いのためカエルはあまり見かけません。田浦に泊まるとカエルの声で眠れないと言います。私は慣れているため、言われないと気になりません。親の小言のように聞き流すことができます。

 2年担任のK先生は前の学校で、教室でヤモリを飼っている生徒がいて、かわいいからと手渡されたそうです。「苦手だったけど、30分くらいで慣れてかわいく思えてきた。頭に載せるくらいはできる。」とのこと。素晴らしい。その中で「イモリだったかな?ヤモリだったかな?」という話になりました。姿は違うのですが、名前は似ており混同しやすいですね。解説します。

 家の壁に張り付いていて、虫などを食べるのがヤモリ(家守)で爬虫類です。白っぽい体と、まん丸い目玉のとてもかわいい顔をしています。なぜ壁に貼り付けるかは話せば長くなるので「ファンデルワールス力(りょく)」で検索を。

 水辺に棲んでいるのがイモリ(井守)で両生類です。お腹が赤いので、子どもの頃は「アカハラ」と呼んでいましたが、方言では無くて正式名称の「アカハライモリ」を縮めた言い方だったようです。赤いお腹は毒(テトロドトキシン)を持っているアピール。再生能力が高く、トカゲの尻尾は骨まで再生できませんが、アカハライモリは完全に骨まで再生するそうです。Xメンに入れそうです。

 子どもの頃、雨が降った後に大岩でアカハラを大量に見かけたことがありました。とにかく「ばっ!」と声が出るくらいたくさん。30分くらいで慣れるのは無理でした。(H)

 

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【24101字】010530

 昨日、『赤松館』横の溝からメダカをつかまえてきました。昨年の梅雨の時期、田んぼ横の水路から採ったホテイアオイを入れた濃紺の睡蓮鉢で飼っています。職員玄関の軒下に置き、下校しようとする生徒を呼び止めては無理やり見せて自慢しています。学校の近くにどんな生き物がいるか関心をもってくれると嬉しいです。余裕がある時は、そんな道草はしてほしいところです。

 今日、葦北・水俣退職校長会の齊所元校長先生が来校されました。会の広報誌で田浦中学校が紹介されます。田浦中の様子を話して、写真を撮っていただいて、そこで2000字を限度とする原稿の依頼を受けました。聞き取りが済んだので、実際に書く量はもっと少ないようです。

 ところで、今月はどのくらいの量の文章を書いたのか気になり、ワードに表示される文字数を足してみました。あいさつや諸報告7本7665字とブログ30日分16436字の合計24101字。これが校長としての授業・教材研究のようなものです。(H)

 

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【集団宿泊教室】010529

 1年生は昨日・今日の2日間、あしきた青少年の家での集団宿泊教室でした。雨の中でしたが、全員元気に学校を出発しました。

 1日目。まず、御立岬公園にある『塩(えん)むすび館』で塩づくりを体験しました。海水の塩分濃度は約3%ですが、すでに18~20%に調整したものを使うので、一人当たり50~60gの塩ができたようです。完成した塩を手にして、おにぎりが欲しいの声も聞こえました。それぞれが作ったサラサラの塩は、お土産に持ち帰りました。道の駅やコンビニなどでは、ここの塩を使った、食卓塩や塩あめ、塩せんべい、塩羊羹、ラスクなどが販売されています。町外の皆さん、ぜひご賞味ください。また、御立岬公園にある温泉は、良か湯加減・塩加減です。町外の皆さん、ぜひご入浴ください。

 青少年の家に到着し、昼食後のマリン活動(カッター艇)は波が出て出航が危ぶまれましたが、あまり遠くには行かず、港の周辺で活動を楽しむことができました。海浜散策は随分賑わったようです。ちょっと早い海開きの生徒もいたと聞きました。

 夜の活動は集団行動と仲間づくりの活動。M先生の指導で「さいころトーク」や「好きな食べ物ビンゴ」を楽しみました。選んだ理由の発表では、「おいしいからです。」を禁止ワードにすることで、その食べ物の良さを工夫して表現していました。1年生は表現力があります。

 2日目、寝坊もなく全員起床。午前中の活動は「フォトウォークラリー」でした。写真を頼りにポイントを捜して2時間ほど歩き回り、随分疲れたようです。鶴木山の美しい景色を楽しむ余裕はあったでしょうか。

 午後からは星野富弘美術館に移動し、好きな作品の模写を行いました。3時ごろ帰校、早速『ささみ』に「ただいま」のあいさつをしに行った生徒もいました。(H)

 

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【たのうらっ子】010528

 昨夜、『令和元年度第1回田浦中学校区地域学校協働本部地域教育協議会及び実行委員会』が開かれました。これは、文科省が行う事業の一環として、平成20年度から3年間の『学校支援地域本部事業』の指定を受け、さらに平成23年度からは、芦北町の補助を受けながら今日まで継続している事業です。芦北町では田浦中校区が先行して実施しており、町では他校区にも広めていきたいとのことでした。

 この期間の中学校長は6人、小学校長は5人です。中心となって事業をつないでこられたのは地域の皆さん。特に歴代のコーディネーターである平賀さん、木村さん、大津さん、大木さんのご尽力には頭が下がります。

 会の中で、委員から「田浦といえば『マルタ』のマークの甘夏ミカン。特産品を活用した特色ある教育ができないか。」との意見が出され、他の委員も賛同されました。

 今年度、芦北教育事務所からは取組の方向として“「認め・つなぐ・明るい」教育の実現~芦北だからできる教育の実践を通して、芦北から新しい教育の風を~“が強く打ち出されており、それを受けて田浦中では、地域の「モノ・コト・ヒト」を活かして、自立につなぐキャリア教育の推進に力を入れようと考えていたところでしたが、田浦地域の皆さんも思うところは同じでした。

 地域の皆さん方と、こんな力がある「たのうらっ子」にしたいという願いを共有し、支えていきたいと思います。田浦の皆さん、どぎゃんこつでんよかですけんかせしてください。(H)

 

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【午後は雨】010527

 日曜の朝、妻からは「水〇社が売り出しなので、カレーとゴミ袋と……、夜はパスタにするのでエノキを買ってきて。」との指令を受けました。感が良い私は「前例から考えて、きっとエノキじゃなくてシメジだろう。」と判断しました。正解でした。

 今年就職した次男からは「6月1日からクールビズなので半そでのシャツがほしい。」とラインが入りました。早速準備しました。たぶん、出世払いだと思います。

 ネコたちからは「ここをなでろにゃ。」「ご飯はカリカリじゃなくて、柔らかいのにしろにゃ。」「おやつにちゅ~るを出せにゃ。」「倉庫・トイレ・お風呂の安全確認をさせろにゃ。」「乱暴者のシロが来たから追い払えにゃ。」など、大統領並みの接遇を要求されました。

 朝方は涼しいのでカーペットを敷いたままにしていましたが、普段いない昼間の室内はかなり気温が上がることに気付きました。北海道では史上最高気温の39.5度を記録したという報道もありました。そこで、夕方ごろになりカーペットをはがして洗うことにしました。自ら進んでとても良い事をしました。

 ほ~ら。今日の午後は雨が降りました。(H)

 

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【環境は人をつくる】010526

 芦北ライオンズクラブ様より、町の3中学校に環境整備のためのご寄付をいただきました。ありがとうございます。

 最大時は793名いた生徒も、今年度は76名。校地の広さは変わりませんが、生徒数は10分の1、職員も保護者も大きく減り、除草や環境整備にとても苦労しています。グラウンドの「メリケントキンソウ」や、プール・敷地周辺の「カヤ」、「クワクサ」、なんさまやおいかんとです。プール横は子どもたちが通る道の視界を塞ぐので、防草シートを敷こうと考えています。

 今朝は自宅で花の水遣りやメダカ、ザリガニの世話をした後、学校に向かいました。到着すると、支援員のM先生が花の水遣りをされていました。支援員のM先生、K先生、校務員のO先生には、日頃から花壇の整備にも力を入れていただいており、休みの日にも、しばしば学校に立ち寄っていただいています。正門横の花壇は、学校の目の前にお住いの宮崎さんに綺麗にしていただいており、美しい花々が来校者を出迎えます。

 『環境は人をつくる』とはよく聞く言葉です。生徒も、休日や長期休業時の部活動の時は、練習の前に30分程度の美化活動を行っています。生徒会の委員会ごとに始業前の美化活動に取り組むなど、みんなできれいな環境づくりに取り組んでいます。(H)

 

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