日誌

校長ブログ

校長授業:1年道徳、1年生の「発表力」good!

10月4日、校長授業として1年生の道徳の授業を行いました。前日に係の生徒が「何か準備するものはありませんか?」と尋ねてきたいので「じゃあ、『発表力』を準備しておいてね。」と伝えました。テーマは「心の弱さを乗り越えるために」で教材が「銀色のシャープペンシル」です。中心発問は「ぼくは、①・②・③のどこで謝るべき?なぜ?」でした。3つから選択し、1つに焦点化する思考方法です。その後、自分を見つめる発問として「自分ならば、どこで謝る?なぜ?」を問いました。ペア発表や全体発表、反対意見の発表等、一人平均4回程度発表をし、とても活発な伝え合いとなりました。1年生の発表力お見事でした。

2人の「振り返り」の一部を紹介します。「心の弱さを乗りこえるためには、自分の気持ちをしっかり伝えることが大切だと思います。これまで私は~」「心の弱さを乗りこえるためには、自信を持って行動することが大切です。理由は~」

「朝の読書大賞」、全国の中学校で1校受賞。日本トップ級の「読書の学校」

9月15日、東京から一本の電話が入りました。「おめでとうございます。第16回高橋松之助記念『朝の読書大賞』の受賞が決定いたしました。」といううれしい電話でした。全国の中学校で1校のみの受賞です。

相良中学校は、朝の読書を始めて25年目になり、毎日20分の朝の読書を始めて10年目になります。この歴史、そして図書委員会や図書司書、国語の先生を中心とした学校総体の読書活動により、中学生が年間一人平均70冊もの本を借りて読んでいるのです。まさに、日本トップ級の「読書の学校」です。11月6日に東京にて贈呈式が行われ、私と図書司書の先生で参加し、表彰状とトロフィー、副賞30万円を頂いてきます。副賞は、生徒たちや先生方、そして学校に還元していきたいと思っています。下は「朝の読書4原則」で、大事な4つのルールです。

 

自学ノート、成長しているね。

9月28日、1年生の朝の会に参加しました。「先生からの話」の中で、自学についての話がありました。「昨日、『自学で、間違えたところをするといいよ。』と話したけど、早速、取り入れて自学をしている生徒が多かったです。とてもいいことです。特に、〇〇君の自学ノートは成長しているね。」早速、本人の許可も得て、担任の先生にコピーしてもらいました。

研究授業、3年1組道徳「将来の自分を見つめて」

9月28日、3年1組で道徳の研究授業を行いました。テーマは「将来の自分を見つめて」でした。とても素敵な教材で、「好きな仕事か安定かなやんでいる」という大学生の投書に、4つの考え方(①やりたいことを選ぶ ②まずは現実的な生き方 ③ゆっくり探してみる ④悩み続けている)が掲載された教材です。先生の中心発問は「一番共感できた仕事選びの考え方はどれですか?」で、「選択+焦点化」の発問です。生徒たちは、ペア発表やグループ発表、全体発表と、培ってきた発表力をしっかり活用しながら「主体的に学ぶ姿」で授業を進めていました。キャリア教育の授業としても素敵な1時間でした。

朝の読書、本を読む時間と借りる時間の設定

9月27日、本日の朝の読書は3年1組で読みました。朝読後の朝の会で担任の先生が「昨日の昼休みに本を借りました。そして、久しぶりに本を読みました。福沢諭吉の『学問のすすめ』です。この本おすすめです。それは、~~」と話しました。朝の読書には4原則があります。それは「みんなでやる」「毎日やる」「好きな本でよい」「ただ読むだけ」です。現代人は情報過多ですが、本を読む時間はなかなかありません。本を読む時間と本を借りる時間を設定すれば、全ての児童生徒、そして大人が本を読むようになり、そして、本を楽しむようになります。朝の読書20分は、相良中学校の大きな特色であり、この時間は、生徒たちにとっても、大きな財産になると思っています。