学校生活(ブログ)

学校生活(ブログ)

ほくそ笑む・ニヤリ オンライン学習の様子(その7)

 本日からオンライン学習を活用した分散登校が再開しました(現時点で10月1日まで)。写真(下段中央等)を見ていただくとお分かりのとおり、生徒の席の間隔が広いので感染防止対策としては良好な環境だと思っています。
 もう先生方は手慣れた感じで、生徒たちも全く違和感なく授業ができています。これは実技を伴う体育の授業(上段左)も同様です。
 英語の授業では、チャンツ(リズムに合わせて英語を発音する活動:上段中央)をしていましたが、自宅グループの生徒はちゃんと発音しているのか気になったので、英語担当の坂本教諭に聞いてみると、ほとんどの生徒がオンラインの向こう側で声に出して学習をやっているとのことでした。その後の2人組での会話練習(上段右)は、自宅グループの生徒はブレークアウトルームを使って別の自宅グループの生徒と会話の練習をやっていました。
 技術担当の井上教諭は、PowerPointで自作教材を作成し、それを画面共有して生徒に配信していました(下段左)。作った教材は、対面授業も含め何度も再利用できますし、その教材作成自体が教師にとっては教材研究にもなるとても有効な方法で、「オンライン学習の王道」と言ってもよいかもしれません。また、社会科担当の町田教諭は外付けの高解像度のビデオカメラで配信していました。とても分かりやすい授業なので、そのまま録画して有料オンデマンドで配信すればお金儲けできるかもしれません(笑)。

喜ぶ・デレ 期末テストの返却

  昨日と本日(22日)、期末テストの返却を行っています。これは一斉に行う方が効率的で不正等も起きにくいので、午前中が2年生全員、午後が1年生全員の変則的な分散登校を行っています。なお、テスト実施時と同じく、1クラスを2つの教室に分け、オンラインを活用して行っています。
 この時間は、2年生の家庭科の返却でした。教科担当の小山先生は別教室からオンラインで解説等を行い、各教室には他の先生方がついてサポートする形をとっています。このような取組はチームで動く体制が整っていないとうまくいきません。その点本校では、1年部の町田学年主任、2年部の深水学年主任を中心に、学年部がとてもまとまっていて、安心していられます。直近のブログにも書きましたが、このような学年がチームで動く体制が小学校にも浸透しつつあります。ある面、「教科担任制」すなわち複数の教員で生徒をみるという中学校的な文化が、小中一体型校舎の合志楓の森小学校・中学校の場合は、伝播しやすいのかもしれないと思っています。

期待・ワクワク 池頭教育委員のオンライン授業の状況視察

 本日(21日)の午前中、池頭 教育委員(教育長職務代理者)が、教育委員会学教教育課の 斉藤 主幹とともに、合志楓の森小学校・中学校のオンライン授業の状況について、視察にお越しになりました。なお、他のお2人の教育委員の方々も本日、別の小中学校を視察されています。また、中学校は、期末テスト返しのため、変則的な分散登校(午前中:2年生、午後1年生)を行っており、自宅へ配信するオンライン学習はおこなっていないため、主に小学校の状況を視察されました。
 合志楓の森小学校でも、今では合志楓の森小版のオンライン学習スタイルができあがっています。特に小学校の場合は、1年生と6年生の間で大きく異なる発達段階に合わせるため、様々な工夫や努力がされており、その丁寧さや緻密さには、中学校も参考にすべきものが多くあるなと感じました。また、各学年を「帯」の時間割で、一つの教科を全学級一斉に配信するスタイルを取り入れているのは、文部科学省が目指している「小学校の教科担任制」につながるものであり、今後大きく教育改革が進む足掛かりになるのではとも思いました。
 池頭委員から、オンライン学習の現時点での課題についてお尋ねがありました。私(中学校長)からは、「①目の健康をはじめとする健康管理、②個人の学力差や特別な配慮が必要な子どもへの対応、この2点が特に気になっています。」とお答えしました。また、小中施設一体型の本小中学校の場合は、もともと合志市が提唱する小中一貫教育を推進しやすい環境ですが、「オンライン学習が定着することにより、物理的に離れた小中間でも連携を図りやすくなる」という話などが、視察後の懇談の中で出てきました。

ニヒヒ 英検IBA

 

 期末テストに引き続き、3時間目に「英検IBA」を実施しました。「英検IBA」とは、「もし英検を受けたら、何級程度の力があるか」を診断するためのテストです。合格、不合格はありません。また今回は、1年生が「TEST F」、2年生が「TEST E」を受検しました。その両方ともに、リスニング問題がおよそ半分を占め、改めて「使える英語力が求められているのだな」と感じました。
 少し話は変わりますが、私(校長)は20年以上昔、情報教育の分野で国内留学していました。当時はまだ「MS-dos」というOS(オペーレーションシステム)で、コマンド(命令)をキーボードに直接入力してコンピュータを動かしていました。もちろんその命令はすべてアルファベット、つまり英語です。英語があまり得意でなかった私は、その時になって「英語をもっとしっかり勉強しておけばよかった」と後悔したのを思い出します。その後「Windows」という画期的なOSが開発されたおかげで、グラフィカルな画面でマウスを使い感覚的に操作できるため、英語が苦手な私もなんとかパソコンを使いこなすことができました。
  テクノロジーの分野に限らず、経済も医療も政治もそして学問も、結局のところ英語をベースに世界は動いています。そう考えると、やっぱり英語は大事ですよね。
 10月8日(金)には、2年生対象の本物の英検があります。3年生がいない合志楓の森中の2年生には、特別に教育公務員弘済会からの補助金があり、全額を負担せずに受検することになります。50人以上の生徒が申し込んでくれているそうですが、ぜひそちらの方も頑張って「級」を取得し、自分のキャリアアップにつなげてほしいと思います。
 

苦笑い 8年ぶりのテスト監督

 本日(16日)の3校時、2年3組Bの家庭科の期末テストのテスト監督に、私(校長)が入りました。テスト監督は、水俣の中学校で教頭(社会科の授業も担当)をしていた以来なので、8年ぶりになります。久しぶりで私も緊張しましたが、生徒たちも若干、緊張気味だったかもしれません。
 事前に少し問題を見せてもらいましたが、単に知識を問う問題だけでなく、思考や判断を伴う問題や、とりわけ家庭生活をよりよくするための意欲や態度を評価しようと意図する問題もあって、「小山先生、なかなかいい問題作ってるな!」と感じました。
 生徒たちはというと、真剣にかつ最後まで一生懸命問題を解いていました。今までの経験上、大抵は途中で顔を伏せたりして、諦めたかような態度を見せる生徒が数名は出てくるのですが、そのような生徒はいません。4月以来、何となくなのですが、合志楓の森中の生徒、とりわけ2年生は「学習に対する意識が高い」と感じています。互いに意識が高ければ、それが作用し合って、より意識は高まる方向へ働くものです。そう言った意味で来年の今頃、つまり共通テストの結果が出て進路選択を具体的に考える時期に、どこまで学力が伸びているのか、とても楽しみな学年です。

にっこり 「熊本の学び」スタートアップ研修

 本日(15日)の午後、小中合同の校内研修で、熊本県教育庁市町村教育局義務教育課の岩木指導主事及び松崎指導主事、菊池教育事務所の大谷指導主事に講師として来校いただき、「熊本の学び」スタートアップ研修を行いました。
 今回は、新型コロナ対策として、大会議室をメイン会場、各教室をサテライト会場として、オンラインで行いました。
 まず、岩木指導主事に概要説明及び授業改善演習の説明をいただきました。また、各学年部ごとに行った授業改善演習は、松崎指導主事にコーディネートいただき、研修を深めました。
 研修内容の詳細は割愛しますが(小学校のHPの方が詳しいので、リンクを貼っておきます)、先生方の議論も深まり、今後の授業改善に大きな期待が持てる研修になりました。

驚く・ビックリ オンライン学習中の出来事についての情報モラル指導

 以前の記事に「オンライン学習中に気になることが見え始めた」という内容を書いていましたが、実際に昨日(14日)、ある学級のオンライン学習中、ある生徒が参加チームから意図的に外される事案が起きました。
 そこで早速、本日の放課後、当該学級の生徒を、広く間隔をとれる武道場に集めて、情報モラルについての指導を行いました。
 このような事案を聞くと、オンライン学習への消極的な発想からは「ほら見たことか! だからオンライン学習には問題がある。」となりそうです。しかし、すでの本校生徒の自分用に使えるスマートフォンの所持率は90%を超えています。大人(親や教師)が知り得ないところで、たくさんのプラベートなSNSコミュニケーションをしている中、いわゆる「LINE外し」のようなことは、私たちが想像している以上に多発していると考えた方が間違いありません。つまり、今回の事案は「氷山の一角」であり、その「氷山の一角」を見逃さず、速やかかつ適切に(その行為の問題点を生徒たちにしっかり見つめさせ、どうすべきか考えさせる)指導をしていくことが、体験的な情報モラル教育(情報社会に参画する態度の育成)として重要ではないかと考えています。
 なお、当該学級以外の全学級にも、今回の事案の概要を共有し、指導していきます。また、今回のようなことが機能的にできないよう、取りあえずteamsの設定を変更します。その分使い勝手が悪くなるので、好ましいとは言えませんが‥‥。
 その後、この事案に関係したかもしれないと思う生徒たちが名乗り出てくれて、その場の状況を説明してくれたそうです。結論から言えば、「ふざけ半分で、悪気はなかった」、また「やったりやられたりている」とも答えたそうです。なるほど、SNSの問題点として挙げられていることが、縮図のように見えますね。だからこそ、今回の当該学年部の事案に即応した指導は、とても適切だったと校長は考えています。

試験 前期の期末テスト

 本日から3日間(15日~17日)は、前期の期末テストです。昨日までは分散登校でしたが、本日は全員登校です。ただし、3年生用の教室を併せた普通教室12+各階に1つずつある予備教室1+美術室1=計14教室を使い、各クラスをA・Bの2つに分けて、三密の状態を避けて実施しています。このように教室数を確保できるのは、本校のそれも本年度に限った有り難い状況ですが、問題はテスト監督者の人数です。どうしても人が足りない時間は、小学校の一安主幹教諭と森田教務主任に手伝ってもらい、それでも足りない場合は、教頭と私(校長)も監督に入って対応することにしています。
 私は、テスト期間中の緊張感の漂う雰囲気が嫌いではありません。受検する生徒たちはもちろん、問題を作成し採点する先生方も大変ですが、このようにメリハリのある中学校生活の中で、生徒たちは様々な経験を積み、人間として大きく成長していくものだと思っています。また、合志楓の森小学校・中学校の場合、ともに学校生活を送る小学生にとっても、少なからず良い影響があるものと考えています。
 なお、テスト期間中の午後は、オンライン授業を入れていません。今日と明日は、翌日にテスト教科が残っているので、各自家で勉強を頑張ってくれると思いますが、最終日(17日)は気分が解放され、外へ(近隣の大型ショッピングセンターや遊戯施設等へ)遊びに出かけてしまう生徒がいないか心配しています。まだコロナ禍の「まん延防止等重点措置」の期間中であることを忘れず、テスト勉強を頑張ったご褒美は、家の中でできること又は何もせずのんびりと過ごすことを選択してほしいと思います。
 

我慢 オンライン学習の様子(その6)

 直前の記事と同時間、1年1組と2組は体育の授業でした。こちらもオンラインで授業を配信していますが、授業の内容は陸上競技で、この時間は「スタートの方法」について学習していました。さすがに自宅グループの生徒は、部屋の中を走ることはできませんので、「見学」という方法をとらざるを得ません。しかし、しっかりイメージトレーニングをしてくれている生徒は、登校日の体育の授業でそのイメージを試してみることはできるかもしれません。
 とは言え、オンライン授業には限界があります。できないことを無理してするより、限られた環境・条件の中でできることを探した方が賢明です。保健体育が専門の髙橋教頭から「ダンスだったら、部屋でも(オンラインでも)できるし、むしろ自分や友達の動きを確認しながら(録画も可能)活動できて効果的」との助言がありました。何事も「知恵と工夫」次第ですね。

ニヒヒ オンライン学習の様子(その5)

 9月3日(金)から始まった分散登校も、本日で8日目。本校では開校間もない5月から、オンライン授業の実施に向け、計画的・段階的に取り組んできたので、今やオンライン授業は日常的なものになりつつあります。1年生では、数学(森教諭:左写真)と国語(内田教諭:中央写真)の授業をやっていましたが、どちらも安定感のある授業で、もう何年も前からオンライン授業をやってたのではないかというぐらい堂に入っています。
 しかし、当初の私(校長)の方針としては、コロナ禍への対応というより、文部科学省が推奨している「コミュニティスクール」と「地域学校協働活動」を両輪とした「学校と地域でつくる学びの未来」を実現するため、オンライン教育はいずれ必須なものになるとの認識から準備を進めていたものでした。例えば、菊池恵楓園自治会の皆様や校区内にある黒石原支援学校の児童生徒との交流やボランティア活動、県立農業大学(農業公園)や九州沖縄農業研究センターと連携した環境(SDGs)教育、国立熊本高等専門学校と連携したプログラミング教育など、様々な教育活動が考えられます。いずれも現段階では想定の範囲内ですが、いざそれを具現化しようとした時、オンライン教育の環境が整っているのとそうでないのでは、雲泥の差があると考えていたのです。
 デルタ株のまん延により、いみじくも分散登校等の事態への対応として、オンライン教育が威力を発揮することになりました。しかし、前述した方針から言えば、オンライン教育の真価が問われるのは「ポストコロナ」だと考えています。
 2年生のオンライン授業を見にいくと、タブレットPCの内蔵カメラではなく、外部に高解像度のデジタルビデオカメラを接続して配信していました(右写真)。2学年主任で英語担当の深水教諭の話では、「電子黒板を使う授業では(ユニバーサルデザインの視点から)画質はとても重要」なのだそうです。私は「旗を振っている」だけですが、先生方が生徒たちと共にどんどん工夫・改善を図り、より効果的な実践を模索してくれています。 

戸惑う・えっ 体育大会開催の可否についての話し合い

 本日(10日)の始業前(8:00)に、2年生の生徒会及び体育大会のリーダー(団長、代議員、体育委員長)に急遽集まってもらい、私(校長)を含む関係職員との間で、体育大会開催の可否についての話し合いを持ちました。
 この話し合いは2回目です。また、分散登校中なので、自宅グループの生徒はオンラインで参加してくれました。
 9月2日(木)に行った1回目の話し合いで、開催を望むリーダーからは、単に「体育大会で盛り上がりたい。楽しみたい」というような短絡的な意見ではなく、「体育大会を通して、学年・学級や上・下級生間の繋がりを深めたい」、「合志楓の森中の歴史と伝統を創るきっかけにしたい」、「創立1年目の本校の姿を保護者や地域の皆様に発信したい」など、前向きな意見ばかりでした。このような生徒の誠実で直向きな様子から、校長としても「仮に無観客(映像配信)になったとしても、開催できないものか」と考えていました。
 しかしながら、この度の「まん延防止等重点措置」の延長、さらには、児童生徒を含む本市内での感染の広がりなどを踏まえ、本年度の体育大会は中止という苦渋の決断に至りました。
 参加メンバーは、私の話に心から耳を傾けてくれて、その後、一人ひとり自分の思いを述べてくれました。メンバーからは、「残念だけど、来年度の体育大会でその分まで頑張りたい」、「練習中に1年生と交流を深めたことはとても意味があった」、「体育大会の練習でまとまってきた学級の力をその他の活動に活かしたい」、「悔しさはあるがリーダーとして頑張った経験をこれから役立てたい」、「いろいろな不安がある中、正直ホッとした気持ちもある。新型コロナが収まったところで、思い切り体育大会をしたい」など、本校のリーダーたる生徒たちの意識の高さに、私は目頭が熱くなるのを禁じ得ませんでした。「これほどまでに純粋でありながら、かつ大人の判断力も備えているのか‥‥」残念な思いを持ちつつも、このような素晴らしい生徒たちがいる中学校の校長である幸せを噛みしめることになりました。

驚く・ビックリ オンライン学習の様子(その4)

 昨日(8日)、音楽担当の矢野教諭の初任者研修として、菊池教育事務所の河野指導主事が来校され、当人の授業を参観された後、直接ご指導をいただきました。今は分散登校を実施中ですので、ありのままのオンライン授業を見ていただきました。私(校長)もちょっと気になったので、授業を見に音楽室へ行くと、校歌の歌声が聞こえてきます。「あちゃー!! 県のリスクレベル5での歌唱の授業はダメなのに、やってしまったか‥‥。」一瞬、焦りました。しかし、よく聞くと流れているのは校歌の音源だけで、登校グループの生徒たちは口パクをしていました。一方、自宅グループの生徒たちは、飛沫を気にせず自宅で校歌を歌っていました。
 また、鑑賞の授業に入ると、矢野教諭は自宅グループの生徒にも発表させたりして、うまく登校グループと自宅グループをミックスした授業をしていました。これには河野指導主事も驚かれ、「菊池管内の初任者は40数名いますが、その中でも1、2を争う素晴らしい指導」とお褒めの言葉をいただきました。「矢野教諭は、昨年度まで大学でオンライン授業を受けていたので、受ける側の立場で授業を考えるからでは‥‥。」とは、髙橋教頭の分析。なるほどですね。オンライン授業が始まってからというもの、若手の先生にベテラン・中堅の先生方がよい刺激を受けることも度々あるようです。
 なお、右の写真は、町田1年主任が、オンライン授業へ参加している生徒に、出席フォームを提出いない生徒がいないか、実際の映像と照合して確認している場面です。その辺りのチェック体制も抜かりなくやるよう努めています。

苦笑い 飛沫防止のパーテーションを作っています

 学校内には元からグループで学習することを前提に、テーブルを囲む様に座る教室がいくつかあります。中学校では理科室等がそれに当たり、新型コロナウイルスの感染防止対策上、好ましくない状況です。そのため、このままでは「まん防」が明けた後も、理科室での学習は控える必要が出てきます。
 こういう場所には、飛沫防止用のバーテーションを設置しているのが公共施設等では見られます。そこで、購入できないものかとカタログ等を見たところ、かなりのお値段がします。今回必要になる考えている120cm✕80cmサイズにもなると、1万円をこえるのが普通で、安い商品でも6、7千円はします。ところが学校の本年度の備品費は、もうほとんど残っていません。
 そこで、「お金が出せなければ、知恵と汗を出そう」と考えた私(校長)は、パーテーションを自作することにしました。消耗品費で材料を買い、加工・組み立てれば、1脚あたり千円程度で作れます。理科室の他にも、向き合うことが多い場所を想定して、30脚作る予定です。
 ここまでを読んでいただければ、立派なことをしているように思われるかもしれませんが、実は私の趣味はDIY。この校長ときたら、楽しいことを職場でやっています。先生方はオンライン授業で日々格闘している時に、少し申し訳ない気持ちになっているところです。
 なお、試作品は小学校のHPに角田校長先生が掲載してくださっているので、リンク(ここをクリック)を貼っておきます。

期待・ワクワク オンライン学習の様子(その3)

 本日(7日)も、午前の3時間は分散登校で授業のライブ配信、午後の2時間は全員一斉のオンライン学習を行いました。
 はじめは繋がりさえすればOKと思っていたのが、「より効果的な学習に」と考え出すと課題もたくさん見えてきます。また、生徒の各端末や各家庭のネットワーク環境に左右される不具合も数件上がってきており、情報担当の井上教諭は、「カスタマーサポートセンター」のような感じになっています。
 さらに本日、ご家族に風邪症状があったため、念のため出勤を控えていただいた先生がいたのですが、授業はすでに予定に入っていたので、急遽自宅からのオンライン授業を実施することにしました。こちらは結果オーライで終了し、オンライン授業のバリエーションがまた一つ増えたようにも思います。
 しかし、慣れに伴い、気になることもいくつか見え始めました。その一つが授業エスケープです。最初は授業に参加していたのにいつの間にかいなくなる(その場にいても別のことをしている)生徒がちらほら出てきています。また、Teamsにはチャット機能がありますが、そこでのコミュニケーションに「これはいかがなものか」と思われる表現が見られることも‥‥。これらは想定内のことであり、現在は新型コロナ感染防止対策のための緊急避難的な措置です。また、不可抗力のトラブルの可能性もありますし、もしオンライン学習についていけていない部分があれば、これは学校側に責任があるので、現在は様子見している状況です。ただし「先生たちは気付いていないだろう」と思っているのであれば、それは「甘い」です。とりあえず「いずれこっぴどく叱られることになる前にちゃんとしておいた方が身のため」と言っておきましょう。体験的に「情報モラル教育」を充実していくことも、今後考えていきたいと思っています。

喜ぶ・デレ オンライン学習の様子(その2)

 本日(3日)から分散登校が始まり、本校では午後の2時間の授業は、全員が自宅でオンライン学習を行いました。速報では、本日授業に参加できなった生徒は3名のみ、あとは全員出席扱いです。
 1コマ目は1年生が社会、2年生は国語。2コマ目は1年生が国語、2年生が理科でした。写真は2コマ目の様子ですが、先生が方もすいぶん慣れてきており、両学年部のスタッフ総掛かりでサポートし合っているので、「配信不能」の状況に陥った授業は一つもありませんし、むしろ思った以上に順調と言ってよいと思います。
 ただし、どうしても現状では一方向の授業にならざるを得ない面があって、50分丸々となると教師も生徒も若干つらい面があるかもしれません。その点はブレークアウトルームや画面共有等を活用していけば、幾分は解消できると思います。ただし、オンライン学習が万能であるとは全く思っていません。むしろ対面学習でしかできないこと、対面学習だからこそ効果があることが、オンライン学習をやって見えてきました。目指すは「ハイブリッド教育」です。
 少なくともまん延防止重点措置(合志市立学校の分散登校)の期間は、この対応を続けていくと思います。合志市の市長様をはじめ財政当局、合志市教育委員会事務局の皆様のご尽力により、タブレットPCやネットワーク環境の整備を急いでこられたのは、まさしく「今の状況に対応するため」と言っても過言ではないでしょう。そのような皆様のお気持ちに応え、費やされた膨大な予算の費用対効果を上げるためにも、まずは本校において先進的事例を積み重ねて参りたいと思っています。

笑う オンライン学習の様子(その1)

 昨日(30日)から、新型コロナウイルス感染症に関連してお休みしている生徒に学びを保障するため、授業のライブ配信を行っています。基本的には、普段通りの教科の授業を行い、教室のほぼ中央に設置した教師用のタブレットPCの内蔵カメラを通じ配信(一方向)しています。ただし、配慮や支援が必要な生徒に対しては、もみじ学級の担任等がサブのタブレットPCでチャットを行うなどして双方向やりとりをすることも可能です(左写真)。
 現時点の課題は、実技や実習を伴う授業にどう対応するかです。中央の写真は1年生の保健体育の授業ですが、とりあえず座学でできる学習内容を中心に行っています。
 一方、登校している生徒にとっては、教室中央にタブレットPCがあること以外、何の変わりもなく、挙手したりして普通に授業に参加しています(右写真)。そのため、オンライン学習に参加している生徒も、おそらく教室に座っているのと同じような感覚だと思います。ただし、画面は黒板を中心に固定されているので、周りの友達の様子は、教卓前の数人しか分かりません(声は聞こえます)。生徒同士が話し合ったりする学習は、むしろ全生徒が自分のタブレットPCでオンライン学習に参加し、ブレークアウト ルーム機能等を使用し、お互いの顔を見ながら行った方が効果的なのかもしれません。

期待・ワクワク 2回目のオンライン授業

 本日(27日)の午後、第2回目のオンライン授業を行いました。第1回目は学級担任による学活で、オンライン教室に着席することが目標でしたが、今回は教科担任による教科の授業を2コマ行いました。
 今回のオンライン授業については、合志市内の小中学校に実施することをお知らせしていたので、合志楓の森小学校の先生方はもちろん、近隣の小中学校からも多くの先生方が見学に来られていました。
 オンライン授業と言っても様々。見るからに「東進ハイスクールの林先生」のような授業をされる先生もいるかと思えば、オンラインとは思えないほど普通に生徒と会話をしながら授業を進める先生、デジタル教科書を提示したり、画面共有したExeclデータ等を教材としたりする先生‥‥‥。7学級×2=累計14コマ、色々な方法を試していました。また、生徒たちの方はとても順応が速く、思った以上にスムーズな流れで進行した授業が多かったように思います。とは言え、生徒によってはうまく画面が見れなかったり、音声が聞き取りにくかったりなど、トラブルがあったかもしれません。これらも今後につながる大切な知見となりますので、安心安全メールでアンケートを配信させていただいています。ご協力いただければ幸いです。
 なお本日、プリントや安全安心メールでお知らせしましたとおり、本校では、対面授業とオンライン学習の「ハイブリッド教育」を実施できる環境が整いつつあります。今後は、仮に学校にお休みすることになった場合でも、オンライン学習(授業のライブ配信)を活用することによって、登校した場合とほぼ同等の学習を保障できるものと考えております。新型コロナウイルス感染症に関連するお休みが必要となった場合は、遠慮無く学校にご相談いただきますようお願いします。
 

驚く・ビックリ 徹底した消毒作業

 

 合志楓の森小学校・中学校では、スクールサポースタッフが2人(小学校籍1人・中学校籍1人)、日常的に校内の消毒作業を行っていただいていますが、まん延防止重点措置が発令されているこの期間は、さらに対策を強化し、児童生徒が下校した後、教職員全員で校舎内の様々な場所を徹底的に消毒することとしました。
 先生方にも「この小・中学校からクラスターを発生させない」と、精一杯の努力していただいています。児童生徒の皆さんにも、現状の深刻さをしっかり受け止めて、自分にできる感染防止対策にはしっかり取り組んでほしいと思っています。

重要 新型コロナウイルス感染症予防についての徹底指導

 オンラインで行った夏休み明け集会後の学活の時間に、各学級でプレゼンのスライドを用い、新型コロナウイルス感染症予防について改めて徹底指導を行いました。
 内容的には、これまでの基本的な感染予防対策の徹底に加え、自らの健康観察の重要性、特に体調に異変かあったり家族等に感染の恐れがあったりする場合は、用心して登校を控えること等の説明がありました。
 ここまで感染(デルタ株)の広がりを見せると、「うつるかも」だけではなく「うつしてしまうかも」をしっかり意識して行動することが求められます。「感染しているかもしれないというリスクを持ったまま学校に来てしまう。」といったヒヤリ・ハットが起きないよう、保護者の皆様にもご理解とご協力をお願いいたします。
 なお、この指導で使用した生徒向けプレゼンを下に掲載していますので、よろしければご確認ください。

新型コロナ感染予防(生徒向けプレゼン).pdf

 

興奮・ヤッター! オンラインの夏休み明け集会

 本日(26日)の1校時、夏休み明け集会をオンラインで行いました。まず、1,2年生及び生徒会執行部の代表合生徒の夏休み中の振り返りと前期後半以降への抱負についての発表がありました。発表した3人とも、社会体育や部活動については大変充実した夏休みだったことがうかがわれましたし、今後へ向けた意気込みについても、並々ならないものを感じました。この3人と同じようなレベルに本校生徒全員の意識があったなら、とんでもなくすごい学校になることでしょう。
 私(校長)からは、今回もプレゼンの画面を共有して講話をさせていただきました。そのスライドは下に添付しておきますので、ご覧いただければ、講話の内容がご理解いただけるものと思います(著作権に配慮して一部修正をしています)。

逆風を力に!!(ポストコロナを見据えて).pdf

 その後、生徒指導主事の後藤教諭からの指導がありました。とにかく夏休み中、誰1人大きな事故や事件に巻き込まれることもなく、無事に前期後半を迎えられたことをとてもうれしく思っていることろです。