学校生活(ブログ)

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興奮・ヤッター! 社会科地理的分野の授業(1年)

 社会科は、1年生、2年生では地理的分野と歴史的分野を交互に学習し、3年生で公民的分野(一部歴史的分野が残る)を学習する、いわゆる「π(パイ)型」の年間計画で学習を進めています。
 本日(2日)5校時、1年4組の授業では、「世界の諸地域」でオーストラリア州の学習をしているところでした。最近の地理的分野では、知識を広く浅く学ぶのではなく、「各州に暮らす人々の生活の様子を的確に把握できる地理的事象を取り上げ、それを基に主題を設けて、それぞれの州の地域的特色を理解させる(学習指導要領から)」ことになっており、ここでは「移民政策」や「多文化社会」等に焦点を当てた学習が行われていました。
 先日、ある1年生の男子生徒に「学校生活で何が楽しい?」と尋ねると、「社会科の授業が楽しい」という返事が返ってきました。「休み時間」や「給食」、「部活動」と答えたらダメという訳ではありませんが、教科の授業が「楽しい」と答えられる生徒って素敵ですよね。

にっこり 数学の少人数指導(1年)

 本校では、少人数指導のための教職員の加配を受けており、1年生全てと2年生の一部の数学の授業で少人数指導を行っています。本校は習熟度別にコース分けをしており、基礎コースでは、つまずいている既習の内容を復習するなど、個別指導を重視した授業を行ってきました。一方、応用コースでは、文字通り応用・発展的な問題にもチャレンジさせながら、生徒同士の学び合いなども取り入れる授業を行ってきました。
 先日、熊本県学力学習状況調査の結果が戻ってきましたが、昨年4月に実施したNRT(標準学力テスト)の結果から想定すると、1年生の数学はかなり良い結果だったと言えます(2年生は予想通り良い結果でした)。これを私(校長)は、少人数指導の効果が表れたものだと推測しています。
 このように大きな効果が期待できる少人数指導ですから、来年度もぜひともと、加配教員の配置を県教育委員会に要望しているところです。ただし、本県は深刻な教職員不足の状況ですので、要望どおりの配置があるのか不安も感じてもいます。

期待・ワクワク ボックスティッシュカバーの作製(1年家庭)その2

 以前、1年の家庭科で吊り下げ型のボックスティッシュカバーを製作している記事を書いていましたが、まだ完成していませんでした。というのも、期末テストがあって、その前は座学中心の学習をしていたためだそうです。そこで、期末テストが終わったところで、作品を完成させるための実習が再開したということです。
 前回は、恐る恐るミシンを動かしてるように見えましたが、本日(1日)の1・2校時、1年4組の生徒を見る限り、躊躇なくミシンのペダル(?)を踏んでいる生徒が多かったように思います。「習うより慣れろ」ですね。
 「100均」に行けば、Made in 〇〇の様々な小物や日用雑貨が買える便利な世の中ですが、私は生徒たちに、自分で作る楽しさ・面白さも味わってほしいと思っています。その過程を通して、「段取る力」や「工夫する力」など、人生に必要な力も育っていくのではないでしょうか。
 とにかく1年生には、本年度内に自分らしい作品を完成させて、満足感・達成感を味わってほしいと思っています。

期待・ワクワク 武道(剣道)の授業(2年体育)

 現在、2年生の保健体育の授業では「武道」の学習を行っています。武道は、武技、武術などから発生した我が国固有の文化であり、相手の動きに応じて、基本動作や基本となる技を身に付け、相手を攻撃したり相手の技を防御したりすることによって、勝敗を競い合う楽しさや喜びを味わうことができる運動です。また、武道に積極的に取り組むことを通して、武道の伝統的な考え方を理解し、相手を尊重して練習や試合ができるようにすることを重視する運動として、平成20年度の学習指導要領から必修化されています。ただし、種目は「柔道」「剣道」「相撲」「その他」から学校単位で選択でき、本校では「剣道」を選択しています。
 剣道の場合は、柔道や相撲より相手との接触が少ないため、コロナ禍の中でも実施しやすいので助かっています。また、投げる動作がないため、けがなどの心配も比較的少ないと思います。ただし、「棒を持ったら振り回す」というのは、子どもの本能とも言えることなので、まずは礼儀や所作をしっかり指導するところから始めています。写真は、本日(28日)の1・2校時の2年3組・1組の授業の様子です。生徒たちは、上林 講師の指導をしっかり聞きなから、正座・姿勢・礼や「面打ち」などの基本動作を学習していました。
  なお、今回の単元においては、防具を付けて試合をすることまでは考えていないそうです。

にっこり 「金陽会」作品展の中学生鑑賞 その2

 今週の5日間に渡り開催してきた恵楓園自治会の絵画クラブ「金曜会」の作品展ですが、最終日の今日(25日)、2、3校時に本校の2年生3クラスが、順番に会場の地域交流室を訪れ、作品を鑑賞しました。
 2年生は、すでにハンセン病問題に係る人権学習をかなり深いところまでやってきているので、今回の作品展の意義や作品一つ一つに込められた想いなども、しっかり受け止めることがきている生徒が多かったようです。一般の大人よりハンセン病問題に対する見識は深いのではないかとさえ感じています。
 実際、キュレーターの 蔵座 様から2年生に対し、幾つかの作品について詳細な説明があったそうです。私(中学校長)は1年4組の道徳の授業をしていたため、その場に立ち会えませんでしたが、「単なる想像でなく、きちんとその背景まで理解できているようだった。」と小学校の 角田 校長先生からその時の様子をお聞きしました。
 小中学校全クラスの観覧が終了した後、会場の撤収となりましたが、小学校の先生方全員で行いましたので、あっという間に、元の地域交流室に戻りました。当初、予想した以上に反響が大きく、学校教育としても、さらには社会への啓発としてもとても有意義な活動になったと思います。これで終わるのはもったいない気もしますが、地域交流室の有効活用の一つのモデルにもなりました。是非とも今回1回だけの活動に終わらないよう、さらに小学校と連携を図りながら、次年度につなげていきたいと考えています。

ニヒヒ 真の国際協力とは(2年道徳)

 本日(24日)の4校時、2年3組で道徳の授業を私(校長)がさせてもらいました。すでに1年生の道徳は、明日の1年4組のみを残すところとなりましたが、2年生の3クラスは今週から始め、本年度中には全クラス1度は道徳の授業をしたいと思っています。
 今回の主題は「真の国際協力」で、「ダショー・ニシオカ」という資料を使って行いました。JICA(国際協力機構)の前身、海外技術協力事業団の農業専門家としてブータン王国の農業発展に寄与した人物の実話をもとにした内容でしたが、途中からは社会科の公民的分野(国際単元)の授業のようになってしまったかもしれません。
 2年3組はとにかく真面目で、授業態度は申し分ありませんが、「良い意見を発表しなくてはならない」という気落ちが強すぎるのか、意見の発表になると慎重になる生徒が多いようです。しかし、後半には緊張も解け、国際協力のあり方について意見交換もできました。最後には、1年生と同様に台湾のTSMCの話を引き合いに出し、「英語が大切」という締めをしてしまいました。2年生は県学力学習状況調査の結果、とりわけ英語はとても良い結果でした(1年生も良かったです)が、校長としては、「英検」の受験者・級取得者数をさらに増やしたいという願望があって、結局はそんな授業になってしまいました。

笑う 「金陽会」作品展の中学生鑑賞

 昨日から開催している恵楓園自治会の絵画クラブ「金曜会」の作品展ですが、本日(22日)の3、4校時、本校の1年生4クラスが、順番に会場の地域交流室を訪れ、作品を鑑賞しました。
 いつもはつい2年生と比較してしまい、まだまだ落ち着きが足りないと思っていた1年生ですが、昨日の小学校1、2年生のワチャワチャした感じを見ているせいか、「すいぶん大人だな」と感じます。と言いますか、中学生としてのこの1年間で、ちゃんと成長してきていたのですね。鑑賞の態度も立派で、作品そのものをしっかり観て、キャップションもじっくり読みながら鑑賞している生徒がほとんどでした。また、自分から興味を持ったことや疑問に思ったことをキュレーターの 蔵座 様に質問する生徒もいたりして、人権教育のみでなく、美術教育の視点からも、有意義な活動になった生徒が大勢いたと感じています。
 蔵座 様から事前にいただいていた感想用紙は、「一番心に残った作品は‥‥」、「一番心に残ったのはなぜですか?」に答える形で記入するようになっていました。数名の記入内容を見せてもらいましたが、「みずみずしい感性」とでも言いましょうか。「そういう見方もあるのか」と大人は思いつかない発想で書かれた内容もあり、逆に中学生って凄いなとも感じます。本日、取材に来ていたTKUも、結局、小学生の場面のみ撮影して帰っていかれましたが、「本校の1年生だったら、いいコメントをいっぱいするだろうに、もったいないな。」と中学校長としては思います。
 また、本校の人権教育主任の 小山 教諭も含めて、蔵座 様と今回の展示会を1回限りで終わらせないための意見交換もできました。金曜会の作品は、約900点も菊池恵楓園内に保管されてるそうです。 これらはハンセン病問題の歴史を語り続くための貴重な資料であり、テーマによって作品を入れ替えれば、何回でも作品展を開催できます。何より菊池恵楓園が隣にあるという地の利があります。作品展の企画や運営等に生徒が関わらせていただければ、地域学校協働活動の一環として、またキャリア教育の視点からも有意義な活動になると思いました。

期待・ワクワク 「金陽会」作品展のマスコミ取材

 「楓の森の舎窓から」にも掲載していますが、本日(21日)から25日(金)まで、本校地域交流室において、菊池恵楓園自治会絵画クラブ「金陽会」の作品展「『知らない』をみにいこう。Vol.7」が開催されます。
 本日は、小学生が観覧する計画で進められていますが、熊本日日新聞とテレビ局2社(KKT、RAB)の取材があっていました。写真は、小学校の1年2組の子供たちが鑑賞している場面を、KKTが取材されているところです
 芸術に疎い私(中学校長)は、「1年生にそれぞれの作品のモチーフが理解できるのか。」と思っているところに、本作品展の企画者でキュレーターの 蔵座 様(元熊本市現代美術館主任学芸員)からは、「子供たちの感性がスゴイ! この学校の9年間で、子供たちがどのように変わってくのか楽しみ。」というお言葉があり、このような取組が、時を経て人権文化を創造することにつながるんだと、改めて感じたところです。
 なお、熊本県教育庁市町村教育局人権同和教育課の 井上 課長も「実際に観に来たい。」と、本日の午後、来校される予定との連絡をいただいています。
 また、中学生の鑑賞は、火曜日と金曜日に予定されていますので、その様子は改めて「学校生活」の記事にしたいと思っています。
 おって、23日(水:祝)には、地域に一般開放されますので、保護者の皆様にもぜひご観覧いただきたいと思います。再度、案内チラシを下に貼っておきます。

知らないを観に行こう(チラシ).pdf

驚く・ビックリ 大分県のICT活用状況の視察

 本日(18日)の午後、私(中学校長)は、中学校の 井上 教諭、小学校の 山下 教諭、杉本 教諭に随伴してもらい、大分県教育センターを訪問し、明日(19日)に開催される「1人1台端末を活用した小・中学校プレゼンテーションコンテスト」の会場を視察しました。
 コロナ禍でなければ、明日のリハーサルや本番のプレゼン発表会まで、会場で視察できたのですが、感染防止のため、本日の準備の様子のみを見学させていただき、明日はオンラインで視聴することになりました。
 率直に言って、「大分県のICTは随分進んでいるな!」と感じました。その一方で、「その気になれば、本校でもこれに近い取組はできるな。」とも思います。とりあえず、3月に実施予定の学習発表会では、本日の視察で学んだことを、できることから活かしていこうと考えています。
 準備でお忙しい中、大分県教育庁教育デジタル改革室の 長谷川 指導主事にお話を聞くこともできました。このコンクールは本年度で4回目になるそうです。まずは、児童生徒を指導する教職員のマインドセットが重要であるという旨のお話があり「同感!」と思いました。
 なお、この視察は本年度、合志市のICT支援員派遣事業を委託されている(株)クラウドI・Aのご紹介で実現しました。

試験 後期期末テスト(最終日)

 後期の期末テストも本日(18日)が最終日です。本日の「楓の森の舎窓から」にも記載していますが、小学校で学年閉鎖があったため、その弟妹がいる生徒は別室受験となっています。
 3階に行ってみると、2年生の教室(中央写真)はそれほどではありませんが、1年生の教室(左写真)はガラガラでした。その一方、別室受験会場の大会議室(1年生用:右写真)は、すべての席が埋まっており、さらに2年生は地域交流室で受験していました。
 本日でテスト終了ですが、テスト返却時には、正解だけでなく、間違った問題にもしっかり目を向けて、自分の弱点(陥没点)を把握し、それを少しでも学年が上がる前に克服できるよう努力して欲しいと思います。3月には「進級認定会」という、生徒一人一人を「進級」させるか「現級留め置き(いわゆる「留年」)」にするか検討する会議があります。近年はよほどのことが無い限り「現級留め置き」にはしないのですが、やはり現学年の内容が身に付いていないと、学年が上がって一番苦労するのは本人自身です。
 4月になればすぐに、標準学力テスト(NRT)があります。また新3年生は、全国学力学習状況調査(令和4年度は国、数、理の3教科)もあります。もちろん3年生は、共通テスト、年度末に入試が待っていますよね。私(校長)自身、ペーパーテスト重視の「詰め込み教育」は嫌いですが、ペーパーテストで選抜されるという現実がある以上、仕方ない部分はあります。ただし、生徒一人一人のモチベーション(学習動機)は、「高校入試」ではなく「夢実現」であって欲しいとは願っています。