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学校生活(ブログ)
世界遺産への旅(2年英語)
現在、2年生は英語で「世界遺産への旅」という学習をしています。内容はというと、自分が興味を持った世界遺産についての英文のプレゼンテーションを作成し、英語で紹介をするという学習活動です。
生徒たちは早速インターネットで調査し、情報を収集していましたが、この活動のゴールは「英語で表現すること」です。担当の 深水 教諭の話では、一番難しいことは、「たくさんの情報の中から、今自分が表現できる英語のレベルまで内容を整理し、「概要」としてまとめること」だそうです。そうなると、これは英語というだけでなく、すべての教科に求められる汎用的な能力を育成しているということになりますね。
とにかく「生徒たちは相当ハイレベルな学習をやっているんだな」と驚きました。結構大変そうです。でもできたら凄いです。「頑張れ!!」と応援したくなりました。
立志の取組(2年総合・学活)
現在2年生は、総合的な学習の時間や学級活動の時間を使って「立志」の取組を行っています。通常は、「立志式」という学年行事を行う学校が多いのですが、コロナ禍ということもあり「式」は行わず、キャリア教育の視点から自分の生き方や進路について考えを深める学習に取り組んでいることろです。なお、学習発表会が実施できた場合は、これらの学習の成果を発表する機会はあるかもしれません。
ご承知の方も多いと思いますが、「立志」という考え方は、武士の時代には14歳で一人前の大人として扱われたこと、つまり「元服」に由来するものでしょう。時代が時代であれば「責任を取る場合は切腹」という年齢です。現代にそんな極端な厳しさはありませんが、「少年法」は14歳から適用されますので、今までの「子ども」だからという甘えた意識からは、脱却することが求められる年齢とは言えます。同時に、将来に向けて、自分の進路や生き方に真剣に向き会うことも必要になってくる時期です。
本日(1日)の6校時、2年の3クラスは学級活動の時間を使って、「立志」の取組を行われており、各学級で若干の個性があり面白いなと思いながら、私(校長)は見ていました。1組では、橋本左内という人物の生き方をきっかけに考えを深める学習を行っていました(左写真)。また2組は、本日担任が休んでいるので、副担任が入り、タブレットを使って「パーソナリティチェック」を行っていました(中央写真)。
一方、3組でも自分の未来を描く学習をしていましたが、生徒の机上には「キャリアパスポート」と呼ばれる水色のクリアファイルがありました(右写真)。キャリアパスポートとは、
| 児童生徒が,小学校から高等学校までのキャリア教育に関わる諸活動について,特別活動の学級活動及びホームルーム活動を中心として,各教科等と往還し,自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら,自身の変容や成長を自己評価できるよう工夫されたポートフォリオのことである。(文部科学省サイトから) |
と定義されるもので、小学校1年生から高校3年生まで使用することを想定して、全ての児童生徒が1冊持つことになっています。合志楓の森小学校・中学校では、小中一貫教育の研究の柱の一つとしてこの「キャリアパスポート」をどのように有効活用していくかという研究も行っていくことにしています。
常任委員長・副委員長の任命式
本日(28日)の帰学活時、オンラインで各常任委員長及び副委員長の任命式を行いました。
まず、今回任命される委員長及び副委員長の紹介がありましした。次いで被任命者を代表して、学習・文化委員会の 高橋 委員長に 三村 生徒会長から任命書を渡しました。その後、代表して同じく 高橋 委員長から挨拶があり、委員長としての抱負や決意を述べてくれました。最後に 三村 生徒会長から挨拶があり、面接時の様子等も含め、各委員長・副委員長に期待することや、「生徒会執行部役員とともに本校の生徒全員で生徒会を盛り上げていきたい」という旨の話をしてくれました。2人とももちろんノー原稿。さすがです。
オンラインではありましたが、終始、緊張感がある中、今後の合志楓の森中生徒会の発展を予感させる、また合志楓の中生徒としての誇りと品格が感じられる任命式になったと思います。
ニュースの見方を考えよう(1年国語)
現在、1年生は「ニュースの見方を考えよう」という題材の学習をしています。私たちは新聞記事やテレビニュース等を見ると、その内容は紛れもない事実のように錯覚してしまいがちです。この授業では、「ニュースは制作者が意図やねらいを持って編集したもの」ということをしっかり学んでもらう目的でおこなわれていました。
授業中に例えられたもの紹介すると、「賛成半数以上」と伝えるのか、「賛成8%減」と伝えるのかでは、同じ事実でも全く印象が異なります。実は私(校長)は、教育行政に9年間も携わってきており、特に県教育委員会の本庁(県庁)にいた時期は、マスコミの皆様から苦々しい思いをたくさん経験させていただきました。「ウソを流された」とはあえて言いませんが、「いいように印象操作された」と感じたことは1度や2度ではありません。そういったこともあって、内田 教諭の説明に、一番「うん、うん」とうなずいていたのは、私だったかもしれません。
公共性の高い新聞やテレビはまだしも、近年は私的な「ネットニュース」なるものがオンライン上を行き交っています。また国家あげて、情報操作をしている国もあり、そこでは「フェイクニュース」でないものを探すことの方が難しいぐらいです。生徒たちには、何が真実で何がウソなのかを見抜く力、また煽動や捏造に流されないための「自分の頭で考える力」を今のうちからしっかり身に付けていってほしいと思います。
なお、私が見た1校時、1年2組は体育のはずなのに(体育服を着ています)、国語の授業でした。今日は何とか入れ替えが上手くいったようですが、このような対応もいよいよ限界をむかえつつあります。
合唱コンクールはできるのでしょうか?
行事予定では、3月11日(金)に行うことにしている学習発表会に併せ、同日に合唱コンクールも実施することにしています。残りの日数から考えるともう練習を開始しなければならない時期です。本日(28日)の1校時、音楽室では2年3組の音楽の授業で、合唱コンクールの自由曲について学習していました。
2年3組の自由曲は「心の瞳」です。実はこの曲、私(校長)が最後に学級担任をしたクラスの自由曲でした。生徒たちと一緒に金賞(1位)を目指して燃えたのですが、2位という結果でした。とても悔しかったものの、今では懐かしい思い出です。私が学校を去る日、クラスの生徒たちが、はなむけにもう一度歌ってくれました。また、音楽担当の 矢野 教諭に聞くと、中学生の時、この曲の伴奏者だったと懐かしんでいました。やはり合唱コンクールは、多くの人たちの中学時代の思い出の1ページになる行事なんだなと思います。
しかし、この授業で生徒たちは歌っていませんでした。曲を聴いてイメージトレーニングをするような授業を見ていると、何とももどかしさを感じます。それ以上に、この新型コロナの感染状況で、果たして合唱コンクールそのものを実施できるのでしょうか?
なお、合唱コンクールには練習が必要なので(練習するからこそ意味があるので)、その実施の可否は、まん延防止等重点措置が明ける予定の2月14日に最終判断することとしています。
初の合志楓の森中サミット?
本日(27日)の昼休み、三村 生徒会長に校長室に来ていただき、校長と生徒会長の「長」同士で、初の首脳会議(サミット?)を行いました。
実は、明日の帰りの学活時にオンラインで、各常任委員長の任命式を行う予定です。当初の計画では、生徒会長の挨拶の後(式の最後)に校長の話が計画されていましたが、私はそれを辞退しました。なぜなら、今回、委員長を任命するのは生徒会を代表する立場としての三村会長だからです。とは言え、いきなり重い役目を三村会長に押しつけるのもどうかと思い、事前に話をしておこうと思って来てもらいました。
任命式のことに加え、三村会長とは合志楓の森中のことでいろいろ懇談ができました。三村会長から、本校生徒の良いところとして「特に2年生は、2つの別の中学校から集まってきているから、より団結しなければならないという意識が高い」と聞き、私は「なるほど」と納得しました。また、「学習への向き合い方に個人差がある」と本校生徒の課題も教えてくれました。それに対し、「そのような課題を何とかしようと思った時、自分だけで頑張ってはいけない。その課題なら学習・文化委員会が担当(三村会長が回答)するだろうが、それぞれの担当に任せきることも長としては大事」という旨のアドバイスもさせていただきました。
とにかく三村会長は、「自分の考えや思いを言葉で伝える力があるな!」と感心しました。また、私が更新しているこのホームページも毎日チェックしてくれているそうで、とても嬉しく思いました。
なお、このような生徒会長を含む執行部役員等との懇談の場は、定期的に持ちたいと思っています。
小学校のオンライン授業
安心安全メールでお知らせしていますのでご承知と思いますが、楓の森小の第1学年は、本日(27日)まで学年閉鎖を実施しています。それに伴い、自宅にいる1年生へ向けてオンライン授業が配信されています。私(中学校長)が1年教室前を通った時、1年4組の教室では4組担任の三城先生が、1組~4組の帯授業で国語の授業を配信されていました。また、それとは別に2年生の教室では、感染リスクを避けるため学校に来ていない児童(出席停止扱い)のため、担任の先生がオンラインで対応をしている姿もありました(小学校のオンライン配信特設ページはこちら)。
中学生であれば、オンライン授業となっても、それなりの対応ができて当然ですが、「小学校低学年の子供たちでもここまでできるのか!!」と正直、驚いています。この子供たちがいずれ楓の森中に進学してくるのですね。中学生になった頃、一体どこまで進化しているのでしょう。楽しみであると同時に、ちょっと末おそろしい気もしています。
菊池恵楓園の絵画クラブ「金陽会」作品展についての事前研修(小中合同)
本日(26日)の午後に、小中合同の研修として、菊池恵楓園の入所者でつくる絵画クラブ「金陽会」の活動及び校内での絵画展示会開催の目的等について、オンライン(新型コロナ対策のため、さらに少人数に分けた会場)での研修を行いました。
この作品展は、合志楓の森小・中学校及び合志市教育委員会の主催(小学校主管)で、令和4年2月21日(月)~24日(木)に、本校地域交流室を展示会場として実施する予定のものです。
講師は、元熊本市現代美術館主任学芸員(キュレーター)の 蔵座 江美 様で、今回の作品展を企画されている方です。参加した教職員は、調査・保存されている「金曜会」の作品の中から数点を紹介・説明いただいて、作品に込められた入所者の方々の思いなどに触れることができました。菊池恵楓園に隣接する学校の教職員として、人権教育の視点から有意義な研修になったと思います。
展示会期間中、児童生徒の観覧はもとより、23日(水・祝)には地域開放も行われます。主管する小学校の方から改めて案内のお知らせがありますので、新型コロナウイルスの感染状況にもよりますが、保護者・地域の皆様にもぜひご観覧していだければと思いました。
東北地方の伝統産業調べ(2年社会)
現在、2年生の社会は地理的分野で「東北地方」について学習しています。本日(26日)の2校時、2年3組は東北地方の伝統産業について調べていました。
このような調べ学習で活躍するのは、やはりインターネットですね。「東北地方 伝統産業」というキーワードで「ググった」だけで、関連するウェブサイトが数え切れないほどヒットします。そうなると難しいのは、膨大な情報の中から自分が調べていることに有意な情報を取捨選択することです。その点は、ベテランの社会科担当の 町田 教諭のことです。着目すべき視点を与えたり、要領の良いまとめ方を助言したり、うまくやっておられました。
高校入試で試験がある5教科の中、本校で1人体制の教科は社会科だけのため、町田 教諭には7クラス全部を担当していただいており、本校では最も授業時数が多い教員です(来年度は2人体制になる予定です)。1学年主任の業務と併せて負担が大きく、町田 教諭には申し訳なく思っていますが、生徒たちにとっては 町田 教諭の授業を受けることができてラッキーです。おそらく学力的にも相当上がっているものと期待しています。
「生徒の学びを止めない」ための授業配信接続テスト
本日(26日)、中学校では「『生徒の学びを止めない』ための授業配信接続テスト」を行いました。
9月の分散登校時も、本校ではネットワークとタブレットを駆使して、生徒の学習保障に努めて参りましたが、今回は教職員が出勤困難な場面まで想定し、教職員も自宅からネットワークに接続しました。教職員にも家族がおり、その家族の職場や学校で新型コロナウイルス感染症の陽性者や濃厚接触者が出たことによって、当人も出勤困難とする対応が散見されています。このような教職員の数が多くなると、時間割の入れ替え等では対応できず、学校教育そのものが成立しない状況が懸念されています。
管理職を除く教職員は全員、8:10から自宅にてZoomによるオンライン職員朝会に参加しました(左写真)。こちらは全職員、特に支障もなく接続でき、本日の打合せ等を行いました。
その後生徒は、8:30から同じく自宅にてTeamsによるオンライン朝の会に参加しました(中央・右写真)。その際のホストは学級担任で、その後ホストを副担任に交代し、1校時以降のオンライン授業ができる体制まで確認しました。こちらは全生徒が問題なく接続できたかを、登校後に確認することになっていますが、私が各学級の「チーム」を巡回してモニターした範囲では、どのクラスもうまくいっているようでした。と言いますか、生徒の方が手慣れたもので、「本校の生徒たちは本当にすごい」と感心しました。
本校職員からも、「教師用タブレットにデジタル教科書をインストールしていただき、ホワイトボードがあれば、自宅からでも通常と変わらない授業を行うことができます」という前向きな意見がありましたが、私(校長)からは、「あくまで緊急事態の対応なので、学習を無理して進めなくてよい。まずは生徒とつながることを大事に。あとは既習内容の復習等で学力低下につながらなければ十分」と言っています。
現時点の判断では、概ねテストは成功だったと思います。「いざと言う時の引き出し」があるということは、とても安心感がありますね。校長としてもとても有り難いです。
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(~ 2027年3月31日)
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